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<ネタバレ>ゴーレムの姿は、作った者の心の中にある願望を具現化しているのかもしれない。
荒ぶる復讐心を持つ者が作れば異形の姿。
亡くした幼子への思慕を持つ者が作れば少年の姿。
映画自体は凄惨な描写が多いものの、非常に良心的な作りになっている。
ゴーレムを作った女性は最後には正気を取り戻し、自らゴーレムを葬るし、少年ゴーレムも見境なく人を殺めたりしない。
制御不能になったゴーレムが殺戮を繰り広げる、なんてハリウッド的な展開にせず、人の心に巣食う弱さに焦点を当てたのには好感が持てた。
『ペット・セメタリー』と『ブライト・バーン』を足して、いいとこどりしたような映画。
ちょっと物足らない、と思う人は多いだろうね。