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ハリケーンアワー

HOURS
2013年【米】 上映時間:96分
ドラマサスペンス
[ハリケーンアワー]
新規登録(2014-06-08)【8bit】さん
タイトル情報更新(2019-08-25)【たろさ】さん
公開開始日(2014-02-15)


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監督エリック・ハイセラー
キャストポール・ウォーカー(男優)ノーラン・ヘイズ
ジェネシス・ロドリゲス(女優)アビガイル・ヘイズ
脚本エリック・ハイセラー
音楽ベンジャミン・ウォルフィッシュ
製作総指揮ポール・ウォーカー
配給日活
美術ウィリアム・A・エリオット〔美術〕(プロダクションデザイン)
動物シャーロック
あらすじ
巨大ハリケーン「カトリーナ」によって壊滅的な被害を受けたニューオーリンズ。そんな中、とある病院には出産中に妻を亡くし、人工呼吸器が必要な我が娘と二人だけ取り残された男ノーランがいた。街は停電し病院の発電室も浸水。人工呼吸器を稼働させるためには老朽化した手動式発電機のハンドルを回し続けるしかない。水も食料も底を尽き絶望的な状況に陥った彼は、娘の命を救うことが出来るのか?「ワイルド・スピード」シリーズのポール・ウォーカーの遺作となったサスペンスドラマ。

タコ太(ぺいぺい)】さん(2022-11-19)
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【クチコミ・感想】

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9.《ネタバレ》 ポールの遺作ということで鑑賞。
まあ、たしかにタイトルで想像してしまうような暴風パニックではなく、病院に取り残された父が産まれて間もない赤子を守るための極限パニック。

病院はインフラが切断されたため、
赤子の命を繋ぐ人工呼吸器は人力で発電しなくてはならず、助けも呼べない。休めない、眠れない。
途中、出産にて命を落とした美しい奥様との馴れ初め回想もあり、ジーンとくるシーンもありますが。
ラストが読めやすい。何とかなるよなと。
母も亡くなってるのに父まで亡くなれないでしょうし、赤子が命を落とすほどBAD ENDには振りきれませんよ。
あと暴徒の殺害は正当防衛になるんですかね。ちょい怪しい。 mighty guardさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2024-05-01 13:31:47)

8.《ネタバレ》 大規模自然災害で孤立。最愛の妻は出産中に急死。人工呼吸器が必要な早産で生まれた赤ちゃん。停電、食料と薬剤の枯渇、発電機の操作のために休憩はおろか一睡もできない。救助隊が来ないどころか殺気立った暴徒が乱入…。

我が子と二人、そんな八方塞がりの状況に放り込まれてしまったら、誰だって父親の自覚どころじゃない。混乱あるのみ。さりとて娘の命は何としても守り抜かねばならない。頭を巡らせ極限まで身体を酷使し、只管発電機のハンドルを回し続ける。保育器の中の娘に語り掛け、思い出の中の妻に語り掛け、人間らしさを失うことなく、それどころか命に代えても娘を守り抜く父親の姿へと一歩ずつ歩んで行く。

老朽化した機器の充電能力の低さ故の時間的制限による繰り返しで、展開が次第に単調になってしまうのかと思いきや、迷い込んで来た救助犬との交流でホッと一息つくことが出来たり、救助隊ならぬ暴徒の襲来を躊躇うことなく撃破する主人公の逞しさに胸をなでおろしたり、短めの尺の中にも変化に富んだ展開で一気に物語は進みます。

そして、身も心もボロボロとなりながらも出生後48時間が過ぎ人工呼吸器が不要となった我が子の姿に安心し、力尽きた主人公が崩れ落ちた時、救助隊の到着によって娘ともどもストレッチャーで運ばれて行く時の父娘の眩しいばかりの姿。(しかも、件の救助犬の働きによって救助隊が呼び寄せられるなんて泣かせる。実はシャーロックの生死を心配してました)

感動的でした。一言で言えばソリッドシチュエーションパニックサスペンス(一言でもないか)なのでしょうけれど、それはあくまでも手段というか設定であって、若き父親の成長を描くストレートなヒューマンドラマとして受け取りました。

ポール・ウォーカーさんの遺作となってしまった本作。アクション中心の作品ばかりではなく、様々なジャンルの作品にもっと出演して欲しかったと思わずにはいられない佳作でした。

追記:DVDのジャケットは勘弁してください。劇中グロック持ってるのは暴漢だけですから。 タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-11-20 00:30:36)(良:1票)

7.《ネタバレ》 タイトルから連想されるような、暴風雨吹きすさぶ賑々しい(?)ディザスターものとはちょっと違います。ポール扮する新米パパは突然の災難に見舞われるのですが、これが本当に現実的な闘いなので観てる側の‶他人事ではない”共感度が高い設定となっています。
街中に突然出現した異生物が暴れるとか巨大宇宙船が現れるとかだと、それは想像の域を出ないパニックですが、天災となると我々もこの国土で何十年も体験しているわけで。停電となった病院に新生児と取り残されるシチュエーションは普通に起こりうることです。自分ならどうしよう?と途方に暮れました。
生命維持装置のバッテリーの持ち時間をわずか3分弱にしたのが状況困難設定として効いています。「一階まで往復できるだろうか」と心配し、看護婦さんまだかなあっとじりじりします。
いやはやアメリカってオソロシイなと思うのは災害時に乗じて現れる武装強盗とも対峙しなきゃならんのか、ということ。こんなケースは経験の蓄積が無いよ・・。天災も人災も恐ろしい。両方を赤子ともども生き延びたポールパパの必死の演技が光る遺作であります。 tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-12-26 23:29:45)

6.《ネタバレ》 今は亡きポール・ウォーカーのほとんど1人芝居の作品。
ハリケーン・カトリーナにより街は壊滅的被害を受け、
出産で妻を亡くし、産まれてきた子どもは48時間は人工呼吸器が外せない。
電気も止まり、オンボロの自家発電機を回すしかない。
その自家発電機を回しても3分しか持たない。しかし、その3分も徐々に短くなってく。
みんな避難してしまい誰もいない病院で、人工呼吸器の中の産まれてきたばかりの我が子に、
君のママはこんな人だったんだと語りかけ、
最愛の妻を亡くした現実を受け入れる暇もない状況で、父として人間的な強さを見せる。
カトリーナが街を襲う直接的描写はほとんど無く、低予算で撮られた作品だと思いますが、
そんなウォーカーの静かなる熱演が胸を打つ作品になっています。
2~3分ごとに発電機を回さなければならないという時間的制約が効いていて、
中盤に遭遇した、置き去りにされた犬も効果的に使っています。
我が子を守るために、略奪目的で病院に侵入してきたクズどもとの戦いや、
仮眠をとることも少しの休息を取ることも許されない状況が
1人芝居で単調になりがちな作品にあって、巧くサスペンス的空気を作っています。
48時間。我が子を守り抜いたラストの父の姿がいい。
鑑賞前はよくあるパニックものかと思っていたのですが、意外な掘り出し物でした。 とらやさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-10-05 19:52:18)(良:1票)

5.正直退屈な映画だった。現時点で、7.40という高評価だったために期待しすぎたというのも大きいかもしれない。
展開がなさすぎ、回想シーンも多すぎ、ちょっと中だるみしたところに、ちょっとした展開があり、
そして、それが意外にあっさり解決というのを繰り返す。
結局、パニックに寄せるのか、サスペンスに寄せるのか、はたまたドラマに寄せるのかをはっきりさせれば
こんな中途半端なものにならず、もう少し面白い映画になっただろうに残念だった。 シネマファン55号さん [インターネット(字幕)] 5点(2016-11-09 13:27:29)

4.《ネタバレ》  これは設定の勝利でしょう。
 自然災害によって隔離された病院。
 亡き妻の忘れ形見となった赤子の命を守る為、小型発電機で医療機器に充電し続けながら、何とか親子揃って生き延びようともがく主人公。
 非常に孤独で、なおかつ斬新な戦いが描かれていたと思います。
 
 とにかく主人公に与えられた制限時間が短過ぎて
「これ、もう三分以上が経過しているんじゃないか?」
 と思えてしまう場面もあるのは難点ですが、それゆえに緊迫感の濃さも、折り紙付き。
 中盤になって訪れる、短過ぎる制限時間の更なる短縮というイベントが、もう本当に衝撃的で「せめて二分は与えてくれよ!」と叫びたくなりましたね。

 終盤、銃で武装した火事場泥棒の連中が病院内に出現した際には「最後の最後で長々とした銃撃戦になるのか?」と思ってしまったものですが、そんな観客の疑念を一蹴するかのように、主人公は不埒な闖入者を瞬く間に撃退してしまう。
 その恰好良過ぎる姿には「父は強し」なんて言葉を思い浮かべずにはいられませんでした。

 ラストシーンでは
「二人とも助かって欲しい」「バッドエンドなんかにしないで欲しい」
 と切実に願わされただけに、その願いが叶って、心からホッとさせられましたね。

 ポール・ウォーカーは好きな俳優さんですが、そんな彼の出演作の中でも異彩を放つ内容である本作。
 勿論これ単独でも充分に楽しめる品なのですが、他の映画作品における「明るく気の良いアンちゃん」としての彼を知った上で観賞すれば、一本の映画を通して「強き父」へと生まれ変わっていく彼の姿に、更なる感動を抱く事が出来そう。オススメです。 ゆきさん [DVD(字幕)] 8点(2016-04-03 06:10:28)(良:2票)

3.《ネタバレ》 これはハリケーンのパニックを描いた映画ではない。はたまた、パッケージに描かれているようなサスペンスアクションの映画でもない。僕は主人公があちこち走り回っているのを見て、この感覚なんか味わったことがある、いや、今も時々味っていると思った。嫁にまかされて、自分の小さい子と二人きりになった時に似た感じ。変にサスペンス調だけど、これは確かに育児の映画でした。何をするにも、常に幼児を観ておかなくてはならず、観ながら私用をどーやって片付けるか考え、一瞬でそれをなんとかこなし、また幼児に注意を向ける。ほんとバタバタしてしまう。僕はたまにだけど、嫁はそれ以上だろうと容易に想像できる。夫婦がそろっている時は協力しあえるので楽なんだけどね。ラストの赤ちゃんの表情に全てが癒されていく。なんか泣けた。死んだ奥さんとの会話も心に沁みました。 なにわ君さん [DVD(字幕)] 10点(2015-05-21 01:17:46)(良:2票)

2.《ネタバレ》 2005年、8月29日、ニューオーリンズに巨大なハリケーン“カトリーナ”が襲来。広範囲にわたって暴風と洪水が巻き起こり、一帯に甚大なる被害をもたらしたのだった――。運悪く、そんな日に妻が急に産気づき、救急車で病院へと駆けつけたノーラン。だが、出産予定日を5週間も先に控えていた妻は、急なお産に耐え切れず呆気なくこの世を去ってしまう。突然のことに悲しみのどん底へとうちひしがれるノーラン。ところが神の思し召しか、彼女のお腹の中から小さな女の子が遺されるのだった。未熟児として人工呼吸器が手放せないそんな新たな命に希望を繋ぐ彼に、自然の猛威は容赦なく襲い掛かってくる。全館が停電し、医者も看護師も全員が避難する中、ノーランは旧式で3分間しか充電出来ない発電機だけを手にたった一人で病院へと残ることに。そこから、彼の娘の命を守るための孤高の戦いが始まるのだった……。アメリカで実際に起きた自然災害を背景に描かれるそんなシリアスな内容に、きっとこれは事実を基にした物語なのだろうと勝手に思い込んでこの度鑑賞してみました。けれど観終わって調べてみたらどうやらそうではないみたいですね。「これが事実なら、凄いことだ。娘のためなら父親とはかくも強くなれるものなのか…」という僕の本作への印象は、これが完全フィクションだと分かると微妙に変わってしまいました。これって所謂ソリッドシュチュエーションスリラーの一亜流と呼んでもいいのでしょう。そうなると、さすがにこのネタだけで90分超引っ張るのは無理があったんじゃ……。ずっと画がほとんど変わらないし基本的なストーリーは同じことの繰り返しなので、中盤辺り、ちょっぴり間延びしちゃってます。亡き妻との思い出を回想シーンで差し挟んでみるという工夫がなされているものの、いまいち上手く効果を発揮しているとは言いがたい。とはいえ、親子の絆をド直球に描きたいというスタッフたちの情熱は好感が持てるし、P・ウォーカーの男臭い一人芝居もなかなか見応えあったし、何より自然の猛威に立ち向かう一人の男という本作のテーマは素直に観て良かったと思います。P・ウォーカーさんに関しては、個人的にあまりよく知らなかったですが、なかなか無骨な華のある役者さんだったのですね。今回の事故死はつくづく残念でなりません。 かたゆきさん [DVD(字幕)] 6点(2015-04-03 22:34:27)

1.《ネタバレ》 主人公が銃を持った宣伝されている画はきっと誤解を生むだろう。内容のごく一部またさして重要ではない部分が切り取られている。狙い?そんな訳ないよね。ハリケーンの凶暴性を直接描かれるよりも、もっと身近で苦しい展開が淡々と進んでいく。途中から娯楽的激しさを必要としなくなり、ラストの表情に救われる。まあ普通に良い作品でした。 monteprinceさん [DVD(字幕)] 7点(2014-07-23 22:56:45)

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【点数情報】

Review人数 9人
平均点数 7.11点
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5222.22% line
6111.11% line
7222.22% line
8333.33% line
900.00% line
10111.11% line

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