みんなのシネマレビュー

サザンウィンズ

1993年【日・タイ・インドネシア・フィリピン】
ドラマオムニバス
[サザンウィンズ]
新規登録(2003-10-30)【ぐるぐる】さん
タイトル情報更新(2003-12-25)【ぐるぐる】さん


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ブログに映画情報を貼り付け
監督鴻上尚史トウキョウゲーム
スラメット・ラハルジョ・ジャロットミラージュ<蜃気楼>
マイク・デ・レオンアリワン・パラダイス<娯楽天国>
チュート・ソンスイ生命の樹
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【クチコミ・感想】

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1.アセアン二十五周年を記念して作られた「アジア」がテーマのオムニバス。それぞれの作品は短いので(オムニバスだから当たり前なんですけど)正直ちょっと物足りないけど、逆に言うとそれぞれの監督の長編を観てみたい!と思わせるには十分な作品でした。日本の「トウキョウ・ゲーム」は、元典型的会社人間で今は定年を迎え、倦怠期気味の妻と暮らしていた男がヴァーチャル型ゲームで新入社員を再体験するお話。とても刺激的な作品ですが、本当に観るべき人(つまり、同じように仕事一筋で定年後に抜け殻になってしまったような人)にはあまり届かないかも、と思うとちょっと歯がゆい。インドネシアの「ミラージュ」は、田舎から都会に嫁ぎに行く若い娘の話で、題名通り蜃気楼のような幻惑的な作品です。「生命の樹」は倒産寸前になった大会社の社長が、貧しかった子供時代の自分と再会し、語り合う、というちょっと大林作品に通じるようなファンタジー。僕が一番面白かったのがフィリピンの「アリワン・パラダイス<娯楽天国>」という作品。民衆の不満をそらす為に政府が「娯楽省」を設立して、さまざまな芸人をオーディションにかける、という話なのですが、オチがまるで「博士の異常な愛情」を思わせるような痛烈な皮肉になっているのが印象的でした。それぞれ全然違う話なのに、実は深い所でテーマがつながっている、意欲的な企画だと思います。 ぐるぐるさん 7点(2003-12-19 17:29:57)

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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 7.00点
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