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コメディタッチながら、実に心を洗われる想いにさせる映画である。全編にちりばめられた「笑い」と「現代医学と医者のあるべき姿」を巧みに融合させながら、一気に語る。少し下品ともいえる「笑い」の場面も、そこまで毒々しさを感じさせないのは、主演のロビンの人徳なのかも知れないが、実話を基にしながら、単にお堅い「医者批判映画」に終わらないのは、製作者の巧手ぶりを、嫌と言うほど見せ付けられるからである。近年、稀に見るヒューマン・コメディの傑作。