みんなのコミックレビュー Menu
no oneさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 127
性別 男性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/23806/
年齢 41歳
自己紹介 多少の恥は承知の上で素直に書きます。

表示切替メニュー
タイトル別 巻別
レビュー関連 レビュー表示レビュー表示
レビュー表示(評価分)レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示-
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示-
作者・関係者名言表示-
あらすじ・プロフィール表示-
統計関連 年代別レビュー統計-
好みチェック 作品新規登録 / 変更 要望表示-
人物新規登録 / 変更 要望表示-
(登録済)作品新規登録表示-
(登録済)人物新規登録表示-
【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  放浪息子
女の子になりたい男の子、二鳥くんと、男の子になりたい女の子、高槻さんの緩やかな成長を綴る青春もの。志村貴子さんの絵柄は丸っこくてかわいらしくて、たとえ深刻な展開であってもなごめるのが良いです。そして題材の割にはいたずらに深刻にならないのがまた良い。人物描写にも説得力があって、脇役の千葉さおりという子がとくに実在感があって面白い。かわいいんだけど感受性が強すぎて、悪意はないのに結果的に自己中心的になってしまって、同性からは嫌われる――いるよなあ、こういう子。どのキャラクターも類型にはまらない個性があって、楽しいのです。物語もやんわりと読者の予測を裏切り、淡々としているようでとてもドラマチック。志村貴子はもっともっとメジャーになってしかるべきだと思うんだけど、それは個人的な贔屓目に過ぎないんでしょうか?
9点(2007-11-04 17:16:45)
2.  吼えろペン
マンガ家そのものを題材にした異常に濃いいギャグマンガ。吼えまくるマンガ家といい、熱さといい、身も蓋もない発言といい、なんだか『ゴーマニズム宣言』を思い出させる。リアルなエピソードも興味深いが、なんといっても素晴らしいのはギャグが普通に面白いことだ。十巻以降ややトーンダウンしたように感じられるが、新シリーズはさらに面白くなっている。古谷実やあずまきよひこのような冷静なタッチの日常系ギャグが人気の今、こうした迸るような熱さに満ちたギャグは、貴重だ。
8点(2008-05-05 02:46:29)
3.  僕の小規模な生活 《ネタバレ》 
なぜ語彙の少ない妻から出てくる罵倒が「バカ」でも「アホ」でもなく「クソブタ」なのかが非常に気になるところ。これを読んで以来、気に入らないやつがいると「あのクソブタが」と影で毒づく癖がついた。  しかしキャラクター的には、妻も面白いけど作者もかなりのつわものだと思われる。バイトが長続きせず普通にばっくれるわ、意味もなくバンド活動を始めるわ、人としてやばい雰囲気がぷんぷん匂う。たぶん作者にほとんどの責任があるのであろう、編集部との生々しい軋轢の記録は相当面白い。土壇場で責任放棄しようとするところとか、ひどすぎる。半分フィクションであってほしいと願うぐらい、ひどい。  作者の鬱陶しさが、妻の可愛さと怖さと足の太さによって、ちょうどいい具合に中和されている。個人的には吾妻ひでおのアル中ノンフィクションよりもこっちのだめノンフィクションの方が好きだ。
8点(2008-04-23 01:38:54)
4.  ボーイズ・オン・ザ・ラン
なんかもう、イタいとかそういうレベルを通り越えてる。それだけはやってくれるなよ、というのを見事にやってしまう。  でも人間の生命力っていうのは、堕ちるところまで堕ちて、それでも懸命に這いつくばって進もうとするときがいちばん輝くのかもしれない。史上最もかっこ悪い主人公が、ときおりものすごくかっこいい。あんまりアホで汚いので、読み進めるのが嫌になることすらあるんだけど、きっと最後まで読まずにはいられないだろう。長渕の歌を熱唱するところでは、正直ちょっと泣いた。  現実というのはなかなかかっこよくは行かないものだから、どうしてもフィクションの世界にはきれいなものを求めたくもなる。けれども読んでエネルギーをもらえるのは、こういうばっちい漫画なのだ。主人公を応援している気でいたのに、いつのまにか勇気をもらっている自分に気づく。このどうしようもない主人公がどこまで走っていけるのか、最後まで見届けてやりたい。
8点(2007-11-20 02:08:45)
全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS