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【製作国 : ドイツ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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2. セルラー 導入部でどこのオバハンかと思いきや,えっ,キム・ベイシンガー?よもやこんなに老け枯れて(こんな風にしか表現できない)いたとは……。彼女に特別な思い入れがなくてよかった。でなければ,この映画を嫌いになるところだった。それはともかく,なかなかの掘り出し物でした,これ。細かいディテールとかバックボーンとかを,あえて切り捨ててまで監督が見せたかったもの,それは観客をほいほいとノセていく掟破りのテンポに他ならない。あ~れ~という間もなく非日常に巻き込まれていく速度は,記憶にある限りで本作が最速だ。かといって,致命的な破綻も見あたらない。だからあそこがあーだ,ここがこーなってないなどと考えるのは少々野暮な話で,ここは一つ,ジェットコースターに身を任せてみようという気になる。少なくともこういう映画で90分を過ごしても,“金返せ”とはならないでしょう。8点です。最後のスタッフロールでニヤリ。[DVD(字幕)] 8点(2006-01-06 15:50:11) 3. ジャッカル このキャストと脚本でもって,本気で「ジャッカルの日」をリメイクできると思ったのかどうかは知らないが,本当にやってしまった時点で,全員フレッド・ジンネマンに土下座しなければならない。いいかげんにしないと,草葉の陰から本当に祟られるぞ,そんなことを思いながら観ていたら,ジャッカルがただのビッグマウスだとわかって,一層げんなり。世界最強って,その程度か?それにしても冷血マシーンを演じるには,ブルース・ウィリスは体内温度がまだ高そうだ。というより,完全なミスキャスト。結局リチャード・ギアが得をしただけ(いや,むしろ……)。リメイク大失敗の巻。2点。[ビデオ(字幕)] 2点(2005-12-25 11:27:47) 4. パニッシャー(2004) 《ネタバレ》 書店兼レンタルビデオショップでバイトする息子が持ってきてくれた。タイトルを見て,「ん?こいつどこかで…」あ,そうだ!思い出した!昔ドルフ・ラングレンが出てたやつだ。つまりリメイクか。というわけで,ストーリーはその時点でもろバレになってしまったが,今作の敵はなんとジョン・トラボルタらしい。(前作のラスボスはジャパニーズヤクザの姐さんだった)なるほど。ちょっと観てみるか…で,観た。いや,なかなかよろしい。気乗りしないパーティーに出かけていったら,昔少しつきあったことのある女の子が,ちょっと美人になっててよもやの再会,といった感じである…などと書いてるとインターネット資源の無駄遣いになるので,ここからは少し真面目に。まずトラボルタ。中年男の脂気が幸いしてか,憎々しさ満点だ。少々勘のはたらかない嫉妬深い悪玉という設定だったのが,ちと残念。あと,主人公フランクを狙うヒットマン達。標的相手に自作のカントリーソングをプレゼントするギター男といい,何やら依頼料が高額らしいシベリア熊顔負けのロシア人といい,ケレン味あふれるキャラクターが揃う。そう,全体的には悪くないと思うのだが,それでもやはり5点以上はあげられない。なぜかというと,フランクの復讐が手ぬるいから。悪に鉄槌を下すべく地獄から戻ってきた男が,ボス相手にセコい心理戦とは。チマチマした手で相手をハメるのは男らしくない。そもそも自宅を武器庫にするくらいなら,最初からワンマン・アーミー化して一発ぶちかませばよいのだ。その方が観客も溜飲が下がると思うのだが。と思っていたら,2作目ができるそうな。う〜む,そうか。昔の彼女が本当に美人かそうでないか,これではっきりわかるというものである。[ビデオ(字幕)] 4点(2005-11-05 22:17:03)(良:1票)
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