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1. ホテル・ルワンダ
主人公のポールは英雄ではない。ホテルの支配人としては、こういう支配人のいるホテルは居心地がいいだろうな、と思うけど特別ではない。人々を救うために立ち上がったわけでもないし、正義感にかられたわけでもない。大切なのは家族と、あとは、家族が大切に思う人たち。目の前で、殺されたり痛めつけられる人を見ても、目をふさいでいたことも多い。だけど、目の前で鉈をふりかざされたとき、折り重なる死体を見たとき、襲ってくる民兵を見たとき、ポールのようにふるまえる人がどれだけいるのだろうか。自分は、逃げ出さずにいられるだろうか。[DVD(吹替)] 8点(2007-06-26 00:44:45)
2. フリーダ
《ネタバレ》 いつも怒ってるような、つながり眉毛と、ツンとした唇のフリーダの顔が印象的でした。
あんなに痛そうな絵なのに、描いている本人は、煙草をふかしながらだったり、
どこかそういう痛さとか辛さとか、絵の中に突き放しているように見えました。
これじゃぁ、ディエゴが離れられなかったのも、無理はないなと。
子どもを流産した後に描いた絵を、ディエゴが膝に抱いて、泣いていたのが印象的でした。8点(2004-08-08 23:25:25)《改行有》
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