<ネタバレ>虐殺のことは歴史として知っていたけれど、そこには、一人一人の .. >(続きを読む)
<ネタバレ>虐殺のことは歴史として知っていたけれど、そこには、一人一人の物語があったのだということを改めて考えさせられる。
50万人とか100万人とか、数字にしてしまうと隠れてしまいがちな個人の物語。
ホテル支配人のポールがしたことは、虐殺を止めようなどということではなく、家族を救おう、目の前にいる隣人を救おうというパーソナルなこと。そのために最善の策を考え、最後の切り札は訴追を逃れるための証人が必要だと将軍を脅すこと。
家族を守ろうとする父親は強い。
自分や家族を守ろうとする余裕さえ与えられず、虚しく殺されたその他多くの人に思いを馳せたい。そんな映画だった。