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【製作国 : オランダ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ムカデ人間2 《ネタバレ》 「映画と言う物は楽しくなければならない」と言っていたかの黒澤明監督がこの映画を観たら、多分卒倒(?)してしまったと邪推するほど、醜悪でかつ汚辱にまみれた稀に見る怪作としか言いようのない映画でした。米国から直輸入したFull Sequenseの為か、一切のカットなしを観てしまった小生が間違いでした。《唖然とした場面》を列記してみます。・マーティンの顔、体型などの醜悪さ・父親から幼児性的虐待を受けていたという設定そのもの。・母親が、マーチィンを刺殺しょうと寝込みを襲う。・母親を撲殺する時の、憎悪の凄まじさ。・医者が車内でフェラチオをさせている。・血尿排泄。・自慰行為時に0茎に紙を巻いた。・最後尾の女性犯す前に0茎にバラ線を巻きつけた。・妊婦が逃げる際に、車を発進させる前に分娩し、その新生児の頭をギアペダルで踏み潰した。・下剤を注射された後の下痢便のみカラー化。・大型ホチキスで肛門部と顔を繋ぎとめる。・最後はそれらが単なる妄想であった。▼でも、それらをもう一回見直してしまいたいという欲望に駆られる怪作で、ゼロ点評価の出来ないもどかしさと、自分自身を恥じる気持ちが複雑に交叉してしまった作品でした。[DVD(字幕なし「原語」)] 5点(2012-09-28 16:16:43) 2. ムカデ人間 《ネタバレ》 映像が妙に美しく、ただただあっけにとられました。こんな映画はまったく初めてです。最後に一人生き延びた真ん中の女の子はこれからどうなるのでしょうか?? でも、つなげてみたい!![DVD(字幕)] 7点(2012-02-11 03:10:14)(良:1票) 3. ブラックブック 《ネタバレ》 最後のキブツでのシーンで聞こえたのは、砲撃の音で、キブツの兵士達が銃をとっていました。まだ戦争が続いている事を暗示していたのでしょう。キブツというのは若者のみが入植する組織ではない事がこの映画で分かりました。しかし、本当にこれぞ映画!といった映画でした。こんな体験は映画のみの話でしょう。まず、一番強烈な印象は、最初に出会った2人の女性達の戦時下を生き抜いてきた逞しさにあっけにとられました。▼惚れてしまったナチ将校が処刑された事を知らされて、インスリン大量投与をされる前に云う台詞「苦しみに終わりはないの?」の後の演技は過呼吸症侯群を思わせる鬼気せまる迫真の演技でした。本当の悲しみを表していました(ゴッドファーザーⅢ程でないにせよ)。その後、チョコレートを貪り食べて、低血糖状態を脱するなんて中々やるもんです。窓から飛び降りた後、一番の悪の医者ハンスが追いかけようとしても、英雄扱いされて逃がしてしまうところなどは、強烈な嫌味で、胸がすく思いがしました。その後の医者が入っている逃亡用の棺おけ(自分も入った事がある)のネジを自分の家族の写真が入ったロケットで締め上げて行くところなど、かなりサディスティクと感じました。▼同監督の他の映画でもややあっけらかんとセックス場面が描かれていましたが、本作品ではさらに磨きがかかったえぐさでした。拷問、殺戮(色々な方法による)、被弾した弾抜き、糞尿をかける場面、砂丘に埋まった屍体を掘り出す場面描写などなどオランダ人の感覚なのでしょうか?相当なものです。▼それにしても久々に凄いレジスタンス映画でした。オランダの人々に敬意を表して満点です。[DVD(字幕)] 10点(2007-12-08 20:00:02) 4. 女王陛下の戦士 《ネタバレ》 非常に珍しいオランダの対ナチレジスタンスが主の映画でした。エロも適当にありましたが、緊迫した場面もあり、一応の見ごたえはあったと思います。潜入した主人公の友人がギロチンで処刑されたのには、ビックリしました。全体的にややフランスのレジスタンス物よりは、のんびりした感じもありましたが、随所にでてくるナチの拷問法は、結構医学的にも理論的でした。腎臓部位を殴るなんて、最近のボクシング試合でもあったような・・・?[DVD(字幕)] 5点(2007-10-15 00:11:55)
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