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コメント数 3873
性別 男性
年齢 53歳

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61.  東京キッド 《ネタバレ》 それにしてもワルい大人ばかり出て来ます。無人島に置き去りにされかかる美空ひばり。って、ここまでくると、ちょっとオモシロいですけれども。 しかしまあ、いいオハナシです。たぶん。 美空ひばりが身寄りの無い少年の役。のはずなのに女の子の言葉遣い、どうなってるんだよ、と思ってたら案の定、そうなっていたのでした。 あちこちに歌が挿入されるミュージカル仕立て、ドラマの中で突然、歌が始まると、妙な具合になってしまうところ、美空ひばりの場合はドラマの方が何となく妙で、歌が始まると安心してしまいます。いや、演技がヘタな訳じゃないんですけどね。 囚われの身の彼女を捜すため、ギターを爪弾くと、彼女の歌声が返ってきて、居場所が判る、というこのシチュエーション。『知りすぎていた男』はコレを参考にしたとしか思えん。 ラストシーンは向こうに向かって道を歩み去る後ろ姿。堺駿二にチャップリンの霊が乗り移ったようにしか見えないのでした。まだ死んでないってか。[インターネット(邦画)] 7点(2022-06-28 22:56:11)《改行有》

62.  新・サラリーマン専科 《ネタバレ》 いかんいかん、商品券200万円分もらっちゃったら何に使おうか、本気で考えてしまったではないですか。 いや、そんなもんホントに貰える訳がないんですけどね~~、でももし貰えたら何買おうかな。 第三作は「新」と銘打ってるだけあって、三宅裕司はいつの間にか離婚して再婚してるみたいだし(?)、加瀬大周はモリシゲに化けてるし。 作品のカラーもだいぶ変わった印象で、笑いはあるにしても、かなりシリアスな内容になってます。贈収賄事件に巻き込まれて追い詰められる主人公、この物語に並行して、「老い」の問題も描かれていきます。 三方五湖の風景が、素晴らしい! 最初はちょっとノリが悪いかと思ったけれど、その路線を最後まで貫いて、しっかり見せ場を作ってくれました。[インターネット(邦画)] 7点(2022-06-27 22:38:24)《改行有》

63.  ザ・スパイダースの大進撃 マチャアキのタンバリンが何者かに狙われる怪事件が発生! って、こんな書き方すると、まるでこの作品がオモシロいかのような誤解を与えてしまうではないですか。 新春隠し芸大会みたいに楽しそうに演じてるし、デタラメなんのその、と楽しそうに撮ってるし、まあ、楽しいのは何よりだとは思うのですが、見る側としては、この脈絡無さといい、スベり具合といい、ちょっとついていけないです。 まるで、鹿児島に慰安旅行に行ったついでに撮ってきたような作品でした、ハイ。[インターネット(邦画)] 4点(2022-06-26 14:34:38)《改行有》

64.  びっくり武士道 コント55号というと、基本的には欽ちゃんが二郎さんを追い詰めて、「ボケに対するツッコミ」というよりも、ツッコミがボケを呼んでまたそれがツッコミを生む、みたいな無限ループのイメージ。 しかしこの作品では二郎さんがコワモテのメチャクチャ強い武芸者、それに対し欽ちゃんはフニャフニャの弱腰のお侍さん。これがまた実に、役柄にピッタリだったりするのです。 二郎さんの異常なまでの強さ、向かい来る相手を空高く投げまくるあたりのアホらしい誇張(これはもはやカンフーハッスルの先駆的作品、と言ってよいのではなかろうか)。こういったあたりはしっかりギャグ映画になってるし、欽ちゃんの怯えた表情も見どころ、ではありますが、基本的にはシリアスなものを含んだオハナシで、ちょっと噛み合わない印象も。 音楽は冨田勲。シンセサイザーらしき音色も聞こえてきます。[インターネット(邦画)] 6点(2022-06-26 13:06:57)《改行有》

65.  女吸血鬼 吸血鬼のくせに、満月についつい反応してしまうという狼男モドキ。吸血鬼のくせに、鏡に映らないどころか「鏡に映りまくってます」とやたら強調する演出。日光だって(ある程度は?)平気らしい。 では吸血鬼らしくないのかというと、これがとんでもない、バッチリ、これぞ吸血鬼という雰囲気出しまくり。というか、ハマー・プロっぽい雰囲気、とでも言えばいいですかね。まだ50年代で、洋画にも引けを取らない怪奇映画らしさを出してるのは、オドロキです。 西洋館には西洋館らしく、西洋の甲冑が飾ってあり、謎の西洋画が神秘性をもたらす。終盤の吸血鬼の巣窟みたいなところも、底なし沼だか底なし温泉だかがあって何だかミョーではあるものの、怪しい雰囲気はバッチシ。 満月に苦しみつつ変身する天知茂の、その怪しさに至っては、クリストファー・リーなんかにゃ絶対負けてないと思うのですが、どうでしょうか。 彼が運転するクルマのトランクから、わざとらしく(?)衣装がはみ出てる。と思ったらトランクが透けて、中に閉じ込められた女性の姿が。これってまさに、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』じゃないですか。 時代を超越しちゃってますね。さすが。[インターネット(邦画)] 7点(2022-06-16 22:24:04)《改行有》

66.  不良少女 魔子 《ネタバレ》 小野寺昭が若いですねー。でもあまり変わりませんねー。特にあの独特の、張りのない声が。 さて本作、暴力・犯罪に明け暮れる破滅的で無軌道な若者たちの群像劇、といいたいところですが、もう一つ、不良指数が上がらない。まあ、結構ワルい事はしてて、お陰で敵対組織とのイザコサに発展するにはするのですが、結局のところ、主人公たる不良少女・魔子、ってのが、意外に古風な女性なんですね。だから、どちらかというと、湿っぽい方向に物語は進んでいきます。誰のせいかって? それはもちろん、小野寺昭。 魔子が兄の藤竜也を刺してしまうまでの一連のやりとりを描く場面は、なかなかでした。他はイマイチ。[インターネット(邦画)] 5点(2022-06-14 22:26:44)《改行有》

67.  網走番外地 荒野の対決 《ネタバレ》 刑務所内のシーンで映画は幕を開けますが、刑務所から外に出て射撃大会の場面になると、背景にやたら雄大な山々が見渡されて、露骨に西部劇チック。 その後の展開も、西部劇を意識してるんでしょうけど、どういうわけだか、これが不思議なくらい、西部劇っぽくないんだなあ。 これはやっぱり、北海道。そしてやっぱり、網走番外地。素晴らしきはムショ仲間たち。 悪徳牧場の様々なイヤガラセが、これでも繰り返された挙げ句、最後は殴り込み、などという展開、西部劇どころか完全に任侠映画。 と思ったら、意外な復讐譚に結びつく、というのが、意表をついた展開。意外に現代的なオハナシだったのでした。いや、意外。 大原麗子の熱演が、見どころ。[インターネット(邦画)] 7点(2022-06-13 22:20:57)《改行有》

68.  東京喰種 トーキョーグール 異様に室内シーンが多くないですか? 屋外のシーンであっても大半は屋内シーンと大差ないような場面ばかりで。ある場面からある場面にかけては、当然、登場人物は何らかの移動手段でもって移動してるんだろうから、そういうシーンをもう少し積極的に取り込むだけでも、映画に動きが出るんじゃないのかなあ。 あまりに見映えがしない場面ばかり続くもんで少々イライラしてきたら、申し訳程度に夜の都会の空撮が挿入されて、ああ一応はそういう事もやるのね、と、ちょっと笑ってしまいました。 クライマックスも、街の片隅のどこだかでひっそりとバトルが繰り広げられるだけ。ここは無人の街なのか? まさか。 ホントにこんなスケール感の無い作りで、良かったんでしょうか。[インターネット(邦画)] 4点(2022-06-12 16:00:00)《改行有》

69.  日本侠客伝 斬り込み 《ネタバレ》 一介のしがないやくざ者が、テキ屋を束ねて一家を構えるまで、みたいなオハナシなので、なかなか壮大と言えば壮大ですが、概ねいつも通り、でしょうかね。 ただ、健さんが子連れの男やもめ、ってのが、ちょっとした意外性。で、持ち前の生一本な性分から、最初は結構、無茶ばかり言ってるところがあるのですが、会うヒトにも恵まれて、運命の歯車が回り出す。 金子信雄までがイイ人だなんで、ちょっとショック(笑)で、これで渡辺文雄までイイ人だったらどうしよう、というところですが、一応ワルい人だったので安心しました。 長門裕之は、なんとも「らしい」役どころ、関西出身ということもあって、関西弁のセリフ回しも完璧ですが、早口なのでちょっと聴き取りづらいかも。 「斬り込み」というサブタイトル。冒頭にも殴り込みシーンがあるけれど、もちろんクライマックスにも。 とは言え、この映画の主題は、家族愛。ファミリー映画ですねー。[インターネット(邦画)] 7点(2022-06-11 10:27:01)《改行有》

70.  紅顔の若武者 織田信長 織田信長の若き日を、若き日の中村錦之助が演じて、ただでもトーン高めの声が、若さが重なって殆どキンキン声。 大ウツケと言われた頃の信長役だけあって、どぎついメイクの不良顔。モノクロだからハッキリとは判らんけれど、髪の毛の色はもしかして茶髪、いやそれこそ金髪なんじゃなかろうかと。 というくらいの、なかなかのヤンチャっぽさ。ただしやってることは不良というよりは、田舎の子供、といった感じですが。 ただこの作品、どうしようも無い暴れん坊の信長が、斎藤道三に会いにいく際に突然、正気に戻ってそこで終わっちゃう。え、せめて桶狭間は?と、さすがに物足りない。いろいろキッカケはあったとは言え、唐突に真人間になった、という印象。 ところどころのシーンで、照明の当て方がイマイチなのか、背景に登場人物の影が妙な具合に映ってしまい、気になり出すとどうにも気になって仕方なくなっちゃう。もう少し巧く撮れなかったもんかなあ、と。[インターネット(邦画)] 5点(2022-06-08 22:34:58)《改行有》

71.  博徒解散式 『解散式』(67年)とは一応、直接の繋がりは無い、ということになってるんでしょうけれど、博徒シリーズの名を借りた「解散式シリーズ続編」と言ってもよさそうな。昔気質のヤクザが、新しい勢力に押し潰されていく姿を描いている点は共通しており、丹波哲郎が何のために出てきたのかワカランところまで、同じ。いや、何のためであろうと、こういうサブストーリーが活きてるところが、深作欣二らしいと言ってよいかどうか、とにかく作品の魅力の一つとなってます。 それに比べると、死んでも放置されて誰も構ってくれない室田日出男の扱いの悪さ。 かつて連想ゲームとかのテレビ番組に渡辺文雄が張り切って出演してるのを見てた時には、まさかこんなワルい人だとは思わなかったのですが、いやはや今回もあくどいのなんの、意地悪いのなんの(←あくまで役の上の話)。そんな彼に、時代遅れの鶴田浩二とその舎弟たちが、次第に追い込まれていく、無力さ。 終盤の殴り込みの場面も、過去に行われた派手な殴り込みシーンを回想として交えつつ、それと対比するように地味な描かれ方となってます。鶴田浩二と渡辺文雄との間に交わされる長い会話は、殴り込みというイメージには程遠く、もはや男と男が意地や名誉を賭けて対決するような時代ではなくなった、ということか。 虚しさだけが、残ります。[インターネット(邦画)] 7点(2022-06-07 23:10:49)《改行有》

72.  ブンガワンソロ 戦時中の何処やら、南の国を舞台にしたホームドラマ。といった感じで映画は始まります。現地人の役を演じてるのは日本人の役者さんなんですが、セリフは全部、現地語(だと思うけど、全くのデタラメ語だったりして)。字幕が入ります。ところどころ、背景が明るすぎて文字が読みづらくなるのが残念。とは言え、昔の映画の字幕ではこういうこと、時々ありましたよね。 で、そこに、道に迷ったという三人の日本兵が現れます。最初は何となくギクシャクしたところもあったけど、やがて日本兵の一人と、現地人の娘とが、いい雰囲気になってくる。しかしその幸せも長くは続かず、三人がその家に隠れていることが、他の日本兵にバレてしまう、というオハナシ。 戦後まだ6年という段階で、早くもこういう形で(多少なりとも夢を滲ませた形で)映画が作られてる、ということに、ハッとさせられます。現地ロケ、と言うわけにもなかなかいかないと思うんですけど、南国っぽさはとてもよく出てます。南国っぽく無いシーンも、無いわけでは無いですが・・・。 それより、クライマックスの追跡劇。何でしょう、これは。逃げる馬車、それを馬で追いながら発砲する兵士。そのスピード感。このシーンだけ見せられたら、誰だって西部劇の一部だと勘違いするのでは。なかなか気合いの入ったシーンでした。[インターネット(邦画)] 7点(2022-05-31 22:33:00)《改行有》

73.  千姫と秀頼 主演は美空ひばり。となると、途中に意味も無く歌が入ったりするんでしょ、と思ったらさにあらず。歌を封印し、しっかりと千姫を演じてます。 だったら主演は美空ひばりでなくてもいいやんか、ってなところですが、いや、これが見事にお姫様になりきってます。いかにもな女優さんが演じてない分、新鮮でもあり、妙に迫ってくるものもあります。ホントに、これぞキレちゃったお姫様、という感じ。 冒頭の大坂夏の陣の合戦シーンもダイナミックですが、映画全編を通じ、ロケ撮影の贅沢、スタジオ撮影の贅沢。双方をこれでもかと織り交ぜ、例によってエキストラも大量投入し、1時間半もない作品ながら、大作に引けを取ってません。 平幹二朗演じる出羽守の乱心シーンにおけるロングショットに圧倒され、千姫狂乱シーンにおける移動撮影に圧倒され、クライマックスの緊張感に圧倒され。このクライマックスシーンだって、こんなに大勢の人物を登場させる必要があるんでしょうか。 これぞ、贅沢。[インターネット(邦画)] 8点(2022-05-30 22:43:47)《改行有》

74.  燃えよ剣(1966) 「燃えよ剣」の映画化、と言っても原作の一部だけ。土方歳三という人の規格外ぶりを描くには、やはり宮古湾の海戦までは描いて欲しいところではありますが、そこまで行ったらもう函館までもう一息、完全映画化の超大作になっちゃう。と言うわけで、この作品では池田屋騒動まで。え、それじゃまるで「坂の上の雲」を日清戦争までしか映画化しないようなもんだ、ってか? そう言うなかれ、ちゃんと、池田屋騒動の中にこの作品ならではの仕掛けを織り込んで、土方歳三にしっかり活躍の場を与えてます。 土方さんとか沖田さんとか、もっとシュッとしたイメージを持ってしまうのですが、この映画では皆さん、だいぶ暑苦しいです。ちょっとギラギラした感じがある、と言ってもよさそうなくらい。エネルギッシュです。 正直、監督さんも俳優さんの多くも、あまり馴染みが無く、松竹だし大丈夫かな、とか思っちゃうのですが、いやいや、しっかりした作品だと思いました。[インターネット(邦画)] 7点(2022-05-29 20:57:46)《改行有》

75.  花と嵐とギャング ギャング、というよりは、チンピラども、が集まって銀行強盗をはたらく前半。何とか大金を強奪するも、その金を持ち逃げされてしまい、後半はその大金の行方を追って、チンピラどもそれぞれが好き勝手に動き始める。 いや、もはや勝手バラバラに行動する様子を描くのが目的で、お金のことなんか、もうどうでもよさそうな。 洒落てるというのか、テキトーというのか。 前半の強盗のシーン、直前にパラパラと雨が降り出す場面がやたらカッコいい。雨はやがて雷雨となり、雷鳴が響く中での強盗。いいねえ。 後半の争奪戦は、緊迫感を孕みつつも、なんとなくユーモラスでもありますが、「緊迫感+ユーモア」の最たるモノは、やはり、「清川虹子の顔」につきますかねえ。コワいけど面白い、ってか。失礼![インターネット(邦画)] 6点(2022-05-26 22:26:27)《改行有》

76.  少年探偵団 夜光の魔人 《ネタバレ》 第一部のところで肝心なことを書くのを忘れていたのですが、この2部作では、岡田英次が明智役から降板しています。 って、それ、一番どうでもいいことかもね。 ついでに二十面相役も交代したように見えますが、そこは二十面相ですから、違う人物に見えたとしても、それは得意の変装によるものかも知れませぬ。 私もうっかりしてました、シルクハットにサングラス、マント姿だからと言って、「変装してない」とは限りませんでした、すみません。 それはともかく、殆ど事件らしい事件が起こらなかったというか、あるいは事件しか起こらなかったというべきか、正直あまり内容が無かった第一部に対し、この第二部。 あんまり、変わらんなあ。そろそろネタ切れなのか。 野山を自転車に乗って楽しくサイクリングする少年探偵団の面々。するとそこに突然、馬に乗った二十面相の姿が。「あっ二十面相だっ。」 なんだか、家出した飼い犬を探すよりも簡単に見つかってしまう二十面相。 またまた二十面相一味にとっ捕まって牢屋に入れられたりして、ほぼお約束な展開、なワケですが、我々の興味は何と言ってもタイトルにある「夜光の魔人」。そう言うからには元ネタは「夜光人間」なんだろう、と思いつつも、あれは少年探偵団モノでもトップクラスの「そのトリック、無理があり過ぎでしょう」作品(ただしこのランキングは同率首位がやたら多いのでコレが特に、という訳ではないけれど)。果たして本当に夜光人間は登場するのか、するのならどのような登場の仕方をするのか。 うん、予想通り、裏切られたよ。予想通りです。 とは言え、ラスト近くの山中での銃撃戦から、二十面相を追って、景色は荒涼とした岩山へ。この光景が、なかなか。どこでロケしたんですかねえ。 最後も中途半端で、煮え切らない終わり方でしたが、とりあえずメデタシメデタシ、ということで。[インターネット(邦画)] 6点(2022-05-25 22:30:46)《改行有》

77.  少年探偵団 二十面相の復讐 またまた二部構成の第一部、ですがさらに尺が34分ほどしかないので、どうにも中途半端。しょうがないので、もう、続きを見るしかないですね。思う壺。 今回の二十面相は、金山のありかが書かれたとかいう地図を狙ってて、まあ、二十面相らしくていいじゃないの、といったところではあるのですが、、、二十面相の本分といえば、名前の通り変装、そして成りすまし、しかるに今回の二十面相はというと、その本分を忘れ去り、最初からいきなりシルクハットにマント姿、という、いわゆる二十面相スタイル全開。ドロボーのくせに、目立ちすぎです。そこがまた、二十面相らしいと言えば、らしいところ、なんですかねえ。 で、短い尺の中、地図の強奪やら追跡劇やらが描かれ、物語らしきものは、ほぼ、皆無。 続きを楽しみにするイトマすらもなく、終わってしまいますが、それでも続きをお楽しみに。ということで。[インターネット(邦画)] 5点(2022-05-24 22:31:09)《改行有》

78.  長屋紳士録 《ネタバレ》 迷子になったのか、それとも親に捨てられたのか、という少年。とある長屋に連れてこられ、よりによって、長屋でも一番コワそうなオバチャンが世話をする羽目になる。まさに、鬼ババアってヤツです。バカだの、汚い子だのと、まあボロクソ。そのやり取りが、何とも可笑しいんですが、見てるうちに何だかホロリと来ます。いやこれがホントに。 最終的に描かれるのは、やはり、別れ。一刻も早く出て行って欲しい時には別れられないのに、別れたく無くなったときには、別れざるを得ない。結局、家出後の再会も、動物園も、写真館も、すべては別れへの前奏曲だった、ということでしょうか。 少年の父親が突然現れ、形式的な挨拶をし、別れ自体は機械的に進められていく。ここでこれが、娘を嫁に出す笠智衆だったら、絶対に涙を見せず寂しい笑みを見せるところですが、そこは鬼ババアですから、鬼の目にも涙、ってヤツです。 戦後の混乱期、ならではのオハナシでもありました。 ところで、こうやって見ると、小津作品でもフォーカス送りって用いられてるんですね。茅ヶ崎から帰ってきた場面で、奥の人物からゆっくりと手前の人物へとピントが移動したり。手前の鉄瓶から奥の人物へとピントが移動したり。[インターネット(邦画)] 9点(2022-05-23 22:44:43)《改行有》

79.  ワイルド・スピード/スーパーコンボ ワイスピシリーズにドウェイン・ジョンソンが出演するようになって、元々の出演者陣とモメてるとかいう話が漏れ聞こえておりましたが、とうとう、分離されてしまいましたとさ。これも一種の、ソーシャルディスタンス、でしょうか。 あるいは、「餃子の王将」と「大阪王将」みたいなもんですかね。私はどちらのチェーンだろうと、とりあえず目に留まった方で食事しますけれど。 しかしこの作品、本家から分離ついでに、やや路線も変えてきた印象。運転よりも腕力自慢、カーチェイスより殴り合い。カーアクション縛りが緩くなった分、自由度も増したようで、物語の流れも多少、スムーズになったような。あくまで本家との相対比較で、ですけどね。 CGを使うのも、もう少し申し訳なさそうに使ってたようなところがあったけど、この作品では、どっからどう見てもバッチリCGを多用してますよ、というノリ。それはそれでいいんだけど、ただ、普通にロケ撮影できる部分は、極力、ロケ撮影してくれないかなあ。 あの、家族でクルマを数珠つなぎにする場面、つい笑ってしまいました。これって要するに、「大きなカブ」ですよね。うんとこしょ、どっこいしょ、まだまだヘリは墜ちません、みたいな感じ。 こちらはこちらで本家に負けじと、「ファミリー」というものを強調しているのですが、それをちゃんと締めくくらず、最後にオマケ映像的にサラッと流してしまったのは、これはもう物足りないとしか言いようがないですね。やっぱり、締めるところはちゃんと締めて欲しい、のでした。[インターネット(字幕)] 6点(2022-05-21 15:30:08)《改行有》

80.  実録三億円事件 時効成立 東映便乗企画路線(?)の最たるもの、といってよさそうな作品。 とは言え、豪雨の中、ドキュメンタリータッチで描かれる三億円事件など、なかなかの見せ場。 続いてその後の捜査が描かれますが、敏腕刑事、にはとても見えない金子信雄が、ジワジワとイヤらしく犯人像に迫ってくるあたりがまた、実にイヤらしい。金子信雄だもん。 という、犯人も刑事もヤな感じのまま進んで、犯人が逮捕されるのも、されないのも、どっちもシャクに障るけど、どっちもガンバレ、という状態の中、時効は迫り、刑事の手も迫る。 どうしようもない企画にしては、最後、うまくまとめたなあ、という気もします。[インターネット(邦画)] 6点(2022-05-20 23:12:32)《改行有》

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