みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
19.人間の運命は信念だけではどうにもならないこともあるものですな。特に、ラストシーンはやるせなかった。あかちゃんの鳴き声がきこえなかったらいったいどうなっていたのか。 2回目の鑑賞 ラストシーンは身が切られるような思い。人は変わってしまう。戦争で生死を彷徨うという大きな体験。戦争の長い時間が相手への想いを変えてしまう。新婚の時に別れて心残りがあったとしても。お互いに違うパートナーの子供の存在で我に返ってしまう。社会的な常識におちついてしまう。この作品では男と女の関係はロマンチックだが儚いようだ。● 見渡す限り広がるひまわりが印象的。多数の戦争の犠牲者が土葬された上にひまわりを植えられたそうだ。無数のひまわりの美しさが戦争の愚かさを表現しているかのように感じる。 【ホットチョコレート】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-08-12 08:25:21) 18.《ネタバレ》 今は第2次大戦はこういう酷い戦争だと誰もが知っていますが、当時は少ない情報の中、ジョバンナや女達は待つか、新しい生活に踏み切るかどちらかしかなかったんですね。そして帰って来たとしても相手は戦争に行く前のかつての家族ではない。今となっては当たり前すぎるストーリーで新鮮味はありませんが、主役のソフィア・ローレンの演技が凄いです。情熱的で愛する男しか見えないようなタイプのジョバンナがこういう形で戦争によって運命を狂わされていく。ソ連戦線の寒さと酷さを知らない彼女はアントニオの戦友を酷いと言いましたが、彼に対しても、ラストの夫に対しても、去って行く彼らににかける言葉が見つからず、ただ見送るしか出来ない。気丈な彼女でさえ、どうしようもない力を持つ戦争の前にただ無力であることを思い知らされました。戦争は嫌だという思いが今時の戦争映画みたいな凝ったものでなく、戦場からそのまま原種のような形で渡されたような感じがしました。 【くなくな】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-06-17 02:00:24) 17.《ネタバレ》 自分にとっては毎度のことなのですが、またしてもやっちまったという感じでした(ToT) ジョヴァンナがロシアまで夫を探しに行って一組のロシア人親子に出会った時、子供が「ボンジョルノ」と挨拶し、さらに、家に入ってダブルベッド(&枕×2)を見た時点で「ハハ~ン、成る程ねぇ・・・そういうことか~」と、その時点である程度状況を察していないといけない訳なんですよね。 ジョヴァンナが電車に乗り込み、号泣してるところを見るまで状況が掴めなかった自分には殺意すら覚えますよ全く。 こういう自分みたいな鈍感な人間がレビューすると、どんなに優れた作品でも必ず評価が低くなってしまう(-_-;) この映画の関係者の方々やレビューで高評価なされた方にはちょっと悪いなぁって思います。 さて、自分がこの映画で一番気になってしまったのが、最後の別れのシーンなんですけども、何か妙に過剰な演出に思えてしまうのです。ちょっと捻くれた考えかもしれないですが、映画の後半のストーリーを構成するためにわざわざあの別れのシーンを組み込んだ感じに見えてしまい、そもそもアントニオがイタリアに戻ってきた時点で、最後の見せ場を作ってるんだ、というハリウッドの映画によくあるようなわざとらしさみたいな感覚を覚えてしまって、あのシーンには特に何も感じることが出来ませんでした。 また、その一方、画面全体に夕陽を浴びたようなやや赤みがかった画面が終始非常に美しく、特に画面全体に果てしなく広がるひまわりの風景がとても綺麗で、あの印象的なテーマ曲と共にとても心に染み入りました。このテーマ曲とひまわりの映像だけでも十二分な価値があるのではないでしょうか。 ところで、オープニングとストーリー半ばで出てきたひまわりが堂々とした様子で咲き誇っているのに対し、エンディングで出てきたひまわりは、心なしかうつむいているような気がして、ちょっと切なくなってしまいました。 【もっつぁれら】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-06-07 22:55:28) 16.切なかったです。複雑な気持ちになりました。マンシーニの音楽が良かった。 【ギニュー】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-05-10 23:21:16) 15.《ネタバレ》 ラストシーンのさらに後、離れ離れになった二人はこれから先、どんな思いで生きたのだろうかと考えてしまう。かつての伴侶への愛情と、現在の伴侶、息子や娘への愛情。どれも本当の気持ちだからこそ、胸の中でせめぎあう複雑な葛藤に折り合いをつけていかなければならないのだ。数奇な運命に翻弄されたあげく迎える、どうにもならない結末。いつまでも、深く余韻が残る作品だ。一面に咲き乱れるひまわりの映像は圧巻で、言葉に尽くし難い。大きな傷を受けて、それでもなお太陽に向かって真っ直ぐに立とうとする意志。その強さが、哀しく、同時にたとえようもなく美しい。 【no one】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-14 13:05:47) 14.《ネタバレ》 ヘンリー・マンシーニの主題曲は本当に美しいですね!ヨーロッパ音楽を取り入れた後期マンシーニの代表曲です。 映画の方ではひまわり畑が印象に残っています。 【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-10-28 23:48:46) 13.最高の反戦映画。「記憶を失っていた」と言う彼の気持ち、同じ男性として理解できます。おそらく、記憶を失った錯覚に陥っていただけなのでしょう。そりゃ、ロシアでの彼女との再会のシーン、言葉も出ないハズです。 【T橋.COM】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-05-09 06:54:02) 12.戦場から還らなかった夫を待ち続け、遠い異国の地で遂に探し当てた夫の手がかり。しかしそこにいたのは洗濯物を取り込む若く可憐な女。それだけで全てを悟るジョバンナ。戸口からは幼い娘が顔を覗かせ、「ズドラーストヴィチェ」ではなく「ボンジョールノ」と声をかけてくる。生活感に溢れる部屋。枕が二つ並んだベッド。子供を叱りながら忙しなく動く、溌剌とした若い妻。それらは全て、ジョバンナが10年間夢に見続けてきた光景。夫の生存だけを信じて生きてきたジョバンナが、初めて夫であって欲しくないと思った瞬間の再会。居た堪れなくなって列車に飛び乗るソフィア・ローレンに、ただ涙、涙…。ジョバンナを待っていた、寡婦よりも残酷な運命。ひまわりは、あらゆる悲劇の上に大輪の花を咲かせていました、7点献上。 【sayzin】さん 7点(2005-01-11 01:10:35) 11.ラストの電車での別れのシーンが切なかった。 【ゆきむら】さん 7点(2004-12-01 18:38:00) 10.人間は独りでは強くも清くもなれない生き物なのでしょうね。とりあえず納得のいく結末だったのでこの点数です。 (以下、追記)ところで本日二回目を鑑賞したのですが、どうにもこの映画を観ているとロシアとイタリアがえらくご近所にあるような、そんな錯覚を感じてしまいます。アントニオもしごくあっさりと見つかってしまいますし、言葉はなぜかイタリア人とロシア人同士で通じてしまいますし、非常にご都合主義的な面が鼻につきました。 【K】さん [DVD(字幕)] 7点(2004-10-25 17:27:11) 9.丘に広がる墓標、それと一面に広がるひまわりが重なり、花の一つ一つが、戦地に倒れた兵士の生死を表現していると、切々と伝わります。その一人一人に、その死を悲しむ肉親、友人たちがいて、それぞれに重く、悲しい物語がある筈で、このアントニオの物語も、そういう物語の一つなのでしょう。だから、ひまわりという題名がつけられているのだと思います。、、また、東西対立の時代、近代化されたソ連を写せという映像的無駄を甘受しつつ、ソ連ロケを敢行したのも、次に戦争が起これば、このひまわりが、再び血に染まるのだという、反戦のメッセージを伝えたかったからなのでしょう。、、ただ、判断に迷うのは、ソ連の駅での再会シーンです。もし私がソフィア・ローレンであったら、誰の旦那になっていようと、本当に生きていてくれたことが、うれしくて、うれしくて、思わず足の力が抜けて、その場にへなへなと崩れてしまうのではないかと思うのです。、、、だから、ここから先、ストーリーの論理が、戦争から恋愛に断絶的に転化するようで、、、。そこが素直に共感できないところです。 【王の七つの森】さん 7点(2004-08-24 18:14:17) 8.ちょっとほろり。 【ボバン】さん 7点(2004-08-21 01:34:13) 7.《ネタバレ》 ホームで、去りゆくアントニオを見送るジョバンナ。若き日に夫を戦場に見送り、そして数年後に再び再会したアントニオを見送った。常に駅のシーンで『別離』が演出されており、人の持つ『切なさ』という感情を奮い起こさせる。 一人の女性の数奇ともいえる波乱の人生を、たくましく健気に咲き誇る「ひまわり」にたとえ、苦しみながらも強く生きた当時の女性達を讃えた素晴らしい映画だと思う。 ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニの心に迫る演技は、見ている者を引きつけ、監督のヴィットリオ・デ・シーカによる演出に釘付けとなる。 テーマソングを含めた音楽も印象的で、良い映画に必要な要素を全て兼ね備えています。 【おはようジングル】さん [映画館(字幕)] 7点(2004-08-20 17:52:48) 6.オープニングからして既に良い。ひまわりがとても綺麗。ソフィアンローレンの役柄はきつい。でも女はすごいと思った。結婚してからの僅か10日余りの思い出をずっと大事に心にしまっていられるなんてね。ラストは意外とあっさりしてた。でも、これが大人の恋愛かななどと思ったりしてみたり。実にストレートな作品だと思う。 【ぷりんぐるしゅ】さん 7点(2004-03-28 20:07:32) 5.ソフィア・ローレンの顔・・、怖すぎ。あれじゃ、帰りたくないのも分かる気がする。 【STYX21】さん 7点(2003-11-13 22:51:50) 4.男は最後に女に会いに、わざわざロシアからイタリアに出向いたなら、母親に顔ぐらい見せてから帰れ!と言いたくなった。 長い間、息子を想っていた母親に対する配慮がない。 それにしても、スキーを履いて敵兵を迎え撃つロシア兵には、びっくりした!あれじゃ、無敵のナポレオンだって勝てないよなぁ、恐るべしロシア! 【花守湖】さん 7点(2003-11-01 14:11:23) 3.主役のソフィア・ローレンよりもリュドミラ・サベリーエワに痛々しさを感じてしまうのは、そのキャラクターだけではないと思います。動と静の女性像ふたりが対照的で間に入った男はたまらないでしょうね。映像と音楽も泣かせてくれます。 【omut】さん 7点(2003-06-17 04:46:32) 2. 名作なんだが…監督:デ・シーカ、主演:ソフィア・ローレン&マルチェロ・マストロヤンニってのは余りにもマンネリ過ぎて、涙を誘われるどころか呆れてしまう。主演の二人も確かに抜群の演技力と知名度の高さは分かるけど、チト年をとり過ぎてて無理があるし。若手の無名俳優とか使った方がラストの感銘はより深くなっていたのでは…?ヘンリー・マンシーニの主題曲は結構好きなんだけどね。うーーーん、惜しい。 【へちょちょ】さん 7点(2003-01-10 03:24:03) 1.戦争の生んだ悲劇の一つ、と言い切ってしまうにはあまりにも悲しい。広大なひまわり畑をバックに流れる曲が印象的で心に焼きつく。 【BOBA】さん 7点(2001-01-15 12:41:23)
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