みんなのシネマレビュー
目隠シストさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2260
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
414243444546474849505152535455565758
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
414243444546474849505152535455565758
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
414243444546474849505152535455565758

281.  ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 《ネタバレ》 承太郎の髪型と服装、億泰の顔のバッテン。これがダメ。本当に駄目です。原作に忠実であれば許される(褒められる)と思ったら大間違いです。この部分について、製作チーム内で問題にされていないとしたら、それこそが問題。この(ある意味些細な)不具合だけで、余裕で不合格点が付いてしまいます。キャスティングについては、仗助ママに観月ありさはグレートでしたね。[DVD(邦画)] 4点(2018-12-30 19:57:04)

282.  曇天に笑う 《ネタバレ》 大事なコトを登場人物が全部台詞で喋ってしまうB級以下の映画で時々みられるズッコケパターン。でも本作を観ると、それでも説明があるだけ有難い気がします。原作ありきかもしれませんが、一見さんに優しくないつくりと感じました。3兄弟の立ち位置(職業)は?5人組(やまいぬ)の家系と特殊能力は?曇天が続くとき、大蛇が復活?その器となる人間がいるらしい。そいつを殺す?それとも守る?沢山の疑問を抱えたまま、ぬるりと進むストーリー。最後まで見れば解るからOKって話でもないような。リアルタイムで問題を共有したいじゃないですか(そう、いみじくも次男が長男に言っていたように)。そういう意味では確かに難しい設定であったとは思います。一般常識では処理しきれないのがファンタジーの弱点。さらに陰陽道系。そもそも胡散臭いったらありゃしない。明治初頭という知ってるようでよく知らない時代背景も難解さに輪をかけます。間口はことのほか狭いです。また、最初からいきなり強い主人公にも感情移入が叶いません。修行もなくクライマックスのボス戦突入ですか。ジャッキーチェンだって、孫悟空だって、強敵と戦う前は修行するんですが。だから一緒に燃えることが出来るんです。更にいうなら廃刀令後だから、刀じゃなくて鉄扇なんですよね(これは常識で分かる範囲)。でもそれでゴロツキの巣窟に乗り込むって、流石に無茶が過ぎてロマンとは言えないですよ。全体的に中二病な雰囲気アリアリの物語は『トュームレイダー明治維新版』といった趣。キャラクター名は皆なかなかのキラキラぶり。白子で「しらす」。当て字じゃないですけど、普通は「しらこ」では。ほら、海苔の。伊東四朗の。『ニンッ』の。人件費は相当にかかっているのは間違いないので、豪華なつくりの映画だとは思います。[DVD(邦画)] 4点(2018-12-25 21:26:57)

283.  銀魂 《ネタバレ》 これはね、アレですね。『オールスター新春かくし芸大会』の味。一流のスター(あるいは年末年始限定で稼ぐタレントさん)が、普段は決して手を出さないオフザケ設定の余興ドラマでハメを外す、かつての年始の風物詩。本作はそのグレードアップ版。演者がそれぞれの役割を完璧に理解しているのが素晴らしいです。福田組のレギュラーの佐藤二朗やムロツヨシのアドリブ強めのオモシロ演技は勿論のこと、岡田将生や堂本剛はお笑い抜きの生真面目演技(という体裁の実はギャグ)で、物語に筋を通します。そう、そうなんです。外側はとことん悪ノリギャグでコーティングしながら、作品の本質は実にオーソドックスなヒューマンドラマ。まるでカステラに挟まれた羊羹のような(・・・その名はシベリアという)。観終えて何故か「良いものを観たな」という気にさせられる福田マジックをご堪能ください。私は原作未読ですが問題なく楽しめました。というか、最高。[ブルーレイ(邦画)] 8点(2018-12-10 20:26:04)(良:1票)

284.  いぬやしき 《ネタバレ》 流し読み程度で原作は既読。詳細は把握しておりません。ですから「原作と比較して云々」はナシの感想でお願いします。 『デスノート』と同じく(いやそれ以上の)“絶対的な生殺与奪権”を手にしたとき、あなたならどうしますか?と。現実問題として「死ねばいいのに」な奴は掃いて捨てる程いるワケですが、獅子神のような能力があったとしても、大多数の人はその力を使わないでしょう。何故なら「死ねばいいのに」と「殺したい」は似て非なるものだから。社会生活を営む人間は“隣人を殺さない”ことを原則として生きています。そう教育されてきました。深層心理に刷り込まれた鉄の掟。それにいつでも殺せるなら、今殺す必要がないとも言えます。究極の「金持ち喧嘩せず」状態。それより“治癒能力”の方がよほど魅力的に思えます。他者から圧倒的な称賛を得られる快感。こりゃ気持ちがいい。これが一般的な感覚と推測します。一方、獅子神は能力を使っていとも簡単に人を殺しました。おそらく彼はサイコパス。ただ、私たちが一般的にイメージするサイコパスより、ずっと人間味がありました。母や直行、しおんに対する態度をみるにつけ、何故あそこまで冷酷に人を殺せるのか疑問なくらい。さらに超が付くイケメン。ギャップは絶大で(これを魅力と言ってよいのか悩みますが)、惹きつけられるものがありました。彼の対照に位置するのが本作の主人公、犬屋敷。獅子神=悪とするなら、犬屋敷=善。典型的ダメおやじキャラがヒーローという構図は俄然燃えますが、キャラの魅力という点では獅子神に劣ります。やっぱり憲さんは違うんじゃないかと。身長178㎝で実にスマート。もっとしょぼくれ感が欲しいです。物語全体を通じても、より獅子神の方にスポットが当たっていた気がします。結局、守りたい人は誰一人として守れなかった獅子神に対し、家族を守り抜いた犬屋敷。能力の差異ではなく、その使い方の違い。自分だけ守れても、虚しいだけです。犬屋敷は手に入れた能力を使って娘を守りました。いえ、彼は特殊能力を持つ前から、ちゃんと家族を守ってきました。家族を養うことがどれほど大変か。衣食住の保障が当たり前と思うなかれ、子供たちよ。そういう意味では母親がダメ。本当にダメ。あなたが夫を馬鹿にするから子供が真似するんです。反省しましょう。伏線放置(娘の漫画家志望の件)など、脚本は今一つという気はしますが、空中戦闘シーンの見応えはなかなか。ネットの匿名掲示板で暴言を吐く輩への報復が、一番カタルシスがあったりします。[インターネット(邦画)] 6点(2018-11-25 10:53:52)(良:1票)

285.  小川町セレナーデ 《ネタバレ》 本サイトの投稿ネームにマイナー漫画(おおひなた先生ご免なさい)のサブキャラクター名を拝借している私が言えた義理は無いのですが、子どもの名前をスナックの店名に付けるのは、やはりオススメしません。そりゃ、からかわれます。思慮の浅い子どもは残酷ですから。さぞ、幼い小夜子ちゃんは辛い思いをしたことでしょう。ただ戸籍上の命名と違い、店名ならば何時でも変えられたはず。仮に小夜子ちゃんが恨み言を口にしなかったとしても、娘の気持ちに母が気づかないはずがありません。しかし、それでもなお、娘の名前のスナックに拘り続けたことに胸が締め付けられます。シングルマザーを選んだお母さんの覚悟。また、その思いをちゃんと受け止め成長した小夜子ちゃんも偉いなあと。そういう意味では、お父さん(?)はもっとしっかりしろと言いたい気分。ただ夫婦が決めた関係性を、外野がとやかく口を挟む筋合いはありません。男運の悪さは如何ともし難いですが(母譲りかな?)、小夜子ちゃんは立派に育ちました。本当に家族のかたちに正解は無いですね。スナック閉店のピンチにオカマバーへリニューアル。素人がダンスショーを披露したくらいで店が繁盛するほど水商売は甘くないでしょうが、これはエンジェル父さんに“親の務め“を果たさせるチャンスを与えたものと考えましょう(おそらく借金は経営不振というより、生活費を捻出するためのもの。つまり、父ちゃんは借金返済計画に協力するかたちで、間接的に娘の養育費を負担したワケです)。コメディとしても、人情ドラマとしても、オカマさん映画にしては淡白な味付けなれど、過激で濃いドラマばかりでは胸焼けします。こんな優しいドラマもいいんじゃないでしょうか。エンディングテーマ『幸せの貼り紙はいつも背中に』はドラマの世界観にピタリとハマっていてイイ感じです。(以下余談)作品登録から、感想投稿まで随分と時間がかかってしまい大変失礼いたしました。前述した『幸せの貼り紙~』は私立恵比寿中学の楽曲で、個人的に気に入っている歌。主題歌として採用いただいた本作の登録をお願いしたのですが、映画自体の鑑賞を失念しておりました。不手際お詫びいたします。[DVD(邦画)] 7点(2018-11-20 18:59:46)

286.  トウキョウ・リビング・デッド・アイドル 《ネタバレ》 アイドルちゃんでホラーというだけで、最早定番という気がしますが、本作はさらに『ゾンビもの』でもあり『セーラー服で日本刀振り回しもの』でもありました(注:そんなジャンルはないっすか)。要するに、人気ファクター全部乗せ。お得感はあります。エンドクレジットによりますと、本作はクラウドファンディングを用いた模様。なるほど、出資者を口説くならセールスポイントは多い方が好ましいでしょう。で、興味深いというか、なるほどと思うのは、主人公がセーラー服をまとい日本刀で戦わないところ。殺陣ができる若手女優さんを別途用意しておりました。効率重視の分業制。昨今のアイドルビジネスに例えるなら、成果が出るのに時間を要する歌のレッスンは省略して、口パクで代用みたいな。効率性や採算を重視するなら、この手法もアリなんでしょう。ただ誤算だったのは、ゾンビものとソードアクションの噛み合わせが意外と良くないこと。本作では殺陣の美しさを優先させた結果、“ゾンビ退治=頭部の破壊“という鉄の掟が形骸化しています。腹を斬られて絶命するゾンビ。ん?これで『ゾンビもの』を名乗って良いのかしら?理性を持つニュータイプゾンビってのも大概だと思いますが、最低限の約束事が守られていないと駄目なんじゃないかと思ってしまうのは、私が古いタイプの男だからでしょうね。何せ自分、不器用ですから(気分は高倉健で)。安心のロリ顔、見事な巨乳、意外と確かな演技力と三拍子揃った浅川梨奈さんはヒロインの資質充分。アクションパートを担った星守紗凪さんも頑張りました。個人的に贔屓している亜紗美嬢は、ほとんどお顔を隠しているのに存在感バッチリ。加藤雅人さんには、小林歌穂さんをはじめ、エビ中のみんながいつもお世話になっております。基本的にチープなC級ホラーであることは間違いありませんが、前述したお得感と、役者さんの力量のおかげもあってか、そこそこ満足できる作品に仕上がっていると考えます。[DVD(邦画)] 6点(2018-11-15 18:26:38)

287.  ミスミソウ 《ネタバレ》 壮絶ないじめ、両親を焼き殺される!~からの~復讐劇と聞いていたので、それはもう陰惨かつ過激な敵討ちを想像しておりましたが、実際それほどでもなく。確かに主人公の殺戮ぶりは容赦なく一線を越えておりますが、ヤッパ片手に敵地に乗り込む積極的な報復(任侠映画の如きノリ)はなく、見方によっては正当防衛(というか過当防衛)の範疇と言っても差支えない反撃に終始しています。あくまで相手からの仕掛けを待っての倍返し的な。決して仇の絶命や、苦しむ姿を見たいがための殺人ではありません。社会生活を営む人間が決して外すことのない“リミッター”を解除しているだけと見て取れます。ある意味それも致し方ないこと。本来コミュニティが保持している抑止力なり秩序なりが、何ら機能していないのですから。唯一覚悟を決めて対峙したであろう親殺しの実行犯にさえトドメを刺さぬばかりか、発端となった首謀者に赦しを与える主人公。復讐劇としては物足りなくもありますが、その分終盤に意外な展開が待っていました。もう誰も信じられない地獄の結末。八方塞。希望ナシ。ハッピーエンドが望めない物語であることは解りますが、そこまでやるかと。もちろん加害者に赦しを与えたところで魂が救われるとは思いませんし、差し違えての敵討ちにも価値は見出せません。ただ唯一、救いらしきものがあるとすれば、主人公とイジメ首謀者の間に、友情が僅かに残っていたことでしょうか。実際、首謀者は親殺しに直接関わっていませんでした(コレ重要)。首謀者が指摘した「他人の尻馬に乗って暴走する取り巻きは質が悪い」は正論だと思います(ただし、お前が言うなとは思いますが)。他人をダシに使って己の悪行(憂さ晴らし)を正当化するのは、卑劣極まりない行為です。責任をとる気が無いから、何でも出来るとも言えるでしょう。無責任な馬鹿が一番怖いということ。なかなかの鬱映画でありました。一瞬ギャグか?と思えるような軽薄なセリフや描写が散見されたのは何故でしょうか。除雪車が人を巻き込んでも緊急停止しないとか。基本設定は勿論ですが、全体的にリアリティを排除しているように感じました。マンガ原作ゆえのこと?あるいは凄惨な物語を薄める為に、わざと狙って粗いつくりなのでしょうか。[DVD(邦画)] 6点(2018-10-30 20:25:15)(良:1票)

288.  ミックス。 《ネタバレ》 『スポ根』+『ラブコメ』+『サクセスストーリー』の教科書どおりの仕様。それゆえ観易いというか、手堅いつくりとの印象です。細部に気配りも感じられました。例えば、元天才卓球少女と元プロボクサーというポンコツ負け組が、実業団トップと対等に渡り合うという“無理難題”を成立させるために数々のギミックが用意されています。「一流選手はミックス専門の練習はしない」「元天才卓球少女の底力」「一流ボクサーの運動神経」「1年という長尺の特訓期間」「右利き+左利きコンビのアドバンテージ」「道場破りで実力アップ」「元中国ナショナルチーム選手のコーチング」「敵チームの不仲」。これだけでも、本作が『卓球』というスポーツに対し敬意を払っていると言えましょう。それでもなお、卓球で必要とされる“技術”は一朝一夕で(下地のあるガッキーは兎も角も、瑛太は無理)身に付くものではありませんし、こと練習量で実業団選手を上回るとも思えません。元中学卓球部員としては、“在り得ない”と思うワケであります。また、男女混合(ミックス)を安易にラブストーリーのダシに使った点が腑に落ちません。それなら『社交ダンス』とか『フィギュアスケートペア』とか、男女が体を密着させている競技なんか、もう絶対デキてるって話じゃないですか!(失礼。興奮してしまいました。)冗談はさておき、肝心のラブストーリーが弱いことは否めません。決戦直前、卓球王子様からの再誘惑は「恋の最終ハードル」なのでしょうが、流石に無理があるでしょう。教科書に沿うがあまりの不自然さ。そもそもガッキーが冴えないOL役だったり、浮気されたりする時点で「そんな馬鹿な」ではありますが。サイドストーリーのドラマ(夫婦が卓球に打ち込んだ秘密、元ヤン心の解放)の方が、出来が良かったりします。[ビデオ(邦画)] 6点(2018-10-25 19:53:42)(良:1票)

289.  音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!! 《ネタバレ》 興行成績的には爆死との噂は耳にしていましたが、それもそのはず。三木聡監督が本領を発揮したら、一般ウケするはずがないですよ。福田雄一でもなければ、クドカンでもなく、三木聡なんですから。ナンセンスとシュールの集中砲火にグロテスクギャグをトッピング。芸達者な常連俳優がノリノリでやりたい放題。その顔芸必要ですかと(フルーツあるあるかと)。少しでも常識があったら書けるはずもない迷走脚本。ツッコミ待ちとしか思えないクライマックスの長回しとか。それでいて、メインテーマはしっかり届けてくるあたり、さすが三木監督としか言い様がなく。最終的に不思議な感動さえあるという。個人的には大変満足いたしました。が、三木聡初体験の観客に、本作は相当キツイであろうことは想像に難くありません。かくいう私も初三木聡の時は戸惑いまくりでした。本作が駄目だったお方は『亀は意外と早く泳ぐ』と『図鑑に載ってない虫』で、頭と心を慣らしてから、再挑戦していただきたいなあと。(なお鑑賞は『亀』『図鑑』の順番でお願いします。いきなり図鑑だと刺激が強すぎますので。)クセはあるけど、旨味は抜群な監督さんですから。(以下余談)常連組で松重豊さんの顔が見えなかったのはやはり残念でありました。ふせ・岩松・松重トリオが揃ってこその三木映画でしょう。また、クドカン組の阿部さんのキャスティングはどうだったんでしょうか。シンガーでもあるサダヲさんは確かに適役ではありますが、三木作品のレギュラー主人公・オダギリジョーさんが演じるシンも見たかった気がします。[映画館(邦画)] 8点(2018-10-20 00:56:57)

290.  うめく排水管 《ネタバレ》 白塗りのラブラドールレトリバー似の女が躍り狂い、シンクでシンクロナイズドスイミング。未見の方は何を言っているのか分からないでしょうが、私も分かりません苦笑。ホラーのつもりで鑑賞しましたが、もしかしたら全く新しいジャンルの映画かもしれません。原作者&監督は、あの『富江』と同じコンビ。相性が良いのやら悪いのやら。出口はおろか、入り口さえ見えないストーリー、摩訶不思議なアプローチ、イマジネーションの集合、斬新すぎる演出、素人同然の演技、何故そこで歌う主人公。結局何なの?純愛がゆえの悲劇なのかな。戸惑いと苦笑の中で、あなたは、新しい自分を見つけるかもしれませんし、見つけないかもしれません。はい、もうお気付きでしょうか。もっともらしい言葉が並んではいても、何を言っているのか分からないでしょう。この文章には、中身がないのです。実はこの映画にも同じ匂いを感じるワケであります。あくまでも、おそらく、ですが。奇作、珍作、カルトの仲間。有名映画監督の意欲作といわれても、専門学校生の卒業製作といわれても、納得してしまいます。新しい体験をしてみたい映画上級者の方は、本作に挑戦してみるのも一興ですが、普通にホラーを楽しみたいのであれば、レンタルDVDのホラーコーナーで目をつぶって選ぶ方をオススメします。以下余談。本作では配水管にお湯を流して詰まりを直そうとしておりますが、温度にはくれぐれもご注意を。熱湯を流すと塩ビ菅が変形してしまい、逆効果もいいところです。[インターネット(邦画)] 3点(2018-10-15 19:43:43)

291.  奴隷区 僕と23人の奴隷 《ネタバレ》 うーん。何なんでしょう。このモヤモヤ感は。とんだ茶番劇に、付き合わされた気がします。SCMのシステム自体は面白いと思います。敗北感で奴隷になると。ふむふむ。でも奴隷になったところで、信頼できる人と戦ってあえて負け、主人を変えれば助かるワケですよね。随分都合の良い抜け穴がありますな。また、奴隷を賭けた戦いに対して、全然緊張感がありません。SCMの機能について半信半疑であるうちはまだしも、その機能の絶対性を知ってなお、テキトーに戦ってしまうあたり何だかなあと。福本伸行バリにとは言いませんが、戦略など見どころは沢山ありそうですが。おっと、そもそも敗北感など抱かない図太い神経があれば最強なんですよね。やっぱりSCMのシステム自体、つまらんですわ。[インターネット(邦画)] 3点(2018-10-10 23:22:22)

292.  DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団 《ネタバレ》 劇場版鷹の爪名物、バジェットゲージ復活!これが本作の肝でした。ジャスティスリーグの皆さんは、予算的な問題から充分な活躍が出来ないと。なるほど、これはよく考えました。あとはもう、島根あり、ジャスティス母ちゃんのカポエィラアクションあり、といつもの味わい。今回は何時にも増して、批判風刺が多めだったかな。ファンなら納得のクオリティであったと思います。[CS・衛星(邦画)] 7点(2018-10-05 00:31:06)

293.  鷹の爪8 ~吉田くんのX(バッテン)ファイル~ 《ネタバレ》 Eテレレギュラー放送終了以来、私的にはお久しぶりの『鷹の爪団』。相変わらずみんな元気そうで、まずは何より。今回は、鷹の爪団本体の活躍はお休みで、吉田くんの子供時代の思い出にスポットをあてた、いわばスピンオフ企画。とはいえ、ギャグのレパートリーは豊富(駄洒落、被せ、お約束、コボケ、自虐、マイナー競技いじり、懐かし、集団芸、フレーズ、ナンセンス等々)かつキレキレですし、お話はシリーズ屈指の良脚本ときました。ガハハで最後にホロリとさせる見事な完成度。ちょっと観ない間に、なんかパワーアップしてなwい?という感じ(ゆーびーむ☆の言い方で脳内再生希望)。いやいや、ホント楽しめました。一緒に鑑賞していた小3の娘にも大ウケでございました。よく考えるまでもなく、今回のお話は吉田くんの作り話。でも、ひょっとしたら・・・と思えるあたりが、鷹の爪団の人徳(魅力)でしょう。もはや、ここまでくれば一発屋なんて誰にも言わせません。どんどん新作つくっちゃってください。島根県さん、スポンサーお願いしますね。[DVD(邦画)] 8点(2018-10-05 00:28:55)

294.  愛しのアイリーン 《ネタバレ》 原作は連載当時時々拝見。吉田監督の手に合うはずだと確信しておりましたが、想像以上!吉田恵輔節炸裂の、地獄絵巻エンターテイメントを堪能させていただきました。まあ、そのやり口のエグいことエグいこと。修羅場と泥沼のドミノ倒しの中で笑わされる屈辱が堪りません。背徳感?不謹慎感?心が痛いのに気持ち良いから不思議。自分はMだったのかと困惑するばかりです。もうね、お話は基本的に滅茶苦茶なんですよ。暴走と迷走だらけ。でも、行動原理は“幸せになりたい(幸せにしたい)“。誰もが望むこと。何の問題がありましょうか。それが地獄へ続く田舎道という恐ろしさ。どうにもなら無い現実から性欲で逃避。いや、性欲こそが人生。アイリーンの場合は“お金“と言い換えてもいいでしょう。自己嫌悪と自暴自棄で、もうどうにでもなれってか?そりゃどう転んでもハッピーエンドなんて無理ですやん。そこに愛は有るの?なんて問い掛けが、これほど陳腐に感じるドラマがあったでしょうか。勝手に決めろ、自分で考えろと、突き放されているようでヒリヒリします。私が思うに、アイリーンに対して何らかの激情が岩男にあったのは間違いないでしょう。人殺しのハードルはかくも高いです。己を見失って思いの丈を“アレに彫る“とか、端から見たら完全に狂ってます。一番近い言い方が“愛“なのかなあと思います。“執着“よりも濃い感情。幸せだったかどうかは別にしても、岩男に生まれた意味はあったんだと思いたいです。嫁不足、晩婚化、国際結婚、村社会、格差、偏見、人種差別に、おばさんのくるくるパーマ。ディープな社会問題山盛りで、是非の処理能力が追い付きません。心が乱れて、最早正常な判断が無理なんであります。こんな修羅場ショーにあっても、気持ちがどん底まで落ちないのは、吉田監督には人間に対する肯定が根っこの部分にあるからだと考えます。錯覚かもしれませんが。最後に言っておきたいのが、アイリーンちゃん(ナッツ・シトイさん)が素晴らしいってコト。本年度のオレデミー主演女優賞は彼女で決定です。あと木野花さんの怪演にも特大のグランプリを進呈いたします。もちろん安田顕さんも最高でした。河井青葉さんには殊勲賞を、古賀シュウさんには敢闘賞で如何でしょうか。なお、この映画が文化庁の助成を受けていることに軽い衝撃をうけています。日常生活で気軽に『お◯んこ』って言っても大丈夫な気がしてしまうのが重大な副作用。自分が怖くって仕方がないです。年頃の娘がいるんです。この責任どう取ってくれるんですか。[映画館(邦画)] 10点(2018-09-24 06:36:35)(良:1票)

295.  無限の住人 『SPACE BATTLESHIPヤマト』の感想でも述べましたが、木村拓哉主演の本作は紛れもない「キムタクもの」。良しにつけ悪しきにつけ、ああ、キムタク主演の映画だなあとしか言いようがありません。ただ、従来の「キムタクもの」との違いは、彼を超えるアイドルが存在すること。そう、杉咲花ちゃん。この子はスゴイです。演技力もさることながら、華があります。眼力があります。正直、大スターのキムタクが霞むのです。「キムタクもの」では、本来あってはならない光景。例えるなら、オールスター水泳大会や運動会で、当て馬芸人が空気を読まずに勝っちゃったみたいな「マズイんじゃないの」感。もっともコレは「キムタクもの」における価値観の話で、イチ映画としては歓迎すべきこと。ヒロインに華があって何の問題がありましょう。そういう意味では「キムタクもの」の弱点が判明した記念碑的作品と言えなくもありません。[CS・衛星(邦画)] 5点(2018-09-20 23:36:23)

296.  累 -かさね- 《ネタバレ》 土屋太鳳ちゃんと芳根京子ちゃんのダブル主演との認識でしたが、オイシイ部分は太鳳ちゃんが持っていった印象。というのも『演技が下手なオリジナルニナ』『演技が凄い中身は累のニナ』『オリジナルの高飛車ニナ』『中身は累の陰気なニナ』『稽古に励む中身は累のニナ』『演出家に恋する中身は累のニナ』『実績を積み自信をつけた中身は累のニナ』『人生を取られそうになり不安なオリジナルニナ』『サロメを演じる中身は累のニナ』と、これ全部太鳳ちゃんが演じ分けているのに対し、京子ちゃんの方は『陰気なオリジナル累』『中身はレナの強い累』『人生を取られそうになり、不安な中身はニナの累』と(あ~こんがらがる)種類は少な目。物語の主軸は女優丹沢ニナの方にあるから当たり前ではあるのですが。なべやかんバリの替え玉受験か、一昔前に問題となった食品偽装表示か、あるいは12時間限定のシンデレラか、受け止め方の差異はあれ、やってることは不正に違いありません。どう取り繕ったところで感動ストーリーに変わるはずもなく。ドラえもんなら、調子に乗ったのび太にお仕置きが待っているのが常であります。というか、偽物が本物を越えるのではなく、もともと中身は本物なんですから。累の“劣等感“にもう少し寄り添えれば良かったのでしょうが、どうなんでしょう。顔にキズありの超美人と、ナチュラル不美人、どちらの顔の人生の方がキツイかって話です。そういう意味では、ガンバレルーヤよしこと、小雪(または多部未華子)のキャスティングなら、心震えるお話になった可能性はあります。土屋太鳳ちゃん、失礼、土屋太鳳さんが才気溢れる女優さんであることは再確認できました。芳根京子さんも流石の眼力でした。※よしこさん、いつも例に出してごめんなさい。でも、好きだからこそ、なんで許してね。[映画館(邦画)] 6点(2018-09-10 12:20:47)(良:1票)

297.  パズル(2014) 《ネタバレ》 キチガ◯が、ヒトデナシを殺しまくり。そりゃセンセーショナルですし、ショッキングですし、もちろん胸は痛みます。でも、それって当たり前のこと。生の唐辛子を食わされて、どうです?辛いでしょって言われてもねえという感じ。ちゃんと料理して、辛さの中にも、旨味やら苦味やらを感じてこその復讐劇ではないかと。たとえ、カタルシスが無く、虚しさが勝る物語だったとしても、です。過激な描写、刺激的な展開だけで、有り難がることはありません。原作者がアレなんで(←完全な偏見)、あまり期待していなかったのですが、予想を遥かに上回る(下回る?)クソ映画でありました。失礼。クソという言い方は流石に品がないですね。うーん、でも他に適切な表現が見当たりません。私の語彙不足。大変申し訳ありませんが、やっぱりクソでお願いします。時間軸を組み換える演出も、小手先の目眩ましでしかなく、本質的な意味を見出だせません。唯一良かったのは、ママンの包丁パックンキャッチと、刑事の加速装置くらいでしょうか。[DVD(邦画)] 4点(2018-09-05 20:25:39)

298.  巫女っちゃけん。 《ネタバレ》 お寺(お坊さん)を扱った映画だと、元シブがき隊のモックン(←誰ももうこんな呼び方はしない)の『ファンシイダンス』や元チビノリダー(←これまたもう誰も呼ばない)の『ボクは坊さん。』、あるいは元ともさかりえの旦那(←スネオヘアー)の『アブラクサスの祭り』など、すぐに幾つか思い出されますが、神社(神主や巫女さん)を扱った映画ってほとんど無かった気がします靖(スッとぼけ)。日本人にとって身近な存在でありながら、実はよく知られていない神社の経営や巫女さんの生態が、どう映画の中で描かれるのかと期待しておりましたが、秘密のベールが脱がされるなんて部分はナシ。至ってオーソドックスなヒューマンドラマ&コメディとの印象でした。ネグレクトの少年と、同じく幼少期に母と別れた主人公(巫女さん)の心の交流がメイン。ぶっきらぼうなアリスちゃんがなかなかに魅力的でありました。設定、展開ともに“基本的に”ベタなのですが、ちょいちょい?が付く描写が。放火とか、カッターナイフで切りつけるとか、小さい子供にやらせたらイカンですよ。おそらくコメディとして許容される一線を越えています。悪戯は頭にゲンコツでは済まされる範囲でないとね。問題解決(ネグレクト母の改心)もイマイチ理由が解りませんが、それが「神様の力」と言われてしまうと、ぐうの音も出ないのがもどかしいところです。まあ、アリスちゃんの絶品巫女姿が頂戴できるという点で、すでに本作の存在価値が担保されているワケではありますが。[DVD(邦画)] 6点(2018-08-30 19:16:58)

299.  メアリと魔女の花 《ネタバレ》 キャッチコピー「魔女、ふたたび」。エンドクレジットの「高畑」「宮崎」「鈴木」氏への謝辞。過去ジブリ作品へのオマージュの数々。そして何より「ジブリ印」のキャラクターとエピソード。本作は、のれん分けした後継者の“本家ジブリ宣言”と見て取れます。つまり、ジブリ作品を観たければ、今後はスタジオポノックへお越しくださいということ。これはまるで故三沢光晴氏が旗揚げした「プロレスリング・ノア」と同じ。当時全日本プロレスのエースだった三沢が、ほとんどの選手とフロントスタッフを引き連れ、新たに立ち上げたのが「ノア」でした。“明るく、楽しく、激しい”全日のプロレスが観られるのは「ノア」の方。ただし全日本プロレスの創始者・故ジャイアント馬場の妻、元子夫人が社長を務めるのは残された「全日本プロレス」の方。さて、どちらが正統な「全日本プロレス」なのでしょう。私自身は、全日に残った川田選手のファンだったため並行してどちらの団体も観続けましたが、旧全日ファンは基本的にノアに流れたと記憶しています(ひいきの選手がいる団体を応援するのは当たり前ですしね)。おっと、無駄話が過ぎました。話を戻しましょう。スタジオジブリとは何ぞや?と問われるなら、それは「宮崎駿」であり「高畑勲」でしょう。宮崎駿のキャラが空を飛び、自然環境保護を叫びながら、ウルトラアクションをこなせば、=ジブリ作品とはなりません。それは『ゲド戦記』で確認済み。『ジブリ作品』か否かのポイントは“監督は誰か”に尽きると考えます。『ドラえもん』だろうが『鷹の爪』だろうが『ポプテピ』だろうが、宮崎駿が監督すれば『ジブリ作品』です(あるいは故高畑勲監督)。勿論これは私個人の判断基準。レシピ通りであれば、それで満足という方もおられるでしょう。私の感覚では、本作のジブリ再現度は80点。一般的には充分合格点です。でも、模倣80点はオリジナル50点に劣ると考えます。本家ジブリ路線はビジネス的には正しいかもしれません。でも作家が目指すべきは、やはりパイオニア。元祖ポノックを望みます。もっとも、本家がいつの間にか元祖を凌ぐことも、ままあることではあります。さて、ポノックの行く末や如何に。[DVD(邦画)] 5点(2018-08-10 19:56:38)(良:2票)

300.  EVIL IDOL SONG 《ネタバレ》 何故devilではなく、evilなのでしょうか。どうしてevil songではなくevil idol song?これから書くのは、私の個人的見解。ネタバレも含んでおりますので、ご注意ください。・・・ ・・・主人公は、アーティスト(シンガーソングライター)志望のグラビアアイドル。自分が作った歌でみんなを幸せにしたいと願っています。そのステップとして、グラビアのお仕事をしていると。でも夢は遠いまま。CDデビューに必要と言われた枕営業も、実は後輩グラドルを売り出すための人身御供でした。傷つき、病んだ彼女の心に巣食ったのは悪魔。そして出来たのは、聴いた者の命を奪う殺人歌。歌は次第に威力を増し、彼女自身も本物の悪魔へと姿を変えていきます・・・と、事象を額面どおり捉えるなら、ダークファンタジーにカテゴライズされる物語です。でも、ちょっと引っかかるものあり。というわけで、独自の解釈を試みてみましょう。まずは冒頭の疑問。主人公は、角も羽根もあり、空まで飛べるリアル”悪魔“。ですからdevilの方が正確なのです。でも、一般的な”悪“を意味するevil。そこに何らかの意味があるような。次に気になったのが、殺人歌の特性です。快楽を伴い死に至る曲。観客は、死ぬのを承知でライブに集いました。悪魔じみた快楽に魅了され、曲を聴くなり為す術なく絶命する人々。コレ、まるでアレと同じゃないですか。覚醒剤。つまり殺人歌は、覚醒剤のメタファーと推測します。本作の出来事は、全部シャブ中毒の主人公が見た幻では。銃を手に入れ、大量虐殺。挙げ句、ビルから投身自殺。これがコトの真相ではないかと。さしずめ、ブツの入手経路は女社長でしょう。「面白いかどうか」が判断基準って、性根がクソみたいじゃないですか。もちろん殺人歌を聴いて“死ななかった”女社長もシャブ中でしょう。以上です。“赤い透けブラ白ブラウスの女は不倫願望アリ”くらい、酷い決め付け解釈だと自覚しておりますが、こんな見方もあるということでご容赦ください。個人的には(勝手に妄想を膨らませ)なかなか楽しめたので、悪くないなとの印象です。主人公が悪魔コスで『ダメ・ゼッタイ』とほほ笑むコラボポスターが目に浮かぶような。[DVD(邦画)] 6点(2018-08-05 00:20:18)《改行有》

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS