みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
45.おそらくドイツにとっては最高のタブーに挑んだ作品だったようで、 ベルリン陥落の様子と、すでに破綻しているヒトラーの理念に雁字搦めに なっている上層部の悲哀を旨く表現しており、純粋に良作。 なお、主役のブルーノ・ガンツのヒトラーはじめ、よくぞここまで似させてた と思われるくらいの俳優陣営。特にシュペアーや、ゲーリングなどは実物と そっくりなので驚いた。 【JCBN】さん [インターネット(字幕)] 9点(2007-04-10 00:32:57) 44.人間ヒトラーが八方ふさがりの戦況や裏切られた人間関係によって徐々に狂気へ変わっていく彼の苦悩や苦しみがわかった。 教科書では「ユダヤ人を迫害し、ドイツをファシズムによって支配し、降伏前に自殺した人物」としか書かれていない。冷徹人間みたいです。 たしかに彼は正しい事はしていないそれと正反対な事をした。(戦時中は正しい事なんてわからないからしょうがないが)ですが、彼も温かい血の流れる人間で、ただ理想を追うために『道』を踏み間違えただけなのである。 【甘口おすぎ】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-03-12 20:48:46) 43.戦争に良いも悪いもないのだろうけど、 それに関わった者は生きて贖罪の日々を送る必要があるのかも知れない。 死ぬことは単なる逃げでしかなく、ヒトラーもまた弱い人間の1人だったということか。 まあ、そんなことはどうでもいいんだけど、とにかくこの作品は長い。 それに退屈。 次から次に人が死んで行くけど、もう誰が誰だったかわかんなくなる。 もう少しキャストを整理してもらえれば、少しは楽しめたかも知れない。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 5点(2007-02-19 02:19:27) 42.興味深く拝見させてもらいました。どんな人間でも、色んな面があるんだなぁと改めて感じました。ところで、いくら敗戦濃厚とはいえ、戦争してるまさに本部で酒飲みまくりっていいのかいっ!って思ったり。 【狼さん。】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-03 01:38:15) 41.タイトルでも分かるように、この映画ではヒトラーの黎明期・全盛期は取り上げられておらず、既にドイツが敗戦濃厚となったシチュエーションから始まります。したがって未だにカリスマ性を持ち続けている強いヒトラー像は何処にもなく、最早気弱でヒステリックなオヤジでしかなく、このような人間味と悲哀を伴った映画の中のヒトラー像は新鮮でした。 【(^o^)y-~~~】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-03 00:48:31) 40.誤解を恐れずに言うなら、自国の暗部であり恥部、周辺諸国にとっては忌むべき対象でしかないものをさらけ出すことで、ハリウッドの力を借りず、これだけの規模の映画を創って世界に発信できてしまう、エンターテイメントの駒としての、ヒトラーというリアルヒール持っているドイツという国に羨望を覚える。 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-12-12 01:36:10) 39.《ネタバレ》 この映画において、どの部分が真実でどの部分がフィクションかはわからないが、「人間的に弱々しい晩年のヒトラー」を、ただの狂人としてではなく、心の葛藤や周囲との軋轢を描写しながら、上手く描いていたと思う。ヒトラーの犯した残虐な行為は決して人道的に許されるべきではないが、日本においても大量殺人が肯定される歴史があったのと同様に、時代に応じて「常識・良識」が異なるのであるから、その悲惨さ、残虐さを描くことなく、滅亡への最期の12日間に絞り描いたのは興味深かった。虐殺を続けた独裁者としての後世の評価は置いといて、ヒトラーはその時代のドイツの英雄であったことは否定できない事実であるが故に、その最期は一段と絶望的で侘しいものであったのであろう。負けた後の立ち振る舞いとしては、潔しと言えるのかもしれない。 【ぼぎー】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-12-04 01:59:01) 38.最後の12日間、もはや崖っぷち。 戦況、兵士たちや将校、そしてヒトラー自身の精神状態に至るまで。 まるで余裕が無い、終始転がり落ちていく様を見せつけられたという感じである。 押し寄せる敵軍の波、対するヒトラーの心の揺らぎ。 丁度良い塩梅で描かれていたと思う。 勝ち目は無い、だが撤退も降伏も拒否しどうすることも出来ない状況。 そこで一人怒りを露わにしわめき散らす姿、その背中は小さく哀れみさえ覚える。 国民は逃げ惑うだけか、単なる被害者なのか。 その辺りも作中で軽く言及していて感慨深い、身につまされる思いである。 見応えはあったが終盤に長さを感じてしまった。 【HIGEニズム】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-11-15 21:44:08) 37.◆155分という長尺に耐えられるかどうか心配しながら鑑賞しましたが、最後まで惹きつけられながら見れた作品でした。◆僕はヒトラーに対して、「独裁者」で「虐殺者」という漠然としたイメージを持っていたため、ヒトラーの行動や言動に対して理解ができませんでしたし、なぜ彼に人々はついていったのかもわかりませんでした。◆しかし、実際映画を見て、もちろん数多く事実と違うことがあるでしょうが、「ヒトラーの言葉の使いまわし」と言う点においては、かなり卓越したものがあると思いました。「スターリンのように大粛清をおこなうべきだった!」とか、ヒトラーは激昂したときであっても言葉を巧みに使い分けて、人の感情に直接訴えかけていることがよくわかりました。◆彼の言動の物怖じの無さや、言葉の巧みさ、それから時折見せる悲しそうな目、節々に彼のカリスマ性が現れていたように思います。それはもちろん、ブルーノガンツの腕もあったでしょうが、ヒトラーのカリスマ性を少しでも理解できてよかったように思います。◆映像もきれいで、リアルな部分もあり、よい作品であったと思います。8点を献上させていただきたい。 【もりたろう】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-10-22 20:01:53) 36.《ネタバレ》 正直軽い気持ちで見始めたのですが、うーん、なんか言葉では言い表せない複雑な気持ちにさせられました。彼が戦時中行った行為はどんな言葉をもってしても決して正当化できる事ではありませんが近親者に対する人間味ある対応や思いやり、そして総統の顔になった時の激昂し取り乱す様子に一人の人間としての存在を見た気がします。決して軽々しい評価が出来る作品ではありませんが、このような非常に重い題材を重厚な映像で正面から描き、その結果心が激しく揺さぶられたのは事実です。悩みましたがその点を評価してこの点数をつけました。 【MEL】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-09-09 19:56:39) 35.ユダヤ人に関する描写がバッサリと切られているところに違和感がないわけではないんですが、逆にそこまで描き出すととてもじゃないが上映時間が足りない。これはある意味正しい選択だったようにも思います。ヒトラーがあのタイミングでいなくなってしまうことからも想像できるように、この映画は第三帝国の崩壊を前にしたヒトラーだけではなく、彼を取り巻く様々な人間達が何を思いどう行動したかに迫ったドラマ。戦争責任という点では、昨今の日本の社会状況を考えるうえでも何かしらのきっかけになる貴重な作品でした。 【とかげ12号】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-09-07 21:27:27) 34.特別面白かったわけではないが、興味が惹かれる作品。伝記物としたらなかなか良く出来ていると思う。 【miso】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-07-31 20:29:53) 33.あのヒトラーも、最期の12日間は「イッパイイッパイになったオヤジ」だったんですね。盲目的に彼を崇拝する周りの人たちが可哀想でした 【まんせる】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-07-13 19:22:18) 32.第三帝国の反省の色が濃すぎる感じがして、あまり好きになれなかった作品・・・と表現せざるを得ない。日本版でもしも、似たような映画を作るとしたら、それは「補償」の一手段なのか?と思ってしまう。スケールの大きな作品であっただけに、少し残念にも思う。 【ロウル】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-05-20 21:31:25) 31.《ネタバレ》 この監督に密室ものを作らせたらすごい…esも好きだけどこれはすごい。 まさか最後に主人公の秘書が出てくる事も、リアルな話な事も知らなかったんですが、ブルーノ・ガンツの名演もあり、息ぐるしくなるほどのリアルな雰囲気が映画から感じられます!! 地下で酒に酔い、踊り、現実逃避する将校、その将校のために無意味にソ連軍の侵攻を食い止める兵士達、、、すごい良く出来てます。 もう最後の彼女の笑顔にどれだけ癒されたか、この瞬間にスゲエほっとする自分が監督の思うツボだなぁ~と。観ても全く損の無い作品だと思います ただ、兵士の自殺シーンは見せるのに、ヒトラーとかの自殺シーンは見せないっていう区別がイマイチ良くわかんなかったので9点 【マキーナ】さん [DVD(邦画)] 9点(2006-05-15 22:11:54) 30.ヒトラーの最後については全く詳しくなかったので、単なる伝記として評価し辛い所はある。ヒトラーの理論というものは正直言ってごもっともなことが多く、弁護士にでもなればかなり有能だったのではと思うが、なぜユダヤ人虐殺のような極論に走ってしまったのか残念でならない。ヨーロッパではこのようなことを言うだけで罪になるらしい。そのようなことも全く異常であるとしか言いようが無く(ハリウッドにも大勢居るが地位を得たユダヤ人によるヒトラーの逆虐待と言える)、その意味ではヒトラーを人間的に捉えたこの映画は価値のあるものなのかもしれない。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-05-15 16:26:13) 29.秀作でした。誰の目にも破滅が明らかになる中、人々が見せる冷酷さと優しさ、頽廃と忠誠、緊張と弛緩。そのコントラストが見事です。特に気に入ったのは、ヒトラーの死を知った将校たちが一斉にタバコに火をつけるシーン。些細な描写ですが、この一服はさぞかし微妙な味だったことでしょう。米人はこれを優越感と興味本位で観るでしょうが、日本人は共感を抱きつつ観ることができると思います。 【眉山】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-04-16 17:38:45) 28.ドイツ人が描くヒトラー映画か。。。 それだけでも意味のある映画かと。 しかし、もっと自虐的な映画かと思ってた。 「他人ごとではない客観」という立場で描かれた映画ですね。 ヒトラーって、こういう人物だったんだね。 かなり印象が変わった。 【とっすぃ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-04-15 10:50:13) 27.製作側の意図がどうあれ、アドルフ・ヒトラーが特異な存在には見えない映画でした。幕僚たちを前に切羽詰ってわめき散らす姿は、中小企業のワンマン社長の姿にも似て哀れです。映画である以上、作り物(=フィクション)であることには違いないので、最後までそれに徹してくれたほうがスッキリしたんですが・・・でも、個々のキャラクターがよく立った、それぞれに背景・人間性を感じさせる良質の作品です。 【HIDUKI】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-04-10 18:58:33) 26.私はこの手の作品は単に、元秘書なる人物の功名心とかお金儲けに加担しているに過ぎないと考えます。後になれば何だって言えるんですよ。ラストシーンにそれが表れています。最近TVでよく見た、乙部さんなる人物にもつながる軽薄さを感じます。たかが秘書でしょ!だってこの人、若かったからとか、虐殺は知らなかったとかさんざん自分は弁解している。そして罪に問われていないわけでしょ。これはずるいね。あくまでもいちバイトさんの主観的な視点で描かれたものだと思います。私はこの作者こそ罪を償うべきだと思います。あと蛇足ですがこの作品は、せりふのシーンから、爆撃シーンへの転換の「音」があまりにも爆音過ぎます。なんだか難聴になりそうでした。せりふのシーンのたびに音を上げて、また爆撃のときに音を下げての繰り返しでした。 【たかちゃん】さん [DVD(吹替)] 3点(2006-04-05 18:50:54)
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