1.文明とは・・・?人類の進化とは・・・??というテーマに挑みながら、同テーマ性を持った同作者による『リュウの道』のような重々しい描写にならず軽快な内容で展開出来ているのは大したものであり、作者の経験の積み重ねによる円熟さによるものであろう。また、同テーマを扱った『ドック・ワールド』はその根底的なモチーフに三銃士を選び、主人公に擬人化した犬を添え少年誌ならではの冒険活劇にしあげ、この作品では、作者がデビュー前より影響を受けた『魔法使いの弟子』にモチーフを取り、青年誌作品として、よりコミカルな展開で、同テーマに挑み作品化したことは、やはり、大したものである。