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プロフィール
コメント数 1907
性別 男性
年齢 62歳

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1.  晩春 小津の最高傑作。シナリオ、キャスティング、演出のバランスが良く、 特にシナリオの完成度と構成の巧みさには、ただただ溜め息をつくばかり。 難を挙げれば、原節子の演技を含めた娘のシーンが多少オーバーぎみに感じることだが、 父親の真情を中心に描いた内容なので、それほど気にはならない。コメディーパートでは、 叔母役の杉村春子が素晴らしいバイプレイヤーぶりを発揮、大いに笑わせてくれた。 余計なセリフを排したラストのカットは秀逸で、心にグッと染み入る余韻とともに、 製作者側の非凡なセンスを感ぜずにはいられない。お薦めの名画。[DVD(邦画)] 10点(2012-03-18 05:11:18)(良:1票) 《改行有》

2.  七人の侍 RPG、戦国シュミレーション、アクション物と、ゲームのような要素が存分に含まれており、 単純なストーリーながらも、理屈抜きに楽しめる娯楽大作に仕上がっている。 3時間半の長丁場のなか、7人のヒーローたちの描写もほぼ完璧に近い。 無駄な部分を極力省き、個性ある侍たちを実にうまく動かしていたと思う。 配役も文句のつけようがなく、演技は安心して見ていられるし、侍姿もサマになっている。 現代の細面の俳優ではこの雰囲気を出すのは無理。古い映画なので映像や音質は良くないが、 映画好きならやはり一度は観ておく作品。[DVD(字幕)] 10点(2011-09-02 14:45:14)《改行有》

3.  天国と地獄 娯楽性にも富んだ、とにかく面白い内容のサスペンスドラマ。 原作つき(短編小説を除く)というとハショリや描写不足が多く、 ストーリーに集中できないものがほとんどなのだが、この作品にはそういう欠点がなかった。 キャスティングも全く問題がなく、特に三船敏郎演じる専務のキャラ描写は秀逸。 彼を取り巻く状況、苦悩や葛藤がしっかりと表現されており、すぐに感情移入することができる。 緊張感とスピード感溢れる中盤の流れも素晴らしい出来映え。 後半はややパワーダウンしたが、それでも最後まで楽しく鑑賞することができた。 原作を読んだことがないので、どう手を加えたのかはわからないが、 これも監督さんの手腕というべきものなのだろうか。"さすが"のひと言しかない。[DVD(邦画)] 9点(2011-08-13 09:19:38)《改行有》

4.  切腹 黒澤の時代劇が娯楽大作なら、これは時代劇サスペンスと言えるような作品。 お話はそのほとんどが武家屋敷の庭で展開されるという、まるで密室サスペンスのような作り。 あっと驚くようなヒネリやオチはないけど、仲代、三國の息詰まる心理戦、 緊迫感溢れる演技に引き込まれ、とにかく画面から目が離せない。 まさしくこれぞ役者!というような重厚な演技対決を存分に見せてくれる。 殺陣のシーンは今イチだが、この時代の武士としての体面や生き様などの描写も見所。 本当に面白い映画だった、という満足感を与えてくれるお薦めの作品である。[DVD(邦画)] 9点(2011-07-19 12:52:19)(良:1票) 《改行有》

5.  さびしんぼう シナリオ、映像、配役と、バランスの取れた率直にいい映画。 忘れかけていた十代の思い出が甦ってくるようで、郷愁を誘う尾道の映像がストーリーとマッチしてます。 笑いもふんだんに織り込まれているので、途中で飽きるということもなかった。 富田靖子は一人三役でがんばっているけど、ちゃんと別の役者さんを使ったほうがいい。 監督さんのメッセージはこちらのほうがより明確に伝わるし、ヒロインに似ている人を捜すのも大変だとは思うけど、映画だとどうしても安っぽく感じてしまって……。 名作であることに異論はないです。[ビデオ(邦画)] 8点(2012-12-22 17:16:41)《改行有》

6.  鴛鴦歌合戦 邦画発のミュージカル映画。しかも時代劇オペレッタ。 もちろん海外同ジャンル作品のハイセンスさとは比べようもないけど、"粋な" ミュージカル映画なんて、生まれて初めて観た。 曲数は異様に多く、片岡千恵蔵や市川春代はもちろん、志村喬までがんばって歌ってます。 愉快、痛快、何も言うことはなし。理屈抜きに楽しむ娯楽映画。[DVD(邦画)] 8点(2012-10-08 12:04:08)《改行有》

7.  浮草 これまでの安定感ある小津作品と違い、峻烈な印象を与えてくれる異色作。 ある港町を舞台にお話が展開する本作は、夏の風物詩がたっぷりと表現されており、 一座ののぼり、ポスター、花、調度などの鮮やかな色がワンポイントで画面に入ってきて、 映像がとても美しい。撮影技術が秀でているのか、目を惹く構図が多くて面白かった。 登場人物が多いにもかかわらず、主要人物や脇役に均等に出番があってバランスが取れており、 キャスティングも言うことなし。若尾文子と京マチ子の美しさには、溜め息が出るばかりだった。 しょーもない主人公のおやっさんの、侘しさや寂しさもそれなりに伝わってきます。 このあたりは小津監督の真骨頂かな。お薦め作品。[DVD(邦画)] 8点(2012-07-21 01:23:59)《改行有》

8.  雨月物語 内容自体は多少おとぎ話っぽい雰囲気はあるが、予想以上にシナリオの出来が良かった。 この監督さんは演出にとても安定感があるし、キャスティングに関しては言うことなし。 田中絹代の地味で堅実なキャラと京マチ子の妖艶なキャラとの対比、しっかりと描かれたテーマ、 幻想的な映像とともに完成度の高さを感じずにはいられない。この世のはかなさを描いた秀作。[DVD(邦画)] 8点(2012-04-12 12:02:07)《改行有》

9.  女系家族 素直に面白い娯楽映画。長編原作の映画化ということで多少の駆け足感はあるものの、 描写不足という印象は決して受けない。映画向きの内容だったということもあるのだろうが、 うまくまとめあげたシナリオはお見事のひと言。映像もよかったけど、配役がまた素晴らしい。 若尾文子と京マチ子の二大女優の火花散らす演技に、一癖も二癖もある個性的な脇役たちが絡み、 冒頭からラストまで大いに盛り上がらせてくれた。監督さんも役者さんも、いい仕事してます。[DVD(邦画)] 8点(2012-03-13 05:28:25)《改行有》

10.  用心棒 黒沢監督の放つ痛快娯楽劇。三船敏郎演じる主人公の、 飄々として抜け目がなく、それでいて情に厚いキャラが面白い。「椿三十郎」同様、 コメディータッチを含んだストーリーものだが、こちらのほうがややストーリー色が濃いかな。 三十郎が情を見せ始めたあたりから、お話自体はちょっと甘くなってしまった感はあるけれど、 クライマックスで再び盛り返した。緊張感溢れる映像はもちろん、音楽が効果的に使われ、 ゾクゾクくるようなカタルシスを与えてくれる。このシーンは何度観ても飽きない見事な演出。 相手役の仲代達矢も良かった。言うまでもなく、娯楽時代劇を代表する作品の一本。[DVD(邦画)] 8点(2011-11-20 06:17:13)《改行有》

11.  悪魔の手毬唄(1977) 横溝正史原作の映画の中では、一番好きな作品。 よくもまあ、あれだけの長編をうまくまとめたものである。 最高傑作と言われているのは後から知ったのだが、十分納得できるというもの。 文明社会から隔離された鬼首村、村に伝わる手毬歌の歌詞になぞらえた奇怪な連続殺人、 どろどろとした人間関係と、もう横溝節が炸裂。 原作自体が面白いこともあるんだろうけど、完成度の高い脚本、演出を含め、 映像化させた制作者たちに拍手を送りたい。[DVD(邦画)] 8点(2011-09-21 06:26:57)《改行有》

12.  生きる 前半は主人公の苦悩が丁寧に描かれていて、思わずグッとくるも、 後半はテーマの難しさがそのまま出てしまったようだ。 個人的には志村喬という素晴らしい役者を通して、格好悪くてもいいから「生」に執着する 徹底的なリアリズムを追求して欲しかったのだが、まったく違う観点からお話をまとめた展開は、 これはこれで実にうまいなと感心してしまった。ちょっと不自然なシーンもあるけど、 結果的には重厚かつ完成度の高い人間ドラマに仕上がっている。[DVD(字幕)] 8点(2011-08-15 09:45:10)《改行有》

13.  二十四の瞳(1954) 日本人なら誰もが知っているであろう名作中の名作。 何せ昭和3年から終戦直後までの長丁場なので、映画でこのお話をまとめるのは無理なのでは? と思っていたのだが、重要なポイントはしっかり押さえており、違和感はほぼ感じなかった。 郷愁を誘うような小豆島の素朴な風景はもちろんのこと、さりげない反戦のメッセージがいい。 一番びっくりしたのは、成長した子供たちの顔がそっくりな事。 どうやら全国公募で顔の似ている兄弟や姉妹を集めたようだ。気合い入ってるなぁ。 それでも、子供たちのそれぞれの細かいエピソードがかなり削られているせいか、 全員の名前と顔が最後まで覚えられなかったのは残念。 時間的な制限上仕方がないのだが、そこがカバーできていれば中だるみも感じないはずだし、 もっと感情移入ができたかと思う。監督さんの手腕が非常に光っている、お薦めの作品。[DVD(字幕)] 8点(2011-08-10 08:13:57)(良:1票) 《改行有》

14.  ゴジラ(1954) 記念すべき、「ゴジラ」の第1作目。 怪獣映画なのに、おちゃらけたシーンがほとんどないのがいい。 上映時間が短いためか、序盤はバタバタしていて、脚本にも甘さは見られるけど、 ゴジラが東京に上陸してからはじっくりと見せてくれた。 とにかくこの作品のゴジラは非常にカッコいい。動きも雄大でどっしりとしており、 モノクロ映像が幸か不幸か、ゴジラにゾッとさせるような不気味さを与えている。 反戦のテーマという、強烈なメッセージが織り込まれている点もポイントが高い。 ということで、ちょっと甘めだけど8点をつけさせていただきます。[DVD(邦画)] 8点(2011-07-25 05:13:36)《改行有》

15.  永遠の人 メロドラマかと思ったら、夫婦の愛憎を描いた重厚な人間ドラマだった。 妻のやるせない心情を中心に描いた序盤から、この後の展開が変わっていて非常に面白い。 "夫婦とは何ぞや?"といったテーマをたっぷりと見せてくれた。 妻役の高峰秀子もいいけど、仲代達矢がとにかくうまい! ヒロインの父親役の加藤嘉、 佐田啓二、乙羽信子、田村正和と、主要な登場人物がこれだけ多いにもかかわらず、 それぞれのキャラがしっかりと描写されていて、ドラマとしての見応えたっぷり。 フラメンコギターの音楽が映像にぴたりハマっていて、演出面でも妙味を感じさせてくれる。 昔の日本の監督さんって、実力のある人がたくさんいたんですなぁ。いや、感服致しました。[ビデオ(邦画)] 8点(2011-07-22 01:37:01)《改行有》

16.  鍵泥棒のメソッド これまでありそうでなかったアイデアと設定が、抜群に面白いストーリーコメディ。 主人公二人にヒロインと、三者三様のキャラがうまく絡む展開に、シナリオの完成度としての高さがうかがえます。 終盤はちょっとチャカついてしまった感はあるし、堺の一番の見せ場も、彼の役柄を考えれば少々物足りなかったけど、十分満足できる映画かと。 香川の演技力はやっぱりずば抜けており、役者としての存在感が光っている作品でした。[地上波(邦画)] 7点(2015-04-07 12:00:10)《改行有》

17.  日本のいちばん長い日(1967) 戦争終結の日、激動の一日をドキュメントタッチで描いたドラマ。 緊張感がひしひしと伝わってくる見応えたっぷりの内容に、著名な俳優さんたちが多数出ていて、それぞれが重厚な演技を見せてくれます。 配役の中では、少佐役の黒沢年男が一番印象的。声がでかくてやたらうるさくて、自分の信念だけで突っ走る妄信タイプ。こういう人、当時はたくさんいたんだろうな。 結末はわかっていても手に汗握る、あっという間の2時間40分。お薦めの邦画。[DVD(邦画)] 7点(2013-03-31 08:30:41)《改行有》

18.  お茶漬の味 倦怠期を迎えた年配夫婦の姿を、小津らしい演出で描いた作品。 鉄仮面でいかにも気難しそうな佐分利信が、恐妻家の役を演じているギャップが楽しい。 逆に奥さん役の木暮実千代は気の強そうな容貌をしているので、こちらは優しい顔つきの淡島千景あたりが演じたほうがもっと楽しめたかも。 "お茶漬"を小道具代わりに、夫婦の機微をさらりと描く。 うまいですね。センスのよさに思わず溜息が洩れました。 ラストはややクドくなったけど、こちらもさらりと終わったほうがよかったのでは?[DVD(邦画)] 7点(2012-10-28 20:56:08)《改行有》

19.  山椒大夫 森鴎外原作のひたすら悲劇的な物語で、姉と弟の設定が本作では兄と妹に。 テーマは一応「家族愛」なんだろうけど、それ以上に辛辣なシーンのほうが記憶に残っている。 妹さんの場面ではちょっと展開の甘さがあり、これは原作の残酷シーンを変更したせいなのかも。 母親役の田中絹代のシーンは少ないが、その分濃い演技を見せてくれ、とにかくうまいです。 誰もがあらすじぐらいは知っている名作だし、日本人なら感情移入しやすい作品なのでは?[DVD(邦画)] 7点(2012-10-14 15:41:49)《改行有》

20.  乱れ雲 設定がとても面白くて、妙味のあるメロドラマ。 登場人物たちの描写が丁寧に描かれており、ヒロインの心の微妙な変化とともに、 愛憎劇たっぷりの展開を見せてくれます。 後半の主人公の子供っぽさは多少気になるけど、シナリオの完成度が高くて見応えあり。 配役はこれがベストとは思わなかった(特に加山のほう)。 女心を描かせたら日本一、成瀬監督の真骨頂とも言える作品。[DVD(邦画)] 7点(2012-09-22 19:13:33)《改行有》

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