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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
2.MoMAで開催となった内田吐夢祭、日本から持ち込んでの一挙19本上映ときた。金曜トップバッターは本作!
片岡千恵蔵にはちょうど1年ほど前の同じくMoMAでのJapanese Early Talkieシリーズに含まれていたお見かけしたのが初であったような。「赤西蠣太」(1936) という一風変わったタイトルのその作品で彼は一人二役を見事に演じており、実はお恥ずかしながら自分はそれを完全にダマされて(つまり同一役者だとは気づかず)鑑賞していたのが記憶に新しい。それ故今回のその作品からはほぼ四半世紀のちの、ちょい歳のいった千恵蔵を眺める視線はリメイク版「雪之丞変化」(1963) でちょい歳のいった長谷川一夫を観た視線とついダブってしまったりも。
「二代目 水谷八重子」が誰の二代目なのかを把握するには、これまた昨年のJapanese Early Talkieシリーズに含まれていた「上陸第一歩」(1932) において「初代」の方を鑑賞してしまってるから話が早かった。登場時はふてぶてしさ満点の下品な女がどんどんと格上の花魁へと変身を遂げてゆく様を見事に演じているのは観ていて爽快でもあった。この「観てるうちにその人への美の意識がふらふらと変わってゆく」という体験は、ふと「愛のコリーダ」(1976) での松田英子を彷彿としたり。(どちらかというとあえて「吉原炎上」(1987) での名取裕子というよりは。)
鑑賞後にJapan Societyで顔見知りの人に会い、どうクライマックスを予想したかということで面白い会話をした。というのは彼は英題「Killing in Yoshiwara」しか頭になく、原題を理解していなかったからもう少し幅のある結末を予想していたということなのだ。公開当時は元ネタの歌舞伎の演目を知っていた人が多かった訳で、「百人斬り」というタイトルが幾分ネタバレ感ありすぎであったという判断にはならなかったのだろうが、これは英題をつけた人がエラかったという分かりやすい例になりそう。 【kei】さん [映画館(邦画)] 7点(2016-10-27 10:52:20)
1.やったあ!ようやくこの作品、レビュー出来ることがまずは何よりも嬉しいです。でもってずっと前から観たくて観たくていつ観ようかと思ってて、やっと借りてきて観ました。「飢餓海峡」で内田吐夢監督作品にはまり、次いで中村錦之助主演の「宮本武蔵」シリーズを二週間で一気に5本全部観た程、内田吐夢監督の映画には、はまってしまう何かがあります。この作品もまずは何と言っても絵が綺麗!まるで溝口健二監督の作品を観ているようなそこにあるのは日本の美学!美しさとまた力強さを兼ね備えているこの作品、一人の男と女の復讐の物語ではあるものの、けしてどろどろとした復讐劇ではなくて、美しい映像と共に美しい風景、ラストの決闘シーンにしても美しい!ただでさえ美しい桜の花がこれほど美しく描かれているのも珍しい!とにかく美しい中にある人間の持っている欲望というものを内田監督ならではの力強さで描いていて見応え十分!同じ監督の「浪花の恋の物語」も観たい!観たいけど近くのレンタル屋さん、どこを探してもないのが残念!テレビでいいから放送して欲しい!そしたら絶対に観ます。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-09-19 12:09:35)
マーク説明 |
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【点数情報】
Review人数 |
3人 |
平均点数 |
8.00点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 0 | 0.00% |
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7 | 1 | 33.33% |
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8 | 1 | 33.33% |
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9 | 1 | 33.33% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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