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201. ストリート・オブ・ファイヤー 90分格闘しまくる映画と期待しましたが、ほぼ最初と最後だけで拍子抜けです。でも、町を席巻するギャングと戦うという設定や、ちょくちょく挟まれるロックンロールのシーンで退屈はしません。ハンマー対ハンマーの対決は危険そうで新鮮でした。ラストに流れたあの曲(「ヤヌスの鏡」のメインテーマ!)に80年代は良い時代だったなあと思いだしました。[DVD(吹替)] 7点(2017-10-19 09:04:38) 202. ゼイリブ えらい首の太い主人公だなあと思っていたらプロレスラーでしたか。投げっぱなしに見えるけど、その後のことを想像すると楽しいラストでした。[DVD(字幕)] 7点(2017-09-26 11:53:04) 203. 48時間 これ、ジャンルはアクションですよね?畳みかけるような勢いが最後までない。なぜ、息が抜けるような間をちょくちょく挟むんですかね?観て時間損した感がいっぱい。[DVD(字幕)] 3点(2017-09-20 18:25:44) 204. フェイズIV/戦慄!昆虫パニック 《ネタバレ》 邦題が意図したのかミスリードです。普通、こういうタイトルの作品は、異常な攻撃力を持った生物が人間社会に侵入しますが、大抵、騒ぎの末に撃退されて終わりです。パニックも一時的です。しかし、本作は最終的に蟻側の狙いが明かされると、パニックどころか人間界への革命まで暗示されます。物語の前半から複眼で見た人間の様子が繰り返し挿入されますが、人間並の知性を備えた蟻が人間を観察していたと分かるとゾッとします。あの小さい蟻の一匹一匹がそれを持ってるというんですよ、絶対に怖いですよ。それにしても、蟻たちの撮影ってどうやったんでしょう。パペットじゃない生身の蟻にちゃんと演出してるとしか見えないんですが・・・。[DVD(字幕)] 8点(2017-09-20 18:20:34) 205. パピヨン(1973) S.マックイーン主演で脱獄物と言えば、名作『大脱走』なのですが、ヒーロー然としていたそちらとは異なり、今作ではカッコよさとは別方向の強いインパクトがあります。怠惰な日々を過ごすのは罪という内なる声に呼応するように、端から見たら相当な無茶を犯しつつ自由を求めます。逃亡が思わぬ形で終了して打ちひしがれても、白髪のおじいさんになっても、遠くへは行けないけど一定区域内での自由なら許すよと誘惑されても、無限の自由にチャレンジし続けます。目の前の利益を捨てて大きな博打に打って出られる人間に凡人は憧れてしまうのです。[DVD(吹替)] 8点(2017-09-16 18:56:38) 206. ブラジルから来た少年 《ネタバレ》 住所地もバラバラな65歳の公務員男性九十何人を殺すという不思議な指令の意味、主人公にメンゲレが選ばれた理由が一挙に明かされる中盤以降のスリリングさは推理小説を読んでいるようでした。考えてみると確かに、遠大過ぎてツッコミどころの多い計画ではありますが、ヒトラーと同じ遺伝子を持つ少年の冷徹な態度を見せられると、背筋がヒヤリとする思いがしました。[DVD(字幕)] 8点(2017-09-16 17:41:08) 207. メイズ・ランナー 「CUBE」を思わせる序盤に期待したのですが、あれほどには作り込んでいないことが分かってきて、気分はダダ下がり。最大のウリである迷路自体に謎はない(というか、半分は既に解かれている)単なる通過点なことが残念。三部作だそうですが、続きを観たくてたまらない作品作りをしてからでお願いします。私が出資者ならコレにはビタ一文出しません。[DVD(吹替)] 2点(2017-09-10 22:20:40) 208. キャスト・アウェイ 《ネタバレ》 全編のほとんどがトム・ハンクスの独り舞台。無人島へ流れ着いた驚き、火を手に入れた喜び、友人ウィルソンを失った悲しみ、様々な感情に同調しました。恋人との顛末はやりきれない思いがしました。4年も不在(それも死亡推定)では致し方ありませんが・・・。[DVD(吹替)] 8点(2017-09-09 12:38:06) 209. スペル どこかひょうきんな悪霊との戦いやドンデン返しで、「ああ、サム・ライミだな」と思わせるんですが、おんなじようなパニックシーンが繰り返されるなど、切れ味は昔と比べ相当鈍っています。はらわた3部作が観られるなら、見る必要はないでしょう。[DVD(吹替)] 3点(2017-09-07 22:59:17) 210. エレファント・マン 《ネタバレ》 30年ほど前に観た曖昧な記憶では恐怖映画でしたが、久しぶりに通して鑑賞すると人間ドラマだったと分かりました。その容姿で他人に翻弄され続けたメリックですが、幸せな経験をした日に自ら人生を終わらせることを選べて幸せだったのかもしれません。[DVD(字幕)] 7点(2017-09-07 01:05:02) 211. 悪魔のいけにえ ホラー映画は数多く観てきましたが、本当にこいつら狂ってる!と思えたのはこの映画一本だけ(実際撮影現場は壮絶だったとか)。レザーフェイスの部屋には、大量の牛・豚・鳥などの死骸が放置されていますが、人間もそれらの家畜と同然に扱われているんですよね。殺す相手を人と認識しているか、していないか。それが後発のホラー映画とは一線を画すポイントかと思います。あの殺戮一家の精神構造を考えると寒気がする思いが。本当は10点以上を上げたい、それくらいの傑作です。(1年ぶりに鑑賞)やっぱりこの一家、怖いですね。彼らに襲われるか、この場で自殺するか、どちらかを選べと言われたら、自分で死ぬほうを選ぶでしょうね。[DVD(字幕)] 10点(2017-09-02 15:14:10) 212. 沈黙 ーサイレンスー(2016) 《ネタバレ》 ●題材からして明るいはずがない作品を覚悟して鑑賞しました。実際、雰囲気の暗くない場面は、わずかに序盤の本国(ポルトガル?)での会話と隠れキリシタンに初めて出会うシーンくらい。それ以外はず~っと異国で孤独に勝ち目のない戦いを強いられる司祭の苦難が続きます。観ているこちらまで主人公の苦しみ・葛藤がダイレクトに伝わるようで息苦しかったです。●クライマックスで聞こえた「神」の声。本物の神はあくまで沈黙していたのであって、絶望的状況で救われたい主人公の思いが幻を作ったのだと思いました。●ほぼ3時間の長編ですが、長さを感じませんでした。380年ほど前にきっとこんなやりとりがあったのだろうという大変なリアリティがあります。キリスト教や日本の歴史文化に興味のある人が観たら、心に響くのではないでしょうか。傑作です。[映画館(字幕)] 10点(2017-08-18 12:19:10) 213. ヒッチャー(1985) 《ネタバレ》 現在ならサイコパスと表現されるのでしょう。日常生活の延長の体で、親切な一家も、何ら悪いことしてない若い女性も惨殺してみせるルトガー・ハウアーは生身の人間としては映画史上最凶の何名かに入るでしょう。こんな男に見込まれた主人公は気の毒です。激突!の主人公より理不尽に気の毒です。[DVD(字幕)] 9点(2017-08-17 23:04:14) 214. 渚にて 避けられない死が海の向こうから徐々に迫っている、という雰囲気がイマイチだった気はしますが、一見の価値がある作品には違いありません。サンフランシスコからの謎の信号を究明するシーンは、結果を知っていても緊張しましたし、言い知れぬ寂しさを感じました。[DVD(字幕)] 6点(2017-07-20 00:00:55) 215. ザ・リング 《ネタバレ》 ホラー映画はゾクゾクする気分をどれくらい味わえたかが評価のポイントと思います。この作品は元ネタをすみずみまで知っているうえに、演出の改変に首をかしげる部分があり、あまり怖くありませんでした。特に貞子・・・ではなくアマラの怨念に関しては、母親の千里眼事件から始まる事情を外してほしくなかったです。呪いビデオの誕生にも関係することですし(馬とか、訳わかりません。欧米人にはああと納得できるものがあるのでしょうか)。そして、見終えて感じるのは、リング原作のプロットがいかに素晴らしかったかですね。終盤で貞子の遺体発見→主人公は死なない。呪いは消えたのだ、万歳!→相棒死亡→何が間違っていたのか?という一連の演出は、何度見ても動揺しますからね。[ビデオ(吹替)] 6点(2017-07-08 14:41:44) 216. タイタニック(1997) なんとなく鑑賞を避けていた大作をようやく見ました。スペクタクルを描かせたら右に出る者がいないジェームズ・キャメロンの真骨頂ですね。いやもう本当に3時間圧倒されっぱなし。公開時に劇場で見るべきだった。恋愛パートもよし。軽いと評価する向きもあるでしょうが、やっぱりロマンチック。若いんだから情熱的に突っ走っていいじゃないか。あと、最後にあと二つ言いたい。メインテーマの「ローズ」は実にすばらしい曲だ。そして、例のポーズを真似した人、その気持ちよく分かります。[DVD(吹替)] 10点(2017-06-13 01:15:50) 217. グラン・トリノ 《ネタバレ》 主人公は命と引き換えに少年の未来を守りました。感動しました。しかし何度も観る気はしません。やっぱり、真面目に生きている人は幸せになってほしいんです。死んでほしくないんです。イーストウッド監督作品はこういうのが多いですね。[DVD(吹替)] 8点(2017-06-04 13:01:08) 218. ミリオンダラー・ベイビー 《ネタバレ》 ロッキーのようなサクセスストーリーと思っていました。頂点を極めた直後にまさかの反則被害で障害を負っても、片足を切断しても奇跡の復活を遂げるのだと信じていました。だから、まさかのラストにはショックです。しかし、これを理不尽と考えてしまうのは、頑張る人間には良い報いが、怠惰な人間には悪い報いがあり、世の中はバランスが取れるべきという固定観念があるからでしょうね。[DVD(吹替)] 8点(2017-05-29 18:59:18) 219. 何がジェーンに起ったか? 何らかのドンデン返しがあるらしいとの前情報のみで鑑賞。モノクロでも気持ち悪いと分かるジェーンの化粧ぶりに嫌悪感を持ちつつ、後のミザリー的監禁劇に気を取られて、ラストまで真相に思い至りませんでした。お互いを大事に思いながらも、少しでも相手より優位に立ちたいと願ったゆえの悲劇ですか。似たような現象は現代にも多くあると感じます。兄弟姉妹は同じ進路を行くべきではないですね。[DVD(字幕)] 7点(2017-05-24 19:19:27) 220. 黙秘 主演が他ならぬキャシー・ベイツなので、「本当に殺したのかもしれない 殺さなかったかもしれない」と最後まで興味を持って見ることができました。ラストで離れていた親子の心が近づいて、ほっとしました。[DVD(吹替)] 7点(2017-05-03 20:09:29)
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