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ヒア アフター

Hereafter
2010年【米】 上映時間:129分
ドラマファンタジー
[ヒアアフター]
新規登録(2011-01-09)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2014-11-10)【イニシャルK】さん
公開開始日(2011-02-19)
公開終了日(2011-03-14)


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監督クリント・イーストウッド
キャストマット・デイモン(男優)ジョージ・ロネガン
セシル・ドゥ・フランス(女優)マリー・ルレ
ジェイ・モーア(男優)ビリー・ロネガン
ブライス・ダラス・ハワード(女優)メラニー
マルト・ケラー(女優)ルソー博士
デレク・ジャコビ(男優)デレク・ジャコビ
リチャード・カインド(男優)クリストス
ステファーヌ・フレス(男優)ギョーム
ミレーヌ・ジャンパノイ(女優)レポーター ジャスミン
内田夕夜ジョージ・ロネガン(日本語吹き替え版)
小林由美子ジェイソン/マーカス(日本語吹き替え版)
根本泰彦ビリー・ロネガン(日本語吹き替え版)
小林さやか〔声優・1970年生〕マリー・ルレ(日本語吹き替え版)
糸博デレク・ジャコビ(日本語吹き替え版)
脚本ピーター・モーガン〔脚本〕
音楽クリント・イーストウッド
撮影トム・スターン〔撮影・照明〕
製作クリント・イーストウッド
キャスリーン・ケネディ
ロバート・ロレンツ
ワーナー・ブラザース
製作総指揮スティーヴン・スピルバーグ
ピーター・モーガン〔脚本〕
フランク・マーシャル
配給ワーナー・ブラザース
美術ジェームズ・J・ムラカミ(プロダクション・デザイン)
フランク・ウォルシュ[美術](美術監督)
衣装デボラ・ホッパー
編集ゲイリー・ローチ
ジョエル・コックス〔編集〕
あらすじ
フランスのジャーナリストのマリーは、津波にのまれた時に臨死体験を経験し人生が変わりはじめる。ロンドンに住む少年マーカスは、双子の兄を亡くし悲しみから立ち直れずにいる。アメリカ人ジョージは、霊能者として有名だったが、今ではその能力を使うことをやめ静かに生きようとしていた。3人は、それぞれの苦悩と向き合いながらも、必死に何らかの答えを見つけようとしていた。

パセリセージ】さん(2012-05-16)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想】

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18.《ネタバレ》 兄には「人助け」と言うが主人公(マットデイモン)は自分の能力を「呪われている」と思っている。料理教室での彼女は次からの教室には来なかった、やはり今回も人を助けることは出来なかった(と思い込んでいる)だから呪われていると。 双子の少年に出会い「ジェイソンはどこへ行くの?」という問いに自分の能力とまともに向かい合うことをしなかった主人公には、その問いには答えることができなかったが、そこから導かれるように臨死体験者との出会いで自らその呪いの呪縛を開放してゆく、、かも。 これマットデイモンの「みにくいアヒルの子」でしょうかね、ある意味霊能力はあまり重要じゃないですね、でもとても引き込まれた(私が波に飲み込まているようだった)。  そろそろ「イーストウッドにハズレなし」って言っていいかな。 かのっささん [映画館(字幕)] 8点(2011-02-26 13:46:41)

17.《ネタバレ》 冒頭の津波シーンは、さすがアンブリン・エンターテイメント。リアルな津波シーンにより、一気に映画の世界へと引き込まれます。(最近流行のド派手なCGに比べると地味ですが、映像的にはかなり高度な設計を行っており、CG臭さを微塵も感じさせないところに「凄さ」があります)▼秀逸だったのはシナリオ。ストーリー進行の3分の2までは、全くリンクしない3人の人生。残り3分の1で、一気に集束して全てが「真の解決」へと向かう。▼イーストウッド監督の素晴らしさって、映画を見終わった後に残る「気持ち」なんですよね(私は勝手に【残照】と呼んでいます)。なんとも言えない、落ち着いた良い気分になれました。もし、ジャンル分けするなら、ヒーリング映画ってジャンルかも知れません。▼死後の世界とか、霊能力って言葉にアレルギーがない方にはオススメの佳作です。 ▼追記:ある意味、ひじょうにリアルな描き方をしています。この意味、わかる方にはわかるでしょう。 伊達邦彦さん [映画館(字幕)] 8点(2011-02-26 02:00:47)

16.《ネタバレ》 リゾート地を襲った大津波や地下鉄爆破テロなど実際に起こった事例を織り込み、「死者と交信できる霊能力者」「臨死体験をしたジャーナリスト」「双子の兄を亡くした少年」の、死に触れたコトのある3人のストーリーが1つにまとまっていくストーリー展開は悪くないし余韻の残る音楽も良い。ただ冒頭の大津波でいつものイーストウッド映画とは違う?と思わせたものの、以後は相変わらず抑えに抑え観る者に委ねる様な演出ばかりなので霊を扱った内容共々観る人を選びそう。死に触れたコトにより、ソレに囚われた感のある3人が解き放たれるような開放感のあるラストは良かった。最後のアレは「え?」と思ったけど(笑)。 日本にも「川を渡りかけたが向う岸にいたお爺ちゃんにまだ来るな!と言われて帰ったら目が覚めた」とか「寝ている自分を上の方からもう一人の自分が見ている」など臨死やら幽体離脱やらの体験談も多く、諸説様々ありますね。興味深い話でハッキリ知りたい気もしつつも、UMAなんかと同じで曖昧なままが一番な気がします。科学も発達して来ているからいつかスピリチュアル的なモノも解明されちゃうのかな。 この作品でも嘘の霊能者が多数出てますが、本物の強い力を持っている霊能者はマーカスのように霊と交信を願っている者や、生者へのコンタクトを願っている霊などの救済を行っているのだろうか。普通の人の生活を送りたいと願い死者と交信できるコトを「呪われた力」と忌わしく思っているジョージは疲れ果てていましたが、あそこまで出来てしまう強い霊能力は「選ばれし者の力」というイメージがあるし、ある意味宿命を背負ったと思いますけどね。双子の兄を亡くしその兄との交信を切望していたマーカスを救済し兄依存体質からも脱却する道を示した。その流れから分かり合える臨死体験をしアッチ側を覗いた女性とも知り合えたのもその「力」のおかげだけどもジョージはどう生きていくんだろうな。まぁ「大いなる力には大いなる責任が伴う」って有名な台詞が浮かびましたね。そういえば、最近あまり話を聞かなくなった『恐山のイタコさん』は健在なんだろうか?とか、お婆ちゃんばっかで後継者いるんだろうか?などと心配になってしまったのは私だけだろうか。 ロカホリさん [映画館(字幕)] 7点(2011-02-25 00:52:42)

15.まず率直に、自分の大好きだった、すでに亡くなってしまった人たちと、もう一度会いたいなあと無性におもいました。いろいろとモヤモヤの残る作品でしたが、一期一会とか、好き嫌いとか、相性とか、運命について思いました。最後に彼が彼女に書いた手紙の内容はどういうものだったのでしょう。あと、イギリスのいろんなひとの、本の展示会の雰囲気は非常にヨカッタなあ。あと、マットデーモンがどっかの街角を歩いていると、いきなり、ジェーソンボーンになるのでは?と、不安になった。死後の世界の想像は自由です。 男ザンパノさん [映画館(字幕)] 6点(2011-02-24 00:11:31)

14.《ネタバレ》 クリントイーストウッドの作品らしい雰囲気が感じられる映画だったが、あまり楽しめなかった。自分の理解不足かもしれないが、主要人物3人の3つのストーリーの関連性が感じられず、最後の方に3人が交わることは交わるのだが、それによって何かが起こると言う訳では無く、単に「マッドデイモンと合った」というレベルに感じた(子供と津波の女性は何の接点もなかったし・・)。更にはマッドデイモンと津波の女性がエンディングでいきなり恋人同士?と言う感じの雰囲気になるのも急すぎるような気がする。繰り返しになるが、本作はイーストウッドの映画らしい上質な雰囲気が感じられるが、ストーリーが弱い気がする。 珈琲時間さん [映画館(字幕)] 5点(2011-02-23 22:14:20)

13.泣きに泣いた。イーストウッドはますます透明になっていく。 まぶぜたろうさん [映画館(字幕)] 10点(2011-02-23 06:22:48)

12.《ネタバレ》 "死後の世界"というものに触れた者、つながる者、真剣にその存在を願う者。それぞれ3つのベクトルを持ちながら話は展開していきます。予告編や実際の映画を観ても、一見これは死後の世界を中心として描かれた話のように見えますが(実際、双子クンのストーリーはそうなのかもしれない)、これは"死後の世界"をスパイスにした恋愛モノだと感じます。作中、ジョージ(=マット・デイモンさん)に感情移入していた私には彼の恋愛の難しさや、相手を信じて真実を教えても相手を気味悪がらせたり傷つけてしまうような自分の能力に嫌悪感を覚えて、それに苦しむ彼の苦悩がひしひしと伝わってきました。せっかく好きな人と出会っても本当の自分を出すこともなかなか出来ず、それだけに"死後の世界"ありきで出会えたマリーとの関係は、ジョージには願ってもないものだっただろうしとても祝福してあげたくなりました。そこらのかるーいノリの恋愛映画よりよほど恋愛映画として楽しめました☆

ただ個人的にはマリーの周りの心配を無視するような態度はあまり好感を持てませんでした。腫れ物に触るようにされるのが嫌だったのでしょうが、受けた仕事を要求どおりに仕上げず、ただただ周りの無理解を嘆く彼女のやりかたにはちょっと・・・。最初の彼氏もかわいそうだと思う。

料理教室の彼女とか、マリーの元彼氏とか、物語上浮かばれないキャラクターたちの扱いが個人的に可哀相になりますが、まあ恋愛にも勝者がいれば敗者がいるんでしょうね。
オカルトものだと思ってあまり期待していなかった映画ですが、人にもオススメできる一品でした。 TANTOさん [映画館(字幕)] 8点(2011-02-22 00:36:15)

11.《ネタバレ》 イーストウッド監督作品を観ていると、たまに何が言いたいのかよく感じ取れないことがある。「チェンジリング」「グラン・トリノ」といった分かりやすい作品が続いていたので、もはや問題はないと思っていたが、今回は正直言ってよく感じ取れなかった。悪い作品ではないと思うが、良い作品とも思えない。再見すると徐々に彼が言いたい事が伝わってくるので、本作も何度か観れば分かるようになるとは思うが、全体的にぼんやりとしすぎたというか、重みに欠けたような印象。イーストウッドは、派手な演出を好まないだろうし、ドラマティックな展開を盛り上げることもないだろう。これが彼の持ち味だと思うので、感じ取れる人が分かればよいかもしれない。
①事故死した双子の兄を忘れられない弟、②死者の声を聞くことができる孤独な労働者、③臨死体験をしたことが忘れられないニュースキャスターという三者が本作のメインキャストとなっている。普通の映画ならば、きちんと“死”に向き合い、前向きに生きようとすることを決意する①の姿勢が描かれると思われる。もちろん、本作もそのようなものが描かれているが、あまり心に響いてこなかった。子役が感情を爆発させるわけではなく、子役が無口過ぎたか。彼が苦しみや悲しみを吐露し、兄ときちんとお別れすれば、単純に泣ける映画になっただろうが、イーストウッドはもちろんそのようなことはしなかった。
死者と会話をすることができるが、現実社会では上手く生きることができない労働者がようやく分かり合えるパートナーを見つけることができるということも本作の大事なポイントとなっているが、②と③の出会いが唐突すぎるような印象を受ける。もしディケンズが好きでなかったら、もしあの朗読者のことを好きでなかったら、もし少年を助けなかったら、もし手紙を書かなかったら、という運命の糸のようなものが絡まっている面白さはあるものの、この辺りもイーストウッドらしく淡々とした仕上りとなっている彼らの出会いにより、何かキセキのようなことが起きるというドラマティックな展開ではない気がする。もっとも各キャラクターが抱える悩みというものが、現在の自分とはかけ離れているので、上手く感じ取ることができないのだろう。また、自分が精神的に若すぎて、イーストウッド作品を理解できるレベルに達していないので、もうちょっと後にもう一回観た方がいいのかもしれない。 六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 6点(2011-02-21 23:58:13)

10.作中、霊能力者の男は何人かの死者と交信した。交信を求める人はその大切な人の死を受け入れられずに引きずっている人々だが、対話に応じた死者は皆、こちら側に残っている者に前向きに生きることを願っている。特に霊能力者の男を介し、死んだ双子の兄が弟に語りかける場面は感動的でした。「俺を引きずるな。もう助けてやらないぞ。俺の帽子を脱げ」、と。そして弟は最後はずっと被ったままだった兄の帽子を脱いでいた。本作に登場する3人ともそれぞれの事情で死と向き合いながらも、最後は迷いながらも前を向いて歩き出している。ファンタジー的題材でありながらもファンタジー的描写は抑えられ、死後の世界や死者の意識は感じるもののその姿はハッキリとは見せず、あくまでも描かれるのはそれぞれに死を意識し迷い苦しみながらも再び前を向いて現実的に今を生きていこうとする人々だ。イーストウッド的だとも思う。生きているうちには大切な人を亡くすこともあるだろうし、死を意識する事もあるだろうが、結局はそれを乗り越え前を向いて生きていかなければならないんだ。ラストの3人の姿はそんなことを感じさせてくれました。 とらやさん [映画館(字幕)] 8点(2011-02-21 23:22:17)

9.死後の世界を描いたオカルトチックなものだと思っていましたが、良い形で裏切られました。が、ちょっと平均点高すぎじゃないでしょうか?それぞれの形で身近に迫った死を乗り越えて生きて行くという落とし所は素晴らしいです。タイトルのヒア・アフターのヒアとは「現世」の他に「生き方」のことだったんですね。しかし、ラストシーンは少し急ぎ足になっているように感じました。静かに染み入るヒューマンドラマかと思っていたらあんなに露骨なキスシーンが出てきてびっくりしましたよ。(まあ、キスは人間の営みですが)それに、中盤が特にもっさりしている様な印象を受けました。激しいシーンがないと睡魔に襲われてしまうような人にはお勧めできません。ですが、キャラクターの会話、それにあくまでも(異質な能力を持っている以外は)等身大の人間の日常を描いただけの余り起伏のない脚本を飽きさせずに映画として見せてしまえる監督の力量は凄い。安心と信頼のイーストウッド印はまだまだ健在と言って良いでしょう。 bolodyさん [映画館(字幕)] 6点(2011-02-21 21:14:36)

8.《ネタバレ》 正直に言うと、中盤は展開が少なく退屈に感じた部分もありましたし、映画としての満足度はいまひとつです。
それでもこの映画で優れていると思ったのは「死者と交信をすることで、傷ついてしまう」人たちの姿を描いたところ。
彼の兄は商売に役立てたいのだけど、ジョージは「これは能力なんかじゃない、呪いだ」と言っている。
初めてこれを言ったときに、この言葉に共感する要素は少ないです。
それを料理教室で出会ったメアニーのエピソードで痛感させてくれます。
それでも双子の兄のジェイソンが、弟のマーカスを救ってくれたことを教えてくれたことで、ジョージは少し救われたのでしょう。
そして「手を取ること」はジョージにとって死者と「繋がる」ための方法だった。
それでもラストでは生きる者と繋がるために、自ら彼女の手を取った・・・。
そう考えると、とてもいいラストシーンです。
何かを失った生きる人たちの物語でした。 ヒナタカさん [映画館(字幕)] 6点(2011-02-21 19:56:27)

7.《ネタバレ》 一言で言うと、「よかった」と……
それから「やっぱ巧いんだよなぁ」とじわじわと感じてくる映画でした。
実に感覚的。
津波で溺れていくヒロインをああも美しく撮影したり、イタリア人がやっているからって妙に料理教室が官能的にそれでいて品よく描かれていたり。
それに加えてヘタすりゃ「薄っぺらいお涙頂戴part」となってしまう双子のエピを、無理なく彼らに感情移入できるレベル(ラスト近くの兄との交信のシーン、不覚にも私には涙が止まらなかったです)に持っていくあたり「やってくれた」という感じがしました。
上に挙げた点以外で私の気づかぬところにも、そこかしこにいろいろな技が散りばめられた結果なのでしょう。そうでないと「彼岸」や「蘇り」「霊媒師」なんて怪しげな世界をここまで淡々としかも美しく描けるなんて簡単なようでなかなか出来ないはず。
確かに「えっラブストーリーだったの?」っていう展開には唖然とさせられなかったわけではないんだが、その唖然がむしろうれしい、そんな映画でした。
「チェンジリング」「グラン・トリノ」(「インビクタス」は未見なので)と、ここんとこイーストウッド作品にはほとんどカタルシスを感じられなかったので、それを感じることの出来た本作品に出会えて無性にうれしかったです。

ぞふぃさん [映画館(字幕)] 7点(2011-02-21 17:14:00)

6.《ネタバレ》 少々中だるみの展開だったが、イーストウッド監督ならでは安定感ある映像が良かった。序盤の津波シーンもパニック映画と一線を画す描写で秀逸。救いのあるエンディングも良い。そして彼の映画はいつも音楽が素晴らしい。 kaaazさん [映画館(字幕)] 9点(2011-02-20 07:09:55)

5.《ネタバレ》 【注意!!!過激ネタバレあり!!!】
イーストウッド版『ハウル』か。生死に対するある種の諦念を表現しようとしているようにも映る。が、ぶっちゃけメチャ退屈。ラストの反物語も効果に?つか、考える気力も失せる出来。

《一晩寝ながら考え、追記》

そうか、これはようするに「どうして男女は一目惚れするのか」ということを説明するための映画なんだな。物語による因果とか、あるいはシンクロニシティなんかは関係あるようなないような、フワフワしたもんなんだと。神様つーかなにか超越した力というのは、いつもそんな感じなんだと。

ラストのキスシーン幻視はまさに映画の一場面で、現実はそんな映画みたいにいかないけれども、前向きの意思さえあればこれから自分で映画みたいにすることも可能なんだと。ウソは(主人公が最後の最後で少年についたウソのように)けっして悪いことではないんだと。いやむしろ、正しい虚構こそ未来へ進化するために必要なことなんだと。んで、そのことに気づきさえすれば、神様はもう余計な口出ししなくなるもんなんだよと。うーーーーーーーーむ。

しかしそんなこと映画にする必要あんのか。なんとまあこの超越ぶり、まさに世界一の監督にしかできんことだなあ。

すげーとは思うが、もう一回見る気はせんぞ正直。
アンギラスさん [映画館(字幕)] 3点(2011-02-19 22:47:30)

4.《ネタバレ》 3つのストーリーが同時進行で語られ、物語の最後で交錯するという作り。満足度はまあまあでした。ストーリーが、収束に向けて角度を変えていく過程が遅く、娯楽作を期待して観ると、終盤まで退屈するかもしれません。また、ひとつの物語としてのパワーも、最近のイーストウッドの作品を期待して鑑賞に臨んでしまうと、多少見劣りしてしまうかも。[以下ネタバレ]

後ろばかりみつづけていたジョージは、物語の最後の最後で、初めて未来のヴィジョンを見る。同じものを信じている相手とは、心を共有でき、希望を見出せるということ。
だが、それは逆に言えば、同じ人間でも信念の価値が違えば、世界は隔てられてしまうと言ってるようでもあり、それが真実だとしても、一抹の寂しさを感じさせる部分ではある。少年は母の胸に飛び込んでいくが、分かり合ったとはいえないし、青年と女性もお互いを慰めあうしか、この現実世界を生きる術はないというようにも見えてしまう。社会とのつながりのなかで、どう葛藤や対立を乗り越えていくのかを期待して見てたので、観賞後のカタルシスはあまりなかったというのが本音。三つのストーリーとも、内部では問題を解決できずに、外部でお互いを補完し合うような感じですね。

外の世界が広がっていることを感じるということは、問題解決の際にすごく現実的だと思うのです。例えば、いじめや差別という問題でも、同じような境遇の外にいる人たちで、「団結しあう、共感しあう」といったことが、勇気や力を与えるのは事実でしょう。しかし映画ですから、もう少し魔法を見せてくれても良かったという気がしないでもないです。
ただ、こういう非科学的なものを信じる人達の物語を見せられることで、より身近に感じることができたのは事実でした。また、近頃の群像劇で描かれがちのテーマである、宗教という概念とは少し距離を置いているのも良かったです。結局のところ、神様よりも、「人間」を一番信仰しているということが、この映画からは伝わってきます。それが神への陶酔と同じ様な包容力を帯びていて、温かい気持ちにさせられました。 Nujabestさん [映画館(字幕)] 7点(2011-02-19 21:18:26)

3.《ネタバレ》 死を身近にしたことで人生のバランスを崩した人たちが、静かに次のステップを踏むまでのストーリーでした。死後の世界はあるのか? それは誰もが一度は抱く疑問。その根底には、亡くした人や自分の死を想う時の不安がある。証明できない限りは正解も無いが、その不安が現実の生き方に影響を及ぼすのも事実。本作は、その興味でストーリーを牽引するが、死後の世界を強引に証明するという類いの作品では無かったです。マット・デイモンの霊能は、他者の苦しみに共感する能力として描かれる。センシティブな感覚の延長であって、他者の人生に割り込んだりしない。本人がその能力を嫌うことは、死後の世界をあたり前に捉えることへの懸念としても機能していると思います。私が本作から感じたものは安心感でした。子供の頃、いつかは自分も死ぬという事実を認識したとき、形容したがい恐怖を覚えた。それが、人生も半ばを過ぎた今では、ある程度は受け入れられる。人は生まれてから死ぬまでの時間を使って、死を受け入れる準備をするのだとも思う。この映画の死後概念はそんな心境への道程を、そっと照らしてくれる印象でした。さらに、死後の世界を、そこに縋るのではなく現実を生きるための認識として捉えることが本作のテーマなのでしょう。ラストシーンでマット・デイモンが手袋を外して握手した心境もそこに通じます。本人が「呪い」と呼ぶ能力でも、スタート地点を共有できる人とは分かち合える。その予感は生きることへの希望でもありました。死や死後を扱いながら、宗教色がなかったことがとても良かったと思います。イーストウッドの語り口は言うに及ばず、彼に監督を依頼したスピルバーグもいい仕事をしました。 アンドレ・タカシさん [映画館(字幕)] 7点(2011-02-19 19:06:38)

2.《ネタバレ》 ロンドン・パリ・サンフランシスコにいる三人を結ぶ「死」という共通点。
最初は別々に進んでいた物語が、徐々に近づいて絡まっていく。
十万人以上の被害を出した2004年のスマトラ沖地震や、2005年ロンドンでの地下鉄爆破事故など、実際にあった出来事もうまく脚本に取り入れていて興味深かった。
クリント・イーストウッドますます健在。 かずろうさん [映画館(字幕)] 8点(2011-02-19 17:17:50)

1.《ネタバレ》 マット・デイモンの悩める今風イタコ、津波に遭って臨死体験のフランス人気キャスター、双子の片割れを事故で失い茫然な英国少年。3人のエピソードが淡々と展開、最後に一直線で連なるのが、イーストウッドらしい緻密な構成。不謹慎ながらもつい笑ってしまうシーンが随所にあり、「あの世」に多少なりとも興味あれば、結構楽しめる作品。あんな料理教室だったら私も受講したい。 gatto_grassoさん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2011-01-29 21:43:03)

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【点数情報】

Review人数 98人
平均点数 6.65点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
333.06% line
444.08% line
51414.29% line
62323.47% line
72626.53% line
81919.39% line
955.10% line
1044.08% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.14点 Review7人
2 ストーリー評価 6.07点 Review13人
3 鑑賞後の後味 6.07点 Review13人
4 音楽評価 6.00点 Review11人
5 感泣評価 6.00点 Review12人

【アカデミー賞 情報】

2010年 83回
視覚効果賞 候補(ノミネート) 

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