みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
6.《ネタバレ》 江戸を騒がせた鼠小僧。 大阪に潜伏していたのだが、女との出会いから、 そのスキルを活かすことになるという話。 いいよね。 上方の女の情が、江戸の時代劇とは、ちょっと違う。 おきゃんではなく、しっとりとした情感ある女が出てくる。 大河内伝次郎も、最初は突っぱねるが、 クライマックスでの女の行動に、思いをはせるという話。 御用だ提灯が、江戸の時代劇とはまた違う風情。 いいです!伊藤大輔! 【トント】さん [インターネット(邦画)] 7点(2024-07-20 00:41:08) 5.伊藤大輔の演出の冴えは既に「忠治旅日記」で幾らか堪能したが、まとまったフィルムを通して改めてその凄さに驚く。 オリジナルは100分あったそうだが現存するのは79分のみ。 躍動感にあふれた描写はモチロンの事、主人公のアクションや子供が遊ぶ姿など常に画面に動きを感じさせる工夫に溢れている。 閉所での格闘シーンはかなりの見応え。 ストーリーも単潤かつテンポが良くサクサク楽しめる。 役人から逃げて来た先での恋や義理人情、三角関係、ラストの提灯の津波や太鼓の演出など最後まで楽しめた。 しかし欠損したフィルムには与力との戦闘もあり、いきなり劇中から与力が消えた理由がそこにあるようだ。其の辺は資料などで補う他ないが、それ意外は上場の娯楽として楽しめる傑作。 ちなみに断片的ではあるが、サイレント時代の大河内傅次郎の殺陣は「忠次旅日記」の一部や「長恨」「血煙高田の馬場」などで拝む事ができる。やはり凄い迫力だった。 【すかあふえいす】さん [DVD(邦画)] 9点(2014-01-10 20:59:08) 4.《ネタバレ》 娘がお百度参りしているあたりから後半に、映画に濃密な空気を感じだす。特別構図が凝っているわけでもなく、ろうそくなどもっと装飾的に使う監督もいるだろうが、一つ一つの図柄の的確さが濃密な空気を醸している。理屈をつければ、治郎吉が彼女への同情を決定的にした瞬間で、つまりこの場にいないお仙のラストの悲劇がカチリと始動した瞬間だった、という運命的な見方をすることも出来る(もちろん観客はまだ知らないんだけど)。このあと彼女の不幸が自分のせいだと知る治郎吉、だから自分で自分の始末を付けるということでもあるんだが、そも「輪」からはみ出されていくお仙の意地っていうのが絡んできて、重厚。「あたしを忘れさせないからね」っていうのは、怖い。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-02-22 09:55:13) 3.貴重なフィルムということらしいが全く古さを感じなかった。お話はありがちではあるんだけど場面の展開がスムーズというか・・、ある場所からある場所への移動シーンが端折られていて、そのうえサイレントにありがちな説明字幕も入れずにそれでも混乱させずに見せてしまうってのは相当に練られた脚本と編集の賜物なんじゃなかろうか。会話字幕も簡潔にして出すタイミングも出されている時間も適当に良く、こういうところでも映画のリズムを作っているんだろうかとすら思った。一階から二階に続く階段がまさに一階と二階のシーンをうまく繋ぎ合わせる。と同時に二階の部屋から出るにはその階段を使う以外は窓から出るしかないということを分りやすく提示してもいるのだが、その二階の窓から出るという状況をも何気に二階からの眺めを時折挟むことで観客に示唆しているのだ。と思う。そういう細やかな配慮があるからフィルムの劣化を超えて映画を楽しめるのだと思う。 【R&A】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-11-05 17:26:34) ★2.前半は話がわかりづらく、惰性で見ていたが、後半はよく理解できた。 本作は内容を楽しむというより、ほぼ元のまま現存している貴重な作品を見ること自体に価値がある。 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2008-05-02 00:54:09) スポンサーリンク
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