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プロフィール
コメント数 4675
性別 男性
年齢 41歳

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961.  シーラ号の謎 《ネタバレ》 正直、序盤は「あんまりぱっとしないなぁ」なんて思ってたんですけど、クリントン夫が殺されるあたりから俄然話が面白くなり、そこからラストまでミステリーの王道という感じでとても楽しく観る事が出来ました。序盤のぱっとしないシーンも、後々で大きな意味を持つものだということがわかり、ジグソーパズルが合わさるようにいろんなシーンが結合されて真相が明かされる。なかなかよく出来たお話だなと感心致しました。最後は犯人が警察に逮捕されて御用~なのかと思いきや、ああいう風に締めくくるとは、なんだか皮肉ですね。[DVD(字幕)] 7点(2012-03-20 16:51:20)(良:1票)

962.  老人と海(1958) 《ネタバレ》 小説のほうは読んだ事がなかったので、こういうお話なんだってことを初めて知りましたね。3日以上におよぶカジキとの死闘。諦めずにやり続ければ、絶対勝てるんだって言う老人の心意気に心打たれます。それでいて、やっとの思いでゲットしたカジキを鮫どもに襲撃され、ボロボロになって帰ってくる。なんだか凄いやるせないんですけど、この結末が一人の男の頑張りを讃えているようで、観ているこちらとしては無常観どころかむしろやる気が出てくる不思議。確かに、名作小説であるのも頷けますね。映画としては、おじいちゃん一人だけでの孤高な闘いがメインなので、ナレーションが多くなり、それ故に賛否両論あるのもよくわかります。それにカジキとの闘いのシーンも、合成があまり巧いとはいえず、模型のカジキもエフェクトでごまかしたりなんかして、半世紀以上前の作品だから大目に観たとしてもやはり気になってしまう。そんなわけで、出来映えとしては佳作ぐらいかなと思います。[DVD(字幕)] 6点(2012-03-18 17:25:52)

963.  暗くなるまで待って 《ネタバレ》 なかなか面白かったですねぇ。オードリー・ヘプバーンが、こういう暴力のあるサスペンス映画に出てたなんて知らなかったです。盲目の女性という難しい役を見事に演じ切っていたし、悪玉のロート役を演じた人もアブない男っぷりを熱演してました。ほぼ全編がアパートの室内で繰り広げられていて、序盤こそかったるかったものの、実際に密室の中でのやりとりが繰り広げられていくうちにどんどんと面白くなっていき、ラスト8分間は目が離せなくなっていました。部屋の明かりがなくなって、マッチの火だけで敵と対峙するあのシーンは、当時劇場で観ていた人たちには本当に怖かったんじゃなかろうか。なんせ映画館の中も真っ暗になって、暗闇で一体化されるだろうしね。スージーにばっと飛びかかろうとするシーンに思わずびくっとしちゃいました。[DVD(字幕)] 7点(2012-03-17 00:11:46)

964.  くまのプーさん(2011) 《ネタバレ》 くまのプーさんは当然知ってはいたけれども、童話もアニメも観た事がなかったので、本作を鑑賞してそのあまりのシュールさに少々驚いてしまいました。絵本の文字とプーさんの世界がリンクしたり、ナレーションの声とプーさんが会話したりすると言う構成上のシュールさもあるのですが、なによりもキャラクターとストーリー運びが他のディズニー映画と比べてかなり特異。ミュージカルをしている点はディズニーなんだけど、寸劇そのものは他に似たようなものはなく、アヴァンギャルドですらある。そして、クリストファー・ロビン以外の動物たちが、みんなもの凄く「おバカ」なんですよね。みんなボケをかましていくんだけど、誰もつっこまないからずっとボケだけが積上っていくというシュールな世界。しかも動物たちは、ただ単におバカなだけでなく、みんなちょっと病んでるわけですよ。ある者は鬱だし、ある者は恐怖症だし、そして肝心のプーさんは、「はちみつ好き」というよりも、「はちみつ狂い」と言った方が相応しい。はちみつをしばらく切らすと、幻覚が見えてきてしまうその様はまさしくジャンキーですよ。いつも画だけで可愛らしいプーさんの世界を認識していた自分にとっては、このプーさんの裏の世界にちょっとしたカルチャーショックを感じてしまった次第です。まぁ、でも子供が観る分にはいいのかもしれないけどね。そんな裏とか考えたりしないだろうし。[ブルーレイ(吹替)] 5点(2012-03-15 13:39:37)(良:1票)

965.  リミットレス 《ネタバレ》 普段は20%しか使用していない人間の脳を100%使用することが出来る薬を服用し、それによる成功と副作用に翻弄される主人公を描いた話。主役のブラッドリー・クーパーは、「ハングオーバー!!」でしか見た事がなかったので、こんなシリアスな役も演じられるんだ~と新たな一面を見せられた印象です。特に、薬を服用する前の堕落した顔つきと、服用してからのキラキラした表情の違いはなかなかのもの。そして映像表現も、一点をずっとズームアップしていく映像や歪んだ視界など独特なもので、その点も評価したいです。ただ、ラストが「え?それで終わり?」という感じで、個人的には少々不満。こういうお話だと、普通はなにかしらのバッドエンディングになることが多いけど、これだとハッピーエンドでしょう。そのほうが終わり方としては好きだと言う人もいるかもしれないけど、これじゃあただ単に「フリーランチをいただいた」ってだけの話になっちゃう。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-03-14 14:10:07)

966.  バタフライ・エフェクト3/最後の選択 《ネタバレ》 2作目が、1作目の焼き増しだったので、また同じこと繰り返してもしょうがないだろということで違う路線をとったこと自体は評価出来る。それまでの設定に、犯人を見つけようという推理サスペンスを加え、堅実なストーリー運びになっていると感じる。ただ、どういうわけか、おそらくは監督の趣向なんだろうとは思うが、殺害シーンがスプラッターばりのグロテイストなのである。最初のママ殺害シーンで、あんなに見せつける必要があるんかいな、とまず思ってしまう。実際、このストーリーと作風で、そこまでグロである必要性がないと思うのである。妹が実は犯人で意識移動出来るというオチは予想外だったけど、それ故に正体を明かしてから突然「愛」を告白するのはどうにも唐突であるように思う。そういう思いがあるのなら、それまで内緒にしている必然性がないのだから。[DVD(字幕)] 5点(2012-03-13 14:13:07)

967.  バタフライ・エフェクト/劇場公開版 《ネタバレ》 すご~い! 本当に「切ないハッピーエンド」だ~! いやね、この主人公の特殊能力は、当然のことながら我々には体験しようもない、超常的なものですよ。別の人生を生きる自分にピュッピュピュッピュと行き来するなんてね、神様並みの能力ですやん。にもかかわらず、主人公に肩入れし、そしてラストの決断も深く共感出来るのはなぜか。それはやっぱり、人間誰しも恋愛をし、そして酸いも甘いも苦いも辛いも、みんないろんな経験するからですよ。特に、「好きだからこそ自分が身を引く」っていうのは、自分が不釣り合いだと思ってる片思いの人や、自分よりも別の人と結ばれたほうがあいつは幸せになれるって考えた人が取る行動で、そういうのは多かれ少なかれ、みんな似た様な思いを経験してるはず。そのシチュエーションを、SFの舞台設定によって実に鮮やかに作り上げたことが素晴らしいと思うのね。だから、ストーリーの多少の強引さや粗さも許しちゃう。この舞台設定によって、他の恋愛映画にない「切ないハッピーエンド」を観客は味わえたんだもの。そしてこのハッピーエンドは、むしろ普通のハッピーエンドより観る者を一層癒してくれているように思う。[DVD(字幕)] 7点(2012-03-12 19:19:46)(良:1票)

968.  バタフライ・エフェクト2 《ネタバレ》 これはこれでそれなりに楽しめるとは思うのだが、いかんせん前作が良過ぎただけに、比較してどうしても低評価をせざるを得ない。基本的にやっていることは前作と同じだけど、ラスチの切なさが皆無だもんね。そもそも、ああいうヒット作の続編となるとハードルがどうしても上がってしまうから、どうせ続編をやるのなら全く違う展開でやったほうが良かったんじゃないかしら。一番問題なのは、主人公がどうにもいけ好かない奴だってことだよね。かの時を救う為どころか、自分が出世したり気に入らない奴に復讐したりする為にあの力を使っちゃう。まぁ、だからこそ破滅の道にいくという笑うせえするまん的な流れなんだけど、こんな主人公だとなかなか肩入れがしにくいよね。[DVD(字幕)] 5点(2012-03-12 18:54:12)

969.  ザ☆ビッグバン!! 《ネタバレ》 「24」の製作総指揮をした人が監督だというから、ちょっと期待して 観てみたんですよ。アントニオ・バンデラスがかっちょよく銃を 撃ちまくる映画なのかなと思ってたんだけど、実際には そんなんじゃなく、殴られまくりでもの凄く格好悪い役柄を 演じている。ハラハラドキドキするようなサスペンスがあるわけでもないので、そういうのを期待すると肩すかしです。内容的には、いわゆる推理ものですね。一応、それなりのどんでんもあります。 でも、ラストだけはバンデラスらしい格好よさを見せてくれました。 途中から、素粒子がどうとかいう話になってくるんで、 この大富豪がどう話に絡んでくるのかなと思ったら、 結局は最後の地割れシーンがやりたかっただけなんですね(笑)。 映像的には、オープニングとエンドクレジットのスタイリッシュな感じとか、割と好きですけどね。佳作。いや、珍作といったほうがいいのかな。[DVD(字幕)] 6点(2012-03-10 20:54:24)《改行有》

970.  戦火の馬 《ネタバレ》 原作が児童文学なので、やたらと頭のいいガチョウさんの例を上げるまでもなく、色々とありえない展開で違和感を感じるわけですよ。それにお馬さんも擬人化されている。にもかかわらず、終盤はずっと号泣しっぱなしなんですよ~。困っちゃいますよね。自分の頭では「そんなアホな~」「馬がまるで人間みたいやないかい、、」なんて思うのに、目から汁が止めどなく溢れ出るというね、、。はぁ、自分は本当に動物ものに弱いんだな~ということを再認識。涙腺崩壊シーンは、たとえばジョーイが全速力で戦場を駆け抜けるシーン、ジョーイが殺されそうになるところで、アルバートの口笛に反応し再会、脚と額を拭くと白い毛が現れるシーン、そしてラストの親子の再会のシーンですかねぇ。特にラストの真っ赤な夕陽をバックに、母さん&父さんと抱き合うあのシルエットとジョーイのたたずまいはもの凄く感動的で、いつまでも心に残ります。いやね、戦争を舞台にした児童文学なわけだから、こういう話はバランスが難しいと思うんですよ。残酷描写が激しいと子供は観れないし、童話的すぎると大人が観るに耐えない。そこをどうやってうまくまとめあげるかっていうところに、スピルバーグの巧さを感じるわけです。たとえば残酷描写になりがちなシーンでは、ニコルズ大尉が死ぬシーンは直接見せないし、兄弟の銃殺シーンも風車を使って直接映さないわけです。これがなかなか巧い。そして、童話的なシーン。例えばジョーイが鉄条網に絡まって、イギリス兵とドイツ兵で助けるシーンありますよね。あれなんか、ありえない展開なわけですよ、普通は。そこをどうやって乗り越えてるかというと、「ユーモア」を取り入れるわけです。ジョーイを呼ぶ為に、イギリス兵達が口でチッチチッチやったりするシーンは笑えるし、「カッターがもっと必要だ!」と言うシーンでもの凄い数のカッターがばっと投げこまれたりとか。そういう「ユーモア」でありえなさを乗り越えてるわけですね。実に巧みだなと感じる。ジョン・ウイリアムズも相変わらずいい仕事してましたわ。撮影のカミンスキーも、いつもと違って自然な映像美を見せてくれてるし。そんなわけで、流れ出た涙の量を鑑みて8点を献上したいと思います。[映画館(字幕)] 8点(2012-03-08 22:22:04)(良:2票)

971.  ツリー・オブ・ライフ 《ネタバレ》 いや~、なかなかの映像美でしたね~。テレンス・マリックの映画は、台詞より映像で語ろうとするタイプだけど、あの「天国の日々」に匹敵、いやそれ以上の美しさでした。宇宙、波、森、子供達の遊ぶ光景。ただ、これはテレンスさんの人柄によるものだと思うけど、あえて象徴的には描かないんですよね。それが人によっては中途半端に感じたり、わかりにくく感じたりするので賛否両論が出てきちゃう。とても壮大に見えるけど、実際にはとてもパーソナルな作品だと思う。要するに、ジャックはテレンス・マリック自身なんですよ。彼の個人的な体験がベースになっているんだろうし、壮大な外的宇宙を描くというより、彼自身の内的宇宙を見せているんだと思う。この作品は、なにかの答えを出すというものではないですね。最初の台詞で、「人の生き方は二通りある。神に仕えるか、世俗的に生きるかのどちらかだ」って言うのがあるけど、人間(あるいは西洋人)ていうのは、この狭間にいていつも揺れ動いてるんですよね。お母さんは信仰深くて母性そのものという感じで、お父さんは利己的で優しさより強さを求めるタイプ。特にお父さんは、アメリカンドリームを実現出来なかったから、それを息子達に実現してもらおうとより一層子供達に強さを求めてる。途中、恐竜が出てくるけど、お父さんの弱肉強食の起源があれで描かれてるわけですよね。ジャックは父親似だから、そういう面を引き継いで色々と悪さするし、それ故に大人になって成功してるけど、母親の面も受け継いでるだろうから、それで揺り動いちゃうんでしょう。だから、ジャックの葛藤というのは、そういう人間の両義性、利己的で弱肉強食の面と、利他的で博愛の狭間にいる事からの宿命的なものなんだと思います。それで思い悩むわけだけど、人が思い悩むことって、実は「狭い世界」からしか生み出されない。葛藤の起源をどんどん遡っていくと、どんどんと世界が広がっていく。そうすると、自分の悩みというのは、実はとても狭い考えから生れでたものであって、外に目を向ければ不思議と癒されていく。たぶんそんなことが言いたいんじゃないかしら。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-03-08 12:40:03)

972.  トランスポーター3 アンリミテッド 《ネタバレ》 う~ん、能古身の問題化もしれないけど、たとえば格闘シーンとかがあまりにカット数が多過ぎて、観ていて疲れてしまう。そこまで割らなくてもスピード感は出せると思うのだが。終盤の列車でのアクションシーンはまあまあだったけどね。なんにせよ、ヒロインの女性のほうが気になっちゃうよね。びっくりするほどそばかすが多いし、首の「安」ってのは、私は安い女よとでも言いたいのかしらと考えちゃう(笑)。[地上波(吹替)] 5点(2012-03-06 18:37:57)(良:1票)

973.  アナザー プラネット 《ネタバレ》 ある時、空にもう一つの地球が浮かんでいたら。そしてその地球には、もう一人の自分が住んでいたら、というSF的なアイデアと、地上で起こる悲しい人間ドラマの掛け合わせ。低予算だから派手さはないのですが、なんとも言えない乾いた映像、そして海の上に浮かぶもう一つの地球とそれを見上げる主人公の画などはとても美しいです。逆に、意識的にドキュメンタリーっぽくやってるピンボケやズームアップなどはちょっとくどかったかもしれません。僕もラストのシーンは「え?」て思ったんですけど、なるほど、あっちの地球も同様に、こちらに送り込んでいるわけですから、それも主人公が乗ってやってきたということは、向こうでは家族は生きてるということなのでしょうね。ただそうなると、むこうの地球にもお父さんがいるんじゃないかと思うんだけど、二人のお父さん同士で闘ったりするのかしら、、、という風に「その後」を想像させるような終わり方になっています。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-03-06 02:50:18)(良:1票)

974.  ザ・ウォード/監禁病棟 《ネタバレ》 ジョン・カーペンター久々の監督作品。約10年ぶりというわりには、丁寧な作りだし、病院から脱走しようとする終盤の展開はなかなか力が入っていて見応えありました。ただ、結局は本人の妄想であったというオチはここ最近手垢がつくほど多く作られているパターンですからね。主人公の子が、「見た目も含めて」複数の人格の一人だという展開は斬新だったかもしれないけど、個人的にはもうひとひねり欲しかったかなぁというのが正直なところ。可もなく不可もなくの佳作といったところかな。[DVD(字幕)] 6点(2012-03-05 20:45:44)

975.  ウエスタン 《ネタバレ》 僕はウェスタン&インディアン雑貨が大好きでよく集めているんですけど、そういう自分にとっては、この作品はかなり魅力満載でしたね。なんというか、西部劇の世界の空気感、埃っぽさ、暑さ、質感、スケール感、男臭さ、周囲の匂い、そういうのが凄く感じとれる。あぁ、この時代のアメリカって、こんな感じだったんだろうなぁ~って、映画という媒体によって疑似体験させてくれる。まぁ、3時間もあるし、間延びしてるところもあってかったるい部分もなくはないんですけど、この独特の間合いがセルジオ・レオーネらしさなんでしょうね。特にオープニングの10分くらい、台詞とか全然ない一連のシーンはもの凄く印象深い。台詞ずくめだったら、この印象の強さは出てこないと思う。モリコーネの音楽もなかなかいいですよ。チャールズ・ブロンソンが出てくる度にハーモニカのあのモチーフがしつこいぐらいに出てきて(笑)。あのメインモチーフが、この作品の主軸をぴしっと定めているなと感じます。そして何と言ってもチャールズ・ブロンソンの演技。あのおっさんの、まるで宇宙の全てを知っているかのような、堂々たる落ち着きの表情が実に渋い。[DVD(字幕)] 7点(2012-03-05 02:05:22)

976.  アサイラム 狂気の密室病棟 《ネタバレ》 サラ・ローマーがわりと好きなんで観てみたのですが、 なんというか、きちんと成り立ったストーリーとはとてもじゃないけど言いがたく、 それ故に怖さを微塵も感じませんでした。 登場人物が、それぞれトラウマをかかえていて、そのビジュアルを 幽霊によって見せられる?というような内容で、 「エルム街の悪夢」みたいに、夢でそういうのを観るとかならともかく、 現実の世界で突如そういう事態になって、それですぐまた元に戻るというような感じ。 これでは観ているほうとしてもつかみ所がなく、傍観するのみとなってしまう。[DVD(字幕)] 3点(2012-02-29 17:59:20)《改行有》

977.  ATOM 《ネタバレ》 鉄腕アトムをハリウッドがアニメ化するとこうなるのかぁ、と興味深く拝見致しました。鉄腕アトムって、よく考えりゃほぼ裸ですものね。こちらはずっと服を着ていたけど、最後の最後にあの姿になっていて、ちゃんとファンのことも考えてるんだなと感じました。他にも、富士山みたいな山らやら、桜やらを出して、日本をリスペクトしているのも見て取れます。ストーリー的には、前半の部分、父親がアトムを作って、やっぱり息子とは違うんだと苦悩しアトムに別れを告げるシーンまではけっこうぐっとくるんですけど、地上世界に落ちてから後半にかけては心揺さぶられるものがなく、良くも悪くも軽い印象。CGの出来映えも、他のフルCG作品群と比べるとかなり見劣りする出来だけど、全体としてはまぁ佳作かな、と。[DVD(吹替)] 6点(2012-02-28 19:48:51)

978.  イングロリアス・バスターズ 《ネタバレ》 タランティーノの作品は、どうも自分には合わないものが多かったので、この作品も敬遠していたのですが、鑑賞してみたところこれがとっても面白くて驚きました。彼の作品では、正直一番楽しめたと思います。監督としての力量も去ることながら、脚本の出来映えに感心致しました。一応はグロいシーンもあるにはあるのですが、「キル・ビル」みたいに画的にそれを見せるだけの無味乾燥さとは違い必要最小限に抑えてある。そしてあくまでも「会話」が主役なんですよね。なんせ、ナチとユダヤ人、レジスタンスとの闘いですから、会話の一つ一つに緊張感があるわけですよ。その緊張感がありながら、なおかつユーモアを取り入れてる。ランダ大佐のキャラも本当に見事で、笑顔の裏に恐ろしさを秘めている。この緊張感とユーモアの両立というのがとても難しいんだけど、この作品は最初から最後までその両立に成功している。タラちゃん凄いや!自分とは合わないと思っていたのに、今後の彼の作品が楽しみになりました。[DVD(字幕)] 7点(2012-02-27 21:08:12)

979.  聖衣 《ネタバレ》 映画史上初のシネマスコープ作品だそうです。 当時台頭したテレビに対抗して導入されたそうで、今から60年も前にこの方式が生み出されて今日までこのシネスコが続いているわけですから、凄いものですよね。映像的にも、セットや小道具、衣装などまさに大作の様相で、遠景はおそらく絵画なんでしょう。それが手前の実写と違和感なく、見事に合わさっている。マーセラス が、奴隷のディミトリアスに布を渡されるシーンの台詞が印象深いです。「呪いは布にあるのではなく、あなたの心にあるのです」「これまであなたは、自分の犯した罪だけを考えていた。今後は主のことを思う」なんというか、罪の意識から解放されて、心が楽になるその気持ちがよくわかるような気がします。[DVD(字幕)] 6点(2012-02-26 03:04:41)(良:1票) 《改行有》

980.  バーン・アフター・リーディング 《ネタバレ》 コーエン兄弟の作品って、どうも自分に合わないものが多く、本作もほとんど期待せずに鑑賞したのですが、意外や意外、けっこう笑えましたねぇ。もちろん、癖のある独特なユーモアなので、人を選ぶことは間違いなく、その為賛否両論があるのも納得出来ます。しかも、あえて「くだらない」「中身のない」「まとまりのない」映画として作ってますからね。特にラストなんて、まるでオチがないような締め方。「え?これで終わったの?」てそのときは思ったんだけど、そういう終わり方も含めて狙って作ってるんでしょうね。この作品の一番の見どころは、豪華俳優人が見せる「おバカキャラ」の数々。特にブラット・ピットが一番のツボで、いわゆる運動バカ系のキャラですよね。運動大好きで筋肉はたくさんついてるけど、脳みそはすごく小さい人みたいな(笑)。プレーヤーで音楽を聴きながら披露する謎のダンスが最高です。そしてジョージ・クルーニー。一見すると知的でクールにみえるけど、実際はお調子者のエロ男爵。ついつい下ネタが口から滑り出してしまうという。途中、ものすごく卑猥なマシーンを披露しますよね。あれだけチャラいキャラなのに、あんな手の込んだマシーンを一人で作ってたんかい(笑)。その姿を想像するだけでまた笑える。ブラピが、クルーニーに一瞬で射殺されちゃうけど、人が死ぬシーンであんなに笑えたのは初めてでしたね。クローゼットをばっと開けられて、そんでニコッと愛想笑いした瞬間に銃で殺されるという、あのアホらしさがたまらない。[DVD(字幕)] 7点(2012-02-25 22:49:54)

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