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プロフィール
コメント数 127
性別 男性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/23806/
年齢 41歳
自己紹介 多少の恥は承知の上で素直に書きます。

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1.  風の谷のナウシカ 《ネタバレ》 
ジブリアニメというのは良くも悪くも純粋な少年少女が平和と自然を守るお話であって、親が子どもに見せたくなるような優等生的な作りになっている。でも実は宮崎駿の頭の中にはもっと複雑で一筋縄ではいかない、大人も価値観を揺さぶられるような突き詰めた思索がある。それが盛り込まれているのは、アニメ映画ではなくこの長編漫画作品の方だ。  映画版ナウシカは原作漫画の本の一部でしかなく、慈愛心の強い少女でしかない。しかし遥かに長大な原作では、ナウシカはさまざまな試練を越えて、善悪をも超越した場所にたどり着き、登場人物の台詞を借りれば「破壊と慈悲の混沌」となる。こういう言い方をすると怒られるかもしれないけど、アニメ版とは深さがまったく違う。手塚治虫の『火の鳥』に並べても遜色のない、名作中の名作です。
9点(2007-11-20 01:46:26)
2.  監督不行届
もはや異次元の領域にある夫婦生活。アホと天才は紙一重というけれど、庵野秀明はもうなんていうか、真っ直ぐにアホだ。議論の余地なくアホだ。アホの中のアホ。でもすごく楽しそうで、うらやましいアホでもある。二人の生活は大変そうだけど、とても幸せそうだ。  惚気の要素がまったくないのにも関わらず、夫への強い愛情が明らかに読み取れて、読んでいるこっちが気恥ずかしいほどでもある。まるまる一冊夫のネタで描いてしまうなんて、そりゃ愛してなきゃできませんよね。巻末付録の庵野監督自らによる解説も、奥さんに対する尊敬の念が素直に伝わってきて微笑ましい。  こんな夫婦の間で育つのはどんな子どもなんだろう? 日本一のオタク・サラブレットが――続編の育児マンガを、今から勝手に楽しみにしています。 
9点(2007-11-15 01:54:36)
3.  ガラスの仮面
古風な絵柄や表現に抵抗を覚えないといえば嘘になるけれど、それを差し引いてもめっぽう面白い。白目を見るとうすた京介を思い出してしまうし、砂浜で笑いながら追いかけっこをする場面には戦慄を禁じえないけれども、やっぱり普通に面白い。これが名作の力なのでしょう。劇の内容も作中作として楽しめる、二重の面白さもこの作品独自の強み。漫喫で一気読みするには最適の傑作ではないかと。  余談ですが、「演る」と書いて「やる」と読むのがなんか面白かった。
8点(2008-05-23 12:29:22)
4.  ガンスミスキャッツ
銃器に対する強い愛情と知識に裏打ちされた、秀逸なガンアクション。  銃を使ったアクションは星の数ほどあるけれど、大抵はヒーローは百発百中なのに敵の弾は足元を抉るだけというしょうもないファンタジーに終わる。それに比べると、本作も主役が凄腕であるのは変わりないとしても、武器についての豊かな知識を利用して敵の裏を掻く過程が説得力をもって描かれている。常に読者の意表を突いた展開が心憎い。ハリウッドのアクション映画の作り手たちはこれを読んで勉強するべきだろう。  ただ、ちょっとHなのはご愛嬌だとしても、さすがにミニーメイの設定には引いた。露骨にロリコンの願望充足のためのキャラクター。主役の設定にもどうかと思うところはあるけれど、これはあんまりだ。  銃と車と、美少女。良くも悪くも、男性のためのマンガだろう。
8点(2007-11-15 01:22:51)
5.  神の左手悪魔の右手
数ある楳図作品のなかでも最強最悪に悪趣味な一品。ホラー耐性のない人であれば何気なくページを開いただけで本を投げ捨てて手を洗いたくなること請け合いです。「黒い絵本」編なんか地味なだけにリアルで、ものすごく不快。生理的な恐怖をとことん突き詰めて、『死霊のはらわた』がおままごとに思えるくらいの境地に達してしまっている。コアなホラーファン以外にはけっして薦められない、秀作(醜作?)。なんか褒めてんのか貶してんのかよくわかんなくなったけど、自分は好きです。
8点(2007-10-28 17:56:28)
6.  カズン cousin 《ネタバレ》 
いくえみさんの他の作品に比べると切実さに欠ける分、いくぶん読み応えが弱い気もする。  ただ、さえない女の子が発奮して変身するというところまではありふれているものの、そのあとも容易く幸せになれるわけではない、というリアルさが珍しい。頑張って自分を変えてからが実は最大の試練である、という。主人公のたるんだ裸をさらっと絵にしてしまう筆が、シビアだなあと思う。  そんな作品中、体重がリバウンドして戻ってしまったときの「経験があるんだからまるっきり元通りにはならない」、という励ましの言葉がいちばん力のある台詞じゃないだろうか。  等身大の主人公の成長を通して読者にエールを送る一方で、単純に読者の願望を満たして、甘やかすだけの作品には終わっていない。少女漫画の世界にはこうした描き手がもっともっと必要だろうと思う。
7点(2008-04-15 16:04:13)
7.  学校怪談
けっしてメジャーにはならない、自分のような一部のもの好きにしか薦められないタイプの漫画。同じ一話完結ものの学園ホラーでも、『地獄先生ぬ~べ~』などとは遠く隔たったマニアック臭がする。線が太くて暗い独特の画風に、昔の怪談を思わせる物語構成。幽霊も妖怪もオリジナルのものが多く、ラヴクラフト並みにどぎつい化け物が多い。悪いときには怪物が強烈過ぎてかえって怖くなかったりもする。でもねえ、この陰惨な一方で能天気な味わいが、一度はまるとたまらないのですよ。まあ、薦め難いのは間違いないんだけれども。
7点(2007-11-20 02:22:40)
8.  GANTZ
ネギ星人最高。正直ドラマ部分よりも、次はどんな星人が出てくるんだろーってとこにわくわくしてる。アクションに関しては『ヘルシング』同様演出で押し切る方針らしいけど、あっちの方が一枚上手かな。まだぎりぎり面白いけど、あんまり長引かせないで、読者が飽きないうちに切り上げるのが正解だと思う。
7点(2007-11-06 01:47:36)
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