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THE ICEMAN 氷の処刑人

THE ICEMAN
2012年【米】 上映時間:106分
ドラマサスペンス犯罪もの実話もの
[ザアイスマンコオリノショケイニン]
新規登録(2013-11-05)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2019-04-13)【M・R・サイケデリコン】さん
公開開始日(2013-11-09)


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監督アリエル・ヴロメン
助監督ジョニー・マーティン(第二班監督)
演出ジョニー・マーティン(スタント・コーディネーター)
キャストマイケル・シャノン〔1974年生〕(男優)
ウィノナ・ライダー(女優)
ジェームズ・フランコ(男優)
レイ・リオッタ(男優)
クリス・エヴァンス〔男優・1981年生〕(男優)
デヴィッド・シュワイマー(男優)
ロバート・ダヴィ(男優)
スティーヴン・ドーフ(男優)
ジョニー・マーティン(男優)
脚本アリエル・ヴロメン
撮影ボビー・ブコウスキー
製作アヴィ・ラーナー
ミレニアム・フィルムズ
アリエル・ヴロメン
製作総指揮ダニー・ディムボート
トレヴァー・ショート
ボアズ・デヴィッドソン
ジョン・トンプソン〔製作・(I)〕
配給日活
特撮ワールドワイドFX(視覚効果)
スコット・コールター(視覚効果プロデューサー)
その他マイケル・ウィンコット(スペシャル・サンクス)
ボアズ・イェーキン(スペシャル・サンクス)
デヴィッド・ワイスバーグ〔脚本〕(スペシャル・サンクス)
スティーヴ・ミルコヴィッチ(スペシャル・サンクス)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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1.実在した“殺し屋”を描いた映画であることは聞いていたが、想像よりもずっと重く、冷ややかな映画だった。
組織の殺し屋として生きた男を主人公にしたハードボイルド映画を想像していたけれど、映し出されたものは、呪われた「運命」と、己が密かに育んできた「狂気」に翻弄された一人の男の悲し過ぎる「慚愧」そのものだった。タイトルから受ける印象を遥かに凌駕する“冷たい”映画世界に打ちのめされた。

主人公が辿った人生とその末路は、組織に利用されいいように使われた故に見えるが、実際はそうではない。
組織の歯車に組み込まれたことは、ただのきっかけに過ぎない。
元来、この男が培ってきた内に秘めた「狂気」そのものが、すべての顛末を引き起こしたと言える。
そして、それを誰よりも理解しているのは、他の誰でもなくこの男自身であり、悲しい。

己の運命を呪い、己の狂気を呪い、それでも彼が生き続けられたのは、紛れもなく愛する家族があったから。
もし愛する人と出会うことなどなく、家族など端から存在しなければ、この男はもっと分かりやすく冷淡な“殺人者”として短い人生を全う出来たのかもしれない。

ただ運命はそれを許さず、“愛する者の悲しみ”という彼にとっての「最悪」を与えることによって、この男の“業”を際立たせた。
その「最悪」を何とか避けようともがき苦しむ終盤の主人公の姿は、あまりに悲愴感に溢れている。

それでも、この映画で描きつけられる「業苦」は、主人公にとって必要なものだったと思える。


何を置いても主演のマイケル・シャノンが素晴らしい。
殆ど出演作は観たことはなかったが、昨年の「マン・オブ・スティール」でのゾッド将軍役は記憶に新しいところ。
あまりに印象的な風貌は一度見たら忘れられないが、今作では、その風貌と体躯を存分に生かして、一目で異質感溢れる主人公を見事に演じ切っている。

そんな主人公の最愛の妻を演じるのはウィノナ・ライダー。
このところ時に驚くくらいの小さな役での出演が続いていたが、一時のスキャンダルに塗れた低迷期を抜け、女優としての円熟味を見せてくれていることは、中学生時代に自室にポスターを貼っていた長年のファンとしては嬉しい限りだ。


副題を含めた微妙なタイトルが、何となくB級感を醸し出しているが、良質な掘り出し物だと思う。 鉄腕麗人さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-10-13 15:29:08)(良:1票)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 6.33点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

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