3.《ネタバレ》 吉岡編まではかなり面白かったと思う。
けど、ただでさえ掲載が遅いのに休載に歯止めが掛からなくなってしまったようで、
まだ中盤にも達していないというのに完全に止まってしまった。
掲載されているというのに同誌の柳沢教授のような持論展開をはじめてしまい、全く動かなくなった。
ちょっとやりすぎではないかと思う。
ハンターハンターやこの漫画のように、ジャンプ組で制御が効かない作家がこれ以上増えないでほしい。心の底から思う。
ハンターはまだ収束に向かっているから何とか我慢できるが、ここ以降の展開を本当に考えているのか疑問。
小次郎が聾唖であるという設定も、奇をてらいすぎたのではないだろうかと思う。
同誌で休みをおかずに高品質な作品を掲載している作家陣に失礼な行為を埋め合わせるだけの用意と、プロらしいスピードを
実現できるかどうか。
画の巧さはその筋の美大生並。哲学的な考察はその筋の大学生のように真剣。
だけど、それを職業人の速さで具体化することが出来ないという点で、なんかプロっぽくない。
引退した元プロがハイアマチュアの頂点に立っているような図式に見える。
そういう状態でなければ今の品質が維持できないとすれば仕方ないとも思う。
けれど、売れなくなったらそれを表現する場が無くなってしまうのではないか。そうなれば楽しみにしている我々が読めなくなってしまう。
そういうことも少し意識してほしい。