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プロフィール
コメント数 293
性別
自己紹介 【好きなジャンル】
ミュージカル/恋愛/戦争/コメディ/SF/社会派・人間ドラマ
【苦手なジャンル】
格闘技/動物/トムハンクス/アレン関係

最高の映像作品だと思うのは実は映画ではなく、NHKドキュメント「映像の世紀」。

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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  ボーン・アルティメイタム ボーンは疾走する。ただひたすらに、自分のために他人のために全力で疾走する。ボーンは絶対止まらない。ボーンはいつでもそうだったし、今作もやはりそうだった。単純だけれど、作品として、この単純さを維持するのは案外むずかしいことだったのではないかと私は思う。素晴らしい。[映画館(字幕)] 9点(2007-11-24 02:14:35)

2.  ユナイテッド93 《ネタバレ》 「9・11」ではなく,「9・11以前」を描こう,監督はそう思ったのではないか。よく考えれば,「9・11」という呼び方が定着したのは,あの事件がひと段落して全貌がある程度解明されてからであって,事件が発生したあの朝は,何が起こっているのか誰にもわからなかったはずだ。当初あった「悲劇を商業化するものだ」という,この映画に対する批判は,その後一転して絶賛の嵐に変わったそうだが,当然だろう。この映画は,悲劇たる「9・11」を描いたものではないからだ。「乗客を英雄視するプロバガンダだ」という向きもあるが,この映画を正面からみたのだったら,そんなことは塵とも感じないはずだ。当然だろう。この映画は,英雄譚たる「9・11」を描いたものではないからだ。「9・11以前を描く」というウルトラCで,「9・11」のうさん臭さから逃れ,異常な混乱と暴力に飲み込まれた大量の日常と人生,という普遍的なテーマを描くことに成功した。この監督の手腕は相当なものだと思う。[映画館(字幕)] 9点(2006-08-14 02:27:40)

3.  皇帝ペンギン どうでもいいことだが,現実ありのままを指向するのがドキュメントというわけではない。どんなドキュメントであっても,必ず作り手の意思が映像に映し出されるし,相手が人間ならば,対象者の「撮られる意識」も絡んでくる。カメラが介在することで変化・固定化する「現実」を,意識的に取捨選択して,作り手の意図に沿った形で再構築されたもの,それがドキュメントだと私は思っている。そういう意味では,この映画の主役は確かにペンギンだけれども,別にペンギンが演技をしているわけではない以上,その本当の「主役」はペンギンの営みを通して見える人間の心の動きなのだともいえる。ペンギンの生態を紹介するような,NHKの教養番組的ドキュメントというのは個人的に大好きなのだが(プロフィールをごらんあれ), この映画のように,かなり作り手の意識というか美意識の入り込んだドキュメントというのも意外に心地よい。特に求愛ダンスの艶っぽさは秀悦。ただし,映像の美しさにくらべ,音楽は決定的に弱いと思う。そこが残念。[DVD(吹替)] 7点(2006-03-17 00:10:15)《改行有》

4.  ランド・オブ・ザ・デッド 知ったような口をきくが,そもそもゾンビというのは白人に対する黒人奴隷の怨嗟の記憶ではなかったか。彼等の殺戮は支配者階級への復讐であり,彼等の勝利は被支配者クラスにとってのカタルシスだったのではないか。そして,そういったクラス闘争の構図が透かし見えることが,ロメロのゾンビが支持されてきた理由のひとつではなかったか。この映画ではゾンビが知恵をつけ,感情を持つ...なるほど確かにゾンビは人間らしくなってはいるが,よく考えれば「人間らしい」というのは,ゾンビが憎み破壊してきた西洋的価値そのものである。とするならば,「人間らしく」なったゾンビは,敵対する価値観に取り込まれた,いわば「良い黒人」のアンクル・トムに成り下がったのだとはいえまいか。もちろんゾンビはロメロの子供に違いない。だが,ロメロといえどもゾンビをこのように扱う権利はないだろうと私は思う。愛しているのならなおさらだ。「~デッド」で殺してしまったのはほかでもない,彼の愛する子供達なのかも知れないということを,ロメロは一度考えるべきだろう。[映画館(字幕)] 6点(2005-09-01 13:28:15)

5.  ザ・インタープリター 《ネタバレ》 一言で言って,テーマと主人公がうまく絡んでいない。だから国連だの政情だの陰謀だのといったディティールが小難しく,しかも浮いて見えるのだ。主人公の私怨に始まり「狂言でした」で済ますプロットに関していわずもがなだ。観るのにいくばくか頭を使った人もいるかも知れないが,使う価値のないところに頭を使わせたからといって,それを「サスペンス」だなどといってみても,そいつは悪いジョークというやつである。[映画館(字幕)] 4点(2005-06-05 18:27:48)

6.  奇跡の海 「生々しい肉体」という表現があるが,いってみればこれは「生々しい精神」の映画だと思う。「性と聖と凄と生」そして「愛と哀」が,モラルを跳び越え,目の前にナマで差し出される。ここで,不快だ,この変態監督が,と簡単に言ってしまってもいいし,実のところ私も全く同感なのだけれど,しかしいったん身を引いて,何故そんなものに惹きつけられるのだろうと自問自答してみれば,その答えを見つけるのは容易なことではないことに気が付く。ひょっとしたら私は無意識に今の世界を憎んでいて,今の価値観が出来上がる前の世界で躍動していた何ものかを望んでいるのかも知れない。そして,ラース・フォン・トリアーの映画につきまとう,何か見てはいけないものを見たようなあの嫌な感じというのは,無意識の自分をさらすことへの恐怖から,自分の意識が発した警告なのかも知れないとも思う。(しかし,こんな余計なことまで考えさせるなんてホントに嫌な奴である。というか,要するにヤツも私も同類ってことか...ガックリ。)9点(2004-02-18 17:57:09)(良:3票)

7.  戦場のピアニスト 《ネタバレ》 レビューがこれだけあって、主人公を助けたあの将校が「ナチス」じゃなく「国防軍」だということを明記しているのはクルイベルさんただ一人(恐縮です(汗))。レビューの内容から察するに、両者の区別がついてる方は恐らく数名でしょう。....ガックリ。それがわからなきゃ何故彼が主人公を助けたのなんかわからないんじゃないですか?。この映画に関しては、それはポーランド人とユダヤ人の区別と同じくらい重要で、大変失礼な言い方ですが、もしこの映画を観て「国防軍」と「ナチス」の違いが気にならなかったら、ご自分に軍事一般について重大な知識の欠如があるかも?と疑ったほうがいいと思います。「軍事知識」といっても戦車や大砲の形式がどうのといったオタク的なことではなく、軍隊の組織や戦争の流れのことです。そういう初歩の知識なしで戦争映画を観ると、大きな誤解をする可能性がありますから。例えば、彼を描くことで、ポランスキーが「ナチスにもいい人がいる」とか「ナチとの心の交流」を描こうとしているなんて思ったら、それは大きな大きな誤解ですよ。彼は「ナチ」じゃない。この映画では徹頭徹尾ナチス=悪で、ナチとの交流なんてあり得ない。ナチにいいとこ無し。皆無です。ポーランド人のナチに対する憎悪は、我々日本人が考えるほど甘くないってことを感じるシーンですね。また、ラスト近くで収容所待ちのドイツ兵達に対して主人公の知人(ユダヤ人)が唾する場面がありますが、あれも恐らく国防軍で、ユダヤを主に迫害したナチの兵隊じゃない。過酷な東部戦線を生きのび、残酷なソ連軍の捕虜にだけはなるまいと必死に逃げた人たちです。大尉は確かに「いい人」かも知れませんが、周りに座っている兵隊達だって決して「悪い人」じゃない。ある意味ユダヤ人みたいな立場で、彼らのその後の運命がとても暗いことを知っていれば、「ざまーみろ」じゃなく、哀しくむなしいシーンだと、まるで正反対の感想を持つんじゃないでしょうか。「ライフ~」や「シンドラー」のように手取り足取りのサービスがなければ、こんなにも誤解する人がいるってのが正直私は恐ろしい。「収容所モノ」は最近多いですけど、この手の映画のレビューに関しては、知れば知るほど「ユダヤ悲惨」みたいな通りいっぺんの言葉は使えなくなります。偉そうですみませんが、自戒をこめてということで。7点(2004-02-05 00:43:00)(良:4票)

8.  ミニミニ大作戦(2003) エドワード・ノートン&ジェイソン・ステイサム目当てで観た。ノートン?なんでこんなタイアップ臭い映画に?と思ったが、そうか会社の契約だったのね...。そう言われて見れば、心なしかノートンは気が乗っていないように見える....。つーか、みんなあんなに運転巧いなら"運転のプロ"ジェイソン・ステイサムの立場ないじゃん。ファンの方には申し訳ないが、個人的にマーク・ウォールバーグがダメだった。彼は重みがないというか健康的すぎて、私には彼がヒトクセある奴らをまとめるリーダーにはとても見えなかった。タイアップ映画と割り切って観ても、ボートチェイスと地下鉄のミニのシーン以外は物足りなく半端な感じでスケールも小さい。シャーリーズ・セロンがきれいだったのでまあいいけど、制作費の大部分が出演者のギャラに行ったような気がする映画。4点(2004-01-31 18:47:35)

9.  バリー・リンドン 《ネタバレ》 「奇怪なものを観た」というのが正直な感想だ。美しいヨーロッパの自然,華麗な生活を営む貴族達。だが,キューブリックの冷たい眼を通してみれば、それらが全て面妖で奇怪なものへと変わる。「この映画は一幅の絵のようだ」というコメントがあったが、これははかなり的確な指摘だと私は思う。確かにこの「絵」は美しい。しかし、いうまでもないことだが「絵を描く」というのは、実はかなり人工的な行為であって、大抵はその絵を描いた「精神」がその絵に立ち現れることに私は注目したい。「絵のような美しさ」の下に流れるものこそ、この映画の基調色だと思うのだ。まるで白痴のような眼をしたバリーが、腐臭を放ち奇形化しながら人生の闇に落ち込んでいく...。やはりこの「絵」には、グロテスクで冷たい西欧的精神の暗いトーンがはっきりと表れているように私には思える。まるでゴヤだ。8点(2004-01-29 01:46:00)

10.  サブウェイ やや退屈だが、奇抜な設定と独特のスタイリッシュな世界が魅力的。後のベッソン作品とは一線を画す映画だと思う。6点(2004-01-26 20:18:04)

11.  気狂いピエロ 芸術性とやらがあれば,つまらなくてもいいとは思わない。リアルタイムで観て感動した人が皆死んでしまったら,多分この映画も忘れ去られると思う。ひょっとして,ゴダールもアカデミックに祭り上げられるより,一瞬のあだ花で終わりたいと思ってたかもね。1点(2004-01-19 13:00:26)

12.  ドーベルマン(1997) 期待して観ただけに,品がない,テンポがない,わけわからない,のないないづくしにガッカリ....。2点(2004-01-18 12:31:08)

13.  ナイト・オン・ザ・プラネット ジャームッシュは嫌いじゃないが,この映画はテンポがあわなかった。オムニバスってのが良くなかったんだろうか?4点(2004-01-17 18:16:55)

14.  遠すぎた橋 マーケット・ガーデン作戦とは,お偉いさん達のしょーもない功名心を満足させるために,ロクな作戦も立てずに実行した結果,各所で部隊が孤立しまくって結局失敗に終わった愚劣な作戦の代名詞みたいなもの。日本でいえばインパール作戦か。レビューにあるような,長いとか,シケた作戦だとか,エピソードが細切れで繋がってない....という印象を私も持ったが,それはアッテンボロー云々より,むしろこのようなマ作戦の性質に起因するのではないかと私は思う。また,そういう印象を与える原因のひとつとして背景説明が不足しているという指摘もできそうだが,この映画はそういう部分をそぎとってドキュメント効果を狙ったわけだから,これも本末転倒か。戦争ってしょーもないんだなとか,どんな豪華俳優が演じようと,前線の将兵なんて巨大なシステムの中では所詮は将棋のコマにしか過ぎないんだな,なんて思ってしまった映画。8点(2004-01-17 17:58:13)

15.  ノー・マンズ・ランド(2001) 《ネタバレ》 「プロがあんなに間抜けなわけない」というレビューがあるが、セルビア兵は全くの新兵であり、ボスニア兵とてローリングストーンズのTシャツを着てることから分るようにちょっと前までは単なる一市民だったのであるから、彼らが多少間抜けであってもしかたなかろう。兵隊なんてカッコよくないのだ。そんな些細なことをあげつらうより、ボスニア兵として実戦を2年間経験した監督が「これは100%戦場で実際に体験したことである」と語るのを聞き、ロクに訓練もされていないような人間が前線へと送り込まれる悲惨さと、ハリウッド戦争映画がいかに虚飾に彩られているかを感じ取るべきではないか?。セルビア兵だってボスニア兵だって死にたくはないし、殺さなくていいのだったら殺したくはないだろう。私が思うに戦争が悲惨なのは、殺したくないのに殺し、死にたくないのに死に、行きたくないところに行かされる、要するに「やりたくないのにやらなきゃならない」ような極限の状況下に多くの人が置かれ、未来への可能性を奪われるからだ。もし、あの塹壕で二人が出会わなければああいう結末を迎えることもなかったろう。ひょっとすれば、戦後の今ではいい友達になっていたかも知れない。戦争は、当人達のあずかり知らぬ理屈でもって、そういう可能性を奪うから悲惨なのだ。そういうところに視点を注ごうとしないハリウッドが、「戦闘」をいくらリアルに描いたとしても誤解を招くばかりだと私は強く思う。この映画は、ボスニア人である監督がボスニアに肩入れすることなく、非常に理性的な態度で反戦を訴えたアンチハリウッドの秀作である。8点(2004-01-16 22:28:26)(良:2票)

16.  ひまわり(1970) 《ネタバレ》 運命の大波にあらがいながらも結局は流されていく,ローレンとマストロヤンニの2人に共感できるかどうかがこの映画の鍵。私も残念ながら,プチみかんさんと同じ意見だ。あのロシア女性のひかえめさが際立つだけに,ローレンの溢れる愛情や逞しさ故の暴言が許せなくなる。恐らくあのウクライナ女性は,「いつかこの幸せも壊れてしまうのではないか」という予感に恐れおののきながら日々を過ごしたことだろう。また,再会の時にみせる彼女の毅然さからみて,彼を愛することにかけてもローレンに負けないほどの自信があったことをうかがわせるし,同時にローレンの気持ちを思いやる優しさもある。過酷な東部戦線からの帰還兵や,息子の無事を聞いてよろこぶ義母に対して一人よがりの暴言を吐き,何も言わない現地妻を思いやる気持ちさえ持ち合わせない身勝手なローレンと,かつての敵兵の命を救い,しかも彼を夫としたあの美しいサベーリエワとでは,どうひいき目にみても後者の方に私は共感を覚えるのである。6点(2004-01-16 14:56:59)(良:1票)

17.  バイオハザード(2001) 原作が良かったからかも知れないが,ゲームを原作とした映画の中ではかなりマトモだと思う。原作の世界を損なうことなく,うまく尺に収めてあるのも好感が持てる。6点(2004-01-14 18:54:05)

18.  薔薇の名前 中世ヨーロッパの修道院に漂う陰鬱さと、知的ミステリがうまくマッチしたダークで怪しい雰囲気のある好作だと思う。こういう世界観は大好き。「バスカビルのウィリアム」というネーミングもセンスがいいし。ショーン・コネリーは役にピッタリでよかったと思うが、それよりあの変態役の人がなんか凄いことになってたのが印象に残る。8点(2004-01-13 20:59:17)

19.  シティ・オブ・ゴッド 映像&音楽センス・カメラワークが素晴らしい。ウルトラバイオレンスとしか言いようのない映画で、これが事実をもとにしているというのが心底恐ろしい。子供の殺し合いが日常茶飯事のブラジルと、「バトルロワイヤル」でギャーギャー喚く日本。「世界で一番遠い国」ではあるが、両者の距離は物理的なもの以上だと思った。9点(2004-01-13 12:16:03)

20.  グリーン・カード 《ネタバレ》 一言で言うと地味。いや、地味というより抑えて作った良質のラブストーリーという感じだ。前半、物語は淡々と進んでいくのだが、だからと言って対照的な2人の性格や考え方の描写に手抜きはない。ピアノのシーンでは爆笑するが同時に胸が痛くなる。ドパルデューはがさつで品がないかも知れないが、根っからの嘘つきではないことが分かるから。お互いを思いやる面接のシーンも泣ける。せつないラスト!はこれまで観た映画の中で最高の「結婚式」だった。あのラスト一発、ドパルデュー一発で「結婚は形ではない」というメッセージがひしひしと伝わってくる。 8点(2004-01-13 11:47:38)

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