みんなのシネマレビュー
民朗さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 1317
性別 男性
ホームページ http://minrou.seesaa.net/
年齢 36歳
メールアドレス baker221b@live.jp
自己紹介 全体的に甘めの評価になりがちです。
当然映画のジャンルによって評価にバラつきがあります。以下参考までに……。

評価が高くなりやすいジャンル:ミュージカル、B級アクション、ロマコメ、バカコメディ
評価が低くなりやすいジャンル:ミステリー、サスペンス、ラブロマンス

基本的に過激な映画が好きです。暴力的な意味でも、性描写的にも、人間性の描き方でも
どれだけ感動的な映画であっても尖った所が無い映画より、過激な表現がある映画の方を評価しています。

13.4.27(追記)……TOHOシネマズが6月1日から高校生料金を1,000円にするとのこと。
今は若い方が映画館に少ない状態なので大変素晴らしいと思います。
(日本の料金はそもそも海外に比べて高すぎる。価格も一律で決められているから劇場間の競合も生まれにくい)
でももうちょっとシネコン自体が上映する映画のラインナップを改めた方が良いのでは。
客が集まる邦画をバンバンかけるのは経営としては正しいけれど、いつか必ずしっぺ返しが来るのは判り切っていることなのに。

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1234
投稿日付順1234
変更日付順1234

1.  バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 《ネタバレ》 数々の複合的な意味合いが独特な疑似ワンカットとBGMのドラミングと共に内包されている作品なので、各キャラクターやシーンの細かい記述までは出来ませんが、一つ言えることは、作り手はこの傲慢で自己愛が強い主人公を滑稽に醜く描きながらも、親しみを持って描いてもいたのではないかと言うことです。 ハッキリ言って主人公のリーガンは嫌なヤツです。直ぐに弱音を吐き、他人に怒鳴り、身の振り方に悩み、良い歳こいて恋人との将来も考えられていない。リーガンの行動原理はたったこれだけ、「他者から愛されたい、他者から認められたい」という底知れぬ欲求です。その為にリーガンは舞台を成功させようと足掻く。 しかし上述の通り、作り手はこのリーガンを明らかに同情すべき、感情移入すべきキャラクターとしても描いている。特徴的なのは、演劇界の大物評論家のタビサとの対決シーンでしょう。タビサがリーガンに敵意を剥き出しにして「私は映画人というセレブが大嫌いなの。私はあなたの劇を観ることなく酷評して、この劇を殺すわ」とほざきます。それに対して、リーガンは「お前の批評とやらは全てありきたりなラベルを張っている様なものだ。だからお前が知らない物には何ひとつ認めることができない」と反論します。 ここのシーンは監督の呪詛が入り混じった名シーンだと思いました。映画を観た後に偉そうにアレコレ言う評論家という職業、またはタビサの様に作品を観る前から酷評する気の様な見下げた連中、それに対する嫌悪・嫉妬・怒りが複雑に混ざり合った反論です。作り手ならば一度はそのような気持ちになったことがあるのではないでしょうか。それをリーガンが代弁している。 最終的にリーガンは、タビサが(恐らく)悔しがりながら言うところの、「無知がもたらす予期せぬ奇跡」によって新しい演劇の境地を開拓する。そこにはバードマンとして父親の尊厳を取り戻したリーガンの姿と、映画に限らない、全ての芸術作品の新たなる平地が広がっている。あらゆる批評家が選考の末に選ぶ各賞レースで本作が抜群の受賞数を手にし、米アカデミー作品賞を受賞したことは、数多の評論家の見識の広さを示したことに他ならないのだと思います。[映画館(字幕)] 9点(2015-09-24 00:09:34)(良:2票) 《改行有》

2.  8月の家族たち 《ネタバレ》 原作が舞台劇ということもあってか基本的にオクラホマの一つの家が唯一の舞台となります。ハッキリ言って話自体はとても地味だと思います。父親の葬儀をきっかけに実家に帰ってきた娘たちと、叔母、そして薬物依存症の母親が延々と口げんかを繰り広げる、ただそれだけですので。 但し、描かれている内容が普遍的なのでその物語がズシンと心に響きました。分かった風に言ってしまうと“ふつうの家族でいることの大変さ”を描いた作品だと思うのです。誰でも家族は仲が良い方が良い。しかし家族の関係の全てが順風満帆に進んでいる人間が一体どれほどいるでしょうか?不仲、両親の浮気・離婚、相続問題、将来の親の面倒、etc……。家族のトラブルは挙げればキリがありません。本作もそういう結構普段考えるのは面倒な家族の問題を扱っていて、ある程度恵まれた家族関係を保っていると自分では思っているとは言え、かなり物語にのめり込んでしまいました。結局、家族の関係ってのは紐で繋がっていて手繰り寄せれば直ぐに相手に届く様な簡単なものではなく、ゴム紐で繋がっているような物だと思うのです。家族を理解しようと、愛そうと努めても、逆に相手から攻撃を喰らったり、離れていったり、反発したりしてしまう。この映画の登場人物はそんな風に延々と衝突して自壊していく。普通の映画ならば最後に家族が元通りになりました、若しくは元通りになりそうです、と希望を持たせて終わると思いますが、本作は「家族はそんな簡単に直るもんじゃない」と言わんばかりに崩壊したまま終わりを迎えるのも個人的に現実的で良いなと思いました。そんで延々とネイティヴ・アメリカンのお手伝いさんを邪険に扱っていた母親が、家族が一人として居なくなった途端に彼女に縋るのも中々感慨深いですね。たった一人になったときしか家族のありがたみは判らないものなのでしょう。良くある話ですが失って初めて失ったものの大きさに気付く。 あとは豪華キャストによる演技合戦が何より魅力的ですね。メリル・ストリープとジュリア・ロバーツは売れっ子になってからお綺麗な役が多かった故に、年老いた姿で母娘を演じたガッツは称賛に値します。普段、イケメン役が多いベネディクト・カンバーバッチが情けない中年男を演じてるのも新鮮味があってちょっとツボでした。色んな大俳優のちょっと違った演技の幅が観れる作品でもあると思います。[映画館(字幕)] 8点(2014-06-22 00:56:45)《改行有》

3.  パンドラの約束 《ネタバレ》 反原発派から原発推進派に転向した環境運動家の姿を捉えたドキュメンタリー。私はこの映画の難点というか、ハッキリ言って駄目な点が2つあると思います。 まず1つ目は映画としての見せ場に乏しいことです。私はドキュメンタリー映画であっても見せ場、簡単に言うと抑揚は必要だと思っているのですが、この映画では基本的に幾人かの活動家の「私がなぜ意見を変え推進派になったか」が延々と語られるだけ。一部で過激な反原発派の行動が映されたりしますが、そこを除いたら如何にもお行儀の良い作品となっていて、正直に言って欠伸が出るほど詰まらなかったです。 2つ目はバイアスがかかりすぎていること。まあ想像つく通りこの映画は如何に原発が安全で、低コストで、地球に優しいかを懇切丁寧に説明してくれます。そういう目線で映画を作るのも別にいいのですが、余りにアンフェアじゃないので腹が立ってくる。ある場面でチェルノブイリ、スリーマイル、福島、3つの原発事故で死者は殆ど、少なくとも民間人では皆無であると語られます。逆に地球温暖化が原因による死者は途轍もなく多いとも……。原発事故による死者数で議論になるのが関連死もそれに含まれるのかということですが、この映画では上記の通り原発事故による関連死はゼロとカウントされています。それに対し、地球温暖化による死者は関連死をカウントしている。地球温暖化による直接死など定義しようが無いので当たり前です。 つまり反原発派の行動をテロ行為と評す一方で、この映画こそが非常にバイアスが掛かった議論で地球温暖化への恐怖をまき散らしている。"テロル"を以て"テロル"を糾弾している。これ程に馬鹿馬鹿しい話はない。[映画館(字幕)] 3点(2014-06-01 21:50:47)《改行有》

4.  ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式 《ネタバレ》 名バイプレイヤーを集めて作られた感じの悲喜劇。特にアラン・テュディックの芸達者振りは見事で、ヤクでキメキメ状態になった演技には大いに笑わせて頂きました。アメリカの良くあるお下劣コメディと異なり、劇中では誰ひとり死なず、態々見せる必要のない下品なシーンも見せない点に好感が持てます。昨今のアメリカのコメディなら件の写真なぞ間違いなく大写しにしてしまうでしょう。一応葬儀という舞台にあった上品(?)な作りでした。 但し、登場人物が多く一人一人の葛藤などは特に掘り下げられないので、「主人公が挫折から立ち直り成長する」そういうアメリカの伝統的な物語を求めている人にはややモヤっとくる話かも知れませんが。[DVD(字幕)] 7点(2013-11-16 16:13:08)《改行有》

5.  博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか 《ネタバレ》 鬼才キューブリックによる核戦争を題材としたブラック・コメディ。キューブリック独特の意地の悪さが爆発しています。 訳の分からないデマを信じてソ連を先制攻撃しようと爆撃指示を出すリッパー将軍、徹底的な反コミュニズムであるためにソ連をなんとしても攻撃したくて堪らないタージンソン将軍、核弾頭に跨り狂喜乱舞して消し飛んだであろうコング少佐、そしてラストにDoomsday装置が作動した後の人類の存続方法についてナチズム視点から嬉々として捲し立てるストレンジラヴ博士(しかもその非人道的な構想についてタージンソン将軍がまんざらでも無い顔をしている 笑)。極めつけはエンディングの「また会いましょう」。 核への驚異について真面目に描くよりも(実際にそのアプローチで行く案もあったそうですが)馬鹿げた悪い冗談にしてしまった故、強烈に記憶に残ります。笑ってみるのが正しい映画、でも決して笑えない映画。米ソ冷戦が終結した現代でも今日性が感じられる映画です。[DVD(字幕)] 9点(2013-11-05 11:35:49)《改行有》

6.  パシフィック・リム 《ネタバレ》 男の子の夢炸裂!ここまで上映時間が只管に至福だった経験は久しぶりです。とにかくギレルモ・デル・トロ監督の怪獣映画への愛がふんだんに盛り込まれており、とりわけ終盤の香港市街を大破壊しつつ展開するカイジュウとジプシー・デンジャーとの大格闘は最高でした。大都市で怪獣が暴れまわるとどうなるか?という怪獣映画の永遠のテーマを見事に描写できており、個人的には怪獣映画の一つの到達点でありマスターピースとなることと思います。 ストーリーに関しては特に突出したものは無いものの、"男の意地"、"父子の絆"、"国家間のイデオロギーを超えた各国の共闘"がバランス良く配置されており、個人的には別段映像のみが凄いという印象はありません。それはもしかすると役者さんの力量による部分が大きいかも知れません。大俳優は出演していないですが、個々の役者さんの演技のアンサンブルが実に自然に写っており、特に個人的に心配していた菊地凛子さんの演技は『バベル』の時の役柄とは正反対のキャラクターでしたが大変良かったと思います。 しかし矢張り特筆したいのはカイジュウとイェーガーの戦闘シーンに尽きます。『パトレイバー』や『エヴァンゲリオン』に大きく影響を受けているであろう各イェーガーは個々のキャラが立っているし(どうでもいいけど私は無骨な感じのチェルノ・アルファが一番好き)、デル・トロ監督が好きなクトゥルフ神話の神々を思わせるヌメっとした異形のカイジュウの造形も素晴らしい。そんな魅力的な姿形の奴らが大都市でバーリ・トゥードのプロレスをしてくれるのだ!こんなに楽しいことは無い。 エンドロールの最後で日本怪獣映画界の名匠・本多猪四郎監督に献辞が捧げられていたのも感慨深かったです。日本人として大変嬉しく光栄に思いました。折角、海外のオタクが日本のロボット・怪獣文化に多大な影響を受けた映画を作ってくれたのだ。日本人なら四の五の言わずに観てくれ![映画館(字幕)] 9点(2013-08-09 18:17:47)(良:4票) 《改行有》

7.  パンズ・ラビリンス 《ネタバレ》 独特のグロテスクなイメージと神話的なイメージがこうも親和するとは驚きです。そこに牧神パンと迷宮、少女オフィーリア、伝統的な貴種流離譚が絡み合う。監督のギレルモ・デルトロ監督は本当に教養の深い人なんでしょうね(単なる文系オタクかも知れない)。 一見悲壮極まりないエンディングですが、救いが無いとは思わない。幻想の中で王女に選ばれた彼女は最期のその一瞬間のみは救われていた筈でしょうから。物質的な死と精神的な救いは別に考えるべきである、まさに東洋哲学の始祖、ヤージュニャヴァルキヤの思想ですが、そこまで深く考えるのは考え過ぎか……。[DVD(字幕)] 7点(2013-07-23 23:25:07)《改行有》

8.  バトルフィールド・アース 《ネタバレ》 原作が書かれた当時、流行りに流行っていた「スター・ウォーズ」に「猿の惑星」要素を突っ込んだような、まあ言ってみれば二番煎じ三番煎じのような作品。その身の丈にあった規模の映画になっていればまだ良かったのでしょうが、製作のジョン・トラボルタが原作者(新興宗教サイエントロジーの教祖)の猛烈なシンパだったので、大作になっちゃった。 変に金をかけてる割に話は物凄くチープなので、そのギャップについ笑いがこみ上げてきます。サイクロ人を演じるトラボルタとウィテカーはどう見ても地球人が異星人のコスプレをしているようにしか見えず、しかもこの二人が異星人なのに昇進がどうしたとか、嫁さんの器量がどうしたとか、とても異星人とは思えないような話をしまくるのには大笑いしてしまいました。 また何度も繰り返されるスター・ウォーズ定番のワイプによる場面転換が非常に鬱陶しい。[DVD(字幕)] 2点(2013-06-15 08:35:32)(良:1票) 《改行有》

9.  ハンガー・ゲーム 《ネタバレ》 平凡な話であっても感動作に昇華させるのが得意なゲイリー・ロスと、俯瞰した様な乾いた客観的視点が持ち味のスティーヴン・ソダーバーグが組んだ映画と知って、どちらも割りと贔屓している監督なので期待して鑑賞したのですが……、正直余り面白くなかったです。いや、面白くなかったのは至極当たり前です。この映画には明らかな欠点が2つあります。1つ目は架空の世界を寓話として描いていないこと。良作のファンタジーは必ず私たちの生きる世界の問題を何か反映しているものです。「ハリー・ポッター」でさえその根底には人種差別という現実に通じる暗いテーマがあるからあれだけヒットした。しかしこの映画の物語は私たちの世界とまるでリンクしていない。享楽的な金持ち達が少年少女を殺人ゲームの見世物とする話なのですから、もっと現代社会の貧富の差と絡めるとか手はあった筈なのに勿体無い。例えば殺し合いをただテレビで見る富裕層を先進国、殺し合いをさせられる貧民層を代理戦争させられている中東国に暗喩させるとか。そういうことをしないと単に架空の世界で主要人物が死んだって別に悲しくもなんともならない。2つ目は曲がりなりにも殺し合いをしているのに殺人の描写が甘いこと。ターゲットの客層が少年少女だからなのでしょうが、殺人ゲームの話でそこを見せないのはダメでしょー。深作監督の傑作殺し合い映画「バトル・ロワイアル」を見習ってほしい。というか元々人間ドラマの演出が上手いゲイリー・ロスに本来凄惨な話になる筈の映画の監督を任せたのが間違いと思わざるを得ません。2作目の制作・公開は決定しているらしいですが、同じスタッフで続編を作られたら見るかどうか非常に怪しいところです。[映画館(字幕)] 5点(2012-10-06 00:05:27)

10.  ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える 《ネタバレ》 やってることは前作と同じ筈なのに前作より劣っていると感じてしまいました。前作同様オチは見事です。テディの居場所はロジックとして正しく"なるほどなぁ"と唸るトリックだし、相変わらずエンドクレジットで明かされる悪夢の夜の真相には心底笑える。結婚直前に後ろの処女を無くしたステュが哀れすぎて……笑。くわばらくわばら。間違いなくステュはアランを新宿二丁目に放り出す権利がありますよ。微妙なのはチャウがらみのシーン。主要三人はテディの居場所を追ってディーラーを辿っていきチャウの取引へと話が繋がりますが、結局「テディの居場所は分からなかったし手がかりもありませんでした」ってそれ脚本を放棄している気が。それじゃ真剣に見てる観客が馬鹿を見るというか、なんでもありだろと思ってしまいます。[DVD(字幕)] 6点(2012-09-30 20:58:11)

11.  バッド・バイオロジー 狂った性器ども 《ネタバレ》 最高に頭が悪い映画。観ていると自分のIQがどんどん下がっていくのを実感できます。なんせチンコで『ジョーズ』をやろうというのだ。作った監督は頭がどうかしているとしか思えません(笑)。出て来るのは意志を持ったチンコ!壁を突き破るチンコ!エイリアンの尻尾の様に暴れ回るチンコ、余りの快楽で女を殺してしまうチンコ!クレイアニメーションで動くチンコ!最後のオチに至っては、観客をバカにしているのか?という位の下らなさ。しかしこの映画は下らないという点では唯一無二です!オリジナリティです!素晴らしい![DVD(字幕)] 6点(2012-09-02 10:20:01)

12.  ハメット 《ネタバレ》 中国人娼婦を演じるリディア・レイがフレデリック・フォレストの指を舐める仕草がエロい。舐める相手が中年だし銃をぶっ放すシーンより犯罪的に見えた。現実の出来事が主人公が書いている三文ハードボイルド小説さながらの展開を見せるのは面白いアイデアですね。街中のシーンが明らかに虚構の街として撮られているのもその展開を強調させるためでしょうか。アクションシーンの気の抜け方も実に三文小説といったレベルになっていて笑えてくる。[DVD(字幕)] 7点(2012-07-25 01:45:31)

13.  ハイスクール白書/優等生ギャルに気をつけろ! 《ネタバレ》 まず邦題がどうにかならんものですかね。原題の方を前もって知っていたので、やっと見つけた時に「分かるかこんな邦題!」と心の中で叫んでしまった。内容はと言うと非常に脚本が秀逸な作品ですね。伏線の回収の仕方が上手く序盤からグイグイ引っ張っていく。キャラクターに感情移入し難い作品になっていますが、これはこの映画の"選挙"が象徴しているものを考えると仕方が無いでしょう。恐らくですが、3人の立候補者と主人公はアメリカの色々なタイプの人間を表している。トレイシーは勝つ事で人生が手に入ると思っている上昇志向な中産階級、ポールは典型的なプロテスタントのワスプで基本的に頭はカラッポのスポーツマン、タミーはレズビアン(バイセクシャルかも)であるが故に反体制的態度を取るリベラル、主人公のジムは中産階級のセックスしか考えて無い馬鹿なオヤジってところでしょうか。個々のキャラクターがそのシンボルをめちゃバイアスが掛かった演技で表現されているのでまあ感情移入し辛いのも納得。様々な象徴の彼らがどういう風に干渉し合い、勝ち、負けていくのか。それを面白おかしく皮肉って描いたアレクサンダー・ペインの手腕に驚かされました。[DVD(字幕)] 7点(2012-06-02 14:53:45)(良:1票)

14.  ハロルドとモード 少年は虹を渡る 《ネタバレ》 「メリーに首ったけ」のメリーがオールタイムベストに挙げていた本作。ついに鑑賞できました。メリーはこの映画のテーマは価値観を共有した愛にあると言っていましたが正にその通り。厭世的な青年と破天荒な婆ちゃんは世代的に大きな隔絶があるけど、それをいとも簡単に乗り越えていく。本当に愛し合っていれば年齢なんて問題じゃないと行動する二人の姿に感動しました。それにしてもこんな無茶な設定を演じる主演の二人はすごいですね。どちらもこの二人ではないとそれらしく見えない絶妙なキャスティングでしょう。[DVD(字幕)] 7点(2012-05-03 17:28:29)

15.  バトルシップ(2012) 《ネタバレ》 この類の映画に本気で名作を期待する人は居ないでしょうし、この位のシナリオで良かったのだと思います。突然に空から飛来する宇宙からの侵略者、各国の軍人が協力して宇宙人と戦う、圧倒的な物量の火器で攻めてくる宇宙人、意外な宇宙人の弱点、何故か分からんが宇宙人は二度と地球を侵略しに来ない、等々正にテンプレ通りの展開。だからこそ面白い。普段はぶっ飛んだ作品が多いピーター・バーグがこんなに王道の映画を撮るとは驚きです。何より兄貴が死ぬシーンの扱いが実にスマート。私にとってパニック物の映画で一番イライラするのが、周りでは物凄くドンパチしてるのに主人公とその肉親・友人の愁嘆場なのですが、本作では主人公の兄が木端微塵になって死んでしまう場面でそういった女々しいシーンが一切無かったのが好印象でした。実際、嘆き悲しんでる暇なんてその場では無いと思いますしね。最後に兄の代わりに主人公が勲章を受け取るだけでドラマは成立するんですよね。ただミズーリ号から無言で現れるおじい様方には思わずズッコケました。いくらなんでもご都合主義過ぎるだろ!お前ら今までミズーリ号で一体何してたんだ!? お茶でも啜りながら観戦してたのか?[映画館(字幕)] 7点(2012-04-28 20:43:41)

16.  ハプニング 《ネタバレ》 発想は面白いし、数々の自殺の見せ方も見事でした。物語の中心に夫婦の不仲を配置し、物語が進展するごとにその問題も進展し解決していく構造も悪くないと思います。キャスティングも無駄に派手さを求めておらず、この物語の持つ淡々と進行する恐怖に違和感を感じることはありませんでした。特にゾーイ・デシャネルのいい年なのに幼く見える雰囲気作りは見事と言うしかありません。ただ不満点というかそりゃ映画では無理だろと思う点も多々あります。第一に襲い掛かってくる敵が"風"であること。こういうパニック物は敵が明確でなければイマイチ怖くない。端的に言いますと怪物でも自然現象でも「あれに触れると死んでしまう」感がないと画面に緊張感が生まれませんでしょう。しかしこの映画での敵は目に直接見えない風なのです。私にはイマイチ風に直接恐怖を感じなかった点が大きなマイナスポイントでした。[DVD(字幕)] 5点(2012-01-03 23:56:34)

17.  裸の銃を持つ男 《ネタバレ》 「バカで下品ですが何か?」と開き直っているような制作姿勢が素晴らしいですね。殆どのギャグが一応物語を転がす要素となっているので、しょーもないギャグが連発してもダレてイライラすることがないのが良い。ただクライマックスの野球場での女王暗殺計画のくだりは、フランクの監督ネタがやりたかったから入れたという感じで、ストーリーの本筋とギャグが全くリンクしていなかったので、非常に観ていてダレました。何というか面白いんだけどさっさとストーリーを進めてほしい感じ。[DVD(吹替)] 7点(2011-11-14 07:19:03)

18.  バウンド(1996) 《ネタバレ》 まず二人の主演女優の絡みがエロい!すんげーエロい。どちらもそんなに有名な女優さんでは無いし、顔も飛びぬけて整っている訳ではないのですが、この二人のラブシーンに非常に惹きつけられました。ウォシャウスキー兄弟にこんなに女性を綺麗に撮る腕があったなんてびっくり。ストーリーも少々残酷シーンを入れたサスペンスドラマといった感じで見ごたえがありました。特に女性二人がマフィアの金を奪い取るという設定は、彼女らが腕力では男性にかなわないこともあり、ドラマがとてもスリリングに展開しています。要所要所でウォシャウスキー兄弟のその後の「マトリックス」に繋がる様なシネマスコープが見られるのもファンにとっては嬉しい。[DVD(字幕)] 9点(2011-10-15 18:22:59)

19.  バッファロー'66 《ネタバレ》 一昔前にポップアイコンとして有名になったギャロですが……。お前はロリコンオタクの様な人間にこそ愛されるハズだろ!拉致ったクリスティーナ・リッチが勝手に愛してくれるっていう展開自体についていけるのはオシャレな奴じゃなくて、ロリコンのだろうに。ロリコンでも何でもない私には理解できず。[DVD(字幕)] 3点(2011-10-10 12:02:18)

20.  パトリオット・ゲーム 《ネタバレ》 とにかくスケールがちっちゃい。アクションに関しても、ストーリーに関しても。序盤はイギリス王室とIRA過激派との争いに主人公が巻き込まれていくのかと思いましたが、その後は過激派の一人の単なる復讐劇になっちゃってます。それならそこら辺の強盗団一味が敵でも構わない気が……。さらにその弟を殺された兄貴の行動がイチイチ小物っ振り満点で、全然サスペンスアクションとして盛り上がらない。やっぱりこの手のアクション映画は魅力ある悪役がいてナンボなんだなと再確認。[DVD(字幕)] 5点(2011-06-05 23:19:28)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS