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ホームワーク(1989)

Homework
(Mashgh-e Shab)
1989年【イラン】 上映時間:86分
ドキュメンタリー
[ホームワーク]
新規登録(2006-11-08)【ミスター・グレイ】さん
タイトル情報更新(2010-05-12)【にじばぶ】さん


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監督アッバス・キアロスタミ
出演アッバス・キアロスタミインタビュワー
あらすじ
〝子どもの宿題について〟というテーマをインタビュー形式の面接で問いかけ、宿題からイラン社会へと迫っていくドキュメンタリー。

ミスター・グレイ】さん(2006-11-09)
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【クチコミ・感想】

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4.《ネタバレ》 まずは、わずか6歳とか7歳の子供たちなんだが、結構みんなしっかりしているな〜と感心す。
でも、子ども相手に、なぜ、あんな暗がりで取り調べのような尋問形式で撮影をしたのかなと最初は思いました。でも、これが明るい教室で、もしくは、他の子が騒がしく遊んでいるグランドで撮影されていたなら、イラン情勢のこの宿題問題、子供たちに本音は聞き出せていなかったのではないかと思えます。
そんな中で記憶に残る子は、家の中でベルトを10本も無くす父がいることを微笑みながら語る子と、恋人である彼女が去ったとかいうセンチメンタルラブな内容の歌詞をフルに歌いきった強心臓の子、約2名。
だけど、それ以上に心に残るのは、わりとフレンドリーに気さくに回答していた子が ふと「喧嘩と戦争の違いは何かな」と呟く。そして「相手を殺すことかな」と自答した時の顔が一瞬で真顔に変わり、見ているこちらとしてはドキッとさせられた瞬間、あの瞬間でした。
だけど、この部分、せっかくなので監督は撮影を一時止めてでも、喧嘩と戦争の違いをきっちり教えてあげるべきなのではないかと思えてしまいましたね。少なくとも彼はこの先、何年かはこの疑問に対して正確な答えを得る事なく日々過ごしていくのでしょう。せっかく撮影という名の尋問に協力してくれた子供代表が大人相手に呟いた等身大の疑問点なのです。しっかり答えを返してあげてほしかったかなという思いが残ります。

作品評価点としては、至極真面目な作品だからといって、過大評価をするつもりはありません。残念ながら、エンタメ性を感じれる部分が全くと言ってよいほどありませんでしたので、そこが残念でなりません。自分としては可も不可もなくといったところの5点です。かなり惜しく感じます。 3737さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-10-27 17:16:29)

3.《ネタバレ》 監督自らが我が子に課せられる宿題に疑問を抱いて、子ども達や親ら現場の声を集めたドキュメント。学校側の言い分が無いのはちょっと公平ではない気もするけれど、80年代のイランに於いては学校や先生は「権威」であったぽいからカメラを向けることは恐れ多かったのかしら。
もっと広くて明るい部屋は借りられなかったの?と思わずにいられない暗く狭い小部屋でライトを当てられる子どもたち。ちなみに全員男の子。どの子も宿題は手に余っていて、家の事情が何通りも語られる。子どもなのに「タテマエ」をわきまえている子もいて、テレビより宿題の方が好きとか言う。見え隠れするのは年長者や大人という存在が我が国よりずっと強くて強権的にすら感じること。
人の国の教育の在り方にどうこう口をはさむ気はない。もちろんこの作品はイランの人々が観るべきものだろう。
宿題について聞かれて困った顔をしたり、時にはべそをかいてパニック気味になる子もいたりだけど、冒頭学校の外で「何の映画を撮っているの?」とわらわらと聞いてくる彼らは別人のように生き生きと子供らしくてほっとした。あんないい顔で日々を常に送ってほしい。どこの国とも喧嘩せず、大人になれたらいいのにね。 tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-08-02 22:44:07)(良:1票)

2.《ネタバレ》 最初のうちはシンプルなインタビュードキュメントだ。子どものアップ、それを捉えるカメラ、そしてたまにキアロスタミ本人、の三つのカット。このカメラのカットは、自分たちが子どもに与えている威圧感を意識して見せているのかもしれない、ほとんど尋問というイメージがある。子どもをインタビューしつつ、子どもの視点も入れているわけ。インタビューで繰り返されるのは罰についての質問、そこからイラン社会の状況へ滑り込んでいく。戦争と喧嘩は違うのかなあ、といった呟き声。海外教育をつぶさに見てきたというオッサンも割り込んでくる、日本の子どもの自殺にまで言及して。でも見どころは泣き虫小僧の登場からだ。少しずつ醸し出されていた「罰」のモチーフが前面に出てくる。定規が折れるほど叩かれて、怯え切ってしまっている少年、友人が一緒にいないと不安になる、パニックになる。その親へのインタビューがあって、外での儀式。音が絞られていく。監督は、子どものざわつきで儀式が非礼になるからとタテマエを言っていたが、もちろん生き生きとして子どもたちを見せるためであろう。そしてもう一度泣き虫君の登場、もう怖くないと言いながらだんだん危なくなってくる、そして奇跡の瞬間、後ろの友人に支えられた心で朗々と宗教詩を朗読するんだ。こっちが泣けた。世界に対してハリネズミのようになっていた子どもの心の中にも、やはり詩があったってことか。このストップモーションの的確さ。イランではNoのとき「チッ」っと音を立てるんだね。 なんのかんのさん [映画館(字幕)] 8点(2009-12-19 11:56:23)(良:1票)

1.宿題は個人的なものと思っていたが、改めて全体で考えてみると不公平なものだ。子どもの能力は当然バラバラだし、親が文盲であるかどうか兄姉がいるかいないか等の家庭環境により宿題に掛かる労力はかなり左右されるのに同一の課題を出すのはおかしい。もちろん学校側からしてみれば授業のこともありレベルの画一化を計っているのだろうが、理屈では理解していても子どもからしてみれば不公平以外の何物でもない。さらに〝罰〟は体罰で誰もが恐れているのに対して〝ご褒美〟の意味を理解していない子が少なくない。これは恐怖政治のような状況であり、そのためかTVアニメが好きに決まっているのに誰もが宿題の方が好きと答える。さらにお国柄だろうし無邪気な子どもたちに大意は無いのだろうが〝フセインは地獄に落ちろ〟などと大合唱するのは教育というより洗脳に近い。何故にそうなるかと考えるとやはり教育には国の世相が反映されるのだろう。〝子どもは社会の鏡〟と言うが〝宿題について〟という監督の問いかけは子どもや学校の問題だけにとどまらず意外にもかなり深い。 そして残念ながら日本の教育も悪い一例として登場する。現在も取り沙汰されているが、その背景にはやはり病んだ日本社会の姿がある。宿題を見ればその子が分り、その家庭が分り、その学校が分り、ひいてはその国が分る、着眼点が面白い非常に興味深い題材だった。・・・ただ、カメラの前でサングラスのおじさん(監督)に圧迫面接されている感じなので子どもが正直に答えているかは疑問なんですがね。 ミスター・グレイさん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-11-09 18:20:06)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 6.75点
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