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1.  Dr.スランプ
常に躁状態で、先端にウンチを載っけた棒を片手に、ペンギン村をキーンと擬音を発しながら走り廻るアラレちゃんを創り出した鳥山明はまさに天才!!。少女型ロボット則巻アラレを学校に連れて行き、普通の人間として成長させようという殊勝な心掛けの則巻千兵衛だが、美人にはめっぽう弱い。アラレの担任、山吹みどりは千兵衛好みの美人先生、保護者の立場を忘れて、初対面で露骨にアヘアヘと目の玉を飛び出させているが、すぐに彼女に気に入られようとハンサム顔の主観像に変身。その山吹みどり先生、可愛いだけが取り柄で、初登場早々アラレの回答に感心しきり、自分には全然解らなかったわと、おバカ振りを発揮。ポニーテールの可愛いあかねは、乱暴な口調のツッパリ少女。だが、意外と常識人。さらにウメボシ食べてスッパマンは一番のお気に入り。自己の欲求が満たされないとすぐにキレて手投げ弾を投げつける異常人格者。常に独善的正義感を振りかざし周囲からひんしゅくを買う姿には既視感がある、太平洋の彼方の何処かの国の大統領と、そっくりではないか。彼ら全員とユニークな村人総員が毎回ドタバタと、のどかなペンギン村に喧噪を撒き散らす。何と言っても鳥山明の画には天真爛漫な明るさとカラーに魅力がいっぱい。牧歌的な村には緑の丘が広がり、空には白い雲と青い空。そこに暮らすコミカルな二等身のキャラ達、皆が少しばかりズレて妙な人々ばかり、惜しみなく笑いを提供してくれ、誰も憎めない。 
9点(2007-10-21 21:34:21)
2.  ゴルゴ13
「衣装を垂れて天下治まる」の中で、草森紳一がゴルゴ13のパリッと折り目の付いた直線的なズボンのセンスをからかい気味に指摘してるように、コルゴ13のファションセンスは古くさい。39年という長期連載中、良くも悪くも彼と彼を取り巻く状況も十年一日の如くファションと同じで、変わらず、棒でも呑み込んだかのように常に硬直した姿勢でM16とともに屹立して、有無を言わせない偉大なるマンネリズムの世界に安住している。「宮本武蔵」「椿三十郎」「木枯し紋次郎」「子連れ狼」こうした組織に組み込まれるのを嫌う一匹狼的な超人的ヒーロー像は余程日本人の好みに合うのか、めったやたらに多い。「ゴルゴ13」もその系譜に連なる一人と言っていいだろう。彼らに共通してあるのは法と常識からの逸脱で、善と悪の二元論的価値観に縛られていなさそうな所だが、その実、根底に持っているヒューマニズムが時折顔を出しそうになるのを押し殺して、あくまでクールな美学を貫徹する風である。時代性に則したストーリー展開は、どの巻もディディールに現実味があって面白い。が、逆にその正確性を重視するために用意された膨大な資料に依存するあまり、咀嚼されないままの描写がみられ、マンガ的面白さが削がれてしまう欠点も同時に内在しているかも。
6点(2007-10-21 14:26:51)
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