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プロフィール
コメント数 3884
性別 男性
年齢 53歳

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1234567
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101.  アメリカン・サイコ 『太陽の帝国』からは想像もできない大男になったクリスチャン・ベール。暴力衝動を抑えられないリッチマンを描いてますが、これって、アメリカという国家そのものを象徴してるのですかな(多分違うでしょ)。何とも気の滅入る暴力映画ではあるのですが、それでいて若干吹っ切れていないので、観ててちょっとホッとしてしまった自分がいるのも事実。6点(2003-10-18 09:33:39)

102.  アルマゲドン(1998) 冒頭の隕石落下シーンはかっこいい、すごくかっこいい(今となってはちょっと心が痛むけど)。でも後がねえ。次々に起る危機が、何だかいかにも「作った脚本」っぽくて、「ハイハイ、わかったから次サクサク行ってよ」とか無責任なこと思ってしまいました。大体、あんなポンコツどもが地球を救うなんて幾ら何でも、なあ。最後だからって、街に繰り出してたけど、そんなことして伝染病でも拾ってきたら、シャトル内全滅するよ。地球救う気あるの? あ、この手の映画にそういうツッコミは、キリが無いですね。6点(2003-08-15 23:19:27)

103.  アイランド(1980) ピーター・ベンチリー原作の冒険映画、ってのが売りですが、ベンチリー自身も『ジョーズ』しか売りがないのが悲しいところ。マイケル・ケイン演じる主人公、踏んだり蹴ったりでとても可哀相ですが、クライマックスはちょっとした(ほんとにちょっと)カタルシスを味わえます。6点(2003-07-06 14:40:55)

104.  アクト・オブ・バイオレンス 《ネタバレ》 だいたい、こういうコンパクトにまとまったアクション映画ってのは、ハズレが無いですね。もっとも、ハズレじゃないからといってアタリとも限らないのが悲しいところですが。 この映画も、冒頭からテンポよく物語設定を提示していって、まず主人公たちの子ども時代の姿があって、大人になって従軍し、今は何やら悩んでいるらしい姿があって。一方ではブルース・ウィルスがやや破天荒な刑事をやってて、壁の地図には数々の顔写真が貼られており、どうやら多くの女性失踪事件が発生しているらしい。 ってな事がポンポン提示されていくのだけど、イマイチよくわからん点があって、私が見たのは吹替版なもんで元のセリフが確認できないんだけど、とにかく、主人公たちの関係がやっぱりよくわからん。どう見ても3人の男性は兄弟なのだけど(父親らしい人物の写真の前に集まってるし)、三男らしき人物のフィアンセのことを長男らしき人物が警察に「妹」というもんだから。 まあ、この辺りは正直、どうでもいいのかも知れなくって、要するにこの4人はきょうだい同然の存在、ということで、理解。 でもって、そのフィアンセが誘拐されてしまい、救出のために3人が武器を手にし、悪の組織に立ち向かう、ってなオハナシ。 そうなるともう、ブルース・ウィリスが何のために出てきているのかよくわからなくなってくる。邪魔、とまでは言わんけど、いや、やっぱり少し邪魔。少しチグハグ。 終盤もわりとあっさり女性救出に成功し、どうせこのまま終わらないんだろう、と思ってたら案の定、敵の逆襲が。大してオドロキも無い上に、一軒家での攻防という魅力的なはずのシチュエーションにも関わらずあまり工夫がなく、盛り上がりに欠けてしまって。 気持ちだけはよ~くわかるタイプの映画、なんですけれども。[CS・衛星(吹替)] 5点(2021-02-14 14:26:10)《改行有》

105.  アナと雪の女王2 天下の「アナ雪」が、2作目、こんなんでいいのかなあ、と。いいのかもしれないけれど、何だか、なあ。 セリフの上では、姉妹愛みたいなことをしきりに語っているけれど、いや、セリフはいいから、それを行動で示せよ、と。 後半に展開される冒険物語は、その姉妹愛に裏打ちされてる、ってコトなんでしょうけれど、もともと「4人での冒険」ありき、みたいなオハナシなので、ちっとも切実感みたいなものが無い。 どこからともなく聞こえてくる謎の声、というのが物語の発端にあって、そこにエルサが引きつけられていくんだけど、その引きつけられていく理由が「私だけにはワカルんです」ってんじゃあ、これまたちっとも切実さがなくって。もう冒険でも何でも勝手にしてよ、という気持ちになってきちゃう。 というワケで正直、あんまりノレなかったんですけれど、ミュージカルとしてはさすが充実していて、数々の楽曲を、水・氷・炎を自在に操るCGが彩り、目を楽しませてくれます。ある意味、一作目よりは「雑音」の少ない構成とは言えるのかも知れません。 まあ、天下の「アナ雪」にあまり噛みつく自信もないので(笑)、きっとこれは寝不足のまま観に行った私の方が悪いんだろう、となどと反省しつつ、しかし、では寝不足でさえなければノレたのか、というと、はなはだ疑問なのですが・・・。[映画館(吹替)] 5点(2019-11-24 07:23:25)《改行有》

106.  青空に踊る 日本との戦争のさなか、アステア演じる撃墜王たる主人公にも休暇が与えられ、さっそく美人カメラマンにつきまとう。ジンジャー・ロジャースの相方の「フレンド」だ、などとウソ(?)をついたりして。で、相思相愛いい感じ、と順調に進んだのでは映画として面白くないけれど、変にモタついてばかり、これはこれであまり面白くない。いや、アステアのダンスが拝めりゃストーリーなんて二の次で楽しめるんだけど、ダンスシーンもあまり出てこないもんだから、さてどうしよう(でもダンスが始まればやっぱりスゴイのだけど)。そうこうしているうちにアステアは戦場に戻ってしまい、かなり「なんのこっちゃ」な展開で終わってしまう。ただ、1943年という時代背景が、ここにそのまま投影されているんだなあ、とは思います。まさに戦時下、休暇が終わればまた戦争なんだな、と。逆に言えば、こんな時代に、こんな生々しい題材を内包しながら、よくもこんな平明なミュージカルを作ったものよ。[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-02-19 23:14:28)

107.  アシャンティ その昔、日曜洋画劇場で観たこの『アシャンティ』とか『アイランド』、はたまた劇場で観た『ジョーズ’87/復讐篇』あたりの印象から、私はマイケル・ケインという人について、“プチ・アドベンチャーなオヤジ”という印象を持ってました。実際、自ら一生懸命泳いでみせたり、そこそこ体を張ってるとは思うのですが、どうも“プチ冒険”の枠を出ていないのです。この『アシャンティ』も、アフリカで黒人の妻を人身売買者に誘拐され、それを追跡する医者のオハナシでして、砂漠の過酷な追跡劇を描いた作品のハズなのですが、どうもあまりその過酷さが映画に見えず、どこかノンビリした印象を受けてしまう。「これは実話なんです!」と意気込んで見せても、なーんかヌルいのよね。挿入される音楽は大自然を思わせるどころか、えらく日常色豊かなユルい音楽だし、真面目な「実話」かと思ったら妙な呪術が登場するし。乱闘シーンはまるで気合いが入って無いし、チョイ役に甘んじるW・ホールデンにO・シャリフ、何しに出てきたのやら、単なる小遣い稼ぎかよ、と言いたくなっちゃう。そして極め付けは、その昔日曜洋画で観た時から脳裏に焼き付いて忘れられない、海面キラキラのラストシーン(いやむしろ、記憶よりもはるかにキラキラしてて、ビックリした)。この能天気な超ファンタジー色は、一体どういう発想から生まれるのだろうね。「実話だ」とか言いながら、まったく社会問題を提起する気、ないでしょ。いや、別に、映画でアジって欲しくないから、これはこれでいいんだけど……いいや、良くない、だって、感動を呼ぶハズのシーンで、笑いを呼んじゃうのだから。[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-08-03 08:14:51)(良:1票)

108.  熱いトタン屋根の猫 とりあえず、誰が一番かわいそうって、お兄さんですよね。何しろ、この奥さんにこの子供たち、ですから(とりあえず本作のキャスティングは超絶的にスバラシイと思います)。何にせよ、家族の間の葛藤が描かれ、でも観てると何だかみんな良い人たち(一部を除き?)で、案の定、仲直りして大団円。展開が、ものすごーく八百長クサイのですが、これでいいのでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-01-22 22:43:21)

109.  アリス・イン・ワンダーランド 3Dで観てない私が悪いんですかね、2Dで観る限り、工夫の無い映画、余白の乏しい映画、したがって何の情感も感じられない映画としか思えなかったのですが・・・。カントクさんが映画で遊ぶのは大いに結構だけど、この程度の遊びには、付き合いきれません。なお、アリスの体が小さくなったり大きくなったりする際に、服のサイズが合わなくなる描写、これこそ全くツマラナイものだと思います。アリスの体が大きくなることと、アリス以外の世界すべてが小さくなることとは、同義であり区別は無いはず。しかしこの描写は、わざわざそこに区別をつけてしまった。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2010-12-28 00:41:19)

110.  悪魔の凶暴パニック ヤケクソのような邦題ですが、中身は「悪魔」でも「凶暴」でも「パニック」でもなくって、かなり地味なサスペンス作品です。物語はといいますと・・・男女の集う、楽しかったはずのパーティは、惨劇と化した。何と、メンバーの一人の男が、カツラand全ハゲだったのである! って、まあ、これだけならば「ハゲで悪いかよ」ってな話なんですけれども、問題は、そのハゲ男が発狂して、他のメンバーを殺害してしまったのである! しかもハゲ男はその後あえなく頓死、やはりパーティメンバーの一人であったジプキンは故なく犯人と間違えられ、警察に追われる身に。真相を追う彼の前に、第2、第3の惨劇が発生、いずれも共通点は加害者が全ハゲであること。やがてジプキンがたどり着いた謎の言葉“ブルー・サンシャイン”。その秘密とは? ってなオハナシです。どうですか、面白そうですか。確かに、盛り上げ方さえ上手ければ面白くなりそうですね。でも実際はというと残念ながら、盛り上がらない地味な作品になっちゃってます。クライマックス(に相当するであろう)の対決ですら、とってもアッサリしていて盛り上がらないことこの上なし(ま、襲ってくるヤツが「ハゲ」である以外に特徴ないしね)。大体、なぜ「ハゲが発狂」なんですかね(正確に言うと「ハゲのカツラが取れたら発狂」かも知れないけど)。誰しも身近にハゲの一人や二人はいるので、「もしやあの人も!?」と我々をビビらせようという作戦なんですかね。あんまりハゲを馬鹿にしてはいけませんよ。と、私もちょっと「ハゲ」を連呼し過ぎですかね、恨まれそうですね、すみません。[DVD(字幕)] 5点(2010-06-08 00:07:33)(笑:1票)

111.  悪魔のはらわた 《ネタバレ》 冒頭のクレジット「アンディ・ウォーホル プレゼンツ」。これが本作の最大かつ唯一のキモでありオチであったりするわけで、本編は気楽に観ることにしましょう。って言ってもなあ。主人公のマッド・サイエンティスト、理想の人類を作り上げるべく、男女の人造人間を製作し、コイツらをコービさせようと。となると、男の方の頭部パーツは、なるべくドスケベな奴をぶっ殺して頭部をゲットすべし。ところが、手違いにより、ドスケベ男の代わりにフニャチン野郎の頭部をとりつけてしまったから、さあ大変(←べつに大変でも何でもないよなあ)。しかも、フニャチンの友人であるドスケベ男は、博士の妻の浮気相手。屋敷に出入りするうちに、殺害されたハズの友人を発見し・・・。てな内容。いやあ、バカですね。考えようによっては大変よくできた話で、繰り返される惨劇の末に死体の山が築かれるラストなど、シェイクスピア悲劇を彷彿とさせるような、させないような。しかし、やっぱり、バカですよね。このバカバカしいお話を、真面目に演じている若き日のウド・キア、彼のハイテンションぶりが、何とか映画を支えている(いや支え切れていない)のですが、さすがの彼も、撮影用のドロドロの内臓には、やや持て余し気味か。映画全体を通じて、「内臓=バッチい」という印象が、やたら強く残る映画でした。[DVD(字幕)] 5点(2009-10-19 22:21:43)

112.  アイ,ロボット 最近はミイラ男もゾンビも割と俊敏に動くので、ロボットだって身軽に飛び跳ねたってよいのではないか、という感じの映画ですが、それにしてもメチャクチャ運動神経がよろしい。しかしっこのCGロボットの質感の欠如。こんなのがいくらウジャウジャ襲ってきても全然怖くない。ロボットだけじゃなく、人間まで軽々とふっとんでいく。ロボットに食って掛かった少年が、ロボットに殴られて吹っ飛ばされたのに、まるで痛そうでなく、ただ驚いた表情をしている。これは笑ってしまいましたが、こういった緊迫感の無さにはちょっとガッカリ(パニック映画好きとしては、多少安っぽく見えてしまっても、ロボットはやはりCGではなく生身の人間が演じた方がよかったんじゃないか、とすら思えてしまう)。ストーリーの方はというと、これもベタな展開、いくつかの手掛かりを元に博士の死の謎を追うミステリ仕立てかと思いきや、大したヒネリも無い。思わせぶりに示された手掛かりにも、さほど意外性のあるオチがつくわけでもなく。結局、人間存在にまつわる説教臭いテーマをうまく映画的に処理し切れず、「ハイ、こういうテーマをこういう風に描いてみました」とばかり、「ほどほどの作品」に纏めてしまった感じがします。ウィル・スミスの一人相撲を延々と見せられた感じも拭えません。[DVD(字幕)] 5点(2005-06-04 03:02:54)

113.  アトランティック・シティ 最初に提示される人間関係に、オヤ、と興味をそそられたのに、後半、話が伸びない気が。雰囲気は独特のものがありますね、陽光の下ではややそぐわないようなシーンを敢えて撮ってみたり。でもストーリーの牽引力が弱いもんで。うわーバート・ランカスター老けたなア、となどと思いながら観ていたら、もうちょっと感情移入できたのかもしれない。油断した!5点(2004-04-24 02:10:24)

114.  アルビノ・アリゲーター 前半とか、確かに楽しそうに撮ってる感じが伝わって、観てても気持ちいいんですよね。ところがまあ、サスペンスとして話が伸びないで、低空飛行のまま最後まで行っちゃうので、「失速した」という感じが否めません。いやまあ、それなりに意外な展開は準備してるんですけどね。相当無理があったり逆にあまりにも肩すかしだったりでチグハグ。脚本がさっぱり垢抜けてないのよね。大体、人質になりすまして逃亡するなんて、ハナッから断然無理でしょ?5点(2003-11-22 01:37:47)

115.  アンブレイカブル なんちゅうか、禅問答のような映画で、内容に広がりが無いですよねえ(シックス・センスもそうですが)。そしてこのオチ。誰かに使われる前に使っとかないと損? いやいや、こんなオチじゃあ普通は映画一本作らんでしょ。B・ウィリスはアンブレイカブルでも、シャマラン自身が故障してるよ。ゴメンちょっと言い過ぎた。5点(2003-10-13 11:06:38)

116.  アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン 時代劇でチャンバラが始まる前に、ズラ~っと並んだ敵の侍が一斉に刀を抜くシーンがあったりするとワクワクするもんです。そこで敵が何人いるかとか、その後斬られる人数と合ってるかどうかとかは、気にしないまでも、とにかくそういうシーンがあると、テンション上がるじゃないですか。 一方、この映画のクライマックスはと言うと、ショッカーの構成員みたいな雑魚どもが延々と登場してきては、延々とそれを叩き潰すばかり。これじゃ、何のワクワク感もない。もっとも、雑魚が雑魚なら、親玉も親玉で、簡単にヤラレては簡単にオカワリが登場。 いつまで同じことばっかりやってるんだろうか? ドラマ部分のフラッシュバック連発にもゲンナリして、どうでもよくなってくる。まあヒーローを脈絡なく集めるからストーリーも脈絡なくなるのかも知れないけれど、これでは「全員に見せ場を作らないと」という幼稚園の演劇発表会みたい。 アクションの方も、とりあえずCGにはたーっぷりおカネかけてるんでしょうけど、一作目のアイデア再利用みたいだったり、マトリックスを始めとする過去の作品ですでに見たようなシーンだったり。 これで141分。弛緩している、というのが正直な印象。[CS・衛星(吹替)] 4点(2018-07-08 09:54:33)《改行有》

117.  愛と青春の旅だち 《ネタバレ》 久しぶりに観たら何か今まで気づかなかった魅力を見出すかと思ったけど、むしろかえってゲンナリしてしまいました。すみません。 恵まれない生い立ちの主人公、もうちょっとトンガっているかと思ったら、友人や恋人とフツーによろしくやってて、どうもピンとこない。一方、周囲の訓練生には、苦労人の黒人とか、ドン臭いけど頑張り屋のお嬢さんとかいう、何だかわかりやすいキャラを配置して、でももう一つ物語に貢献できてない感じ。見どころは鬼教官だけど、この人も、途中で手の内を見せるのは最小限にして、もう少し鬼に徹してくれたなら。 描き方も冗長な気がします。リチャード・ギアとデブラ・ウィンガーが、デヴィッド・キースを探して彼の恋人のもとに行く場面、こんな風に彼女をなじる描写まで必要なんでしょうか。彼女をなじる言葉は、リチャード・ギアとデブラ・ウィンガーが自分達の関係についてはっきりと意志を示す意味もあるのだろうけど、ちょっと不十分というか、物足りない。むしろ、デヴィッド・キースの死に向けた緊迫感を高めていくにはいささかまどろっこしく、描写の省略でスピード感を上げていった方がよかったのでは。 で、この後、唐突に卒業しちゃう。本当に唐突(概ね、遊んでばかりだった印象が・・・)。ここでルイス・ゴセット・Jr教官と長々と絡むことなく、少ない会話と、新入生とのやり取りにすべてを凝縮させたのは、これは良かったですね。[CS・衛星(字幕)] 4点(2016-10-16 08:55:34)《改行有》

118.  アイアンマン2 「最近、体調がもうひとつやったんですが、薬をかえてみたら、ちょっと良うなりましたわ」という程度の内容を、SFスペクタクル超大作で延々と見せてくれるというのも、貴重と言えば貴重ですが、どうでもいいわいという気持ちが正直なところ。血液検査の数値を出してみる、体表に斑紋を浮かび上がらせる、酔っぱらって無茶をする。その程度の病状の描写では、到底、同情できません。 どっちかっていうと、すっかり小汚くなってしまったミッキー・ロークの体調の方が、何となく心配になるなあ。大きなお世話か。 という、どうでもいい内容を中心にして、合間に少しだけ敵との戦いが描かれるんですけど、もうちょっと強い敵と戦ってもらえれば。 特にあの、ドローン軍団の弱さ。アイアンマンと比較にならないあの脆さ、何とかなりませんか。[DVD(字幕)] 4点(2016-07-10 08:56:43)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

119.  アイアンマン3 1も2もアベンジャーズも観ないでいきなり第3作を観るのはやっぱり無理があるのでしょうか。極力楽しもうと努力するものの、気分は完全にアウェー。今までに、いきなり「3」を観たなんて、『ゾンビ3』くらいのもんです(笑)。しかしそれにしたって、ずいぶん中途半端な映画じゃないでしょうか。かつてキルケゴールは“絶望”を死に至る病と呼んだけど、この映画の主人公は神経症、普通の意味での病ですから、まずは医者にかかって薬を服用すればよろしい。私の経験では、大病院に行っても通り一辺の血液検査で「異常なしので薬も出しません」と追い返され、近所の町医者の方が親身に話を聞いてくれて助かった経験があります。何にせよ、まずは発作が起きても別に死にゃしないとうことを認識したら少し楽になります。と、それはどうでもいいけど、この神経症、本人がそう言ってるだけなので、どのくらいヒドイのやらサッパリ伝わりません。ヒッチコックの『めまい』なら主人公が高所恐怖症であることはよくわかりますが、本作、セリフさえ変えれば、神経症だろうと下痢だろうと画ヅラ的には一緒でしょう。主人公が閉じこもるべき「我が家」を破壊されるという大事件、その衝撃も、映画の中ではほぼスルー。どこやら遠くにやってきた主人公と、少年の交流が描かれ、お、今回はこの路線かと思いきや、この交流の描き方も途轍もなく中途半端な尻切れトンボ状態。ここまで徹底的に中身スカスカだと、これはもう確信犯なんでしょうけれど、では一体何を楽しめばよいのでしょうか? CGオンパレードのスペクタクル? 珍しくもない。テンポもイマイチで、クライマックスに向けての興奮も持続しない、細切れのスペクタクル。[映画館(吹替)] 4点(2013-05-05 09:09:26)(良:1票)

120.  アイス・エイジ 何度、子供に見せようとしても、食いつきが悪くて悪くて。洞窟のシーンにだけは食いついてたけど(このシーンだけ、「コレ、おもしろいね~」とか言ってたけど)、基本的にはサッパリ。そりゃそうだなあ、おとうさんが観ててもちっとも面白くないもんなあ。で、とりあえず一点だけ言わせてもらうと、最後に再会した子供を抱き上げるシーンで、フーセンでも抱き上げるみたいに、何の重さも表現できてないのが、まさに無味乾燥なるCG。つまらんと言うより、寂しかったよ。子供ってのは、そりゃキログラムで言ったら軽いかしらんが、このシーンでは、そういうのとは違った意味での重みってのが、あるでしょうよ。そういうのを表現して欲しいのよ。[CS・衛星(吹替)] 4点(2009-05-19 23:07:04)

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