みんなのシネマレビュー

ベン・ハー(1959)

Ben-Hur
1959年【米】 上映時間:212分
アクションドラマ歴史もの小説の映画化
[ベンハー]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-06-26)【イニシャルK】さん
公開開始日(1960-04-01)


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監督ウィリアム・ワイラー
助監督アンドリュー・マートン(第二班)
セルジオ・レオーネ(第二班)(ノンクレジット)
演出山田悦司(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
左近允洋(日本語吹き替え版【1990年日本テレビ】)
キャストチャールトン・ヘストン(男優)ユダ・ベン・ハー
スティーヴン・ボイド(男優)メッサラ
ハーヤ・ハラリート(女優)エスター
ジャック・ホーキンス(男優)クイントゥス・アリアス将軍
マーサ・スコット(女優)ミリアム
ヒュー・グリフィス(男優)イルデリム
サム・ジャッフェ〔男優〕(男優)サイモニデス
アンドレ・モレル(男優)セクスタス
テレンス・ロングドン(男優)ドルーサス
ジュリアーノ・ジェンマ(男優)(ノンクレジット)
ロバート・ブラウン[男優](男優)(ノンクレジット)
ランド・ブッツァンカ(男優)(ノンクレジット)
キャシー・オドネル(女優)ティルザ
フィンレイ・カリー(男優)バルサザー
磯部勉ユダ・ベン・ハー(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
山路和弘メッサラ(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
稲垣隆史クイントゥス・アリアス将軍(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
日野由利加エスター(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
大木民夫サイモニデス(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
佐古正人ピラト(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
小林勝彦バルサザー(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
小島敏彦バルサザー(日本語吹き替え版【BSジャパン追加録音】)
内海賢二イルデリム(日本語吹き替え版【テレビ東京/1990年日本テレビ】)
廣田行生セクスタス(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
斎藤志郎(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
水野龍司(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
安井邦彦(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
楠見尚己(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
大滝寛(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
納谷悟朗ユダ・ベン・ハー(日本語吹き替え版【フジテレビ/テレビ朝日】)
羽佐間道夫メッサラ(日本語吹き替え版【フジテレビ/テレビ朝日】)
島宇志夫クイントゥス・アリアス将軍(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
鈴木弘子エスター(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
相模太郎イルデリム(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
小林清志ピラト/ナレーション(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
宮川洋一バルサザー(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
松村彦次郎サイモニデス(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
富山敬ドルーサス(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
高島忠夫ティベリウス(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
石田太郎ユダ・ベン・ハー(日本語吹き替え版【1979年日本テレビ】)
佐々木功メッサラ(日本語吹き替え版【1979年日本テレビ】)
内田稔クイントゥス・アリアス将軍(日本語吹き替え版【1979年日本テレビ】)
たてかべ和也イルデリム(日本語吹き替え版【1979年日本テレビ】)
矢島正明ナレーション(日本語吹き替え版【1979年日本テレビ】)
島本須美(日本語吹き替え版【1979年日本テレビ】)
松岡文雄(日本語吹き替え版【1979年日本テレビ】)
塩沢兼人(日本語吹き替え版【1979年日本テレビ】)
徳丸完(日本語吹き替え版【1979年日本テレビ】)
藤本譲(日本語吹き替え版【1979年日本テレビ】)
鈴木瑞穂クイントゥス・アリアス将軍(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
武藤礼子エスター(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
中西妙子ミリアム(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
小山茉美ティルザ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
家弓家正ピラト(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
金内喜久夫バルサザー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
寺田誠(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
飯塚昭三(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
村松康雄(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
北村弘一(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
増岡弘(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
山田礼子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
上田敏也(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
仲木隆司(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
幹本雄之(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
玄田哲章ユダ・ベン・ハー(日本語吹き替え版【1990年日本テレビ】)
大塚芳忠メッサラ(日本語吹き替え版【1990年日本テレビ】)
渡部猛クイントゥス・アリアス将軍(日本語吹き替え版【1990年日本テレビ】)
松岡洋子エスター(日本語吹き替え版【1990年日本テレビ】)
宮内幸平サイモニデス(日本語吹き替え版【1990年日本テレビ】)
小林修ピラト(日本語吹き替え版【1990年日本テレビ】)
勝生真沙子ティルザ(日本語吹き替え版【1990年日本テレビ】)
谷育子ミリアム(日本語吹き替え版【1990年日本テレビ】)
石井敏郎セクスタス(日本語吹き替え版【1990年日本テレビ】)
北川米彦バルサザー(日本語吹き替え版【1990年日本テレビ】)
石森達幸(日本語吹き替え版【1990年日本テレビ】)
沢木郁也(日本語吹き替え版【1990年日本テレビ】)
大山高男(日本語吹き替え版【1990年日本テレビ】)
山口健[声優](日本語吹き替え版【1990年日本テレビ】)
広瀬正志(日本語吹き替え版【1990年日本テレビ】)
鈴木れい子(日本語吹き替え版【1990年日本テレビ】)
原作ルー・ウォーレス
脚本カール・タンバーグ
ゴア・ヴィダル(ノンクレジット)
音楽ミクロス・ローザ
撮影ピエロ・ポルタルピ(第二班カメラオペレーター)
ロバート・サーティース
プロデューサー奥田誠治(日本語吹き替え版【1990年日本テレビ】)
制作ブロードメディア・スタジオ(日本語吹き替え版【テレビ東京/BSジャパン追加録音】)
特撮A・アーノルド・ギレスピー
ロバート・マクドナルド〔特撮〕
美術エドワード・C・カーファグノ(美術監督)
ウィリアム・A・ホーニング(美術監督)
ヒュー・ハント[美術](セット装飾)
ケン・アダム(美術監督補)
衣装エリザベス・ハッフェンデン
編集ラルフ・E・ウィンターズ
録音フランクリン・ミルトン
字幕翻訳岡枝慎二
日本語翻訳進藤光太(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
額田やえ子(日本語吹き替え版【1990年日本テレビ】)
スタントヤキマ・カナット(第二班スタント総指揮)
あらすじ
ローマが領土を拡大していた共和制から帝政への移行期の物語。ユダヤの豪商ベン・ハーとローマの役人メッサラは友人同士だったが、ベン・ハーがローマへの協力を拒否したため、メッサラはベンハーの財産を没収し、彼をガレー船の漕ぎ手におとしめる。3年間の奴隷生活の間にベン・ハーはローマの武将の信頼を得て海戦の最中に武将を助けて勝利に導く。ローマで歓待を受けた後にベン・ハーは久々にユダヤの地に戻るが、不当で残酷な制裁を受けて離散した家族や以前の使用人達を探し当てた時、ベン・ハーは復讐の鬼と化していた。

かわまり】さん(2004-03-06)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想】

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171.スケールに圧倒されました。 リーム555さん 10点(2005-01-20 16:20:51)(良:1票)

170.《ネタバレ》 重くつまらないかもと決め付けて見てなかったのですが、パッションブーム(笑)で、見てみようという気になりました。
中世もの古代ものが、とにかく苦手というのも見ない理由でした。
ロード・オブ・ザ・リング以来、中世&古代の映画が増えてきたような気がするのは私だけか?ともかく長い映画でしたが、分けて見ても十分ついていけました。脚本と演出が見事ですね。
一番よかったと思うのは、キリストの顔を映さないという演出。
水にまつわるエピソードが最初と最後に出てきますが、キリストとシンクロさせて非常に品がよい演出に感心し感動しました。
自分もその場にいたような錯覚さえ覚えるほど。後々の映画演出に影響を与えてると思いました。私は戦闘シーンや競技シーンは根本的に好きではないので、こちらのRPG的なうまい演出のほうに惹かれたのです。あと、主役のチャールストンも初めて見ましたが、私には肉体美はどうでもよくて、表情の細かい変貌にびっくりしました。ライバルが死にその憎しみを向ける相手がいなくなった。
それからの彼はどこにその憎しみを向ければいいのか、この描写がよくできてます。キリストの処刑で自らの憎しみもどこに流せばいいのか、そこまででよかったのですが・・答えはそこなのですから。あと、ヒロイン役の人もよかったです。
本当に賢いし見守ったり突き放したりと、理想の女性です。
元は使用人だったのかな?ロデムが変身してるに違いない(笑)と、自分で勝手にうけてました。
私は無宗教ですが、自愛の深さは感動しましたし、相手を許すことで自分も許すことで終わればもっとよかったなあ。
その後の円谷プロが作ったような特写の展開は・・
宗教映画なんだ!と感心するのと、宗教映画か・・と落胆するのと意味が違うので-1点。
でも娯楽性もあり今見ても面白く、品もありよい映画でした。
ちなみに、パッションは・・見る気がしなくなりました。
キリストの逸話は映画という楽しさでいいですから。
あれは楽しい感動がないように思うので・・
アルメイダさん 9点(2004-05-21 07:29:39)(良:1票)

169.《ネタバレ》 もう一度見たのですが、始めにちゃんと「イエス・キリストの物語」と書いてあるではありませんか。やはり、この作品は魂の救済をテーマとしているのです。復讐を遂げた後の人間というのは人生のバロメーターがマイナスからゼロになったようなもので虚脱感はあっても建設的な人生を築く土台はないわけだし、あれほどの目にあったらベンハーほどの強靭な精神の持ち主でも(といおうか強靭な精神の持ち主だからこそ)心はぼろぼろで「それは不当だ!」と叫んで夜中に飛び起きたりやなんかして(ここまで描写したらサイコホラーかコメディーになりますが)、元に戻るには数十回の治療セッションが必要なはずなのに、イエス・キリストは2回会っただけで治してしまうなんてすごいですね。さもなければベン・ハーはきっと、一生の間メッサラと同様の人間を攻撃し続けるサイコで終わっていましたよ。イエス・キリストはこの物語の頃に「やあやあ我こそは旧約聖書イザヤ書に予言されたる救世主なり・・・。」と言って(自分で言ったのではなくて後世の人が言ったことにして)登場、ユダヤ人達に「わてらの目の黒いうちにユダヤ王国は主権を回復するのかいな?(注:傀儡ユダヤ王国は存在)」と期待させながら「王国は汝等の心の中にあり。」なんて言ったものだから、「そりゃインチキや!」と処刑されてしまい、弟子たちのその後の努力によってその教えが各地に広まった(以上は新約聖書の超ダイジェスト版)そうですが、ユダヤ人の中にもキリストが正真正銘の救世主だと思った人もいたはずで、そういったユダヤ人はユダヤ王国の再興後に官僚になったり政治献金をするあてのない下積みだったと考えられがちです。でもベンハーのように金や実力のあるユダヤ人も結構キリスト教に帰依したのではないでしょうか。何しろ復讐は律法に従って実行すればいいし、金は自分で稼げばいいし、地獄の沙汰は金次第(これは浪速商人は言ってもユダヤ商人は言いそうにない)だけれど、生きているうちに心の平安を得ることは非常にむずかしいからです。従来の医療で直せない心の病を治すために精神分析を始めたユダヤ人医師フロイトのお弟子さんたち、聞いてくれていますか? かわまりさん 10点(2004-03-06 10:03:40)(良:1票)

168.最高です!3時間半の長編ながらしっかり前半・後半に見せ場をつくってあります。そして大戦車競争は凄いです!何度見ても凄いです!僕も一度は戦車に乗って馬を走らせたい。英語の口調から衣装等、様々なところで配慮が成されていて凄く丁寧につくってあります。キリスト教の思想というのも、自分なりに理解できたので良かったです。そしてこの映画が現在にも通じることを数多く語っている事を忘れてはならないと思います。いつまでも残っていて欲しい作品ですね。 浜乃神さん 10点(2004-01-20 00:44:17)(良:1票)

167.《ネタバレ》 う~ん、確かに映像は素晴らしかった。ガレー船でのすさまじい戦い、競馬の大迫力には、画面に釘付けにさせられた。しかし、まさかイエスキリストが出てきて、彼が死んだらいきなり母と妹の業病が直るとは!「この世の憎しみや苦しみを彼が持っていって下さった」とは!こんな超大作の結末がチープなオカルトでは、キリスト教徒であるアカデミー会員には感動の嵐であろうが、日本人には失笑、イスラム教徒なら激怒であろう。 凛々さん 7点(2003-11-02 11:47:03)(良:1票)

166.・・・いっぺん、お船の木槌をゴンゴン叩いてみたい。 なんだかんだいってもやっぱり色即是空(VF-154)さん 6点(2003-10-28 02:22:00)(笑:1票)

165. 19世紀末のベストセラー作家ルー・ウォレスの原作3度目の映画化だったことは殆ど知られていませんが、かく言う私も1907年版は未見。しかーし!1926年版(フレッド・ニブロ監督・ラモン・ナヴァロ主演)は観ましたよ!ワイラー版に優るとも決して劣らぬ、映画史上に残るべき傑作でした。ダイナミックな戦車競争シーンも26年版という格好のテキストがあればこそ、という感を強くしましたね。ワイラーのキャリアは1920年代からなので、26年版は絶対に当時観て影響受けまくったハズ!もしワイラー版が完全オリジナルだったのなら、オスカー最多11部門受賞も納得だったんですがネェ。原作付きな上に(サイレントとは言え)手本となる26年版の存在まで加味すると、評価もキッチリ割り引くのが妥当というものでしょう。よって9点。因みに26年版はオスカーを一つも受賞してません。当然です。だってアカデミー賞がスタートするのはその翌年(1927年)ですから。マァ、仮にスタートしてたとしても、まだ部門数も少なかったからワイラー版の最多受賞記録は揺るぎなかったでしょうが。興味のある方は是非26年版も一見することを強くオススメ致します! へちょちょさん 9点(2002-12-31 14:40:21)(良:1票)

164.風と共に去りぬ、十戒と並び不動の名作といえばやはりこのベン・ハーでしょう。今の映画とは違い、CGなんてものがありませんからここに映し出されているものはすべて“本物”。映画の持つ壮大さがこれでもかッ!というほどに伝わってきますし、ガレー船での戦闘シーンやその後の救出シーン、本作最大の見せ場である戦車戦などは本物だからこそ一層興奮します。それにやはりヘストンが主人公ジュダ・ベン・ハーをこれ以上ないくらいに好演しています。4時間近くある上映時間ながら全く長さを感じさせないそのストーリー展開やこのダイナミックな映像など、正に不朽の名作です。 クリムゾン・キングさん [DVD(字幕)] 9点(2002-11-07 02:06:25)(良:1票)

163.ベン・ハーという一人の人間ドラマなのですが、ここまで格調高い作品は今までこれ以外見た事がありません。この映画には一つの人生が全て注ぎ込まれている、そんな感じがします。親友との別れ、奴隷生活の苦難、大競馬での復讐、癒せぬ怒りと絶望、そして救い… 全てを言い表すにはとても足りないのですが、自分の稚拙な説明でこの映画を卑下したくないのでこれで終わりにします。個人的には、今までの映画の中で最高のものだと思います。ぜひ見てほしい。 FeTTさん 10点(2002-07-04 14:18:08)(良:1票)

162.うちの両親が「最高の作品」と絶賛して10回も映画館に見に行った。40年後、息子は同じ回数ビデオを回した。完璧主義者ワイラーが放つ世代を超えた大傑作。 ひかりごけさん 10点(2002-03-24 15:13:15)(良:1票)

161.あたしゃ、「グラディエーター」を見てないので、比較はしませんが、あの時代にあれだけのセット、エキストラを使った映画としてうらやましい映画ですよね。やっぱり注目は戦車競争なんですけど、全部本物でやってるから迫力はやっぱり違いますよね。CGでやると実写並みに良い絵は撮れるけど、実写以上の偶然性が無いものね。転倒した戦車を飛び越えるシーンなんか、スタントとカット割りで上手く乗り切っているよね。こういうのはシナリオでも得られない効果だとあたしは思ってます。宗教が絡んでいるので感心しないという人も確かにいるけど、キリストの顔を見せない事で宗教を実に押さえたのが上手かったと思う。これは元々原作者の意向によるところなんだけど、そういう点で万民が安心して見られる映画に仕上がっていて良いです。 奥州亭三景さん 10点(2001-10-29 17:27:03)(良:1票)

160.史劇の代表作としてあまりにも有名な作品。今まで何回か見ましたが,最初に見たときは,例の騎馬戦やガレー船の迫力が印象に残った。こんな古い作品なのにどうしてこんな映像をつくれたのかと単純に驚いた。何回か見るうちに,この映画の主人公は実はイエスだと思うようになった。特に,奴隷に身を落としたチャールトン・ヘストン演じるユダヤ青年ベンハーに,イエスがそっと水を与えるシーンは胸に迫るものがある。 エリックさん 10点(2001-06-27 07:46:51)(良:1票)

159.《ネタバレ》 冒頭、実に6分以上にもわたって、宗教壁画の一部、人物の手だけをアップにした止まった画像のまま音楽が流れ続けます。とりあえず、円盤の不良か、機械が故障したのかと思いましたよ。200分を越える大作ですが、この部分だけは時間の無駄だと思いました。本編は、とにかく映像の迫力と、緻密さ、精細さに、食い入るように見入ってしまいました。最大の山場はチャリオットレースのシーンで、臨場感にあふれ、かつ、演出過剰に陥らずに地に足の着いたリアリティが感じられるという奇跡的な仕事です。それ以外のシーンも、それぞれ、非常に丁寧に綿密に深みのある美しい映像に造り上げられています。ストーリーがわかりやすいのもいいですね。シンプルな復讐劇が物語の軸となっていて、それに、キリストの生誕、磔刑のエピソードをうまく絡めて、物語に奥行きを与えています。終わり方はちょっとどうかなと思いましたが、キリストなら仕方ないと思い直しました。 camusonさん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2024-02-01 17:44:54)

158.《ネタバレ》 『タイタニック』も『ゴッドファーザー』も存在していなかった昔、ハリウッド超大作映画の代表と言えば間違いなく本作『ベン・ハー』、なんせ試写会では昭和天皇・皇后までご覧になっているぐらいですからね。そして『ベン・ハー』といえばやはりチャールトン・ヘストン、本作の前も後もノミネートすらされていない彼の唯一のオスカー受賞作で代表作、じっさいのところヘストンの他の代表作は?と問われてとっさに思い浮かばないから困ったもんです(あとは『猿の惑星』ぐらいかな)。そう言えばどっかの医薬品メーカーが“ベン・ハー”という商品名の水虫薬を販売してましたよね、今でも店頭に並んでいるのかは知りませんけど、このネーミングはどういうセンスなんでしょうかね(笑)。 戦車レースのシークエンスがあまりに有名ですけど、サブタイトルにある通りにかなり宗教色が濃厚な物語です。たしかに超大作に相応しい美術関係の造りこみ具合ですけど、スペクタクル・シーンは戦車レースの他は意外と少ないというかほとんど無い。その分役者の演技を的確にコントロールするウィリアム・ワイラーの力量のおかげで、文芸大作として立派に成立しています。ユダ・ベン・ハーはイエス・キリストと同時代人という設定でまるでイエスを狂言回しの様に見せるストーリーテリングですけど、イエスの姿は後ろ姿か遠景でしか見せずセリフすら一言もなし、これは大映の『釈迦』でお釈迦様の見せ方にそっくり真似されていますね。まあキリスト教信者には素直に琴線に触れて納得がゆくんでしょうが、信仰に縁がないこちとらなので復讐の鬼となったユダがイエスの姿を見ただけで普遍の愛に目覚めるというお約束の展開にはついてゆけませんでした。ワイラー自身もユダヤ系の人なので、ユダヤを過酷に支配するローマ帝国にユダヤ人を虐殺したドイツ第三帝国を想起させるような意図があったんじゃないでしょうか。 三時間半もある長尺なのでなかなか見直すチャンスが少ないんですけど、お正月休みにのんびり観るには向いているのかもしれません。 S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-01-04 22:00:10)

157.《ネタバレ》 どえらいお金がかかっている壮大な映画ですが、内容は‶小学校中学年向き偉人伝”です。なにしろ人物描写がシンプル。感情パターンが「裏切られる」→「悲嘆に暮れる」or「復讐に燃える」→「奇跡を前にして歓喜」、と情感のひだが少なめ。人間がこんだけ単純ならキリスト教のみならず各宗教布教は容易に広まったことでありましょうが、二千年経った現在人類の思考はもう少し複雑なのでした。戦争はいっこうに収まらんし。
映画は前例の無いほどに作り込まれていて、セットや衣装のまばゆさにパワー負けしそうです。ただ、あくまで‶舞台上のお芝居”を観ているようでリアリティは低い。世を忍び廃屋に隠れ住んでいる元従者の娘の髪が綺麗にセットされていて、肌ツヤも良くメイクもばっちりというあたりとか。
長尺なドラマの締めを、それまで観客と共に苦難を分かち合ってきた主人公ベン・ハーが担わない、というのには感動どころかずっこけた21世紀の客(=わたし)でありました。
ともあれ、C・ヘストンの隆々たるスターの風格といい、制作への熱量といい、当時のハリウッドの隆盛をつくづくと知る作品です。 tottokoさん [DVD(字幕)] 7点(2021-06-13 22:39:33)

156.すごい作品を観た気がした。
圧倒的な壮大感の名作・大作。
3時間半はダテじゃないです。
60年も前にこんな映画が作られていたなんて。

ただ、個人的に求めるヒューマンドラマのベクトルとは違ったか。
あくまで個人の趣向の違いだけど。
あとは長時間に耐えきれるかどうかが問題か。 愛野弾丸さん [試写会(字幕)] 8点(2020-07-28 00:37:27)

155.あきれる程の超大作。ではありますが、この作品の魅力はやはり、「折り目正しい文芸大作」らしからぬ残酷描写にあると思います。ハイ。
そりゃまあ、史劇と言えばスペクタクル、スペクタクルと言えば物量投入のド派手な演出、もともとがバカ映画と表裏一体の部分があるっちゃあ、あるんですけど、それにしても、あの戦車の競争シーンのエゲツなさ。かなりデスレース魂が入っちゃってます。ただでも4頭立ての馬がひしめき合って駆け回る迫力満点のシーンなんですが、レース中、これでもかと人が戦車に跳ね飛ばされ、馬に踏みつけられる、まーー残酷なこと。メッサラの乗るギリシャ式戦車のスーパー超合金ドリル(?)がガリガリと迫ってくる描写もギミック感バツグンで、ライバルたちの馬の脚を次々に粉砕し血祭りにあげていく、とまではさすがにエスカレートしないけれど、でも、ヒヤヒヤさせられます。
ガレー船のくだりも生々しくて結構、残酷なテイストに仕上がっており、太鼓の合図に乗って船を漕がされる奴隷たちの痛々しい姿などもドエラく執拗に描かれていて、結構、観ててクセになります。海戦シーン自体はミニチュア撮影で、1925年版に比べるとスケールダウンの印象がありますが(でもよく出来てると思う)、浸水する船底での奴隷たちの阿鼻叫喚の痛々しい姿も、かなりのインパクトです。これらの描写を経た後、九死に一生を得たアリウスとベン・ハーが救出される。提供された飲み水の最初の一口を、ひと呼吸おいてまずベン・ハーに差し出すアリウス。って、まあここだけ見りゃ、かなりクサいシーンですが、そう感じさせないのは、ここまでの執拗な描写、残酷な描写があってこそ。
というワケでこの映画、結構、「不良」してるよなあ、ってな所が好きなんですけどね。ただ、ラストが近づくにつれ、バカっぽさが無くなるというか、おとなしくなるというか、とにかくラストの雷雨のシーンが弱い気がしちゃうんですけど、どうでしょうか。 鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2019-01-28 22:26:44)

154.《ネタバレ》 大迫力。戦車シーン。でも、最後のキリストのくだりで、げんなり。 にけさん [映画館(字幕)] 4点(2019-01-04 22:47:29)

153.波乱な道程を歩む姿を描きつつも、最後は神頼みなエンディング
迫力には圧倒された Renさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-11-19 15:24:40)

152. キリスト教の世界観に基づく一大叙事詩。名画を思わせるゴルゴダの丘、巨大な円形競技場やガレー船海戦、さらに都市国家のセットや大群衆のシーンなど完成度の高いスペクタクル大作。
 ルネッサンスの絵画から抜け出たようなC・ヘストンの重厚な演技が見事。そして、神の視点で俯瞰するかのような戦車競走の迫力は映画史に残る名場面だ。
 母と妹の病が治る奇跡など宗教的なメッセージを織り込み、キリストの教える愛と赦しを語る。彼の受難も描いているが、キリスト教の布教活動における世界各地の摩擦を考えると、これらのシーンは素直に感動できない。 風小僧さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-05-14 11:13:18)

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【点数情報】

Review人数 191人
平均点数 8.02点
000.00% line
100.00% line
231.57% line
300.00% line
442.09% line
5105.24% line
6157.85% line
73116.23% line
84423.04% line
94020.94% line
104423.04% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.14点 Review14人
2 ストーリー評価 7.94点 Review19人
3 鑑賞後の後味 6.61点 Review18人
4 音楽評価 8.27点 Review11人
5 感泣評価 7.55点 Review9人

【アカデミー賞 情報】

1959年 32回
作品賞 受賞 
主演男優賞チャールトン・ヘストン受賞 
助演男優賞ヒュー・グリフィス受賞 
監督賞ウィリアム・ワイラー受賞 
撮影賞ロバート・サーティース受賞 
作曲賞(ドラマ)ミクロス・ローザ受賞劇・喜劇映画音楽賞
視覚効果賞ロバート・マクドナルド〔特撮〕受賞 
視覚効果賞A・アーノルド・ギレスピー受賞 
音響賞フランクリン・ミルトン受賞 
美術賞エドワード・C・カーファグノ受賞 
美術賞ヒュー・ハント[美術]受賞 
美術賞ウィリアム・A・ホーニング受賞 
衣装デザイン賞エリザベス・ハッフェンデン受賞 
脚色賞カール・タンバーグ候補(ノミネート) 
編集賞ラルフ・E・ウィンターズ受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1959年 17回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
主演男優賞(ドラマ部門)チャールトン・ヘストン候補(ノミネート) 
助演男優賞スティーヴン・ボイド受賞 
監督賞ウィリアム・ワイラー受賞 

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