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<ネタバレ>~À bout de souffle~息が続かない、息切れ。内容と結びつきにくいタイトルだ。
車を盗んで白バイに追われ、警官を撃ってしまうミシェル。セフレから金を盗み、元カノの部屋に勝手に入ってイチャイチャ。
何とも場当たり的でいい加減な主人公だ。でもこういう男はモテる。…まぁ映画を見てない女性にミシェルのマネをしても、ウザがられるだけだろうけど。
仕事に勉強に頑張ってるインテリっぽいパトリシアと、ヤりたい感アリアリな、ちょっと幼稚なミシェル。会話も噛み合ってるんだかズレてるんだか。
パトリシアとのイチャラブが延々と続き、見ていてなんかもう勝手にしろよ…って気持ちを邦題にしたんだろうか?
だけどカメラワークや音楽の入り方は印象的で美しく、ミシェルの見せ方は格好良く、パトリシアの仕草は可愛いのだ。
パトリシアがエスカレーターに乗るシーンがやけに心に残ってる。何でかはわからないけど。
そうそう、灰皿あるんだから、使えよ。
タイトルは知っていた。ヌーベルバーグも何となく知っていたが、作品自体観るのは今回初めて。どんなレビューを書けば良いのか難しい作品だった。
映画を料理に例えると、この映画は料理全体の完成度より、使われた調味料の新しさが話題になったのかもしれない。
胡椒、ターメリック、マヨネーズ、パクチー…後年どの家庭にもある調味料。
今ではもう当たり前に口にしている味なので衝撃は受けないけど、最初に世の中に登場した時は凄かったんだろうな…なんて。
そんな感じで観たけど、万が一こういうのが映画の主流になっていたら、私は映画について行かなかったかも。
イメージビデオっぽくもあって、間接照明の部屋とかで垂れ流してたらお洒落そう。[良:1票]