みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★9.《ネタバレ》 1966年作という年代物ですけど、内容的にはここ最近作られてもおかしくないようなある意味先進的な作品です。 個人的には、キャバレーで働いていたカルメンを好きになるおっちゃんを描く前半パートが好きでして、 アパートでの二人の別れのシーンですね。おっちゃんが優しく別れを言うもんだから、怒ってもらわんと別れられんとカルメンは言い、 無理に怒って別れる、そんでおっちゃんは指輪を排水口に流す、なんか切ないなぁってグッときちゃいました。 魚眼レンズっぽい謎のいつくかのシーンやら、二階建ての家を俯瞰するとセットみたいになってるやら、 初恋相手とのやり取りを、時代劇で撮影させて再現するやら、意欲的な遊び心に満ちております。 あと、そもそもですけど主人公の野川由美子さんの魅力、これに尽きますね。 彼女の魅力と清順印の遊び心によって、なんとも忘れ難い作品に仕上がってます。 【あろえりーな】さん [インターネット(邦画)] 7点(2025-06-24 11:39:38)★《新規》★ 8.《ネタバレ》 さっき『肉体の門』の方でも仄めかしましたが、まず今作の野川由美子さんってナンか一瞬信じられないレベルのド級の美人に(何故か)見えちゃってまして、一方で内容も内容とてモ~「悪ふざけ」に近いって遊びっぷりで、演出もまた(善きにせよ悪しきにせよ)実に監督の「クセ」が超・強力に出捲っちゃってますし、また他方では中盤に一発野川さんと佐野浅夫さんの(諸々と)また意味分かんないケド意味分かんない位に凄い(全力で笑えて全力で泣けちゃうって)超絶演技の名シーンも在ったりして、ま~た正直「ナニこの映画???」と思ってしまって已まれなかったすよね。重ねて、先の『肉体の門』と点数の前後は付けておくのですケド、率直にそのコトに意味とゆーのはほぼほぼ無いのです。興味と機会と暇の在る方は、万難を排してでもご覧くださいませ。 【Yuki2Invy】さん [インターネット(邦画)] 6点(2024-09-07 01:50:19) 7.完全に清順マニア御用達な映画。 強い女性が主役の映画なのだが、途中からストーリーを追うのが馬鹿らしくなるほどのぶっ飛んだ内容。舞台美術めいたセット。襖を開ければ無数の照明が迫り出してくる。広角レンズで極端に誇張したショット。突然出てくる忍者。次々に繰り出される自由すぎる発想。実験的な試み。もはや異常すぎて逆に面白い! 【ヴレア】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-12-13 19:46:16) 6.《ネタバレ》 原作を読んだことはありませんが、この内容、文章ではこんなに楽しくできないでしょう。つまり本作には映画ならではの楽しさが詰まっているのです。野川由美子さんの魅力が十分に引出されているのはもちろんですが、例えば、露子が同性愛のモデルの先生に部屋に閉じ込められ迫られるシーンで、男が助けるためドアに体当たりしようとすると、悲鳴が聞こえドアがパッと開き、露子が何食わぬ顔して颯爽と階段を降りてくる…。この軽快さ、快活さが、本作の全てを象徴していると思います。 【ミスター・グレイ】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-03-01 18:14:00) 5.「悪名」の今東光の原作を鈴木清順監督が映画化した風俗映画。ストーリーだけ見ればドロドロした内容なのだが、テンポのいいストーリー運びと清順監督のスタイリッシュな演出のおかげで、変な言い方かもしれないが、暗い映画のはずなのにとても楽しく見られた。野川由美子がバイタリティーあふれる主人公を熱演しており、すごくかっこよかった。主人公が使う河内弁の響きも「悪名」の勝新と同じくとてもいい。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-11-26 02:22:05) スポンサーリンク
3.やっぱり清順はかっこいいなぁ 【アンダルシア】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-07-01 05:21:56) 2.野川由美子が売られ、愛に破れ、暗い状況ながらも明るく活き活きと生き抜いてゆき、カラダ一つで成り上がる。そんな彼女の支えは家族の幸せ、そんな最後の心の拠りどころを失った彼女はより逞しく生きてゆくんでしょう。 【亜流派 十五郎】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-03 20:27:22) 1.鈴木清順作品初めて見た。「女子が生きてくのに困る事はあらへん」そんな映画。野川由美子が美人でとてもかわいい。関西弁の響きもいい感じ。 【バカ王子】さん 8点(2004-01-18 07:31:50)
【点数情報】
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