みんなのシネマレビュー

1939年【日】 上映時間:142分
ドラマモノクロ映画小説の映画化
[ツチ]
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タイトル情報更新(2023-08-02)【イニシャルK】さん


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監督内田吐夢
キャスト小杉勇(男優)勘次
山本嘉一(男優)卯平
山本禮三郎(男優)兼博労
長尾敏之助(男優)駐在巡査
紅澤葉子(女優)おあき
風見章子(女優)おつぎ
原作長塚節
脚本八木隆一郎
北村勉
音楽乗松明広
撮影碧川道夫
配給日活
美術堀保治
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【クチコミ・感想】

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3.オリジナル140分に対し、現存するのは巻頭・巻末部分を欠いた92分のフィルム。

ロングテイク主体でありショット数は250弱だが、その全てが素晴らしい。

出稼ぎにいく娘たちのシルエットが丘の稜線に小さく消えていくロングショットの美。
波打つ稲穂の揺れが拡がっていく緩やかな移動撮影。
斜面が活きた独特の農地の中を人物が走行するキアロスタミ的なジグザグ運動。
囃子のリズムに重なりながら、天秤棒を担いで水を運ぶ父娘を捉えるトラックバックの映画性。
風見章子が愛しげに掬い上げる精白米に注がれる光の眩さ。
そして、石臼や足踏み式脱穀機の生み出す土着的なリズム。

山本嘉一が座る囲炉裏端を捉えた屋内真上からの構図だけで醸し出されるただならない雰囲気。果たして傍の藁に引火し、一気に火の手が上がり家屋が炎に包まれる中を老人と子供が必死に這い逃れる姿を追う迫真のショットの苛烈な様。

各ショットの映画的充実ぶりは挙げ出せば限がないが、それは殊更な風俗描写や技巧の披歴ではなく、あくまで俳優と風土の素朴な佇まいと素朴な語り口の融合によってもたらされているものであり、生活風景の中のさりげない台詞ひとつひとつが人物描写として映画に厚みを出している。

フィルムの欠損と原作通りの徹底した茨城言葉の録音は、却って物語よりも言葉の意味よりも、映像と音の響きそれ自体の充実をより際立たせてくれており、作品の素晴らしさを損なうものではない。

ユーカラさん [ビデオ(邦画)] 9点(2012-03-17 20:20:58)

2.戦前の日本のリアリズムは、ちっとも戦後のイタリアに負けてなかった。演技、顔の表情も素晴らしい。背景に土地を含む構図も見事。いくつかの場面を思い返してみよう。風見章子が友だちを見送る場面、川原で木を拾っているその荒涼とした風景、遠くの舟との呼びかけあい。表情を抑えているところがいい。夏の水運び、つまずいて転んだりは決してしない、そういうときは桶を置いて休むのだ、それだけ水は大事に扱う、リアリズムの精神はこういうところで発揮される。雨乞いの太鼓をずっとバックで鳴らし続ける。収穫、苦しい場面を続けざまに押しつけるのではなく、仕事の喜びもちゃんと伝えてくれる。年貢(?)を運んで、その家で恐縮してご馳走になりながら帯の値段を尋ねる場面とか、火事のエピソード(長いショットで丹念に撮った迫力、知らせるのに田圃まで遠いいの)、人の家に飛び火してしまったことの疚しさのほうが先に来る、こんなところに村社会が見えてくる。セリフがよく聞き取れないのだが、父と婿の確執も重要そう。不完全なフィルム状態のままでも、傑作と言っていいだろう。 なんのかんのさん [映画館(邦画)] 8点(2010-01-07 12:01:09)(良:1票)

1.うーん、、これは久しぶりに「期待していた割に良くなかった」作品になってしまった。
渋谷のホテル街・円山町にある映画館まで足を運び、週末のカップルでわきかえる雑踏の中を必死に一人で歩いていったのに、良くなかった。
うーん、いやー、残念!
大体、音声が聞き取れんじゃないか!!
こらぁ!! にじばぶさん [映画館(邦画)] 3点(2008-08-03 01:22:39)

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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 7.25点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 9.00点 Review1人

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