みんなのシネマレビュー
アングロファイルさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 1000
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 レビュー数が1000に達したということで、活動を停止します。(今のところ)仕事がひじょうに忙しいので、映画を楽しむゆとりがありません。落ち着いたら再開するかもしれませんが、とりあえず未定です。

皆さま、ありがとうございました。縁があったらまたお会いしましょう。

※変更要望は出すかもしれません。

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順123456
投稿日付順123456
変更日付順123456

61.  007/ロシアより愛をこめて 《ネタバレ》 これまではテレビの洋画劇場でしか見たことがなかったので、ノーカット・字幕というのはおそらく初めてだと思います。で、正直な感想は「それほど楽しめなかった」です。 前作の犯人捜しから一転して、今回はサスペンスが基調。そのためスペクター側の手の内を全部さらしているわけですが、どうもあまりサスペンスが盛り上がらない。とにかく前半はのんびりしすぎていて、スパイ映画というよりはイスタンブールの観光案内のようです。地下水道を船で移動したり、女同士の決闘に立ち会ったりと、あまり緊張感がありません。その合間に銃撃戦が起こったりサスペンスフルな展開になったりするのですが、木に竹を接いだようで、あまりいい進め方とは思えません。ソビエト大使館から暗号解読器を奪取したあとからは、なかなか面白かったです。が、それまでが長い。 よかった点はキャスティングでしょう。とにかくダニエラ・ビアンキが美人! 「絶世の美女」という言葉はこの人のためにあるのではと思えるくらい美しい。『ドクター・ノオ』とは違い、ヒロインとして序盤から活躍しているのもポイントが高いです。それと、ケリム役のペドロ・アルメンダリス。ボンドとはタイプが違うこともあって存在感があり、いい味を出しています。名脇役ですね。敵役2人も、“濃い”人選でインパクトがあります。 とはいえ、前半のダルさは予想外だったので、結局『ドクター・ノオ』より低い点数となってしまいました。自分としても意外です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-05-31 20:46:34)《改行有》

62.  日の名残り 《ネタバレ》 まるで日本人のように(?)職務に忠実な執事。忠実すぎるゆえに他人とすれ違ってしまうさまを、静かなタッチで巧みに描いていました。微妙な心理の綾を表現した、主演の2人がおみごと。「若くして結婚した女性は後悔する」と言っていたミス・ケントンが、自身の結婚を後悔してしまうのは皮肉が効いています。[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-05-27 20:25:43)

63.  バリー・リンドン 《ネタバレ》 アイルランドの田舎者が、波瀾万丈の末女貴族と結婚して逆玉に成功するけど、結局金を浪費したあげくに零落するという、なんともわかりやすいお話です。物語としては、成り上がっていく前半が面白い。主人公があっちこっちと寄り道するのが、目先が変わって楽しめます。ここではレドモンドを最初に襲う追いはぎ親子とか、シュヴァリエ・ド・バリバリのような悪党(“悪人”ではなく)が、魅力を感じさせます。これに比べると、レドモンド自身はそれほどでも。しかし、波瀾万丈成功譚としては、よいと思います。 これに比べると、後半は落ちていくばかりですが、あまり変化がなく面白味に欠けます。妻や継子との確執も、ありがちといえばありがち。こちらはむしろ、自然の景観や屋敷(お城?)など、映像美が素晴らしい。まあ前半も美しいのですが、後半は話がいまいちな分、よけいに目立ちました。 合計3時間ほどあるわけですが、特に長いとは感じませんでした。ちょうどいいくらい? ただし内容的には、まあこんなもんかというくらいで、可もあり不可もあり。強烈にこちらを引きつける要素というものは、見つかりませんでした。こういうものが嫌いではありませんが。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-12-02 19:47:14)《改行有》

64.  モンティ・パイソン/人生狂騒曲 《ネタバレ》 モンティ・パイソンを初めて見たのは、NHKの放送で。数回しか見たことがないので、ほとんど初心者です。この映画はエロ・グロ・ナンセンスと三拍子そろっているので、いつ製作されたのかと思ったら、1980年代ですか。モンティ・パイソンといえば70年代のイメージなので、意外です。全般的に内容が“濃い”と感じられるのは、製作年代が原因でしょうか。 で、とりあえず面白かったです。全体的に相当笑えました。中でも気に入ったのは、「全ての精子は神聖なり」で『オリバー!』のパロディが出てくるところ。音楽もよく似せてあります。最後の死神はパターンですが、楽しめました。また、冒頭の短編やレストランでのエピソードなど、バブル崩壊を予見したようなものもあって、そのあたりはさすがですね。 ちなみに日本未公開のようですが、なるほど納得です。次はホーリー・グレイルが見てみたい。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-09-18 20:05:25)《改行有》

65.  エリザベス1世 ~愛と陰謀の王宮~<TVM> 《ネタバレ》 どうしてもケイト・ブランシェットの映画と比べてしまうのですが、内容的に遜色はないと思います。テレビ映画なので時間の制限があり、エピソードを絞っているのですが、それがかえって功を奏したのか、集中して見られました。ただ、政治家ではなく「女性のエリザベス」であることを強調するためか、恋愛のエピソードが強調されすぎていて、ちょっと引いてしまいました。逆に、スコットランド女王メアリーとの関係は、よかったと思います。また、スペインとの戦いのさなか、兵士たちに檄を飛ばすあたりは、政治家としてのカリスマ性を感じさせ、これまたインパクトが強かったです。ロマンスの要素が薄ければ、もっと高得点になりましたが……。[CS・衛星(吹替)] 7点(2009-08-31 20:40:46)

66.  逢びき 《ネタバレ》 これは評価が難しいですねぇ。ここでの点数が高いのでどうかと思ったのですが、ちょっと期待はずれ。なぜ2人が恋に落ちたのか、そこのところが今ひとつ納得いかない。もともと恋愛ものはあまり性に合わないので、その後の展開にも引き込まれませんでした。あと、ヒロインのモノローグがうっとうしくてしょうがなかった。スタンリー・ホロウェイと店のおばちゃんカップルは、主人公たちとうまく対比させていてよかったですが。 ということで気乗りせずに見ていたのですが、最期になって印象がガラッと変わりました。冒頭のシーンに戻り、その時にはわからなかった、ヒロインが姿を消したときの行動が描かれる。斜めにしたカメラワークが特によかったのですが、ここに来て、なぜこの場面を冒頭に持ってきて回想の形式にしたのか、なぜヒロインにモノローグで語らせる必要があったのか、腑に落ちたというわけです。この構成の妙に、ほとほと感心しました。そのあとの本当のラストシーンでは、「本当は旦那は気づいていて黙ってたんじゃないか?」と思わせるところもあり、なかなか深いです。 こうしたいいところもあるのですが、やはりそこに行くまでがかなりもの足りないので、残念。メロドラマの好きな人なら、もっと高く評価するんでしょうね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-08-16 16:29:37)《改行有》

67.  遠すぎた橋 中学の同級生に映画好きの奴(♂)がいたのですが、この映画にかなり入れ込んでいて、メインのスター全員の名前を暗記して一気にまくし立てたりしていました。私はまったく興味がなかったので、そもそも見に行かなかったのですが……。 そもそも「マーケット・ガーデン作戦」なるものをよく知らないわけですが、これは連合軍の失策であるために、取り上げられることが少ないのかと思います。この映画自体も、公開当時は超大作として宣伝されたものの、近年では存在自体知らない映画ファンも少なくなさそうです。私も以前のテレビ放送以来数10年ぶりに見ました。たしかに力の入った作だとは思いますが、オールスター映画にありがちな総花的なところがあり、話の展開にもメリハリがあまり感じられないので、映画的な面白さは今ひとつかと思います。正直、作戦が始まるまでの1時間くらいがもっとも面白かったです。 とはいえ、「忘れられた作戦」を描いているという意義はあるので、この映画は今後忘れられることがないよう祈っておきましょう。[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-11-23 19:56:47)《改行有》

68.  ラストエンペラー 《ネタバレ》 非常に淡々としていて(というか単調で)盛り上がりに欠けるところはリアルなのでしょうが、やはり映画として見るとしんどい。紫禁城を出るところ、もう少し譲ってジョンストン退場まではまあよかったのですが、それ以降はエピソードを連ねただけで面白味に欠けます。 が、ラスト近く、1967年のデモでの出来事を見て、これは中国に対する風刺もあるのかと考えました。溥儀はつねにどこかに「閉じこめられる」生活を強いられていて、そこから出ようとしても行く手を阻まれるのが常でした。中国の人々も、実は同じように閉じこめられた境遇にあるということを、あの場面は示唆しているように思えたのです。そして本作が日本で公開された翌年、天安門事件が起こります。 ということで、最後近くのところは印象的なのですが、やはりそこに行くまでがあまりにも平板すぎました。中国の歴史に関心のある人ならば、興味深く見られたのでしょうが。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-08-01 19:35:58)《改行有》

69.  モネ・ゲーム 《ネタバレ》 一応コメディとして製作されているようですが、どうにも笑えない。オープニングでアニメを使っているので、『ピンク・パンサー』の路線を狙ってるのかと思いましたが、どうもよくわからない。犯罪がらみというのは共通していますが。しかし犯罪にしても、壺を盗むあたりのドタバタはどう見ても必要とは思われないし、なにがやりたいのかよくわからないところも。最後のオチは「なるほど」って感じで、コン・ゲーム映画としてはなかなか面白いです。 見終わって「これは誰のために製作したのだ?」という疑問が浮かびました。主な舞台はイギリスですが、どうもアメリカっぽい雰囲気がうかがわれます。もしかしてアメリカの観客を喜ばせるために作ったとか。つまり、アメリカ人というのはああいうバカバカしい、ある種下品なギャグを喜ぶものではないか(と、製作者は考えているのかも)。そう考えると、途中での日本人の描き方も、いわゆる「白人至上主義者」が喜びそうなものです。もっとも、最後に逆転されるわけですが……。 もしかすると製作者たちは、アメリカ人に対する大いなる皮肉をもってこの映画を作ったのかもしれませんね。そもそも原題の"Gambit"というのは、チェスでの捨て駒を使った戦法を指すようです。本作で捨て駒にされたのは誰か……ということを考えると、そんな気がします。最後に次の標的として挙げられている人物を見ても、「ある種の」アメリカ人を皮肉る、あるいはからかうことを目的としているのかもしれません。 そう仮定するとなかなか愉快ですが、もちろん本当にそういう意図をもって製作されたどうかはわかりません。それに、意図はともかく話としてあまり面白くないことには変わりませんし。最後のだましがまあよかったので、点数はオマケしておきましょう。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-20 21:39:55)《改行有》

70.  寒い国から帰ったスパイ 《ネタバレ》 原作を読んでいたので、やはり詳細な心理描写のある小説には一歩譲るか。リーマスが最初から東側をだます行動を取っていることが明らかで、それでよかったのかなぁと思いましたが、一応納得できる展開になっていました。すぐれた小説の映画化としては、善戦した方でしょうか。[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-06-14 20:31:31)

71.  ピンクの豹 《ネタバレ》 後半仮装舞踏会から車で追いかけっこは面白いですが、前半が残念。クルーゾー警部がドタバタやっていますが、あまり笑えないのにしつこい。お話としても、ロマンスとも言えず犯罪ものとしても弱いし、どっちつかず。たしかにキャラクター的魅力はありましたが。[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-04-09 17:28:16)

72.  名探偵ポワロ スタイルズ荘の怪事件<TVM> 《ネタバレ》 本来はクリスティの生誕100周年記念で製作された特番なのですが、『刑事コロンボ』の「殺人処方箋」や「死者の身代金」同様、今ではシリーズに含まれています。元が長編なので長所も短所も原作に負うところが大きいのですが、クリスティの処女作だけあって、それほどすぐれているわけではありません。 本作のミソは、ミステリの定番である「怪しくなさそうな人物が実は犯人」の逆を行く、「いかにも怪しそうな人物がやっぱり犯人だった」という心理的なトリックです。つまり、「怪しくなさそうな人物が実は犯人」という定石をこちらが知っていてはじめて効果があるわけで、それを知らない人が見てもあまり効果はなさそうです。犯人が自分を疑わせる行動を不自然にならないように「一事不再理」も使われているわけですが、この組み合わせもいいと思います。ただ、そのアイデアをうまく生かし切ったかどうかは疑問です。長編小説をドラマ化するには時間が短いので、人物の描写や人間関係がやや簡単に思えますし、ヘイスティングスがいきなりプロポーズするなど、思わず首をかしげるところもあります。しかし、最後に関係者を集めて解説するところなどはサマになっており、こういうところはさすがにうまいと思わせます。また、レトロな街並みや大道具・小道具も見ていて楽しく、丁寧な作りが大変よいです。非常に雰囲気がいいし、上品さが漂っている作でした。[CS・衛星(吹替)] 6点(2016-03-16 19:42:05)《改行有》

73.  ロビンとマリアン 《ネタバレ》 爺さん(オッサン?)になったロビン・フッドが、相棒リトル・ジョンと共に奮戦。昔取った杵柄で頑張りますが、過去の栄光のおかげでノッティンガムの代官からにらまれ、反ジョン王の頭に祭り上げられ、戦うことに。 ということで、真面目なロビン・フッド物語かといったら、実はそうではなかったり。全体的にユーモアがあふれていて、笑える場面が多いです。だいたい爺さん2人が必死に戦っているという図が、いささか滑稽。もしかするとこれは、ある種のパロディかもしれません。そもそもシャーウッドに帰ってのんびり暮らそうとしたのに、昔の英雄だったものだから、いらぬ争いに巻き込まれてしまいます。英雄なんてなるもんじゃありません。最後、マリアンに無理心中を図られるのも情けない。1970年代はアンチ・ヒーローの時代でしたが、本作もそんな時代の空気から作られたのかもしれません。 ……などというのは見終わってから思ったことで、見ている時にはそれほど面白かったわけではありません。そもそもロビン・フッドの伝説にも詳しくないですし。よく知っていれば、もっと楽しめたかもしれません。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-12-09 19:53:27)《改行有》

74.  バグダッドの盗賊(1940) 1940年製作にしては傷ひとつ見あたらない映像だったので、おそらくデジタル・リマスターされたのでしょう。極彩色の総天然色が目にまぶしく、色遣いは堪能させてもらいました。物語は、前半が盲人アーマッドが語るこれまでの顛末。後半は少年アブーの冒険譚が中心で、それなりに楽しめましたが、少々長いというか平板な展開に思えました。王女様はお美しくて目の保養になります。でもジンの衣装がおしめにしか見えなくてぶちこわし(笑)。特撮は頑張ってました。サイレント時代からの流れか、音楽が垂れ流しで場面に合わせてコロコロ変わるのには閉口します。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-08-16 10:18:36)

75.  シンドバッド黄金の航海 《ネタバレ》 『7回目の航海』に比べると、少々劣る。理由を考えたのですが、まず、出てくるクリーチャーのほとんどが、クーラが作り出したものということ。前作では生物的な動きが面白かったのですが、今回はそういう点はあまり楽しめません。クライマックスでのグリフィンも唐突に現れて、話を盛り上げるためなんでしょうがちょっとご都合主義という感じ。ただ、一つ目ケンタウロスやグリフィンが登場する前に、足音を響かせる演出はよかった。あと、善悪それぞれが別行動をとるということで、話がやや単純化されたように思います。魔術師にも手下を登場させたりして工夫しているとは思いますが。ただ、ヒロインがキャロライン・マンローだったことは、前作よりもかなりレベルアップしています。今回は小さくならないし。音楽もミクロス・ローザなんですが、ちょっと格好良すぎるかなぁ、という気もします。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-08-10 11:03:23)

76.  トゥモロー・ワールド 《ネタバレ》 うーん、よくわからん。私が時々使う「だから何?」系の話だと思いました。しかしそういうところも含めて、ドキュメンタリータッチというか、相当リアル志向ですね。重要人物かと思ったらあっさり死んだり、長回しを多用していたり。「だから何?」となるのも、じつはかなり現実的ではないかと思います。 しかし、映画としてそれでいいのかとは思います。おそらくは実験的な作品なのでしょう。で、私としてはそういうものよりもオーソドックスな作が好みなので、高得点はあげられません。映画技法としては見るべきところがあるので、おまけしておきますが。 ところで、原作はどうなっているのでしょう。本作とはかなり違っているような気がしますが。むしろそのあたりに興味があります。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-07-13 20:52:21)《改行有》

77.  クレアモントホテル どうも、あまり印象に残らない話。ミセス・パルフリーは、娘から自立した生活をしたいと言いつつ、孫からの電話を心待ちにしたりして、本当に独立したいのかよくわかりません。周囲のお年寄りたちの方が、魅力的で面白い人に思えました。あとは、グェンドリン役のゾーイ・タッパーがなかなかかわいい。しかし全体として印象が薄いのは、毒気がなくて平穏すぎるせいでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-05-20 19:29:15)

78.  ショコラ(2000) 《ネタバレ》 ジョセフィーヌが逃げ込んだあたりで「原作者は女性じゃないの?」と思ったのですが、案の定でした。いかにも女性原作という感じの甘いご都合主義。冒頭「むかしむかし」で始まり、北風と共にやって来るなど(メリー・ポピンズかいな)、メルヘン調の要素があるのですが、どうもそれをある種の「逃げ」に使っている感じ。メルヘン調だからご都合主義が許されるというわけでもないでしょう。旧弊で閉鎖的な村を変えていくというのは必ずしも悪くないですし(ただし、全面的に肯定するわけでもありません)、特に最後の神父様のお説教は普遍性があり、大変よいと感じました。しかし、その芯を包むパーツが好ましくない。嫌な亭主は出て行き、ラスボスである伯爵は改心し、すばらしい恋人にも巡り会い、何よりも放浪の宿命から解放される。特にこの最後のところが、最高に(最低に?)がっかりです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-02-09 22:03:21)

79.  クロムウェル~英国王への挑戦~ 歴史物なので当然そのあたりの知識があった方が楽しめるでしょうが、なくてもそれなりに観られそうです。ただ、時代背景に関する説明は、ほとんどありません。 邦題はクロムウェルですが、内容的にはむしろフェアファックスが中心で、彼から見た清教徒革命とクロムウェルといった感じです。クロムウェルについては一応ニュートラルな立場をとっているようですが、後半はやや悪役じみた描き方をしています。 特に前半は話の進行が早く、飽きたりすることはありませんでしたが、筋を追うのが中心で人物描写に深みが欠ける気がしました。いわゆる「重厚さに欠ける」というやつです。原題が"To Kill a King"ですが、この"King"にクロムウェルも掛けているようなところもあり、そのあたりは興味深かったです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-10-12 18:10:48)《改行有》

80.  コレクター(1965) 《ネタバレ》 この映画、やはりテレンス・スタンプに尽きますなぁ。あのイっちゃった目つきがこわい。「愛している」と言いながら、相手をたいして信用せず支配しようとするのは、結局愛しているのが自分自身だけだからでしょう。題材からすると下世話な話にも持って行けますが、サリンジャーやピカソを使ってハイブラウな雰囲気をかもし出しています。原作者がイギリス人であることを考えると、イギリスでの階級間の違いが表現されているのかもしれません。そういったあたりにも文芸的な香りがして、俗なショッカーとは一線を画していたのが、ひとつの魅力でした。[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-06-24 22:14:21)(良:1票)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS