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リトル・オデッサ

Littile Odessa
1994年【米】 上映時間:98分
ドラマ犯罪もの
[リトルオデッサ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2010-07-14)【S&S】さん
公開開始日(1995-12-23)


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監督ジェームズ・グレイ
キャストティム・ロス(男優)
エドワード・ファーロング(男優)
モイラ・ケリー(女優)
ヴァネッサ・レッドグレーヴ(女優)
マクシミリアン・シェル(男優)
ポール・ギルフォイル[1949年生](男優)
チューズデイ・ナイト(女優)(ノンクレジット)
脚本ジェームズ・グレイ
撮影トム・リッチモンド
製作ポール・ウェブスター〔製作〕
美術ケヴィン・トンプソン[美術](プロダクション・デザイン)
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【クチコミ・感想】

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13.《ネタバレ》 オフビート感がなんか時代を感じさせます。ジャームッシュとかアキ・カウリスマキがはやってた頃の。個人的にはユダヤ人に興味があるので、ユダヤコミュニティの現実とかやっぱ教育に熱心なところとか、興味深く見れた。それでも学力がない子はギャングに走るのはアメリカの移民社会では万国共通なところとか、これもアメリカ映画で繰り返し描かれるモチーフです。一つのユダヤ人家庭の葛藤を描く至極まっとうな家族ドラマで脚本は良かったと思います。若干テンポがいまいちのような気もするがギリギリ独自のスタイルとして成立しているともいえるのでまぁ、それは良しとしましょう。それにしてもヴァネッサ・レッドグレイヴの演技が受賞するほどのモノとは特に思えないのだが。いや、別に悪くもないんだけど。 エリア加算さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2021-02-27 21:48:30)

12.かねてから観たい観たいと思いながらもDVDが長らく入手困難となっている本作ですが、中古VHSが50円で叩き売りされているのを発見したので即購入。画質はイマイチ、音声トラックが傷んでいてノイズ入りまくりという悪環境ではありましたが、ともかくようやく鑑賞することが出来ました。。。
監督のジェームズ・グレイは若干25歳にして曲者俳優ティム・ロスや往年のオスカー俳優マクシミリアン・シェル、ヴァネッサ・レッドグレーブを的確に使いこなしており、”何か評価してやらねば”と思わせる仕事ぶりを披露しています。バイオレントな雰囲気作りにも成功しており、ベネチア映画祭銀獅子賞受賞という評価にも納得がいきます。その一方で、この映画は「雰囲気もの」の域を出ておらず、短い上映時間の割には思わせぶりなだけの冗長なカットが多いこともまた事実。「特殊なムラ社会の中で崩壊するひとつの家族」というテーマは後の『裏切者』や『アンダーカバー』にも引き継がれますが、後の作品が娯楽性への目配せが出来ていた点と比較すると、本作は荒削りすぎるように感じます。決して悪い映画ではないのですが、後続作の完成度と比較すると6点が妥当であると思います。 ザ・チャンバラさん [ビデオ(字幕)] 6点(2012-08-05 03:26:02)

11.あちらでは新人監督でも、豪華な配役陣を敷けるのがうらやましい。製作者への信頼なのか。アメリカにおけるユダヤ系ロシア人という目新しさを除けば、移民ファミリーものとしての定番的な展開。ヤクザな兄と、それに憧れるマジメな弟。マジメなやつが銃を手にすると、必ず彼は死ぬ、というルールが映画にはある。音楽にアルヴォ・ペルトが使われていて、あの人の曲が流れりゃ大抵の画面は締まってしまうのだ。ラストよりも、父親を雪の原でひざまずかせる場面に緊張があった。母と弟と一緒にベッドに腰掛けるラストは、永遠に失われたもの、として描かれる。放蕩息子の帰還というモチーフでもあるか。 なんのかんのさん [映画館(字幕)] 6点(2009-12-03 11:58:50)

10.《ネタバレ》  冬のブルックリンの光景と荒涼としたあるロシア系ユダヤ人家族のドラマが見事にマッチしているのが印象的でした。殺し屋が主人公の映画ですが、派手なシーンは少なく、張り詰めた緊張感の中でストーリーが動いていくという感じでしたね。

 非情な殺し屋が既に失ってしまった家族の安らぎを思うラストシーンは何ともいえないせつなさを感じました。
TMさん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-12-03 19:34:48)

9.《ネタバレ》 みなさんがおっしゃるように哀しさで溢れています。これは、けして弟が悲劇的な死を迎えるからではなく、この作品が常に家族を描いているにもかかわらず、主人公だけが最初から最後まで家族の一員になり得ず、望むはずもない家族の崩壊を自分のせいで招いてしまうから。弟を殴った父を草原の中でひざまつかせ銃口を向けるシーンの、なんて哀しいこと。息子を売ってしまう父親の、なんて憐れなこと。兄弟二人が母をはさんで座る、そう、ただ3人いっしょに座るだけという儚い妄想の、なんて痛ましいこと。雪が積もり、陽の明るさとともに雪が解けてゆくという背景への丁寧な心遣いも好感が持てる。地味な展開を、全編に流れる聖歌が作品に深みを与える。ただひとつ、残念だったのが、ラスト、兄と兄を殺しにきた連中と知らせに来た弟と助けに来た仲間が交錯するシーンの盛り上がりの無さ。緊迫感と美しさが全然足りない。緊迫感は許せても美しさは譲れません。とくにシーツ越しの人影を撃つところは最大限の美をもって撮ってほしかった。と、思うのは欲張りすぎでしょうか。 R&Aさん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-07-28 15:38:30)


8.《ネタバレ》 淡々とした中に家族を思う兄弟の温かな愛情とティムの孤独感、静かなバイオレンスが共存していて見ていて辛くなります。特にラスト、ファーロングを始末するティムはあまりにも辛すぎます。ファーロングは「アメリカン・ヒストリーX」でもそうだけど兄を慕う弟がはまってました! ジョナサン★さん 7点(2004-09-22 20:54:25)

7.この静かで張り詰めた雰囲気は独特。哀切の中に愛情や信頼が散りばめられているけど、何故かしら触れてはいけない温もりのように感じる。ティムとアーロング、二人が醸し出す空気は言葉に形容し難いものがあり暗いだけになりがちな作品を秀作へと高めている。 桃子さん 8点(2004-03-17 17:53:26)

6.《ネタバレ》 淡々と進む物悲しいストーリー。一家族に起こる不幸が切ない気持ちにさせます。主要登場人物(特に兄弟父母)それぞれの感情がひしひしと伝わってきて、そのうちの誰一人として雑に扱われておらず、様々な視点で楽しめる作品だと思いました。すばらしい景色や哀愁を帯びたメロディの音楽…。エドワードはとてもハマリ役です。この映画でのルーベンの短く、儚い人生を想像するだけで、母の墓の前で佇む姿に涙せずにはいられません。またそのシーン、ジョシュアと父との例のシーンからの流れるような展開が本当に素晴らしい。人が何人か死ぬのに警察とかパトカーが全く出てこなくて静かに進む所もこの映画のと特徴を際立たせていて監督の思いを感じます。最高です!最後の死体を運ぶシーンはとても重いですが、あーいう結末になって、この後ジョシュはどのように生きていくのでしょうか、家族を失って。でも今の生き方を変えることは出来ないでしょう。しかし家を飛び出して奔放に生きていて守る物なんて無いと思っていても、必ず心の奥には家族との思い出が支えとなっているはずです。勿論ジョシュにとっては昔の恋人もそうだったと思う。それらを全て失った時、私達はどうやって生きていけるというのでしょう。信頼できる友人、家族、恋人をすべて失ってしまったら…。 ブチャラティさん 10点(2003-11-24 19:00:18)

5.とても静かで、物悲しく、しみじみと心を打つ素晴らしい映画です。ティム・ロスの演技が、この切なさをよりいっそう深めています。 Spiral-Tさん 9点(2003-03-03 23:11:22)

4.好きな映画ですね。美しい映像とバイオレンス。主人公の孤独感がどこか「ゴッドファーザーⅡ」に共通するところが。 THE HAUNTED MADE ME DO ITさん 8点(2003-01-24 05:42:49)

3.甘い映画の好きなわたしには、あのラストは少しきびしかった・・・。しかし、この映画の冷たい印象、体温の感じられない雰囲気には、惹かれる部分もある。 りくさん 5点(2002-04-11 18:16:49)

2.これほど静かに冷たく、淡々と進行していく映画というのも珍しいかと思います。ロシア移民たちの街を題材にしているせいか、他の作品と比べて良い意味での違和感のような物が全体から感じられ、印象深い作品でした。ティム・ロスが淡々と演じる主人公の言動が、とても物悲しいです。 aki@HCR32さん 9点(2002-03-21 21:34:48)

1.景色がとてもきれいだった。ティム・ロスが意外にシブく見えた。エドワード・ファーロングの死に方は可哀相だった。 ケン太さん 9点(2001-08-06 05:34:29)

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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 7.38点
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300.00% line
400.00% line
517.69% line
6430.77% line
7215.38% line
8215.38% line
9323.08% line
1017.69% line

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