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母(1926)

Mat
1926年【ソ連】
ドラマサイレントモノクロ映画
[ハハ]
新規登録(2004-05-10)【かんたーた】さん
タイトル情報更新(2009-03-13)【イニシャルK】さん


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監督フセヴォロド・プドフキン
原作マキシム・ゴーリキー
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【クチコミ・感想】

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3.ソ連のプロパガンダ映画ではある。資本家は悪人だし、裁判は腐敗しており、労働者たちは前向き。しかしこの母と父の描き方によって、公式性から抜け出し、映画の質を高めていたと思う。旧世代に属するこの母親、新しいことを大それたことと思ってしまう人。ツァーの威光を素朴に信じているだけでなく、どんな時代のどんな母親にも通じる普遍性を持っている。父親も、前向きの労働者たちより存在感が濃い。これから批判していく存在を、決して小さく描かず、正確にスケッチする。実際、虐げられているからと言って、みなが労働戦線に参加するわけではないのだ。うまく資本家側に使われてしまう者たちもたくさんいたわけで、そういう者たちを単純に「裏切りもの」と批判して片づけてしまう粗雑さを戒める基準が、作者側にあった。酒場のシーンが素晴らしい。臭いやうるささまで、無声映画で巧みに表現されていた。ここにはもう立ち上がる気力さえ失せた労働者たちがたむろしているわけで、戦う人々よりリアリティがある。そしてけっきょくロシア文学が優れていたのは、その部分ではなかったか。自然を描くショットが美しい、雪解けのモンタージュはややくどかったが。 なんのかんのさん [映画館(字幕)] 8点(2012-07-14 09:56:43)

2.飲んだくれの父ちゃんのあまりな扱いにびっくり。体制側、つまりは悪の象徴というわけでもなくほとんど最初からいなかったかのように無情に消えてゆく。しかし母が息子を救うためにしたことが息子を窮地に追い込んだように、父もまた息子を窮地に追いやるべき道具にされたにすぎないことは確かで、父のここでのあまりな扱い自体が体制側の卑劣さを表現しているのかもしれない。クライマックスへと向かうデモ行進は雪解けと共に海氷が割れてゆく様とのカットバックによってスピード感とダイナミックさを得てクライマックスへと向かっていることを予見させている。おどおどとしていた母の顔が変わり、その顔がどアップにされたときのインパクトは凄まじいかぎり。これも母の人間性を丁寧に描いてきたからこそのインパクト。この後半のくだりはほとんど同じ画の繰り返しのため、ことさらに印象に残りやすい仕掛けとなっている。同時に観たエイゼンシュテインの『ストライキ』と似ているようで似ていない。その差異はタイトルが示すとおり。プドフキンは事象そのものよりも人間ドラマを見せることでその事象を語っている。 R&Aさん [映画館(字幕)] 7点(2009-03-12 15:32:24)

1.最近までフセヴォロド・プドフキンという人は全く知らなかったのですが、聞いたところによるとエイゼンシュテインらと並ぶ旧ソ連の偉大な監督なんだとか。さすがに70年以上も昔の映画なので多少見苦しい部分はあります、そのせいか観ていてついウトウトとしてしまいました(汗)。タイトルにもなっている母親の絶望に沈んだような表情がとにかく凄く、特にラストシーンなどは一度見たら一生忘れられなくなるような衝撃を受けます。旧ソ連の映画はこれからも勉強していきたいですね。 かんたーたさん 7点(2004-06-12 23:58:50)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 7.33点
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