みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★4.《ネタバレ》 これの文庫本のあとがきを三池監督が書いてるんだけど、そこでハスミンのさらなる活躍を見たいと続編を要望している。で、この映画の最後に「to be continued」って。これも貴志祐介へのメッセージなんだろうな。おもろいなあ。さて、映画。最初、ハスミンを伊藤英明ってどうよ、と思ってたんだけど納得。傍目には良い先生であることのエピソードをいちいち描かなくてもこれまで善良な役しか演ってないというこちらの固定概念も含めて「顔」ひとつで表現しちゃってる。エクセレント!原作から何人かの登場人物、いくつかのエピソードをバッサリ切り捨てているのも潔い。要は生徒を殺しまくるクライマックスさえ見せればよい、そこにいくまでの最低限の辻褄さえ合えばよい、そんな感じ。ニューヨーク時代を夢で回想するシーンが全く要らないのだけど、ここは既に売られている「悪の教典 序章」DVDへと誘うために必要なシーンなのでしょう。ある程度商売に徹した作品なのは三池のわりにはえぐくない殺しのシーンを見ても解かる。それでも残酷なシーンになればなるほど活き活きとしているのは三池ならでは。もう端折って端折って実に小気味良い。何故皆殺しなのか。原作では心の声が説明するのだが映画では生徒が尋ねても何も語らずただ淡々と殺しまくる。そしてそのときのハスミンはどこかセクシー。三池のハスミンへの偏愛を感じた。 【R&A】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-11-12 14:28:14)(良:1票) 3.《ネタバレ》 屋上でキスをする伊藤英明と女生徒の前景と、後景の校舎。 人影は映らないものの、間違いなく誰かに見られている、という感覚で シネスコ画面が効果的に活かされているが、 どちらかといえば広がりよりも、奥行きや深さを強調した画面が印象的だ。 (吹越満の乗る電車車両の揺れる悪夢的感覚。 廊下奥や教室奥の外光で薄暗く浮かび上がる伊藤の姿など) 一方で、AEDレコーダーや救助袋の伏線シークエンスなどは あたかも取ってつけたようで、 回収地点でかえって作り手の逆算が露呈し、大いに興ざめである。 これなら、余計な伏線など無いほうがよほど気が利いているし、 インパクトもあるだろうに。 回収のための伏線張り。それは単に観客に辻褄合わせの納得を促すだけで 何ら驚きをもたらさない。 ついでに、盗聴器を仄めかすコンセント口等のショットのくどい反復や、 伊藤の来歴のフラッシュバック。 これらの無駄を省いただけでも、 110分程度には引き締まったはずだろう。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-11-11 23:49:08) 2.《ネタバレ》 いい人や熱血漢の役が多かった伊藤英明にサイコパス・連続殺人鬼を演じさせたかったという三池監督の気持ちはよく理解できました。確かにキャスティングの妙は感じました。ゲイの平岳大、うさんくさい吹越満、事なかれの篠井英介なども合っています。ただ、筋(ストーリー)が今ひとつ物足りないというか…。前半部分の「早めに気づいた人たち」を個々に殺害していく場面はまだ面白かったのですが、クライマックスの大量殺人に関しては猟銃オンリーの単調な展開で、オチもパンチに欠けます。近くは「アウトレイジビヨンド」、ちょっと前なら「あずみ」などもそうでしたが、長丁場の大量殺人シーンは飽きさせないのが難しいですね。 【蛇蟇斎狐狸窟】さん [映画館(邦画)] 5点(2012-11-11 15:07:14)(良:1票) 1.《ネタバレ》 前半は、三池監督独特のホラー演出が冴えわたり、緊張感が持続する好編。主人公の周りで次々人が消えてゆく恐怖が堪能できる。改めて伝説の「オーディション」の監督だったということが思い起こされた。しかし後半、殺戮展開になってからは、ただでさえシンプルな原作をさらに簡略化したことで、完全に13日の金曜日と同等のホラーになってしまった。誰一人として殺人鬼に歯が立たないのでは、さすがに盛り上がらない。全く目に光を宿していない伊藤英明の怪演は語り継がれるだろうが、傑作になる可能性を自ら放棄してしまった感が残る。 【j-hitch】さん [試写会(邦画)] 6点(2012-11-02 11:46:36)(良:1票)
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