<ネタバレ>基本的にはタランティーノのパルプフィクションを英国風に、そし .. >(続きを読む)
<ネタバレ>基本的にはタランティーノのパルプフィクションを英国風に、そしてテンポをさらによくした作品という印象だが、これが非常に面白い。
スタイリッシュな映像に加えて、イギリス訛りによる言葉の応酬がとにかくカッコいい。
どんよりとしたロンドンの下町を、大騒ぎしながら駆け抜けていくような、とかく爽快な作品。
パルプフィクションの二番煎じに思える人(その点は否定できないが)、本作の気取ったスタイリッシュさが鼻につく人は、おそらく本作を好意的に観ることはできないだろう。
それにしても主人公たちのバカさ加減が笑える。世知辛い現実に燻っていて、結局はしょうもないこととか、もしくはグダグダになるまで酒を飲むことしかできないあんちゃんたちってイギリスの下町に溢れているんだよな。タランティーノが描くのとはまた違うベクトルの愛すべきダメ人間達で、げらげらと笑わせてもらった。