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プロフィール |
コメント数 |
109 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
2008 7/22みんなのシネマレビュー登録
ぼちぼち復活。 |
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1. その男ヴァン・ダム
《ネタバレ》 ヴァン・ダムって言うと「バンバンババン、ヴァン・ダム!」みたいなCMぐらいしか馴染みがないんですが、この作品は彼の背景を知っていればなかなか泣けちゃいますね。あの独白シーンはもちろんのこと、僕の涙腺が一番緩んだのは強盗を退治する幻のシーン。やるせない・・・。ラストの受話器をコツコツと当てる仕草も切なくて凄く良かった。
作品全体で言うとこのせっかくの「ヴァン・ダム自虐ネタ」という題材が生かしきれていないように思えました。こんなネタの割に演出・脚本ともにちょっと真面目過ぎたのかな。もっとコアなヴァン・ダムの映画のネタを物語に組み込んでいけばさらにテンポ良くなったと思うし、冒頭の「ヴァン・ダムが郵便局を襲撃してる!」みたいなアホらしいぐらいのセリフをもっと入れて良かったのではないでしょうか。コメディ演出をしたからといってあのヴァン・ダムの哀愁は消えないと思いますし。
ただ、この映画を見たら誰でもジャン=クロード・ヴァン・ダムという人が好きになるはずです。これだけは自信を持って言えます。ホントですよ。[映画館(字幕)] 6点(2009-01-24 12:54:12)(良:1票) 《改行有》
2. ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
《ネタバレ》 端から見てしまえば、結構酷いことやってる二人。いいじゃないか最期なんだから、とばかりに偶然手に入れた金で好き勝手遊び回る、回りに迷惑かけようとも。でもそれが人生最期の瞬間である二人は、いちいち構ったりしない。ガキの遊びのように、いたずらをするみたいに悪事を繰り返し、時々自分達の残り時間を痛感し、ちょこっとカッコつけたような台詞がホントにカッコイイ。それにニコニコ笑う二人を見ると、どうしたって許したくなっちゃう。ギャングをはじめ、みんな二人の最期に付き合ってあげてるんじゃないかというくらいのマヌケっぷりも、愛嬌があってなんだかいい。ハチャメチャなことをして、やり残した事は無い、と海を眺める姿から切なさがにじみ出る。まだ生きたいという願いはあったと思う。そんなことをまさに背中で語る姿には泣けてくる。
「Knockin' On Heaven's Door」最後の最後にタイトルにもなったこの曲がかかります。本物のディランファンの方に比べれば、足下にも及ばない駆け出しファンですが、自分の中ではこの曲、特別優れているという訳ではありませんでした。しかし、この映画にはピッタリあっています。この映画とセットで聴くと文句なしに素晴らしいのです。[DVD(字幕)] 9点(2008-08-16 03:18:51)(良:2票) 《改行有》
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