みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
12.《ネタバレ》 本作「AIKI」 私はこんなにも「障害者」と真意に向き合った日本映画に初めて出会いました。 主人公の加藤晴彦演じる芦原太一は障害を負ってからというもの最低のロクデナシ。 私は劇中何度も彼の車椅子を蹴飛ばしたくなりました。 そんな彼の閉ざされた心を象徴するかのような、散らかったベッド・・・。 しかし物語の終盤、その散らかったベッドで 彼はそれまで築き上げた自分の力で、 ともさかりえ演じる愛するサマ子と一夜を共にします。 ただただ、涙、涙、涙のベッドシーンでした。 だって彼は良くある日本映画に出てくる「特別な障害者」じゃない。 ただの足の動かないロクデナシなんです。 そんな彼が自力で幸せを、生きる喜びを掴もうとする行為だからこそ 私は涙が止まらなかったのです。 そして、そんな彼が変わるきっかけになった合気道。 彼が車椅子になった葛藤と、この合気道との出会いをリンクさせた事が この映画の何よりも素晴らしいトコロだと思います。 「なんちゃらボーイズ」や「なんちゃらガールズ」とは また違うスポ根青春映画のカタチがそこにはあります。 楽しい楽しい青春の1ページなどでは決してない。 彼にとっての「合気道」とは自己の尊厳をかけた戦いだったのです。 何故なら本作で語られる合気道の思想 合気道は相手を拒絶するのではなく、まず受け入れること それは合気道の修行と同時に 正に障害を追い廃人同然になっていた太一が 自身の障害を受け入れる修行そのものだったように思います。 【吉祥寺駅54号】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-07-28 21:55:13)(良:1票) 11.《ネタバレ》 このキャストどうよ?って思いながら観たけどなかなか良作やった。 加藤晴彦の友達がいいね! わだかまりを超えて加藤晴彦を助けるシーンがちょっとキた。 石橋凌の本業はサラリーマンながら合気の達人ってキャラがやたらリアル。 「なぜ修行するのか。練習後のビールがうまいからだよ」というようなセリフがあるんやけどこれがやたらリアル。 サラリーマンで武道やってる人は飲み会の席で高確率でこのようなことを言う。 最後の謎の武道団体をイテこますシーンもファンタジーはいってたけどかっこよかった。 石橋稜、演技も合気道のシーンも全部いい感じやった。 ただこの作品で唯一許せないのがともさかりえのベッドシーン。 なんだ?このやる気のないFUCKは??? かなり重要なファクターなんだからもうちっと頑張れや。 ここだけは「ジョゼと虎と魚たち」のほうが一歩進んでいる。 【CBパークビュー】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-28 12:27:47) 10.普通に面白かったけど、大会は微妙だった 私は加藤晴彦のひねくれた所をともさかりえと出会って 変わっていく展開が面白かったと思います。。 結ばれる時は良かったと思います。。 【れみ】さん 7点(2004-06-13 00:55:58) 9.《ネタバレ》 合気道を通じて精神的にも強くなっていく主人公は、観てるこっちも元気が出てくる。邦画によくあるだるさもないし、後味の良い作品。石橋凌の合気道演武は上手いしカッコよかった。 【くうふく】さん 7点(2004-06-04 00:03:20) 8.《ネタバレ》 自分はならないというのは保障されない話で、いつ自分が身体障害を負うか誰にも予期できません。 主人公は自殺まで計画しますが、小さな波紋が彼を勇気付け現実を受け入れて立ち直る過程を面白く、且つ感動的に描きました。 デンマーク人身障者の実話で、日々感じる劣等感や性機能の喪失などの描写も本人の希望だったそうです。 今まで感じることの無かった差別の中で合気道と出会い、心の平穏と豊かさを結実させるプロセスを真実味豊かに描写しています。 僕は脇役・ともさかりえがあまり好きでは無かったのですが、認識が一変しました。上手です。 コミックタッチな部分はありますが許せる範囲で仕上げられています。 途中から登場するG・リトリーバーの仔犬が太一のパートナーとして成犬に至る過程も微笑ましく、愛くるしいショットが多数織り込まれてます。 石橋凌演じる合気道師範代は、大変頼り甲斐があり野に眠る達人の存在感や人間愛に溢れています。 【白狼】さん 7点(2004-06-03 18:55:18)(良:1票) 7.日本の映画はあんまり見ないのですが、母にすすめられて見ました。とってもよかったです。。。加藤晴彦さん、バラエティではよく見るのですがちゃんと俳優もされていたのですね。前半は悲しかったです。(涙は出ませんでしたが。)やっぱり事故には気をつけないとと思いました。人生ががらりと変わってしまいますね。いつの間にかそれでも負けないでがんばってほしいって応援してました。 【mako】さん 7点(2004-03-09 09:49:58) 6.《ネタバレ》 大東流柔術って…。マニアには堪らない流派っス。笑。ラストの師範が多数者を組み伏せるシーンは大東流開祖、武田双角(通称:会津の小天狗。って、聞いてねえよ。)のエピソードへのオマージュでは…ッ!おっと!かなり横道に逸れてしまった。レビューしなきゃ。失笑。確かに主人公が「合気道」に魅せられるまでのダルさもあったが、単なる「勧善懲悪」に終始しない立派な「人間ドラマ」でしたよ。出演者の好演も見事。脂っこいアクション青春活劇が見たい人には、一寸お勧めは出来ないけどね。 【aksweet】さん 7点(2003-11-29 00:50:16) 5.前に試写会で観ました。なかなか良かった。ともさかりえのキャラが面白かった。加藤晴彦とともさかの恋の行方が気になるところ。 【c r a z yガール★】さん 7点(2003-11-04 16:16:18) 4.障害者を扱った日本の作品だとつまんない(わざとらしかったり、妙に説教くさかったり)のが多い、という思いがあったのですが、これは別。下半身麻痺で車椅子に乗っている主人公が合気柔術を学ぶ姿(それに「知りたがってるけど聞きにくい」事柄についても)が、実に丁寧に描かれていました(モデルになった方が「かっこ悪いところもきちんと描いてくれ、嘘はつかないでくれ」と要求したのだそうです)。脇を固める火野正平、石橋凌、桑名正博がいい味出してたし、ともさかりえも魅力的でした。ただ残念なのが後半の悪者格闘家(?)が出てくるシーン。それまでとても丁寧にリアルに作られていた話が、あそこから急にマンガチックになっちゃったんですよねえ。あたくしとしては、地味に静かに終わっても良かったと思うのだけれど、見せ場を作らなきゃって思ったのかなあ。でも、いい作品です。 【ぐるぐる】さん 7点(2003-10-08 21:29:29)(良:1票) 3.《ネタバレ》 おさえ気味の演出、ありがち過ぎず奇をてらい過ぎないストーリーでしみじみ良かった。じたばたしつつも、何か前に進む方法を考えている主人公を加藤晴彦が好演。合気道の修行で精神面も落ちついてくる過程が、荒波から凪になる感じで清々しい。それと石橋凌が良い。あんな先輩欲しいですね。しかし最後は2人とも強くなり過ぎ。そこがやりすぎでスーパーマンもしくはチャンバラ入ってしまった感じです。 【チューン】さん 7点(2003-08-25 19:58:51) 2.主人公はデンマークだか外国の方の実話だそうですね。合気道の「大東流」(?でしたか)も実在し、話は突然事故で障害者になった青年が合気道に出会って精神的に立ち直っていくという話。普通のサラリーマンをしながら、合気道の達人の先生という役の石橋稜がいい。武道の達人が一見こんな風にさりげなく謙虚で、人格者であるというのを十分納得させる素晴らしさだった。加藤晴彦も車いすでの合気道シーンを熱演している。ともさかりえの雰囲気もよかった。 【キリコ】さん 7点(2003-05-31 15:42:24) 1.「神様、ありがとう!」 【あろえりーな】さん 7点(2003-05-07 00:30:23)
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