みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★1.《ネタバレ》 良質な青春映画。 特に目新しい部分が有るって訳ではないんだけど、王道な魅力が詰まっており、楽しく鑑賞出来ましたね。 勿論、主演のザック・エフロンの魅力ありきの映画ではあるんですが、ストーリーや演出なども及第点以上だったと思います。 個人的には、ヒロインとの交流については全然ピンと来なくて、恩人であるジェームズの恋人を寝取る形になってるのが、違和感大きかったんだけど…… 男友達との絆については上手く描けていたと思うので、差し引きはプラスって感じですね。 特にメイソンの「いい加減な奴なんだけど、大切な仲間なので見捨てられない」感は、中々秀逸。 スクワレルの死後、主人公のコールは音楽の道を、オーリーは俳優の道を選び「再び夢に向かって歩み出す」という結末を迎える訳だけど、メイソンだけは雑用の仕事を続けてるって辺りも「都合が良過ぎる」「綺麗過ぎる」とは感じさせない、絶妙なバランスでしたね。 主人公曰く「人の人生を潰してる」とまで言って嫌悪してた不動産の仕事に対し「仕事で家を奪ってしまった女性に、これまで稼いだ金を届けて罪滅ぼしする」という形で決着を付けているのも、後味を爽やかにしてくれたと思います。 主人公がDJという特性を活かし、サマーフェスというクライマックスを用意してる辺りも、良かったです。 ヘッドフォンを装着してのランニング中、電池が切れてしまい、そこからの帰り道で「日常には、こんなにも音楽が溢れている」と気が付き、それら「日常の音楽」を演奏に盛り込むって展開も好みでしたし…… 亡き友と二人で眺めていた海を、今度は一人で眺める場面。 演奏中に、彼の言葉を思い出し、涙ぐんだ後、その涙を拭って絶叫する場面。 スクワレルの姿を描いた直後「WE ARE YOUR FRIENDS」という作品タイトルが浮かび上がる場面なんかも、胸を熱くさせるものがありました。 若者が挫折し、そこから立ち上がり、夢に向かって走り出すまでを描く。 こういう映画、本当に好きです。 【ゆき】さん [インターネット(吹替)] 7点(2025-06-04 13:25:43)
【点数情報】
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