みんなのシネマレビュー

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち

Good Will Hunting
1997年【米】 上映時間:127分
ドラマ青春もの学園もの
[グッドウィルハンティングタビダチ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-04-03)【イニシャルK】さん
公開開始日(1998-03-07)


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監督ガス・ヴァン・サント
キャストマット・デイモン(男優)ウィル・ハンティング
ロビン・ウィリアムズ(男優)ショーン・マグワイア
ベン・アフレック(男優)チャッキー・サリバン
ステラン・スカルスガルド(男優)ジェラルド・ランボー
ミニー・ドライヴァー(女優)スカイラー
ケイシー・アフレック(男優)モーガン・オマリー
コール・ハウザー(男優)ビリー・マクブライド
宮本充ウィル・ハンティング(日本語吹き替え版)
樋浦勉ショーン・マグワイア(日本語吹き替え版)
堀内賢雄チャッキー・サリバン(日本語吹き替え版)
小林優子スカイラー(日本語吹き替え版)
津嘉山正種ジェラルド・ランボー(日本語吹き替え版)
高木渉モーガン・オマリー(日本語吹き替え版)
中田和宏ビリー・マクブライド(日本語吹き替え版)
檀臣幸(日本語吹き替え版)
脚本マット・デイモン
ベン・アフレック
音楽ダニー・エルフマン
作詞エリオット・スミス"Miss Misery"
編曲スティーヴ・バーテック
主題歌エリオット・スミス"Miss Misery"
撮影ジャン=イヴ・エスコフィエ
デヴィッド・ノリス〔撮影〕(カメラ・オペレーター)
製作ローレンス・ベンダー
クリス・ムーア〔製作〕(共同製作)
ミラマックス
製作総指揮ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
ケヴィン・スミス(共同製作総指揮)
配給松竹富士
美術ミッシー・スチュワート(プロダクション・デザイン)
衣装ベアトリス・パッツアー
編集ピエトロ・スカリア
録音ガス・ヴァン・サント
字幕翻訳戸田奈津子
その他ウィリアム・ゴールドマン(サンクス)
テレンス・マリック(サンクス)
ロブ・ライナー(サンクス)
ピーター・イエーツ(サンクス)
エドワード・ズウィック(サンクス)
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【クチコミ・感想】

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361.《ネタバレ》 まずマット・デイモンの天才描写に引き込まれた。異能者が主人公だと、何をやってくれるのかにワクワクします。それを嫌味じゃない程度に見せながら、テーマはその閉ざされた心を開くこと。セラピスト役はロビン・ウィリアムスだったけど、決定打は友人役のベン・アフレックが放ちました。「お前はいつまでもここにいちゃいけない」と諭すところは名シーンでしょう。仲間内でも別格な関係であることは感じていたけど、そんなことを言うような素振りを見せずに不意打ちで投げられる言葉には、彼らの関係を凝縮した深い説得力がありました。煮え切らない役が目に付くベン・アフレックですが、自分にとってはこれが彼の代表作になりました。 アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-01-04 16:30:10)(良:3票)

360.《ネタバレ》 とってもいい映画だ。話に出てくるそれぞれの人物がそれぞれなりの人間味にあふれていて、かなり感情移入することができた。ウィルの更生が主な話だが、決して一方通行のベクトルでなく様々な方向にそれが波及していく様子は、とてもリアルに感じられた。「お前は悪くない。」あのシーンは感動ものだった。あるアニメの言葉が思い出された。「自分を悪くないと思う者は悪い者だ。では、あなたは悪い者か?」自分一つの目ではその答えは導き出せない。他の人の視点があって初めて可能になるもの。ウィルはずっと助けも呼べずに救ってくれる人を待っていたんだな、とその恐怖と弱さを思って、涙が止まらなくなってしまった。 透き通るBlueさん [DVD(字幕)] 10点(2006-06-09 16:36:21)(良:3票)

359.ラストのベン・アフレックの演技はグッジョブの一言。
嬉しさと寂しさが同居してるような素晴らしい笑顔でした…あんた、漢だねぇ。

ふくちゃんさん 8点(2004-06-16 20:07:31)(良:3票)

358.めちゃくちゃいい映画。すごい感動する映画。心に沁みるセリフがある映画。素晴らしい映画。ああ、他になんか褒め言葉ないかなあ。まあ、とりあえずすごく心に残る映画なわけよ。ロビン・ウィリアムズにこういう役やらせたら、右に出るものはいないと思うね。ベン・アフレックも脇役と言えば脇役なんだけど、こんなに光る脇役も滅多にない。いいセリフ言うのよ。まあ、それは他の人のレビューを見てください。確か誰かが書いててくれたから(笑)。そういうわけで文句なしで10点。 ブンさん 10点(2003-10-22 16:48:56)(良:3票)

357.《ネタバレ》  いわゆる『天才系ヒーローもの』みたいな作品かと思い、序盤からわくわくしながら鑑賞しました。そんで中盤くらいには、『頭良ければ何しても許されると思うなよ。』って憤りを感じ、終盤くらいになると、チャッキー(ベン・アフレック)やランボー教授(ステラン・ステルスガルド)やウィル(マット・デイモン)の本音が次々と明かされて、素直に感動しちゃうような作品でした。
 また、本作ではとにかく背景が美しいのが印象に残っています。昔、現代文の講義で『背景や風景は人の心理描写である。』と言っていましたが、この作品を見るとそれがよくわかります。
 ショーン教授とランボー教授という二人の教師がウィルを導くストーリーが大変素晴らしく、ラストの結末が意味していることに深い共感を覚えます。
 ショーンはウィルを天才として世に送り出すのではなく、あくまで一人の人間として、人生の第一歩を踏み出す決意をさせようとします。ランボー教授はその対極に位置する人物。彼はウィル本人ではなく、その才能を愛します。本作がただのサクセスストーリーを本筋に置き、一人のスーパーマンを賛美するような作品であれば、終盤のストーリー展開は違うものになったのでしょう。ですが、ラストのウィルの選択から、本作は人間賛歌であり人生の応援ソングのような心地よさをもつ作品へと昇華されたのではないでしょうか。
 ですがそれよりなにより素晴らしいのは、本作ではランボー教授を決して否定的には描いていないことでしょう。ウィルの才能を見出し、その才能を愛することだって、そしてその才能に嫉妬心や劣等感を抱くことだって、ある種素晴らしいことだと肯定的に捕らえているところに大変な魅力を感じます。
 何にせよ心を打つ名作でした。
 あまりに社会に迷惑かけすぎたため満点はつけられないんですけど、ヒューマンドラマとしては満点の作品です。 たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-06-09 00:33:34)(良:2票)

356.マット・デイモンとベン・アフレックが20代で書いた共同脚本は、二組の世代のちがう男性の友情を描いてなかなかの出来。 天才ウィルの造形は今ひとつのような気がするんですけど、チャッキーがウィルは自分の世界にいるべき人間じゃないと見定めて、彼との関係にしがみつかないのが潔い。(天才を宝くじのアタリ券にたとえるのは確率が低いってことをいいたいのだろうけど、才能=お金に聞こえるのがアメリカ的) 最初はウィルの能力に惹かれたスカイラーもお飾りじゃない。 大学構内の清掃をしていたウィルの才気を見出すランボー教授役のスウェーデン俳優ステラン・スカルスガルドが巧かった。 自分も秀才だから誰よりもウィルの天才の価値がわかって、本当は死ぬほど羨ましいんだけれど必死に妬むまいとして自分の気持ちを彼の育成に振り向ける。 「アマデウス」のサリエリに近い役どころ、あれほどドロドロはしておらず、その采配が旧交を復活させる契機にもなり。 彼とショーン(ロビン・ウィリアムズ)の長年の確執も、お互いの思いをぶつけあった翌日に「昨日は」「ああ俺もだ」の二言で和解してしまうのが男らしくサッパリとして気持ちがいい。(教授が常に身につけるロングスカーフで2人の地位の違いをだした衣装も巧み) ガス・ヴァン・サントは自分で脚本も書くことが多いけれどこれは例外で、それが功を奏した? 力をあわせた脚本でオスカーを受けとったマットとベンは本当に嬉しそうだった。 レインさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-06-06 07:00:04)(良:2票)

355.M・デイモンとB・アフレックは、どうやってお互いの配役を決めたのか、公開当時から疑問でした。明らかにM・デイモンの方がおいしい役です。R・ウィリアムスはコメディ演技よりも、この映画や「いまを生きる」などのシリアスな演技が心に響きます。デイモンとウィリアムスの面談シーンはとても繊細で緊張感があり、十分な見応えがありました。 shoukanさん [映画館(字幕)] 7点(2010-02-21 23:54:43)(良:2票)

354.数学少年は多いがその中で数学を糧にして生活していける者は
ごくわずかだ。しかし数学者になれなかった者は幸いである。
数学者でないものになれたのだから。
フェルマー予想のワイルズが数学者のあるべき姿である。数学
者は俗世にまみれていないが数学界にまみれている。ポアンカ
レ予想のペレルマンは数学少年の憧れであるが数学者には後ろ
めたさを感じさせた。

数学者を主人公とする映画は幾つかある。
「ビューティフルライフ」「グッド・ウィル・ハンティング」
「博士の愛した数式」
その中で「グッド・ウィル・ハンティング」のみが数学者を描
いている。「グッド・ウィル・ハンティング」の彼は才能を浪
費する世界から旅立ったのか?エスタブリッシュメントの世界
にまみれるために。ペレルマンが戻っていった世界から。

やはり前半がいい。「冒険者たち」のように。数学少年があこ
がれる物語だがサクセスストーリにする必要はないだろう。make
a difference
をしたというのならよいのだが。7点。(親父の評価)

親父・・・言っている事がわかんないぞ!(俺の評価)←評価じゃないだろ 板橋島野&綿貫さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-09-14 23:47:14)(笑:2票)

353.こういう映画を見た後は、如何に自分が今の人生と向き合えていないか、という点にいつも悩まされる。私は天才でも何でも無いんだけど。
aksweetさん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-10 04:44:05)(良:2票)

352.《ネタバレ》 この映画では感動させるわざとらしい箇所がふたつあります。
ひとつがお約束の医者役ばかりのロビン・ウィリアムスが、
「君は悪くない!」とディモンに言うところ。
見ててもらい泣きしちゃったのです。わかってるんだけどね。
そして最後の方で、友達のベン・アフレックが言う、
「俺がお前を迎えに来たときまだここに居たら・・」みたいなくだり。
これ、あまりに青春してて恥ずかしくて、でも泣けてきました。
こんなこと言える友達がいるでしょうか?
自分にはこんな選択をされる過去がありません(天才じゃないし)が、
素直に(なんてこと言ってくれるんだベン)と、感動しました。
この作品は親友同士の脚本でアカデミー賞を取りました。
そのまま親友同士の、ベン・アフレックとマット・ディモン。
うらやましいものです。特にディモンは実生活でもすごい。
ケンブリッジだかイェールだか知らないけど。
いわゆる自叙伝ぽい映画ですね。
もちろん幼少のエピソードなどはフィクション。
エンディングも品がよく、ともすれば青臭い青春映画をきれいにまとめてる。

アルメイダさん 8点(2005-02-25 07:05:58)(良:2票)

351.ハーバード大学生役のミニードライバーがもし美人だったら、ちょっと興ざめしないか。ロビンの薦めた会社を蹴って、あのブサイクを追いかけていくことがデイモンの初めて本にも載ってない自分自身で導き出した「答え」だからこそ、絵空事とは思えない、何とも言えないリアリティのある感動に繋がるんだろう。
自分自身への苛立ち、自分自身をさらけ出す怖さ、弱さ、自分自身と向き合うことの難しさ、成長と色々な想いを感じさせる傑作。
脚本は素晴らしいの一言に尽きるが、難を言えば、悪役が一人もいないということか。ランボーも自分の名声に利用するのかと思えば、自分がなしえない夢を重ねていたに過ぎなかったし。ランボーもロビンも考え方は違うけど、親友同士なんだよな。
ラストのアフレックの笑みだけで、二人の深い友情を感じずにいられない。 六本木ソルジャーさん 9点(2004-03-18 21:53:01)(良:2票)

350.天才の苦悩と聞けば「ゼイタクな。勝手に悩んでれば?」と思う気持は私にもありますが、とはいえこの映画は普遍的な名作だと思います。主人公が天才的なのは、テーマをしぼりこんでいった、「あとづけ」の設定では? マット・デイモンとベン・アフレックは決して、天才だからこうだ、というふうに描いているわけではありません。自分を肯定できず、孤独という闇に迷い込んでしまった若者、というのはステロタイプですが、エピソードどまりではなく、どう乗り越えていくかまで描くのは、小説ならともかく、映画では案外難しいテーマではないでしょうか。そこに果敢に挑戦した点がまずいい。ありそうで実はなかったタイプの映画ではないかと思います。次にやはり脚本がいい。たたみこむような小ネタから、ラストのしみじみとした感じまで、言うことなし(ラストががっかりという声もありますが、私は好きです。淡々としていて)。若者二人でよくぞここまで心の機微を捉えたシナリオが書けたものだと思います。登場人物がいい人ばかり、というところはひっかかりますが、かといってバランスをとるために出すカタキ役って予定調和的。若い感性は、そういう「よくある感じ」をきらったのではないかと思います。ロビン・ウィリアムスの役がやはりキーパーソン。ヘタをすればくさくなるのに、今回は彼が抑えた演技で(アカデミー賞狙い?だったのかしら。でも狙ったからといってとれるもんでもありませんよね)、全体のトーンを乱すことなくちゃんと役その人を演じ切ったから、自然な感動が湧き上がってきました。受賞も納得です。主役のマット・デイモンは線が太いタイプなのに繊細な表情や演技のできる、これからますます楽しみな俳優の一人です。ミニー・ドライバーは、お気に召さなかった人が多いようですが、あの役にカワイイ系の女優は合いませんよ(キッパリ)。もしそういうキャスティングだったら、セリフがそらぞらしくなり、駄作になっていたことでしょう。 おばちゃんさん 9点(2003-07-13 11:51:52)(良:2票)

349.ロビン・ウィリアムズのカウンセラーという設定で展開から結末までほぼほぼ見通せる作品。カウンセリングでのやりとり、ステラン・スカルスガルド&ベン・アフレックの存在が目を惹いたものの、物語の意外性は感じられなかった点が物足りません。恥知らずな者の「私は悪くない」とそうでない者への「君は悪くない」自分の心の持ちようを考えさせられたところです。 The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 6点(2020-08-24 12:34:45)(良:1票)

348.《ネタバレ》 この映画って観る人を選ぶ映画かもしれないですね。

僕は、マット・デイモンがロビン・ウィリアムスに

『 It's not your fault ! 』って詰め寄られて、心を解放したシーンで号泣しました。

この作品を観て心に何もひっからない人って、その分幸せな人生を送っているんだろうなと思い、

半分、羨ましいです。 プラネットさん [DVD(字幕)] 9点(2019-05-26 15:01:09)(良:1票)

347.天才を見つけたっていう入りはいいんだけど…。天才の苦悩というか屁理屈というかそのあたりは感情移入が難しく若干不愉快な展開だった。
友情、青春映画としては凡作。どこにでもある感じ。 mighty guardさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-04-24 23:32:24)(良:1票)

346.《ネタバレ》 マット・デイモン演じる主人公には、イライラさせられる。
頭でっかちで捻くれた理屈ばっかりこねて、ああいえば上佑状態の憎らしさ。
人を小馬鹿にして苛立たせる天才のようだが、それは児童虐待の体験による人間不信から来るもので、傷つけられるのを極度に恐れる防御反応でもあった。
その閉ざされた心をどうやってほぐすのかが見どころ。
主人公にハートでぶつかっていくセラピストは、いかにもロビン・ウィリアムズらしい誠実な役どころ。
誰もが手を焼いた青年の心を、そのセラピストだけが解き放つ展開になることはわかりきってはいたが、それでも最後まで目が離せなかった。
それは、人物造形がしっかりしていたからだろう。
青年を背中を押す悪友たちの友情も微笑ましい。
ただ、結局自分の特異な才能を生かす道を選ばないのは、やっぱりもったいない。
ヒロインがもっと魅力的だったら、女を選択した行動にも説得力が増したのに。 飛鳥さん [DVD(吹替)] 6点(2014-12-20 00:01:51)(良:1票)

345.《ネタバレ》 「小説家を見つけたら」と共にガス・ヴァン・サントで一番好きな映画だ。
舞台は1970年代、大学の講義のシーンからはじまる。
数学の難問を朝飯前のように解いてしまうがウィル少年。オマケに「f●ck!」を連呼する命知らずの馬鹿でもあるバリバリのインテリ不良。
出会う人間にはデッドボール(暴言)ばかり投げているが、本当は打ち解ける事を恐れていた。親も含めて大人なんざクソッたれ、頼れるのは子供の頃からつるんできた不良グループだけ。
能力はあるが己の能力に少し酔っているというか、とにかく過去のトラウマを引きずり自分の殻から抜け出せずにいた。“超絶クソすばらしい完璧主義者”である彼は。
完璧だと思い込む人間ほど、その均衡が崩れようとする際は動揺するものだ。
物事を知りすぎて逆に自分の目で直接見る事を恐れていた。傷つける・傷つけられる事を誰よりも恐れ、面接すら“替え玉”。
一体過去にどれほどの苦痛を味わってきたのだろうか。
彼の才能に目を付けた教師たちは彼を更正させるべく“司法取引”で勉学を薦める。
しかしウィル少年の心の傷は予想以上に深く、彼を更正させようとする教師も心の傷を開いていく。
教師たちは知識ではなく経験や“癖”によって本だけでは得られない“本当に大切な何か”を語っていく。
「答えは自分で探すんだ」
「ああ言えばこう言う。なのに簡単な質問には答えられない。つまり“答え”を知らないんだ」
ウィルも痛いところを突かれてダンマリ。先生の“女房自慢”を何処か羨ましそうに聞くウィル。
ウィルは知り合った女性に性行為をせがんで“現実逃避”。それは同時に初めて芽生えた対抗意識でもあった。
ウィルは先生のような“良い大人”にもっと早く出会いたかっただろう。ウィルの心も次第に変化していく。
旅立ちの時…とにかく自分の殻を“ブッ壊したくて”しかたない。
不良グループの兄貴のセリフはトドメの一撃。
「他の奴が持っていないもんを無駄にするなんて俺は許せねえっ!」
ウィルは“宝くじ”を既に持っている。しかも努力しだいでどんな夢でも叶えられる大切な宝物を。
いや、不良たちが手に持っていたのはバットだったが、心の中には最高に“グッド”な何かを持っている奴らだった。
ウィルはようやく先生たちに本音を打ち明けられたのかも知れない。
最高のオンボロ車、最高の手紙、そして最高の“サノバビッチ”。良い映画です。 すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-11-16 18:28:23)(良:1票)

344.《ネタバレ》 男が男に車を贈る。これがこの映画。21歳のウィル。認めた男だからこそへ精一杯の贈り物。手作りに近いしょぼい車は、初めて作った手編みのマフラーぐらい見た目にはよくなくても心に響くものではないか。

もしウィルがランボーやショーンに出会っていなくても、チャッキーらはウィルに車を贈ったかもしれない。でもウィルはその車を生かすことなく映画が終了したはず。エンディングは旅立ちそのものだが、男の旅立ちは車で、というロマンが心をつかむ。
JFさん [DVD(吹替)] 8点(2014-08-28 13:40:29)(良:1票)

343.《ネタバレ》 才能のある人が、その才能を活かすのは、なかなか難しい。あ、ヒロインが微妙・・・。 山椒の実さん [地上波(吹替)] 6点(2014-02-11 12:19:07)(笑:1票)

342.《ネタバレ》 好きな映画です。設定にはあまりひねりがなくベタなんだけど、台詞の一つ一つがとても印象的。一番良いと感じたのは親友との関係の描き方。公開当時、いざという時には俺もベン・アフレックのような人間でありたいと思ったなぁ。10年以上も前の作品だけど観る度に青春時代を感じさせてくれる映画です。 ラグさん [CS・衛星(字幕)] 10点(2013-11-10 20:55:47)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 361人
平均点数 7.17点
010.28% line
151.39% line
241.11% line
361.66% line
4102.77% line
5318.59% line
66217.17% line
77821.61% line
87320.22% line
95114.13% line
104011.08% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.05点 Review18人
2 ストーリー評価 7.63点 Review30人
3 鑑賞後の後味 7.86点 Review29人
4 音楽評価 6.73点 Review19人
5 感泣評価 6.56点 Review23人

【アカデミー賞 情報】

1997年 70回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞マット・デイモン候補(ノミネート) 
助演男優賞ロビン・ウィリアムズ受賞 
助演女優賞ミニー・ドライヴァー候補(ノミネート) 
監督賞ガス・ヴァン・サント候補(ノミネート) 
脚本賞マット・デイモン受賞 
脚本賞ベン・アフレック受賞 
オリジナル主題歌エリオット・スミス候補(ノミネート)"Miss Misery"
作曲賞(ドラマ)ダニー・エルフマン候補(ノミネート) 
編集賞ピエトロ・スカリア候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1997年 55回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)マット・デイモン候補(ノミネート) 
助演男優賞ロビン・ウィリアムズ候補(ノミネート) 
脚本賞マット・デイモン受賞 
脚本賞ベン・アフレック受賞 

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