みんなの連続ドラマレビュー Menu
なにわ君さんのレビューページ
プロフィール
コメント数 45
性別 男性
自己紹介 ●採点基準
10→おもろい(なんらかの感情が揺さぶられた場合も)
7→ややおもろい(おもろくない事はないんやけど、もうちょい)
5→普通(可もなく不可もなく)
3→今一歩(微妙に退屈)
0→退屈(途中眠たくなったりして最後まで観るのがしんどい)
評価は観たときの体調、年齢、精神状態、その他モロモロに影響されまくってます。独自の映画論なんてなくいきあたりばったりのてきとーさで映画を観ます。すんません。なお社会人ですが精神年齢はかなり子供です。好きなジャンルはホラー、サスペンス、SF

表示切替メニュー
シーズン エピソード別
レビュー関連 レビュー表示レビュー表示
-レビュー表示(作品別)
レビュー表示(評価分)レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示-
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示-
あらすじ表示-
統計関連 製作国別レビュー統計-
年代別レビュー統計-
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示-
(登録済)作品新規登録表示-
【放送年 : 2010年代 抽出】 >> 放送年レビュー統計
評価順12
投稿日付順12
変更日付順12
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  ザ・ボーイズ 《ネタバレ》 
数年前から話題のアマプラのヒーローものドラマ。やっと観ました。いやはや、これは話題にもなります。もう第1話目から刺激が強すぎで、しかも面白い。あまりにも面白すぎて、一挙にシーズン3まで観ちゃって、シーズン4が待ち遠し状態です。ヒーローモノなんだけど、エログロ満載だし、下品、正統ヒーローモノに対するブラックなパロディも満載。でもそれだけじゃなく、根幹をなす本筋は、あくまでサスペンスチックで、ドラマチック、泣けちゃう所もあったりします。多くのキャラが登場する群像劇でもあるんですけど、その各キャラ達も掘り下げられて、そこに差別やら、薬物やら、宗教やらのアメリカの抱える問題をタブーなしでぶち込み、展開自体も、え?そーなっちゃうの?ってゆう予想外の斜め上で、こんなヒーローモノ観ちゃうと、もう普通のヒーローモノが物足りなく感じちゃうくらいです。設定は簡単に言えば、国民に称えられてるヒーロー達が実は独善的で、自分の欲望に忠実ってゆう裏の顔があり、そのくせ、ヒーローとしての恐ろしい能力を持っていて、そんなヒーロー達に人生をムチャクチャにされた人達がグループになって暗躍しながら戦うってお話。特にヒーロー達のリーダーであるホームランダーは最悪で、空を飛び、透視もでき、地獄耳で、どんな武器でも傷つかず、目からビームを放ち、人間を一瞬で肉の塊に変えてしまう能力者でスーパーマンみたいに国民に愛されてるいるんですけど、裏の顔はサイコパスで、オレは最強だーと叫びつつ、高層ビルのテッペンでオナニーするってゆう変態で、もうドン引きしまくりです。ちなみにエログロ度はどの程度かとゆーと、アントマンみたいに自分を一瞬で小さくしたりできる男が男とのエッチで、小さくなって相手男の肛門から進入して、中から前立腺を刺激するってゆうプレイの途中、思わずくしゃみをしてしまい、元のサイズに戻ってしまい、相手男が破裂して肉の塊になってしまうってゆうシーンをちゃんと描写してるくらいエログロです。まー、普通の感覚じゃ観てらんないかも。でもストーリー自体はほんと、よくできるてるので、てゆーか、下世話な事柄を曖昧にせず、ここまでさらけ出してるからこそ、人間の本質に迫ってるような、すんません。あまりにも過激すぎて僕自身、麻痺してるのかもしれません。でも面白いです。
[インターネット(吹替)] 10点(2022-08-12 22:18:14)(笑:1票) (良:1票)
2.  マンダロリアン 《ネタバレ》 
スターウォーズが好きなら絶対に観るべき作品。正直、スターウォーズ本編以上に面白いです。エピソード7~9は確実に超えています。エピソード5で初めて登場した賞金稼ぎボバフェットが思わぬ人気を得て、その後、背景設定が付け足されました。彼はマンダロリアンとゆう同じマスクをつけた共同体に属しており、マンダロリアンは独自の教義を持っていましたが、多くがいなくなり、銀河各地に極まれに、生き残りが存在してるって設定です。このドラマは、そんなマンダロリアンの1人を主人公にしたお話で、彼がひょんな運命で、ヨーダタイプの種族の赤ちゃん(以後、赤ちゃんヨーダと呼称します)と出会った事から、様々なトラブルに遭遇していくって展開です。このドラマが面白いのは、まずエピソード4~6の頃のスターウォーズの雰囲気や設定をちゃんと受け継ぎ、それらを時には掘り下げより面白く味付けをしている所です。例えば、映画エピソード5に登場した賞金稼ぎのドロイドIG-88、このキャラは映画では2秒くらいしか映ってないんですけど(その割にはファンに人気がある)、このドラマでは、同じタイプのドロイドIG-11が登場し、これがめちゃくちゃカッコよく活躍し、こんなIGが観たかったとゆうファン心理を見事についてきます。さらに、このドラマはスペースオペラなんだけど、全体的な雰囲気には、西部劇+子連れ狼とゆう要素があり、それがまたいい味を出しています。他にも主役のディン・ジャリンのカッコよさ、赤ちゃんヨーダの可愛さ、ダラダラしゃべらない最低限のセリフ、映画並みの映像、展開の胸アツ度、マンダロリアンのテーマソングのクセになる感じなど、オモシロ要素が盛りだくさんで、スターウォーズ抜きにしても、SFドラマとしての完成度はかなり高いです。もう最初の1話目から釘付けです。ちなみにシーズン2のラスト、スターウォーズファンがメチャ驚くサプライズがあります。まさか、今の技術を使えば、あんなことができるなんて、なんでできんの?ってネット検索しちゃいました。
[インターネット(吹替)] 10点(2022-06-28 20:39:13)
3.  キングダム 《ネタバレ》 
ネットフリックス配信の韓国の時代劇ドラマ。なんだけど、実はゾンビパニックものでもあります。韓国の歴史はあんまわかんないんですけど、とりあえず王様が治めてる時代です。王様には王妃と王子がいたんですけど、王妃が死んじゃって、新しい王妃を迎えるんです。で、すぐに妊娠しちゃうんですけど、実はこの王妃のお父さんが大臣をやってまして、で、この大臣と新しい王妃は国を王様から奪おうと考えてるんです。まー、悪者ですね。そんなおり、王様が病に倒れて死んじゃうんです。でも、まだ子供は生まれておらず、王子さまも健在です。そこで、王妃と大臣は、せめて子供が生まれるまで王様に生きててもらって、生まれてきた子供を王にしようと計画するんです。そのために、死んだ王様をある薬草と秘術を使って蘇らせるんですが、これは死んだものをゾンビにしちゃうってヤツなんです。大臣は王がゾンビとなって暴れまわるのを防ぐために、王を鎖でしばり、監禁し、世間には王様は病に苦しんでるが生きてるとゆうことにしちゃうんです。もちろん子供が生まれるまで。その間に、ついでに王子も殺しちゃおうって算段です。ドロドロ宮廷モノです。主人公は誰かってゆーと、その命を狙われてる王子なんですが、王子はなんとなく大臣の陰謀には気づいていて、しかも自分の父が変なことになってるとわかっちゃうんです。そこで彼は宮廷を出て、その謎を探りにとある村に向かうってのが、第1話の序盤の展開です。じゃー、ゾンビパニックはどーなってるかとゆーと、途中なんだかんだありまして、王様がかみ殺した死体がとある村の共同住宅みたいな所に運ばれちゃうんです。で、そこはひもじくて食べる物がなくて、色々あって、その死体を知らず知らずに、そこの人が食べちゃって、さー、大変ってゆーやつです。ゾンビは走るタイプで結構怖いです。もちろん噛まれたら即ゾンビ化。昼間はゾンビ達は家の軒下に集団で入り込んで、ただの死体に戻っちゃうんですが、この描写、結構ゾゾゾです。だって、家の軒下覗いたら、死体が大量に詰まってるんです。キモ過ぎです。王子暗殺の陰謀でドロドロしてる宮廷描写も怖くって、大臣一家はほんまエゲツナイ奴らで、こっちは人間が怖いです。ゾンビに大臣に追いつめらていく主人公、いったいどーなるのー?って感じでシーズン2へ続くです。もーすぐ配信です。全6話なので、サクッと見れるし、日本語吹替もアリです。
[インターネット(吹替)] 7点(2020-03-08 01:18:00)
4.  ダーク 《ネタバレ》 
子供たちが行方不明になる事件が起こっていたとある小さな町を舞台に繰り広げられる4つの家族が主役の群像劇。ネットフリックスの人気ドラマの1つ。ぶっちゃけ言うと、これはタイムパラドックスものです。でも、あんま見た事ないタイプのタイムスリップをテーマにしたドラマでした。だから新鮮で面白かったです。では、どこが新鮮かとゆうと、まず、登場人数。4つの家族が主役級なので、主要キャラが沢山います。そしてタイムスリップする時間軸も、1つだけでなく、3つ以上あって、その時間軸のストーリーも同時進行します。つまり1つの町の3~4つの時間軸の物語を場面転換で見せながら、現代にいる沢山の主要キャラ達自体も、それらの時代にみんな迷い込み、さらにその時間軸には、当時の主要キャラ自体もいて(当然、年取ってたり逆に若かったりすので余計にややこしい)、これらが複雑に絡み合っているとゆう、もう頭がパンクしそうな程の人物相関図となっています。現代のキャラが昔にタイムスリップしてるので、当然タイムパラドックスもいくつか発生していて、でも、もっとすごいのは、そんな一見、めちゃくちゃにこんがらがってるタイムパラドックス的な要素が、ちゃんと設定として整理されていて、理論的にお話がちゃんとしてる所かもしれません。こんだけいくつもの時間軸と登場人物とタイムパラドックスを絡めたら、どっかで物語が破綻していしまいそうなんですが、ちゃんとしてるんです。めちゃくちゃ頭がいい人が脚本を担当してる感じがします。雰囲気はサスペンス度が高く、どちらかとゆうと、ちょっとホラーよりです。実は登場人物たちにはそれぞれ秘密があり、それが不気味な感じで観てる者のゾワゾワ感を煽ってきます。なんせ、まずある男が、11月4日午後10時13分まで開封するなとゆう遺書を書いて、首を吊るシーンから始まります。いきなり、コワッです。しかも時間指定の遺書って、めっちゃ気になる謎がいきなり冒頭から提示されます。なんで自殺したか、これも、めちゃくちゃ衝撃的な事実がドラマの途中でわかります。ちなみに、これだけ複雑な構成なので、一気に観なければ、当然、途中で観てる方が混乱してしまいます。僕はシーズン2を観るために、わざわざシーズン1を観なおしました。でなきゃストーリーを追えなくなってしまいます。それだけ、ややこしくなっていきます。でものめり込んだら、観るのをやめられない面白さで、グイグイひっぱていきます。町のみんなはいったいどーなってしまうのか、真に邪悪な存在はいるのか、もう4つの家族は誰も救えないのか、シーズン2では終わってないので、シーズン3めちゃくちゃ楽しみにしてます。あ、あと残念ながら日本語吹替なしです。でもタイムパラドックスとサスペンスが好きなら観て損はなし。
[インターネット(字幕)] 10点(2019-09-05 23:01:06)
5.  全裸監督 《ネタバレ》 
「お待たせしました。お待たせし過ぎたかもしれません」で有名なAV監督村西とおるの人生を描いたネットフリックスの人気ドラマ。村西とおる監督のあのヘンテコなキャラ性は嫌いじゃないけど、特に、AV監督の人生になんて、なんの興味もない僕ですが、そんな僕が見ても、面白かったです。あまりにも面白いので全8話、一気に観てしまいました。では、なにが、そんなに面白いのか?色々考えてみたのですが、まず、やっぱ脚本と演出かな。村西とおるの人生を虚実交えながら、デフォルメしたストーリーなんですけど、これが見事に、エンターテイメント化されていました。特に、ドンドン村西とおるが追いつめられていくと同時に、彼にとってはなくてはならないAV女優黒木香の人生もちょこちょこ見せていくのですが、彼女がどこで村西とおると出会うのか、そしてそこでどんな化学変化が起こるのかとゆうワクワク感は、アベンジャーズでゆう、あのキャラとあのキャラが出会う所を早く観たいってゆう感覚と同じような気がします。そして、モーダメだとゆう所で登場する黒木香ってゆうシーンでは、もうアベンジャーズの、やられそうな時に登場するヒーローのシーンそのもの。まんまのゾクゾク感。時代背景の映像も素晴らしく、1980年代とゆう古い時代なのに、なんか今のクオリティーで、逆に新しく、かっこいいのです。これは演出のたまもの。役者勢の熱演もスゴイ。山田孝之の村西とおる、完ぺき。完ぺキだけでなく、エッチシーンもかなり気合入ってます。エッチシーンがスゴすぎて、家族では絶対見れません。そして、黒木香役の森田望智もスゴイ。間違いなく彼女の女優人生に飛躍になったと思います。裸体はしっかり見せるし、エッチシーンもしっかり見せるのは当たり前、最後の方は、黒木香本人じゃないのかと思えるほど、なりきっています。クオリティーは間違いなくA級映画です。映画と言えば、ポルノ雑誌の社長を描いた映画「ラリー・フリント」ってのを昔、観たのですが、あれも記憶に残るほど面白かったんですが、それを思い出しました。なんか同じなんですよねー、エロで儲けるために必死こいて、転落して、また復活しての繰り返し具合の展開が。シーズン2もあるみたいなので、今から楽しみです。
[インターネット(日本ドラマ)] 10点(2019-09-05 21:37:07)(良:1票)
6.  ライン・オブ・デューティー 《ネタバレ》 
イギリス発のドラマで、ネットフリックスで人気の作品。残念ながら日本語吹替はないが、それでも観ないとかなり損をするほど面白い刑事ドラマ。刑事ドラマと言っても、このドラマの主人公たちの所属する部署は、汚職警官を調査し摘発する汚職特捜班(通称A-12)というちょっと特殊な部署で、だから通常の刑事ドラマのように事件が起こり、その犯人を捜査する感じではないのです。シーズンごとに事件は起こるのですが、それに関わった警官を探って、汚職警官を捕まえるお話しなのです。正直、シーズン1では、こじんまりとした感じで、事件も調査する警官も、なんかチマチマしてる感で、そこまで面白いとは感じなかったのですが、シーズン1の終わりから、かなり面白い展開を見せます。実は汚職警官たちは組織を組んでいて、それが犯罪組織とつながっていて、その組織と対峙する物語になっていくのです。そして汚職警官の表現も、警官がちょっとした犯罪を裏でしてるって感じじゃなく、映画、物体Xでエリアインに憑りつかれて、もう人間でなくなったような描き方なのです。いや、もちろん、これはSFでもホラーでもないので、汚職警官は普通の人間なんですけど、その態度や行動がそんな感じなのです。警察の中で、仲間と思っていた者が、実は汚職警官として裏で、犯罪組織側に組していて、捜査を混乱させたり、真相に近づく者を暗殺したり、誰が仲間で、誰が汚職警官なのか、もうハラハラドキドキなのです。だから、突然、普通の警官が、署内で銃撃してきたりとかあるんです。ただいま、シーズン5まであるのですが、各シーズンは6話ほどなので、アッとゆう間に終わっちゃいますが、中身はかなり濃くて、シーズン5の終わりを見ても、まだ続きそうなので、これからも楽しみなドラマです。
[インターネット(字幕)] 10点(2019-08-31 18:12:38)
7.  ストレンジャー・シングス 未知の世界 《ネタバレ》 
ネットフリックスでめちゃ人気のある作品。80年代が舞台なので、その時代の映画でよくある、子供たちが大きな事件に巻き込まれワチャワチャってゆう世界観で、雰囲気も当時の映画の作風をかもしだしていて、僕はそーゆう古臭さとか子供がなんか大きな事件に立ち向かうってのがあんま好きじゃないので、最初は躊躇していたのですが、観始めると、なるほど、これは面白いと、やめれなくなりました。全体的なノリは、確かに80年代風なんですけど、そのクオリティーが、ちゃんと今の時代にブラッシュアップされているし、怖さやサスペンス度と、コミカルでオマヌケなノリのバランスが実に絶妙で、お約束的なストーリー展開ではあるものの、ちゃんと新しい要素も組み込まれてて、人気があるのもうなずけます。ある小さな街で、子供たちを含む沢山のキャラが、超常的な出来事に遭遇し、その謎を調べるために、いくつかのグループで、それぞれ群像劇的にストーリーを追っていくうちに、やがて大きな事件に、それぞれのストーリーが集約されていくって感じなのですが、この超常的な事件が、僕の好きなクトゥルフ神話的なもので、そのへんも僕がハマった要因。別次元の怪物、超能力少女、密かに侵食される街、軍とか国家のなんらかの組織の関与、SF的なアプローチなどのワードがちりばめられていて、それでいて、緊迫した状況なのに、たまにバカバカしい会話とか、思わずクスッとしてしまうノリとかがあって、それがドラマにメリハリをつけてくれて、飽きさせないです。個人的には、危機的な場面で、鼻血を出して放つエルの超能力がツボです。
[インターネット(吹替)] 10点(2019-08-31 14:00:58)
8.  お迎えデス。 《ネタバレ》 
漫画原作だそーですが、原作は知りません。でも面白かったデス。福士蒼汰演じる堤 円(つつみ まどか)は、感情を表現することと、人とのコミュニケーションがちょっと苦手な大学生。ある日、ひょんな事から、幽霊が見えるようになり、その能力をかわれて、うさぎの着ぐるみを着た男と小さな女の子の、自らを死神と名乗るコンビから、この世に未練がある幽霊を成仏させるアルバイトをしないかと誘われる。そして、以前よりこの仕事をしていた土屋太鳳演じる阿熊 幸とコンビを組んで、幽霊たちの未練を解決する仕事をこなすうちに、円は人間的に成長していくってゆう、ほんとよくある設定の、よくある世界観の幽霊解決モノ青春ドラマ。よくある感じなので、あんま期待せずに観たんですけど、これが意外にも楽しめて、ハマちゃって、最後はもっと観たい、終わらないでくれーって気分にさせられちゃいました。ハマった要因の1つは、まず、キャラクターの魅力。主役の円は見た目は福士蒼汰なので、そりゃかっこいいんですが、とにかく感情表現が苦手で、人の気持ちもあんまわかんなくて、ロボットみたいな奴なんだけど、でもね、見た目、福士蒼汰なんで、なんか嫌いになれないんですよねー。むしろ、普通じゃない面白いヤツって思えちゃう。それにドラマが進行していくに従い、徐々に成長していき、この過程が観てて、なんか胸が熱くなる。ヒロインの阿熊 幸のキャラは全くの逆で、活発で言いたいことはちゃんと言える元気な女の子。この子は、もう土屋太鳳の魅力全開ってゆーか、彼女はこーゆう役が非常に良く似合う。土屋太鳳の魅力をたっぷり味わいたいなら、このドラマでしょ、やっぱ。で、この二人の行く末をずっと見ていたくなる気分にさせちゃう。ナベシマとゆずこの死神コンビも、いい感じでドラマをほっこりさせてくれて、いいスパイス。ちょっとしたサスペンス要素もあって、実は未練がある幽霊は49日までに成仏しないと悪霊化しちゃう。そーなるとポルターガイスト現象などで生きてる人間に危害を加えるので、死神にはナベシマたちのようなちゃんと成仏させる部署とは別に、悪霊を浄化させる公安みたいな部署があって、浄化しちゃうと、その幽霊の魂は完全に消滅しちゃうので、そのへんの要素がドラマに緊張感をもたらしてくれてる。映像表現も良好で、幽霊や死神たちは物や人を通り抜けちゃうの。演出では幽霊も生きてる人間も普通に役者が同じ場所で演じてる感じなんだけど、これが急に幽霊側だけ、壁や人などを自然に通り抜けちゃうので、わりと不思議感があって、漫画っぽいドタバタな場面でもチャチく感じない。ストーリーの方は割とベタな展開で、次々と現れる幽霊たちの未練は、たいていは生きてる人間に関わるモノで、生きてる人間は見た目にはわからない心の問題を抱えていて、それを解決していくお話。でも、これが意外に感動的で、なんか毎回、泣けちゃう。ドタバタコミカルな中で泣けちゃう。気持ちがいい泣き。だから観たあとスカッとする。主役だけでなく、こっちまで成長させてくれる気持ちになっちゃう。そんなわけで、このドラマ、オレ、好きデス。
[テレビ(日本ドラマ)] 10点(2018-08-28 23:14:22)
9.  マインドハンター 《ネタバレ》 
デヴィッド・フィンチャーが手掛ける1970年が舞台のFBIのドラマ。このドラマは説明が難しいなー、なんていうか、とにかく普通の刑事ものドラマじゃありません。連続異常殺人鬼いわゆるシリアルキラーとゆう言葉も、犯罪プロファイリングとゆう技術もない時代に、それを作っていくドラマでして、実際にFBI捜査官が書いたノンフィクションの本を元にドラマ化されたものです。異常な犯罪者が増えてる時代に、主役のホールデンは、彼らを止めるにはどーしたらいいかを考え、そーだ、捕まえた異常な犯罪者たちの話を聞いて、それを解析すればいいんやと気づき、もう一人の主役のビル捜査官と心理学者のウェンディ博士(美人な女性)を巻き込んで、FBI内部にそーゆう部署を作って、色んな犯罪者に話を聞きにいく物語です。で、そんな中、たまに異常犯罪者を捕まえたりもします。ただ、ものすごーく淡々としてるとゆーか、一見、メリハリがない感じのドラマです。テーマと関係ない日常の描写も沢山あるし、基本、会話劇だし、わかりやすいエンターテイナー作品じゃないです。正直、2話目までを観て、それでも面白いと感じないなら、最後まで面白くないです。たぶん。デヴィッド・フィンチャー監督だからと言いてセブンの頃のイメージを想像すれば期待外れに終わります。むしろ後期の、ちょっと落ち着いた感じの作品にテイストは近いかもしれません。僕は、サイコパスとか異常犯罪者とかの恐ろしい思考とかが怖くて怖くて、だからこそ理解したいとゆう欲求があって、犯罪プロファイリングとかその手のものに結構、興味があり、ロバート・K. レスラーの「FBI心理分析官」とゆう本を夢中で読んだ口です。だからかもしれませんが、このドラマ1話目からドハマりしちゃいまして、普通はダラダラしたドラマは嫌いなんですけど、なぜかこれは楽しめました。ホールデンとかが、仲間と会議をしてシリアルキラーとか秩序型、無秩序型とかゆう言葉を作っていくくだりとかは興味深く観れたし、エド・ケンパーとゆう巨体の殺人鬼と刑務所で話をするシーンとかは、急に襲われるんちゃうかとかゆう緊張感で怖かったし、舞台背景もビジュアル的によくて世界観に入り込めたし、劇中にかかる音楽とかも印象的なものが多くてひき込まれたし、特に3人が一緒にエレベーターにのるシーンなんかはちょっとワクワク感があったりして。ビックリする真実とか、派手なアクションとか、ゾクゾクするサスペンス性とか、ほとんどないんだけど、なんか次々観ちゃって、あっとゆーまに1シーズン終了しました、てゆーか、シーズン2がマジで早く観たいです。そんなドラマなんで、おススメはしませんが、個人的にはツボでした。
[テレビ(吹替)] 10点(2017-10-20 00:01:16)
10.  サバイバー宿命の大統領 《ネタバレ》 
いきなり議会議事堂が爆破され、アメリカ大統領をはじめ、ほとんどの閣僚が爆死するとゆう衝撃的な展開で始まるこのドラマ、第1話からかなり面白くて、最近では珍しく1シーズン全20話もあるんですが、あっとゆうまに観てしまいました。荒唐無稽なところもありますが、テンポもいいし、サスペンス感や緊迫感もあって、それでいて、ホッとできたり、コミカルな要素もあったりして、ドラマとして非常に観やすかったです。このドラマには、おもに2つのストーリーラインがあって、その1つは、主役のカークマンが本人があまり望んでないにも関わらず、ほぼ強引的に大統領となってしまい、次々にやってくる政治的問題を解決していくとゆう物語です。ほとんどの閣僚が死んでしまい、大統領になる者が誰もいない時に発動される「指定生存者」とゆう制度によって、あまり政治に興味がない下っ端の閣僚であるカークマンが大統領になっちゃうのですが、演じるのはドラマ「24」のジャックバウワー役のキーファ・サザーランド。いきなり大統領になって右往左往しちゃうんですが、観てる者としては、正直、ジャックバウアーのイメージが強すぎるためか、なんか彼なら、こなしちゃうんじゃないかとゆう安心感がありまして、本当に徐々にこなしちゃうんですけど、でもキャラはジャックバウアーとは正反対で、カークマンは家庭を愛し、温厚で忍耐強く平和的。たまにジャックバウアー感がちょこっと出たりするんですけどね。ちなみに吹替えは小山力也さんじゃないのであしからず。第1話からとにかく大規模なテロがあったわけで、ここから数話はかなり政治的に緊迫した状況となり、カークマンも国家的危機の重要な選択をいくつも迫られ、それを彼なりに解決していくのですが、後半はカークマン周辺のドラマは普通の政治ドラマになっていきます。でもこの政治ドラマも非常にわかりやすい面白さで、たまに彼のスタッフが笑いも提供したりして、ほどよい緊張感と安心感で観れる感じです。で、もう一方のストーリーラインは非常に優秀な女FBI捜査官ハンナ・ウェルズが、議事堂爆破テロの犯人を捜査する物語で、こちらはとにかく、サスペンス感とアクションでグイグイこちらの興味をひいていきます。彼女自身も危機的状況におかれたりして、目が離せず、カークマンの物語がちょっとノホホンて感じになっても、こちらは常に緊迫した状況です。この2つのストリーラインがたまに交差したりしてドラマは進んでいきます。まー、大人が真剣に観れる重厚なドラマではないですが、わかりやすい面白さでシーズン2も非常に楽しみです。
[テレビ(吹替)] 10点(2017-10-11 23:24:06)(良:1票)
11.  ナルコス 《ネタバレ》 
コロンビアの麻薬事情にも麻薬王パブロ・エスコバルにも全く興味がないんですけど、評判がいいので観てみたら、なんすか、これ?第1話目からめちゃくちゃ面白いんですけど。1話目だけで、まるで良質の映画1本を観たほどの充実感。てゆーか、これで1話目?1シーズン観たほどの気分なんすけど。この充実感が、あと10話まで続くのかいなと逆に心配になるほど。でもそれはいらぬ心配で、気が付きゃ一挙に5話目くらいまで観てしまい、やばい、明日、仕事できひんと自制して寝ましたけど、ほっときゃ10話まで連続で観てしまうほどのめり込んじゃいました。ドラマはとてもテンポが良く、時に緊張感あふれるサスペンス風に、時にテンションがあがるエンターテイナー的に描かれ、さらにチョクチョクはさまるマーフィー麻薬取締捜査官の独白てゆーか解説により、ストーリーや各キャラがものすごくわかりやすくなっており、また本物の映像なんかもチョクチョクはさまっていて、観やすくなおかつ迫真にせまる勢いがあります。爆破、暗殺、なんでもありのパブロを倒そうとするDEAのメンバーや、コロンビアの政治家とかを観てると、いくら正義のためとはいえ、なんでそこまで命を懸けるのか、頭が下がります。だって、街中でも平気で銃でバンバン、警官ですら大量に殺すし、バズーカ撃ってくるし、政府の建物ですら爆破して、怖すぎ。こんな奴をやっつけようってんだから、当局側もすごいっす。時代も戦い方もキャラも違うけど、エリオットネスとアルカポネの戦いを描いた映画アンタッチャブルをなんとなく思い出します。また、パブロの敵は当局だけでなく、他の悪党なんかもいて、さらに怪物を追う当局ですら怪物にならざるをえず、ドラマはドンドン恐ろしくなっていきます。ちなみに吹替えで観たんですが、パブロをはじめコロンビア側はほとんどスペイン語でしゃべり、字幕付きになっており、字幕で観てるのと大差ないように思えます。あとパブロのお話はシーズン2までで、シーズン3は違う麻薬組織を描いており、語り手もマーフィー捜査官からペーニャ捜査官に変わります。それとシーズン2の終わりに登場するニュースを見てる2人の老人は実際のマーフィーとペーニャです。
[テレビ(吹替)] 10点(2017-10-04 23:12:05)
12.  エクスパンス-巨獣めざめる- 《ネタバレ》 
ヤバい。面白すぎる。てゆーか、ごめん、このドラマの舞台設定が僕のハートにズキューンだったので、通常の人とは恐らく違った評価になっちゃいます。SFで、スタートレックやスターウォーズみたいな他の星系までワープとか、異星人がウジャウジャとか、銀河系全体に人が領土を広げてるとか、そーいったスペースオペラも好きなんですけど、こーいった太陽系だけ全体に人類が移住し、その中で地球とか火星とか、その他の衛星とかで紛争が起こったり、陰謀が渦巻いたりするドラマも好きなんです。多分、昔、読んだ、谷甲州の小説で、航空宇宙軍史シリーズの1つ「エリヌス戒厳令」がめっちゃ面白くて、それに影響を受けてるんだと思います。なんか舞台設定とかそれに似てるんですよねー。宇宙に住む人々の生活感とか、重装備の火星軍とか。宇宙戦艦とか。政府が絡んだ陰謀とか、それに応じて太陽系の各地で起こりそーな紛争一歩前の状態とか。それに映像が良く出来てます。チャチくない。小惑星帯の地下都市風景で、天井にラスベガスのアーケードみたいな青空が映され、その下にアパートとかが乱立してるのを見て、もうそれだけで、なんか世界観に引き込まれます。将来もし宇宙で人が生活するとしたらこんな街並みなんだろーってのが僕の中にあって、それがそのまま映像化されてるんですよね。お話は、とりあえず人を探す刑事の話と地球の高官のおばーちゃんの話は最初はちょっとわかりにくくて退屈かもしれませんが、貨物船のクルーの話は最初から結構テンション高く観れました。謎の救難信号を受け、救出に向かい、正体不明の宇宙船からの攻撃、1話目から惹きつけられました。ただ太陽系の政治状況とか説明的なセリフとかが少なく、あんまSF好きじゃないと、オイテケボリ感は半端ないと思います。でも、僕なんかは世界観が好きなので、食い入るように画面やセリフに集中してたせいか、そんなにストーリーで混乱することはあんまありませんでした。それに9話目くらいになれば、だいたい理解できると思いますが、やっぱこの世界観が好きじゃなければ、そこまでしんどいかもしれません。恐らく、普通ならシーズン2の2話目あたりで、面白さが急上昇するかもしれません。ちなみにシーズン2では火星の女戦士なんかの新たなキャラも登場して、もう僕はかっぱえびせん状態で一挙に観てしまいました。太陽系を舞台に、大きな陰謀が進行し、それに巻き込まれる主要キャラたち。火星と地球が軍事的に衝突しそうな緊張状態、OPAと呼ばれるテロ組織の存在、重力ブーツとか、宇宙船の重加速に耐えるために、シートに座ると加速ドラッグなる液体が自動的に体内に送り込まれる装置などのガジェット、緊張感ある宇宙船外活動、ブレードランナーみたいなサスペンス感、全体的に漂う星野之宣のSF漫画のような近未来叙事詩的な終末感と重厚感。そんなのが好きならおススメですが、僕の感想は好きすぎて参考にならないかも。多分、1話目で世界観に引き込まれず、面白さを感じず、2話目が観たいとゆう欲求がなければ、全体でもそんなに楽しめないかと。
[テレビ(吹替)] 10点(2017-10-03 01:33:38)
13.  THE BRIDGE/ブリッジ 《ネタバレ》 
スウェーデンとデンマークの合作の刑事ドラマ。アメリカでリメイクもされているが、日本語吹替で観ていると、アメリカのドラマを観ている感覚と変わらないし、設定的にもアメリカ版では舞台の設定を変えなくてはならず、それでちょっと無理が出てるし、アメリカ版はシーズン2で終わりだけど、この北欧版はシーズン3まであるので、ちゃんと長く楽しみたいならこちらをおススメするかな。このドラマは、刑事ドラマでよくある1話完結型ではなく、1シーズンで1事件を解決するタイプであり、スウェーデンとデンマークの国境を結ぶ橋が舞台であるため、スウェーデンとデンマーク、それぞれの警察が協力する形で事件を追う事になる。このシーズン1では、橋の上に女性の死体が置かれるところから始まり、やがて社会全体を覆う闇を浮き彫りにした連続殺人事件へと発展していく。犯人は殺人をネットで中継するが、なかなか尻尾をつかませない。そんな事件をスウェーデンの女刑事サーガとデンマークの刑事マーティンが協力して捜査する、そんなドラマ。で、結論はかなり面白かったです。正直、最初はダラダラしたドラマだなーとちょっと退屈でした。事件捜査だけでなく、サーガとマーティンの日常描写、どっかで事件に巻き込まれることになる一般人の日常描写などが、淡々と描かれ、しかもお国柄か、ちょっと寒々とした雰囲気が常にあり、なんか寝不足なら寝てしまいそーな感じでした。しかし、これが徐々に癖になり、サーガとマーティンのキャラが理解できた中盤あたりから、面白くてやめられなくなり、そっからはかっぱえびせん状態でハマっちゃいました。事件も謎が謎を呼び、警察をあざ笑うかのよーに次々と起こり、なんかゾクゾクしてくるし、特に面白いのはサーガのキャラです。彼女は刑事としてかなり優秀です。ところが性格がとても個性的。なんてゆーか、一見、ロボットのような感じです。感情をあまり見せず、正直になんでも話し、その場の空気はまったく気にしない感じです。誘拐された親族に平気でほとんど助からないと言ったり、急にエッチがしたくなりバーに出かけ、口説いてきた男に即答でセックスしましょうと言ったり、マーティンにその人を紹介する時も、こちら私とセックスする人と言ったり。彼女の言動に、たまに笑ってしまう事もシバシバ。でも、そんな彼女に最初は面喰ったマーティンが徐々に彼女を認め、普段は相手に深入りしない彼女もマーティンを相棒として認めていく感じが、事件捜査とあいまって、かなりグッときちゃうんです。それに刑事として優秀な所とロボットみたいな言動のサーガがものすごく魅力的なキャラに見えてきて、感情移入しまくりです。特にサーガが本当は傷つくこともあり暗い過去があることを知っちゃうと、なんかせつなくて。ちなみにシーズン2は、また違う事件をマーティンとサーガで捜査するんですが、ある意味このシーズン1とつながってる部分が多くシーズン1を観たなら観ておくべしです。とにかく1シーズンをかけて1つの事件を追うってゆうスタイルが好きなら、観て損はないかも。
[DVD(吹替)] 10点(2017-09-18 22:31:53)
14.  ザ・ディフェンダーズ 《ネタバレ》 
ネットフリックスのアベンジャー型のマーベルヒーローもので、一応マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)との世界観は共有しているけど、映画アベンジャーズとかのつながりはほとんどないドラマ。4人のヒーロー(デアデビル、ジェシカジョーンズ、ルークケイジ、アイアンフィスト)が巨大な悪の組織と戦うって物語。いきなり結論を書くけど、面白かったっす。まず、1話目を観てものの5分でワクワク感が止まんない。これが3話目まで続き、3話目と4話目で、とうとう、それまでにたまったワクワク感と共に脳内ドーパミンが一気に噴き出すほどのテンション上昇。お、おもしれーーー。そこがピークとなり、後は、最終話までその快感で突き進み、最後はちょっぴり涙。ただし、この面白さには理由があります。僕はそれまでに4人のヒーローそれぞれの単体ドラマを時系列順に観ており、それにより生まれた効果なんです。正直、このドラマだけで、ストーリーだけを追うと、そんなに面白いわけじゃない。敵の組織ヤミノテもなんかよーわからん。直接悪いことをしてる描写があんまないので、ワル感があんまない。ヒーローたちのゴタゴタもウンザリするし、結局、みんなでボカスカやるだけかいって感じ。でも、そんなマイナス面なんて軽く吹き飛ばすほど、各シリーズを観ておいた効果が面白さを生み出しちゃってる。いきなり4人を集合させない所もいい。序盤はほんま徐々に進む。普通ならテンポが悪いいつもの感じなんだけど、今回に関しては、それが逆にいい。まず、各ドラマのサブキャラ達が色々出会ったりする。☓☓のドラマに出てた〇〇が、△△のドラマの□□と出会っちゃたでー、このクロスオーバー感、ちょっとずつつ各ドラマが統合される感がたまんない。とにかくワクワクする。そして、各ヒーロー達の出会いもニアミスしたり、そこで出会わんのかーい!とゆうじれったさにさらにワクワクさせられる。そして3話、最高のタイミングで最高にかっちょいい感じで。4人が出会う。うひょーーー!って感じ。正直、5話目以降はそんなにテンションはあがんないモタモタ感なんだけど、出会った時の快感に引きずられ、最後まで一挙に観れた。最終話はさすがに盛り返し、各ヒーローの活躍とサブキャラ達の言動になんかジーンとできた。とにかく、各ドラマに出てきたサブキャラ達がものすごくいいスパイスになっている。各ヒーローのそれぞれの設定をひきずったままのクロストークもいい。デアデビルの苦悩型ヒーロー感、ジェシカのやるきなさげ感、ルークの頼もしさ感、アイアンフィストの子供感、各ドラマを観てきたからこそ、各キャラの造形も理解できる。シーズン2はどーなっちゃうのか、それよりも各ヒーロー達の次のシーズンがどーなっちゃうのかそっちの方が気になります。さらにはパニッシャーも単体ドラマになるみたいだし、ますます混沌としちゃうなー。
[テレビ(吹替)] 10点(2017-09-16 12:34:49)
15.  アイアン・フィスト 《ネタバレ》 
人によると思いますが、僕は4つのヒーロードラマの中では一番観やすかったです。ダルいのも2話目までで、3話目からは結構、かっぱえびせん的に観れました。このドラマの雰囲気も、他の3つのヒーローものとは違っていて、簡単に言うならアメリカが舞台のカンフー映画風。それに巨大企業ののっとり陰謀のゴタゴタがくっついた感じです。ただヒーローものとして期待して観たらイマイチかもしれません。普通の一般人を助けるシーンはほとんどなく、悪役が悪事を働いてるシーンもそんなになく、主役のアイアンフィストと宿敵のヤミノテとゆう集団がゴチャゴチャやるのがメインだからです。主役のアイアンフィストことダニー・ランドのキャラは一見、厳しい修行を経て達観してるよーな感じだけど、実のところ精神年齢が低く、熱くなると無茶をしたり、すぐだまされたりしてしてしまい、なんかヒーローっぽくないです。このキャラについていけない人もいるかもしれませんが、僕は逆にそこらへんがとても身近に感じて感情移入がしやすかったです。それに、なんかハラハラしてしまうんですよねー。せっかくええ感じになってるのに、なんか、変なことやらかすんじゃないかと思って。ヒロインのコリーンの存在もドラマを興味深く観れた一要素です。最初はツンツンしてるんだけど、ダニーに巻き込まれて、ドンドン頼もしいキャラになっていく武術娘。僕はツンツン娘が徐々にデレデレになってしまう展開が好みなのかもしれません。コリーン自体もなんか魅力的で観てて飽きないんですよねー。背中に刀なんかせおっちゃてて、わりと強いし。並行して描かれるミーチャム家の兄妹の転落物語も面白かったです。最初はバリバリできる経営者の2人がダニーが現れてからドンドン、追いつめられちゃって、わーどーなっちゃうのー!って感じで退屈せずに観れました。展開がサクサク起こるのでテンポもいいように感じました。カンフー映画風に感じたのは、敵との戦いです。なんか敵なのに中ボス的な何人かの刺客とまるでゲームのステージクリアみたいな戦い方をするんです。まるでブルースリーの五重の塔の戦いみたいです。後半には酔拳の使い手の中ボスキャラとも戦ったり、恋人のコリーンがヤミノテの幹部と戦うときも、彼女の戦いだとゆーことで、アイアンフィストは手を出さなかったり、そーゆうとこも武術映画っぽいです。クロスオーバー的な部分では、デアデビルのS2で語られたヤミノテの秘術、死からの蘇りが詳しく描かれていて面白かったです。ナイフを刺され死んで沼に捨てられた男が沼から生き返るシーンは不気味で、しかも死から蘇るたびに凶悪になるみたい。やばそーな設定だ。そしてやっぱ出たよクレアさん。ちゃんとルークケイジでの伏線から、コリーンの武術道場に通ってる設定になっており、今回も重要なキャラになってました。ホガースやマダムガオも登場して、いよいよ4つのヒーローものが合体するのかー!と、期待感が高まります。
[テレビ(吹替)] 7点(2017-09-11 21:43:18)
16.  デアデビル 《ネタバレ》 
悪魔と名がつくわりには悪人ですら殺さないポリシーをもつヒーロー、デアデビルのシーズン2は全体的に派手で、展開要素もてんこ盛りで、僕的には面白く、最初からハマって次から次にかっぱえびせん状態で観れました。エレクトラやパニッシャー、などの脇キャラも個性的で、それぞれがそれぞれの立場で、それぞれの戦いを繰り広げる、こーゆうの好きです。敵もビルを集団でよじのぼる忍者集団などわかりやすく派手。盲目の老人スティックの再登場なんてかっちょよすぎてテンションあげあげ。各キャラが入り交じり、みんなそれぞれ悩んで乱戦状態。特にデアデビルは殺さないポリシーにより、周りを人を殺すキャラ達に囲まれて、ドンドン自らが追いつめられていきます。人を殺さないってのが逆にしんどいなんて、大変だなー。格闘アクションシーンも相変わらず、キレキレでしびれます。ストーリー的にはヤミノテが何をしたいのかよくわからんかったり、ブラックスカイって結局なんやねんとモヤモヤする部分はあったり、各キャラの言ってることに、たまに、はあ?ってなることはあるものの、まー、こんだけてんこ盛りにやってくれたら、退屈はしませんでした。クロスオーバーとしては、ジェシカジョーンズのレズ弁護士が何気に登場したり、やっぱ、どの作品も見逃さないで観ておいて良かったかなー。しかし、ヒロインと思っていたカレン、美人だとは思うけど、なんか偽善的で嫌なキャラなんですよねー。どーなっちゃうのかなー。
[テレビ(吹替)] 10点(2017-09-10 15:15:20)
17.  ルーク・ケイジ 《ネタバレ》 
デアデビルやジェシカジョーンズとはまた全く違う雰囲気で描かれるヒーローもの。こちらの作品のテイスト簡単に言うなら、70年代風黒人ギャング映画風。主人公をはじめ登場するキャラはだいたい黒人、ドラマのあちこちに黒人文化の香りを漂わせ、特にブラックミュージックの多用が多く、黒人アーティストが歌うシーンも多い。映像の構図とかもイチイチしゃれた感じになってるのも特徴的。そーいう意味では結構大人向きの作品かもしれません。ただ、僕は結構幼稚で、黒人文化にもそんなに興味があるわけじゃないので、4つの作品の中では一番、観るのがちょっとしんどかったです。ちょくちょく面白くなりそうな箇所も存在するんだけど、これは面白くなりそうって感じでテンションが上がるんだけど、そこからダラダラって感じがちょっと残念でした。例えばコットンマウスがバズーカーでビルを破壊するシーンとか、おおーって思うんだけど、その後、ルークの回想シーンが多めで、ちょっとダレたり、ルークを殺せる武器をもつダイヤモンドバックの登場で、中盤、盛り上がるんだけど、このダイヤモンドバックが何がしたいのかよくわからんようになっちゃって、またまたダラダラ。最終話の成金のストームトルーパー姿には逆に笑えたけど。主役のルークはジェシカジョーンズで重要な役割で登場してるので、ジェシカとのクロスオーバー感があり、そこは楽しめました。特にジェシカを観てないと、ルークの妻を殺したのは誰かとか、その辺の事情がわかりにくくなっちゃうので、やっぱ時系列順に観ておいた方がいいです。クレアは当然、この作品でも登場し、結構、重要なキャラになっています。てゆーか、クレアはドンドン有能になっていくなー。僕的にはクレアが一番のお気に入りキャラになってきたかも。まー、僕的にはイマイチな作品だったけど、それは僕があんま感受性がないからなので、人によっては、ヒーローもの×ギャング映画風なところが変わってて面白いと感じれるとは思います。ちなみに、ラストあたりでクレアが武術教室のビラを観るシーンが、次のアイアンフィストでの登場する伏線になってる所は興味深いです。クレア、医術の次は武術を学ぶのかー。やるなー。
[テレビ(吹替)] 5点(2017-09-10 13:09:13)
18.  ジェシカ・ジョーンズ 《ネタバレ》 
デアデビルがダークナイトっぽい作風なら、こちらはサイコサスペンス風な作品でした。ヒーローものなのに、サイコサスペンス、しかも主人公のジェシカが探偵なので、ハードボイルドタッチでもある。この特殊な雰囲気と主人公のジェシカが僕的にはとっても魅力的だったために、前半から結構のめり込み度は高かったです。ジェシカの能力はちょっと高い建物の上までジャンプで飛び上がれ、車をちょっと持ち上げたり錠前を素手で破壊できたりできる。人間離れしてるが、職業が探偵であるために、行動は聞き込みや捜査などわりと地味。ただ、そんな女性が、逃げ出したくなるほど恐ろしい男が存在する。それがサイコ野郎のキルグレイブ。前半はそのキルグレイブの恐ろしさやジェシカの恐怖感から結構ワクワクして観れました。ところが、キルグレイブの能力やジェシカ周りの設定が明らかになり、ジェシカが反撃しだす、ドラマ的にはさらに面白くなりそうな後半から、ドンドン面白さが失速。急にジェシカが尺をのばすためにがんばってるようにしか思えない感じに。ただ最終話近くは流石に楽しめたかな。デアデビルからゲストキャラのクレアが登場し、テンションもアップ。なんか他の作品からのクロスオーバーがあると、やっぱ単純にうれしい。ちなみに、このクレア、ゲストキャラなんてものではなく、実は4つのヒーロー作品全部に登場するほどのクロスオーバーキャラでして、彼女の存在が各ヒーロー作品の世界共有感を引き出しております。しかも時系列順に観ていると、ちゃんと彼女の行動が他のシリーズでの伏線を踏まえた形になっており、このために各ヒーローシリーズは時系列順番で観ておいたほうがいいのかもしれません。この後、彼女はデアデビルシーズン2に戻り、そこでの出来事により、ルークケイジに登場します。こーゆうキャラは他にもいて、この作品から登場するレズの弁護士ホガースも以降の作品にちょくちょく登場しますんで要チェック。ハードボイルド×サイコサスペンス×ヒーローものとゆう一風変わったテイスト、でも後半、ダラダラしちゃった、そんなドラマでした。
[テレビ(吹替)] 5点(2017-09-10 12:13:31)
19.  デアデビル 《ネタバレ》 
日本では、違うシリーズの仮面ライダーや戦隊ヒーローがコラボする映画などがバンバン上映され、東映ヒーローの世界観共有が行われている。で、アメリカではマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)として、マーベルヒーロー達の世界観共有が行われ、アベンジャーズなどのヒーローたちのコラボ作品が次々生まれている。この世界観は映画だけではなく、ドラマシリーズまで広がり、かなり複雑な構造になってきた。で、そんな中、ネットフリックスでもとうとう、マーベルヒーロー達のコラボしたドラマ作品が作られた。それがディフェンダーズ。これはMCUと同じ世界観である。簡単に言うと、アベンジャーズに入れなかったヒーローたちのドラマ版アベンジャーズである。で、僕はこの作品を観ようと思ったんだけど、この作品は4人のヒーローがメインらしく、しかもその4人のヒーローは単体でドラマ化されているらしい。で、ディフェンダーズを100%楽しみたければ、先に単体の4つのドラマシリーズを観てからがいいらしい。しかもその観る順番も時系列順に観るのがおススメらしい。どんな順番かというと、デアデビルシーズン1→ジェシカ・ジョーンズ→デアデビルシーズン2→ルーク・ケイジ→アイアン・フィスト。で、僕は順番に観てみた。まず、全シリーズに言えることなんだけど、ドラマとして細かい描写が多く、キャラが深く掘り下げられている。ただし、これは裏を返せば、ダラダラしているともいえる。どのシリーズも1本の映画を13話に区切ったような形をとっているために、これは尺稼ぎなんじゃないんかと思えるような感じもしないでもない。例えば、このデアデビルシーズン1も5話までは非常にタルかった。てゆーか眠くて、意識が何度も飛びそうになった。カレンとフォギーの飲み歩くシーンを長く流したり、フィスクが朝食を作るシーンを間をそんなに空けずに2回流したり(2回ともだいたい同じ感じ)、回想シーンが多いのもしんどかった。デアデビルがお馴染みの格好になるのは最終の13話目だし。まー、キャラ造形を深くするために必要なのかもしれんけど。展開に突っ込みたくなる箇所もたまにある。例えばフィスクの部下のウェスリーの死に様。あまりにも適当すぎて逆に笑えるけど。ただ、6話目からようやく、徐々にだけど面白くはなった。世界設定がだいたいつかめ、キャラに愛着もわきはじめ、新たなキャラも登場しだし、最終話あたりは結構、のめり込んで観れた。正直、テンション高めに楽しめた。そのためには前半の苦行も必要だったかなー。やっぱ。世界観や雰囲気はちょっと映画のダークナイトに似てるかも。あと、デアデビルのアクションシーンは流石にめちゃくちゃカッコよくて、そこだけは前半からテンション高めで観れた。ちなみにシーズン2は最初からかなり楽しめた。それもこのシーズン1を制覇してたからやけど。そんなこんなで、振り返ってみると全体的に、それなりに楽しめた感じかな。
[テレビ(吹替)] 7点(2017-09-10 01:32:55)
20.  TRUE DETECTIVE/ロサンゼルス 《ネタバレ》 
人生の問題を抱えた主人公たちが1つの事件を執念で解決し、自分も癒されるとゆう全8話で1本の映画のようなドラマの第二弾。ただし、シーズン1との繋がりは全くなく、舞台もキャラもストーリーの構成すら違う。シーズン2では主人公キャラが、前の2人から一挙に増えて4人になってる。しかも4人のうち1人は刑事ですらない。ワルでのし上がってきた実業家だ。発端はある街の役人幹部の1人が両目をくりぬかれて惨殺される事件から始まる。このシーズンでも主人公たちはそれぞれに人生の闇を抱えていて、それに翻弄されながら、その役人幹部の殺人事件を捜査することになるとゆうお話。主人公のうちのワルの実業家は、その役人幹部に大金を渡してて、その立場から事件を追う事になる。前シーズンでは過去と現在が交差する構成だったが、今シーズンではそれはなく、通常通りの現在進行形。まー、前シーズンとはテイストが全く違うわけでありまして、そのために、前シーズンを絶賛する人は期待値が大きかった分、今シーズンはイマイチとゆう評価をする人は多い。ただ、僕は前シーズンとは全く違う意味で、今シーズンもめちゃくちゃ面白かったです。最後には前シーズン以上に泣けたし、終わり方も、なんかかっこよくて、シビれました。とはゆうものの、実のところ、4話までは普通にダラダラ観てまして、4話で一挙にドラマにのめり込まされた感じでした。4話でめちゃくちゃくヤバい事が起こってる感が一挙に跳ね上がり、もうそこからはドキドキでした。今回の事件は、猟奇事件とゆうより、街の裏に潜む巨大な陰謀が絡んだ形で、主人公が4人とゆうこともあり、ストーリーも結構複雑にいり込んでいます。特に僕はコリン・ファレル演じるヴェルコロ刑事への感情移入度が高かったです。嫁さんがレイプされて、その時期に息子ができて、息子の父は自分だと信じており、でもどっかにひょっとしたらレイプ犯の子供かもしれないとゆう気持ちがあり、そのために生活は荒れ、レイプ犯を自ら殺した時から暴力的な人生を歩んでおり、嫁には離婚され親権も取られそうで、それでも息子を誰よりも愛しているとゆうキャラです。また息子がちょっと太ってて、いじめられる子供で、もうその辺の設定が、僕の心をキュンキュンしめつけてくるんです。僕にも息子がいるから、なんか切なさがダイレクトに伝わってくるってゆーか、なんてゆーか、どう言っていいかわからない気持ちにさせてくれました。ワルの実業家の方も、ワルなんだけど妻を心から愛していて、こちらは子供が欲しいのにできないとゆうキャラで、僕はなかなか子供ができなかったので、そちらの気持ちもよくわかり、最後の演出には息をのむほど集中させられました。彼らへの結末の癒しには、感動を通り越して、かっちょいいとさえ感じ、よくできた脚本だなーと大満足であります。
[DVD(吹替)] 10点(2017-08-31 03:10:16)
全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS