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201. 燃えつきるまで 実話もののメロドラマに近いラブストーリー。舞台背景が1900年代初頭とはいえ、 刑務所の所長家族と囚人が同じ敷地内に住んでいるという設定にびっくり。 映像演出も悪くないし、当時の時代考証をしっかり描いている部分は好感が持てるけど、 所長夫人の心情変化を時間内に収めるのはどうしたって無理。結果感情移入ができず、 ただのアホな女の顛末記に見えてしまうのは残念。ダイアンはいい女優さんなんだけど・・・。 やや甘めの5点です。[DVD(字幕)] 5点(2012-03-22 04:18:04)《改行有》 202. 傷だらけの栄光 伝記映画ということで、実在したボクサー役をポール・ニューマンが好演。 もちろんドラマとしての作りも悪くないけど、シルベスター・スタローンの「ロッキー」や、 「あしたのジョー」に通ずるシーンなどもあって、そういった点での別の楽しみ方もできます。 単純なサクセス・ストーリーものと言ってしまえばそれまでだけど、「挫折と栄光」をテーマに、 男の生き様を感じさせてくれる作品ではある。[ビデオ(字幕)] 5点(2012-03-21 04:44:28)《改行有》 203. ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ シナリオの出来は悪くないと思うし、テーマもよく伝わってくるのだが、 「面白い映画なの?」と聞かれると、「微妙」としか答えられない映画。 核となる基本的な設定があまりにも現実離れしているせいなのか、 それともコメディーとストーリーのバランスが悪いのか、理由はちょっとわからない。 狙いどころが面白いだけに、ちょっと残念な作品。「ウワサの真相」という邦題はひどすぎ。[DVD(字幕)] 5点(2012-03-18 19:12:07)(良:1票) 《改行有》 204. ノックは無用 これまで鑑賞してきたモンロー作品の中では、本作が一番主役に近い役柄かも。 シナリオ自体はそれほど悪くないと思うのだが、モンローの演技がオーバーすぎるために、 あまりにもわかりやすく、サスペンス作品としての面白さや妙味をまったく感じなかった。 彼女のファンならもちろん楽しめるだろうけど、う~ん、はっきり言ってちょっと微妙。[DVD(字幕)] 4点(2012-03-15 21:19:34)《改行有》 205. ジャスティス(1979) アル・パチーノ演じる、熱血弁護士のキャラの魅力に重きを置いた印象の作品。 一応裁判劇ではあるけど、タイトルどおり、"正義"を前面に押し出した内容なので、 司法制度が抱える問題や矛盾等の設定は、わかりやすぎるほど隔たってます。 ちょっと凝った勧善懲悪ものといった感じ。やはりアル・パチーノの魅力を鑑賞する映画かな。[DVD(字幕)] 5点(2012-03-15 04:12:32)《改行有》 206. 二十日鼠と人間(1992) 主役二人の役者さんの演技を楽しむ映画。友情を核にした現実的なドラマだが、 雰囲気が堅苦しくなく、設定にも複雑さがないので非常に観やすい。 ゲイリー・シニーズもよかったけど、ジョン・マルコヴィッチの演技が素晴らしかった。 二人の関係をもっと深く描写できてたら、ラストシーンはさらに感情移入ができたかも。 とにもかくにも、キャスティングの良さを一番に感じた作品。お薦め。[DVD(字幕)] 7点(2012-03-09 03:27:30)《改行有》 207. バタフライ・エフェクト/劇場公開版 素直に面白い。アイデアも奇抜でいいが、心理サスペンスにSFの要素を含ませ、 一見破綻しそうなお話をうまくまとめたなという印象。飽きがきそうな後半の展開も、 物語の核となっている"ある謎"を、ラストまで引っ張って緊張感を持続させてくれた。 映像演出も悪くなかったと記憶している。キャスティングに関してはとても印象が薄いけど、 まあ役者さんの演技を楽しむような内容ではないので・・・。若い人には、特にお薦めの映画。[DVD(字幕)] 5点(2012-03-07 03:50:05)《改行有》 208. 哀愁 正統派の恋愛映画で、ストーリー自体はかなりのベタ。 ヴィヴィアン・リーの存在感は抜群だが、彼女が演じるヒロインのキャラは非常に繊細で、 女々した性格。恋をすれば周りの物が見えなくなり、友達より男を優先するといった、 現在でも時々見かける困ったちゃんタイプ。悲劇のヒロイン気取りをする女は大嫌い。 反対にヒロインの友人はもの凄くいい奴で、非常に好感度が高かった。 男性側は猪突猛進型なれど、誠実な人間で描写にも問題なし。ある品を小道具として絡ませ、 ロマンチストぶりを発揮したラストのシーンには思わずジーン。 邦画タイトル通り、哀愁感をたっぷりと感じさせてくれる作品だった。[DVD(字幕)] 6点(2012-03-05 05:47:57)《改行有》 209. アンカーウーマン ヒロインの成長とロマンスを描いた女性ドラマ。サクセス的な展開もありつつ、 前向きに生きるヒロイン役をミシェル・ファイファーが好演。ロバート・レッドフォードは、 懐かしい姿を。ラストはありきたりというか、ちょっと作り過ぎたかなという感もあるけど、 全体的には手堅くまとまっている作品ではないかと思う。地味な内容で印象の薄い作品だけど、 本作ではやはりミシェルの魅力に尽きる。[ビデオ(字幕)] 5点(2012-03-03 01:39:00)《改行有》 210. ライフポッド<TVM> ヒッチコックの「救命艇」を原作に、舞台を宇宙に代えたリメイク作品。 母船を爆発させた犯人が搭乗しているということで、狭い救命艇の中での心理描写とともに、 サスペンス性がより強くなり、最後まで手に汗握る展開を見せてくれます。 ただテレビ映画ということで、セットがチャチいのは仕方ないにしても、 製作費の関係で母船内部のセットが作れなかったのか、導入部はあまりにも展開が早すぎ。 ここで登場人物たちの人間関係やキャラ描写を、もう少しじっくりと見たかったかな。 でも総体的には面白い作品だと思う。[DVD(字幕)] 5点(2012-02-28 20:22:23)《改行有》 211. マジェスティック(2001) ジム・キャリーの真面目な演技が見れるヒューマンドラマ。 導入部のやや奇抜な設定やジムのキャスティングとは対照的に、 50年代の田舎町を舞台にしたほんわか感動作ということで、全体のバランスはいい。 ストーリー自体にヒネリはないし、ラストもやっぱりという感じだけど、安心して鑑賞できる。 ほっくりとしたい人にはお薦めの作品。[DVD(字幕)] 6点(2012-02-28 07:33:49)《改行有》 212. 3人の逃亡者 シナリオも面白いが、登場人物たちのキャラも映えてるコメディー映画。 序盤の状況設定が愉快なのと、この三人のヘンテコな関係が何ともほっくりとさせてくれる。 それほど派手なシーンもないし、映像音楽等の演出はいかにも80年代といった感じで、 あまり見栄えがよくないのは残念だけど、最初からラストまで楽しめた。 ヒロイン役の小さな女の子がとても可愛いい。[DVD(字幕)] 6点(2012-02-27 04:40:22)《改行有》 213. 欲望という名の電車(1951) ヴィヴィアン・リーとマーロン・ブランドの演技合戦が、最大の見所の作品。 マーロンもいいけど、ヴィヴィアンの鬼気迫る演技は驚きのひと言。 ストーリーは序盤から中盤でオチまで読めてしまうけど、舞台劇を観ているような構成が、 こちらの緊張感をラストまで引っ張ってくれます。ストーリーを楽しむ映画というよりは、 完全に役者を鑑賞する映画。アカデミー主演女優賞も納得。[DVD(字幕)] 6点(2012-02-26 02:27:59)《改行有》 214. ナイト ミュージアム2 家族揃って楽しめる娯楽映画の続編。新しいキャラがたくさん出てきて面白いのだが、 ごちゃごちゃしてて、ドタバタ感もやや強い。前作よりはやや劣るかなといった印象。 ストーリーのほうも今イチだけど、細かいことを気にするような作品ではないので、 気楽に鑑賞するのがベスト。普通に笑えます。[地上波(吹替)] 3点(2012-02-24 07:33:07)《改行有》 215. 担え銃 「チャップリンの独裁者」同様、彼の戦争に対する思いが伝わってくる作品。 笑いの中にも風刺を描いた手法はチャップリンらしく、短編ながらも小気味いい内容に。 ラストは「ん?」と思ったものの、製作年度が第一次世界大戦中のため、仕方ないのかも。[DVD(字幕)] 5点(2012-02-23 15:43:11)《改行有》 216. 冷血(1967) 実際にあった事件を描いた作品らしく、モノクロ映像が迫力とリアル性を感じさせる。 役者さんも悪くない。鑑賞後は面白いと思ったのだが、時間が経つと記憶が徐々に薄れてくる。 登場人物たちの人間描写が不足しているのか、自分がこの程度の凶悪犯罪には慣れているのか、 事件の背景が今一つインパクトに欠け、ただその顛末記を淡々と描いたという印象も・・・。 タイトル自体が本作の妙味ではあるんだけど、ラストシーンが一番表現できていたのかも。[DVD(字幕)] 5点(2012-02-22 01:02:03)《改行有》 217. アウトブレイク 強い伝染力を持ったウイルスという内容は、現代では多くの人が興味を惹く題材かも。 お話自体は昔ながらのオーソドックスなパニック映画に、リアル性を持たせていて結構面白い。 ただウイルス関連のストーリーはいいんだけど、主人公と奥さんの夫婦関係が核になっていて、 こちらは中身が薄く、とってつけているような感じで、ドラマとしては少々物足りなかったかな。 純粋にB級パニック映画として観れば、普通に楽しめる作品ではないかと思う。[ビデオ(字幕)] 5点(2012-02-19 19:47:00)《改行有》 218. 悪魔のような双子 B級官能サスペンス。邦題通り、主人公が美しい双子の姉妹に惑わされるお話だが、 とても雑なシナリオで、設定自体に無理があるうえに、終始どこかで観たような内容。 ちゃちなセットやロケを使い回しに、映像演出もうんざりするほどひどいです。 しかもパッケージに写っている女の人と主演女優は別人みたいで、まるで詐欺にあった気分。 エロシーンも中途半端で、とにかくひどい出来だなぁという感想しか覚えない作品だった。[DVD(字幕)] 1点(2012-02-19 02:31:36)《改行有》 219. マルホランド・ドライブ 「ツイン・ピークス」を鑑賞していたときの感覚を、思い出させてくれるような作品。 後半の展開で大まかなからくりがわかったとたん、みるみるうちに興味が失せてしまった。 懸命に組み立てていたジクソーバズルが完成に近づくにつれ、つまらない絵だとわかり、 作るのを途中で放棄してしまったような感じ。劇中様々に散りばめられた伏線や謎なども、 解き明かそうとする気持ちすら湧かなかった。そういえば「ツイン・ピークス」も、 途中でどうでもよくなって、観るのをやめたんだっけ。映像演出は面白い。 リンチ・ワールドが好きな人なら。[DVD(字幕)] 4点(2012-02-17 04:00:25)《改行有》 220. 終着駅 若妻と独身青年との愛の行方を描いたメロドラマで、 駅の構内ですべてのお話が展開されるという、設定のちょっと変わった映画。 前フリいっさいなし、しかも男女のクライマックスシーンから物語が始まるので、 最初は戸惑うも、鑑賞していけば、まあなんとなく二人のなれそめはわかります。 構内にいる様々な人間たちが彼らに関わってくる展開は、面白い狙いだと思うんだけど、 うまく噛み合っているという印象は受けず、冗長さやだるさを感じてしまうのが難点。 ラストも至って普通かな。ただ主人公とヒロインの心情は、情感たっぷりに伝わってきます。 青年役のモンゴメリー・クリフトもいいけど、ヒロイン役の女優さんが何とも品があってきれい。 彼ら二人のキャスティングにプラス1点。[DVD(字幕)] 5点(2012-02-12 12:01:50)《改行有》
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