<ネタバレ>特殊な同居人構成の擬似家族を通じて「家族とは何か」を丹念に描 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>特殊な同居人構成の擬似家族を通じて「家族とは何か」を丹念に描いていますが、カンヌ受賞もむべなるかなな傑作だと思いました。
映像のトーンがやや昔の映画のようにざらついていて、海水浴や花火、雪だるまのシーンなど誰にでもある家族との思い出を呼び起こすシーンが随所に散りばめられ、観ていて切なくなりました。一つ屋根の下に暮らすどの家族もいつかは誰かが死んだり、家を出たりで同じ形ではいられなくなりますから。
BGMも殆ど無いため過剰な盛り上げもなく、映像に集中出来ました。
最後の方の取り調べシーンなど、本作でも安藤サクラの存在感・演技は圧倒的でしたが、子役二人も素晴らしかったです。