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太陽の王子 ホルスの大冒険

1968年【日】 上映時間:82分
アクションアドベンチャーファンタジーアニメ
[タイヨウノオウジホルスノダイボウケン]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-07-30)【イニシャルK】さん
公開開始日(1968-07-21)


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監督高畑勲(演出)
演出笠井由勝(演出助手)
大方斐紗子ホルス
平幹二朗悪魔 グルンワルド
市原悦子悪魔の妹 ヒルダ
小原乃梨子子リスのチロ
堀絢子村の子供 フレップ/ポトム
東野英治郎村の鍛冶屋 ガンコ
三島雅夫村長
津坂匡章ルサン
永田靖ドラーゴ
横内正ボルド/モーグ
杉山とく子チャハル
浅井淑子コロ
脚本深沢一夫
音楽間宮芳生
作詞深沢一夫
作曲間宮芳生
製作大川博
東映動画
企画原徹
配給東映
作画大塚康生(作画監督)
宮崎駿(場面設計/原画)
小田部羊一(原画)
保田道世(トレース)
奥山玲子(原画)
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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10.《ネタバレ》 古いアニメと思ってほとんど期待していなかったが、冒頭から狼との戦いのスピード感で予想を裏切られた気分になり、序盤で舟を操る主人公の背景を太陽が横切ったところなどは少し驚かされた。かなり力の入った動画のようだが、ただ途中、なぜか静止画ばかりが続く場面があったのはさすがに制作上の都合を勘繰らざるを得なかった。
音楽面でも聞くべきものがあり、ヒロインの独唱のほか、管弦楽を背景にした合唱の場面もあったりして歌劇とかオラトリオのような印象を出している。非常に微妙ながらソビエト連邦の大衆向け音楽の雰囲気が感じられたのは時代の反映かと思うが、劇中でも歌を大衆の心理操作に利用しようとする人物が出ており、そういうことを制作側がどの程度意識していたのかはわからなかった。
お話としては子ども向けには地味かも知れないが、終盤で巨大怪獣同士の戦いのようになっていたのは昭和特撮の影響かと思ったりする。真っ正直な主人公が秘密の多いヒロインに翻弄され、単純バカのように詰られていたのは思春期物らしい印象だが、結局は主人公のまっすぐな意志が事態を打開していたのは人の世の正道を示したようで清々しい。男子たるものやはりこうあるべきだろうと思わせる。
結果としては大感動作ともいえないが、「まんが映画」という触れ込みの割には素人目にも出来の違うアニメに見えた。

以下はよけいなことかも知れないが、ストーリーの基本は地縁共同体が団結して外敵を撃退した話になっており、敵は単純に人を滅ぼそうとしていたのであって支配と搾取を目的にしていたわけではない。また最終的に村長の地位が揺らいだようでもなく、倉を壊した場面以外は階級闘争の要素もない。東映の労働争議が制作姿勢に影響を及ぼしたとの話があるようだが、劇中で言っているのは「団結」までであって、自分としてはそれ以上の社会的な問題意識を提示しているようには見えなかった。「団結」だけなら労働者の団結も国民の団結も同じである。
ちなみに「ヒルダの子守唄」はまともに聞くとものすごく皮肉な歌詞なので笑った。解釈はそれぞれだろうが個人的には、生態系と同じように人間も複雑につながった社会を作っており、利害の対立がありながらも何とか成り立っているものであるから、単純思考で誰かを悪人にして叩けばよいというものではない、ということかと勝手に思った。 かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 7点(2017-07-05 19:44:53)(良:1票)

9.《ネタバレ》 物語はちょっと地味で暗い冒険活劇、といった印象でしかない出来だと思うのですが、旅立つホルスの航海シーンや、シャケの豊漁シーン、結婚式での宴など、動画スタッフの執念みたいなモノを感じました。

あと、人間の心の隙間から生じる不和や、それらを巧みに操る悪魔、超デカイ肉食系雪像マンモスなんかより、岩の巨人の「のへー」としたビジュアルが、なによりも怖い。 aksweetさん [DVD(邦画)] 7点(2013-02-13 23:32:53)

8.《ネタバレ》 高畑勲監督のデビュー作。高畑監督といえば宮崎駿監督と違ってあまり活劇寄りの映画はやらない印象があるのだが、デビュー作となる本作は冒険アクションもので、どちらかと言えば宮崎監督の作品に近い印象で、保護者を亡くした少年が仲間を求めて旅に出る冒頭は「未来少年コナン」、登場する銀色の狼は「もののけ姫」の山犬を思わせていて、本作にアニメーターとして参加している宮崎監督に与えた影響が大きいことがうかがえる。ストーリーはやや子供向けにしては暗めで爽快感に欠け、そのくせつっこみどころも多いが、人間同士の信頼や団結といった社会的側面をこういった子供向けアニメに持ち込んでいたりするのは今ではちょっと考えられないこと。このあたりにスタッフの本気度が伝わってきて、ただの子供向けには終わらせないぞという熱意が感じられる。(このあたりも宮崎監督の作風に影響してそう。)ヒロインであるヒルダの存在感も子供向けとは思えぬもので、それが本作をより印象深いものにしている。(とはいえ、声は市原悦子で、ヒルダが喋るとつい「まんが日本昔ばなし」を思い浮かべてしまうのだが。)本作は現代のアニメを見慣れていれば、古臭く感じるかもしれないが、ストレートなメッセージ性があり、一度は見るべき映画だと思う。それにしても高畑監督は最近は「金曜ロードショー」でも監督作を放送しなくなり、新作の話も聞かず、忘れさられたような存在になってしまっているのはちょっと悲しい。 イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2012-12-11 22:50:45)(良:1票)

7.《ネタバレ》 公開当時全く売れなかった作品。作柄が暗いためだろう。美少女ヒルダは悪魔の妹。歌で人間を無気力にさせる力をもっている。「いのちの珠」をもっているため不死であるという。ホルスが「君なら人間になれる」というが、意味は不明。ヒルダは不死でありたいが故に、悪魔の手先となり、村に入り、人々の弱い心につけ込み、疑心暗鬼を起こさせ、団結する力を奪う。目的のためにホルスまで殺そうとするが、動物や子供達には優しい。天使と悪魔の両方の心を持っているのだ。ヒルダの葛藤が物語に深みを持たせているのだが、子供達には退屈だろう。太陽の剣とは何だろう?岩男の肩に刺さっていた挿話が不明だ。これは説明不足だろう。岩男には抜けず、ホルスに抜けたのは何故?一人では鍛えられないが、皆で団結すれば鍛えられる。鍛えた剣は悪魔を滅ぼす力を持っている。このあたりはありきたりの設定です。岩男は村人の味方となり、悪魔と戦ってくれた。岩男が現れたのは太陽の剣が完成したのを知ったからだが、もともと悪魔とは敵対関係にあったらしい。岩男と氷マンモスの闘いがあっさりしすぎていて残念。最大の見せ所なのに。悪魔が弱すぎるのも残念。単純に火に弱く、太陽の光に負けるなんて。それに顔がとても貧相。小動物はとても愛らしく魅力的で、雪狼の造形もすばらしいのに、肝心の大ボスがこれじゃ…。ヒルダにホルスを殺すように命令するが、自分がやればいいのに。悪魔は雪に関係するらしいが、手下は狼、ネズミ、鴉、怪魚など統一性がない。すべて雪や氷に関係するものにすればよかったのだ。そうすれば太陽対雪という構図が際立つ。「いのちの珠」を持つと飛べるらしいが、どうしてヒルダはその能力を使わなかったのだろうか。ヒルダが死ななかったのは人間の心を取り戻したからだが、人間になったのだろうか?ホルスは迷いの森でさまよっていたが、団結の力が大切だと気づいたとき出口が見えた。心の迷いを反映させる森だったのだろう。そのとき岩男が太陽の剣をかざしている姿が映る。どういうことだろうか?岩男の参戦がなければ戦いに勝てたかどうか疑問だが、肝心の岩男のキャラがはっきりしない。その後、ホルスは太陽の王子と呼ばれるようになったらしいが、なぜ太陽の王なのか?よくわからないところもありますね。まあ、大人が見れば、退屈はしない映画です。 よしのぶさん [DVD(邦画)] 7点(2009-08-10 19:38:17)

6.《ネタバレ》 最初に観たのは小学校2年生の時。授業の一環として体育館で上映されました。その後は、成人し大学祭で。古いアニメではありますが、「動き」に感動したのを覚えています。特に、怪魚(大きな化け物みたいな魚)を倒す場面でのアクションには単純に興奮しました。そしてスケール感も。岩男の起き上がる場面は、その質感までもが伝わって来て体が震えました。確かに技術や効果については現在のアニメとは比較できないですが、映画として組み立てられた作品としては、かなりのクオリティであると思います。荒々しくもその当時の作家達の気概も感じられて、懐かしい部分だけでなく、今一度見直さなければならない姿勢みたいなものもあると思いました。 映画小僧さん 7点(2004-04-02 13:20:10)

5.現代っ子にはちとつらいかもしれないけど。この映画で東映動画を見るようになりました。無視できないアニメーションだと思います。行け~走れ~ホル~ス~♪が忘れられない。 bokugatobuさん 7点(2004-01-25 06:18:10)

4.【マーチェンカ】さんの仰るとおり、当時の学生運動、労働運動の影響が色濃く反映していますね。あたしゃ村人たちが団結するシーンで「インターナショナル」でも歌いだすんじゃないかとひやひやしちゃいました(アラぐるぐるサンったら今日は珍しく皮肉屋ねっ。ま、たまにはいいでしょ)。悪魔グルンワルドの造形は笑っちゃうくらいステレオタイプだし、ヒロインは市原悦子だし(当人の顔が脳裏に浮かんでしまって入り込めなかった)、話は急展開しすぎでおまけに大事なアクションシーンはストップモーションだし(ただしこれは、手抜きしたくてしたんじゃなくて、資金上、あるいは時間上の制約があったためだと思いますが)・・・といった突っ込みどころは多々あれど、やはり日本アニメを語る上で欠くことのできない作品だと思います。ヒルダのキャラクター設定とか、当時としては画期的だったんじゃないかなあ。
ぐるぐるさん 7点(2003-11-14 17:22:28)

3.むかし東映マンガ祭りを楽しみにして観た時の得点です。バッチとかもらえるので嬉しかったなあ。大人になってビデオが発売されて、すぐに買ったんだけどまだ見ていないです。東映アニメの中でも「ガリバーの宇宙旅行」の次の次の次の次くらいに好きなマンガです。 omutさん 7点(2003-08-26 04:47:57)

2.子供の頃、あの剣にあこがれました。 MORIさん 7点(2003-08-07 13:53:48)

1.(ネタバレ注意) この傑作アニメの最大の欠点は主人公・ホルスに魅力がない、ということだろう。狼の群れを相手にピンチになったときは岩男に助けられ、グルンワルドにはあっけなく谷底に落とされ、オバケかますは自滅したにすぎず、ヒルダとの出会いではリードされっぱなし。さらにヒルダがひとり思い悩んでいるところへどこからともなく現れて、よせばいいのに勇気づけようとする。(こういうときにはそっとしておいてやるものだろう) いちばん魅力的な登場人物はヒルダだと思うが、忘れてはならないのが彼女のマスコットでもあるリスのチロ。端役でありながらこの物語のテーマそのものを熱弁するおいしい役だ。 バナナミルクさん 7点(2002-12-21 04:23:31)(笑:2票)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 26人
平均点数 7.42点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
313.85% line
400.00% line
513.85% line
6311.54% line
71038.46% line
8623.08% line
913.85% line
10415.38% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.50点 Review2人
2 ストーリー評価 7.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.66点 Review3人
4 音楽評価 8.50点 Review2人
5 感泣評価 6.50点 Review2人

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