ワリと、スプラッタを撮るのが好きってホラー監督であったとしても、どーしたって作品自体はバランス的 or 視聴者の好み(メンタルタフネス) 等を考慮して、描写はエグい!ケドも内容的にはややコメディ(に逃げてる)みたいな、ある種の折衷案的なスプラッタ作品も少なくないとは思うのですよね。中で今シリーズは徹頭徹尾、どちらの方面にも「容赦が無い(再掲)」とゆーのは、それもまたある意味では尊ぶべきホラー的作家性だと思ったりもします⇒奴等は悪だから・悪魔だから、こそ、こんな非道で汚穢に塗れて「見るに堪えないコト」をやってのけるのだ、と(=やりたいのはただひたすらに、この世界における「悪」そのものの具現化なのだ、と)。でもね~また一つ、ふと思ったりもするのは、恐怖を最大化するために極端を突き詰めれば詰めるほど、それは「現実的な=地に足の付いた恐怖」では無くなってゆく、というコトなのですよね…(⇒それは、またまたある種の「トレードオフ」でもあるのではないか、と…)観終わってちょっと色々と考えてみて、それでも何とな~く「乗り切れなかった(全力では)」という感覚の方がどーにも強い様に思われる…とゆーのが、この三作目に対する結論的な私の感想ではあるのですね(⇒単に、三作も同じコンセプトで観せられると流石にちょっと飽きが来る…というコトかなとも思われますケド)。