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プロフィール
コメント数 293
性別
自己紹介 【好きなジャンル】
ミュージカル/恋愛/戦争/コメディ/SF/社会派・人間ドラマ
【苦手なジャンル】
格闘技/動物/トムハンクス/アレン関係

最高の映像作品だと思うのは実は映画ではなく、NHKドキュメント「映像の世紀」。

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21.  インデペンデンス・デイ 《ネタバレ》 エメリッヒの馬鹿火山大噴火。最初突っ込みどころをメモとりながら観てたのだが、余りの多さに放棄した。ウィル・スミスの宇宙人殴打やUFO操縦にも笑ったけれど、この映画のMVPはやっぱりあの大統領でしょう!無能な国防長官の胸倉をつかみながら「私の"唯一"の過ちはオマエを国防長官に指名したことだ!」って、アンタ前編で「もっと早く避難勧告を出すべきだった..」と自分の過ちを反省してるだろうよ(笑)2日前の自己反省をもう忘れたか。あと、話題になってるあの演説。「人類が協力しあって生き残る決意をした今日、それが人類の独立記念日だ!」..いやいや、そもそも人類は独立してるじゃん!(大爆笑)「独立記念日」ってのは「被支配から抜け出して自立した日」でしょ?。人類は宇宙人に支配されてたワケじゃないんだから、これは単なる地球防衛戦争で、戦いに勝っても全然「独立」にはならない(笑)私はこの演説を聞いたとき、大統領もウイルスに冒されたんじゃないかって心配になったぞ。人類の決起を促す大演説で、大統領の知性を疑われることになっては今後の作戦指導にも問題があろう。この演説を数百人(しかもアメリカ人)しか聞いてなくて良かったと、映画を観終わった今思う。8点(2004-02-16 00:42:24)(笑:3票)

22.  恋愛適齢期 監督の主義かマーケティングの成果か,ともあれいかにもアメリカっぽい仕上がりの映画だが,それがさほど気にならないのは,キートンとニコルソンのおかげ。「マーケティング?陳腐な演出?それがどうした?」といわんばかりの2人の演技は,お金を払って観るだけの価値はあると私は思う。「熟年女性の熟年女性による熟年女性のためのファンタジー」としても,(ややくどいが)素直に面白いといえるのではないか。あと蛇足だが,この映画は「恋愛小説家」のような「大人の恋愛」というより,「大人による子供のような恋愛」がテーマだろうに,ここんところを誤解させるような配給会社のやり方は正直賛同できない。あんた達は客をダマして映画館に放り込めば終わりだろうが,そのせいで不当な評価を受けるであろう映画や俳優のことをもっと考えて欲しい。6点(2004-06-01 19:04:20)(良:3票)

23.  リング(1998) TVドラマ版「リング」が面白かったので劇場に出かけてみたが,こちらの「リング」は全くどうでもいい映画。貞子を人口に膾炙させたことは評価?できるが,反面,日本に沢山いらっしゃる「貞子」さん達にとっては,全くハタ迷惑な話であったろうと優しい私は考える。恐らく,全国の貞子さん(特に学童)は,名前のことでからかわれた経験が一度はおありなのではないだろうか?。であるからして,ここは思い切って,「きの子」とか「きな子」といった無難なタイトルに改題してはどうかと思うのだが....。そうだ!「ななこ」でもいいぞ。もちろん,「ななこ」が出て来るなら私は喜んでビデオを再生する。 3点(2003-12-25 16:16:56)(笑:3票)

24.  ブルース・ブラザース 《ネタバレ》 なんというか奇跡的傑作。もう大好き!。どのくらい好きかというと,サントラを買って聞きつぶして2枚目を買うくらい好き。だってアレサ・フランクリンでしょ,レイ・チャールズでしょ,ジェームス・ブラウンでしょ...。もう何回も観ましたけど,最初観たときの驚愕と感動は今も健在。最高のミュージカルでありコメディでありアクション映画であると思います。トンネルの中でジョン・ベルーシがサングラスを取るシーンなんて,もうカッコよすぎます。追記:またまた観直した。いや~やっぱいいなあ。特にラストシーンに至るところなんかは無理無駄!無理無駄!の連続で何度観ても本当にアホらしい。パトカーがクラッシュ山に突っ込むシーンでは突っ込む前から既に飛んでるし,SWAT隊のアホのように繰り返される「ハッ・ハッ・ハッ」という掛け声も無意味で実によろしい。ところでこの映画,これだけ銃撃・事故・攻撃?があるにもかかわらず,誰一人とて死なないし怪我しないのだ。素晴らしいではないか!しかも主役の2人は金でも名誉でも地位でもなく,ただただ孤児院を潰さないために突っ走る。全てのドタバタは神のため,孤児のためなのであ~る。それがどうしたって?どうもしないのがこの映画のいいところ。とにかく,この映画1本で並の映画の5本分くらいの価値はある!誰がなんと言ってもそれは撤回しないぞ!!10点(2003-12-24 15:47:27)(良:3票)

25.  ライフ・オブ・デビッド・ゲイル 《ネタバレ》 実にアラン・パーカーらしい硬派な作品で見ごたえがあった。ゲイルはレイプ犯の濡れ衣を着せられて社会的に抹殺されるが、誰も彼を援護しようとはしない。死刑囚の援助はしても、無実のレイプ犯には目もくれない人々の欺瞞や、最後の食事は詳細に報じても、難しい薬の名前は報じないマスコミの怠慢。ゲイル達は、単に死刑制度に反対する気持ちからあの計画を実行したのではなく、こういった死刑制度をとりまく矛盾そのものに一石を投じようとしたのではないかと私は思う。監督自身は死刑反対派のようで、この映画でももちろん死刑への疑問を描いているのだけれど、彼が公平だと思うのは、こういった死刑反対派やマスコミの欺瞞みたいなものも合わせて描こうとしているところだ。「刑務所もの」では、とかく刑務官達が非人道的な人間であるかのように描かれがちだが、この映画にはそういう「あおり」の類はない。そこが素晴らしいと思う。[映画館(字幕)] 8点(2004-01-31 23:47:35)(良:3票)

26.  9|11 N.Y.同時多発テロ衝撃の真実 「9・11」と聞いて、「テロ機がWTCに突っ込んで崩壊させた事件」と言うのは容易だが、よくよく考えてみれば、あの事件がひと段落して全貌がある程度解明されてから初めて「9・11」という呼び方が定着したのであって、事件当初からそのように便利なキーワードがあったわけではないことに思い至る。日本の「地下鉄サリン事件」とか「阪神・淡路大震災」がそうだったように、事件が発生したあの朝は、何が起こっているのか誰にもわからなかったはずだ。あの朝、消防士達は何が起こっているのかわからぬままに現場に行き、情報が錯綜して混乱するなかで精一杯自分達ができることをしようと模索した。そして、依然として何が起こっているのかわからぬままに、大音響の暗闇にカメラとともに消えるのだ。混乱、混乱、混乱...。あとになって思えば9・11だけれども、あのとき起こっていたのは9・11ではないことを、このフィルムを観ると痛感する。要するに大事件とは、どこもかしこも混乱した現場の集合に過ぎないのだから、「事件は現場で起こっていなかった」と逆説的に言うことができるのかも知れない。もちろん,このドキュメントフィルムには「その後」もあり、現場が「事件」になっていくさまもあからさまに記録されている。このような作品が作れたのは、もちろん運命のめぐりあわせもあっただろうが、製作者の兄弟がすでに数ヶ月もの間消防官と寝食を共にし、信頼関係を築いてきたことも大きかったのだと思う。それが世紀の映像なのにもかかわらず、全く気負ったところがない抑えた筆致に如実に現れていると私は感じた。[映画館(字幕)] 9点(2004-02-11 23:27:48)(良:2票)

27.  アフタースクール 上手い落語のよう。アラを探すのは野暮ってもの。[映画館(邦画)] 8点(2009-02-17 09:24:17)(良:2票)

28.  エニグマ 《ネタバレ》 評価がやたらと低いような気がするが、皆さんイギリス映画のテイストがお好みではないのだろうか?アメリカ映画なら暗号解読作業が間に合って船団が助かるんだろうが、この映画ではそんな安易な解決にしない。私はイギリス映画の淡々としたところや、そういう陰影が好きなのだが...。ところでミックがプロデューサーと知ったとき、正直どうかな?と思ったのだが、いい意味で裏切られた。これはとっても真面目に作ってある映画だと思う。ミックは言う。「深みのない商業映画には興味がない。知的で面白く、客が感動するような映画を作りたい」・・・なるほど、ごもっともです。なるほど傑作とは言えないだろうが、この映画はたしかにそんな佳作になっている。ブレッチリー・パークにせよ、カチンの森虐殺事件にせよ、そのような重大な事実を長い間伏せておくような時の勢力に対する憤りと、それらに対する正当な評価をすべきというメッセージ。やや解説に頼った感があるにせよ、そういう主題にも好感がもてる。エニグマの謎が解けたとき、サスペンスとラブロマンスが解決する、という脚本も巧いと思う。ダグレイ・スコットはハマリ役。ただ、難を言えばタイトルが悪い。。「エニグマ」とするのは一理あるが、少なくとも邦題としては主題と全然マッチしていないと思う。これじゃ、ハラハラドキドキの戦争サスペンスを思い浮かべてもしょうがない。7点(2004-02-24 01:14:05)(良:2票)

29.  ベニスに死す 勝手に死ね。[映画館(字幕)] 4点(2004-01-08 16:09:43)(笑:2票)

30.  ポセイドン(2006) 「ジェットコースター・ムービー」なのだから「人間ドラマ」など不要,といわんばかりの潔い割り切りと,ペーターゼンのハードで容赦のない描写がうまく噛み合った意外な好作。既に幾人かの方が書かれているけれども,旧ポセイドンが「人間ドラマ」だったからといって,リメイクがそれをなぞる必要も意味も無いと私は思う。むしろ,ペーターゼンは軽薄な人間ドラマへの批判(?)もこめて,この「ポセイドン」という題材を,現代風にうまく料理してみせたと積極的に捉えても良いのではないか。確かにこの映画は「感動と涙」だとかには無縁だろう。「人間ドラマ」がないからだ。アカデミー賞や金獅子賞にも無縁だろう。「人間ドラマ」がないからだ。だが,私を含め,多くの人がこの100分足らずの映画を,夢中になって楽しんだことは動かせない。「人間ドラマ」とやらの有無よりも,そんな事実のほうが私にはずっと重く思えるのだが。[映画館(字幕)] 8点(2006-06-25 16:01:50)(良:2票)

31.  ザ・ローリング・ストーンズ/レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー おおおお!!こんなものがレビューにあるとは!っていうか、これ映画なんでしょうか?でもカッコイイ!最高にカッコイイ!フットボールスタジアムでのライブだけれど、本当の映画みたいにカッコイイ!特に「友を待つ」あたりで日が落ちて暗くなっていくのが最高に心地いい。「ホンキー・トンク・ウイメン」で、女性がズラズラステージに出てくる演出も素晴らしい。ライブの空気感とか楽しさ、スケールの大きさを味わえる傑作。10点(2004-02-07 00:36:30)(良:2票)

32.  ギャラクシー・クエスト 《ネタバレ》 最初はやっつけ仕事だった彼らが、ラストでは誇りとプライドを持った"クルー"の顔になっていたのが一番感動した。オタクの少年が活躍するのも小気味いい。突然だが、インタビューなんかでごく普通の職についている米国人が「自分の仕事に誇りを持ってます」なんて言うのを聞いて、その素朴な気持ちよさが羨ましくなることがあるが、この映画にもやはりそういった類の「気持ちよさ」があると私は思う。自分に与えられた仕事を愛し、奢らず、真面目に、誇りを持って一所懸命やる、そしてそれが自分と他人を楽しませることになるのだ、というエンターテイメント魂がこの映画にはある。しかし、だからといって説教臭いメッセージを前面に押し出すような安易な方法では、ここでこれだけの高評価を得ることはできなかったろう。この映画は、もちろんスタッフやキャストの狙いにハマっても十分楽しめる。だが、私は彼らが意図しなかったであろうところでも、そういう精神が滲み出ているのを感じ、あの爽やかなラストシーンがより爽やかなものになったと思うのだ。これぞ愛すべき職人の映画。コメディというより、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と同じカテゴリである。大画面で観たかった。9点(2004-02-13 10:53:23)(良:2票)

33.  スミス都へ行く 《ネタバレ》 いかにもフランク・キャプラといった、直球ど真ん中映画。昔観たときには理想を謳いあげる若いスミスに共感したが、今となっては、議会制民主主義の陥穽にはまったペインに惹きつけられる。ペインはかつてスミスだった。平凡な若者の熱い理想がいつしか猟官と保身に変わったのは、彼が過ごした年月のせいだけではないだろう。「立っている限り発言し続けられる」という議会のルール。ペインはそのルールを知ってはいたが、それを信じるには彼は賢すぎ、逆にスミスは愚かであるがゆえに自由でいられた。そこに両者の大きな違いがある。彼がスミスの行動に心を動かされるシーンは、同時に彼が自分の壁を乗り越える術-「愚かになること」-を知ったシーンだ。自分の闇を克服し、「愚者」となったペイン。恐らく彼は、スミスよりも優れた政治家になったに違いないと私は思う。9点(2004-01-30 01:45:06)(良:2票)

34.  ゴスフォード・パーク 《ネタバレ》 「神は細部に宿る」という言葉があるが、この映画はそんなふうに始まる。アルトマンいわく、様式とはすなわちディティールだ。戦前という貴族の光が消え去らんとしている時代、そこに生きる人間達もまた「様式」の中に生きていた。この映画では執拗にディティールが語られる。猟銃、自家製マーマレード、コンストラクト・ブリッジ、ゴシップ、カネ、色・・・どいつもこいつも紋切り型で杓子定規な人間ばかりで、個々の人間性よりもそういう「形」こそが「階級」であり、ひいてはミスター○○であり、ミセス○○なのだといわんばかりに。だから観る者が登場人物の区別がつかずに混乱するのも当たり前で、それはアルトマンの狙いにハマっている証拠なのである。しかし、そこにアメリカ人(新時代の隠喩)という異物が投入されたとき、そしてカントリーハウスの主人(旧時代の隠喩)が殺されたとき、登場人物それぞれの人間性がほのかに現れ始める。ヘレン・ミレンの号泣は、そのクライマックスで、このあたりになると、誰がどうなのかがハッキリ彩られて見えてくる(少なくとも私はそうだった)。私が思うにアルトマンは階級社会の崩壊と、それにともなう人間性の解放を描きたかったのではなかろうか。この映画を観れば、アルトマンがミステリ仕立てのストーリーなど重視していないことなど誰にでもわかる。だからそれをどうこう言うのは、それこそ野暮だろう。肝心なのは「人物の書き込み」でも「殺人事件の顛末」でもなく、「ディテールの積み重ねとその崩壊」なのだから。冒頭、強い雨のシーンから始まるが、ラストは快晴であったのがそのことを暗示していると、私は思ったのだがいかがだろうか?。雨にぬれた従順なメアリは旧時代の人間のありかたであったが、ラストでスターに軽やかに別れを告げ、女主人に痛烈な一撃をくらわすメアリの姿は、「様式=ディテール」に囚われずに生きることのできる、そんな新しい時代の到来を確かに予感させるのだ。9点(2004-03-23 00:16:29)(笑:1票) (良:1票)

35.  Mr.BOO!ミスター・ブー 「アヒルの警備保障」から遡って観たんですが、やっぱり広川太一郎氏の「こんなことなんかしたりなんかしちゃったりして~」みたいなトーク芸は、本当に下らなくて素晴らしかった。正直、無形文化財くらいの価値はあると思う。5点(2004-02-06 17:53:07)(笑:1票) (良:1票)

36.  ウォーターボーイズ マンガチックな描写には異論もあるだろうが,ベースは真面目に作った爽やかで楽しい青春映画だ。過ぎ去った高校時代を思い出し,胸がキュンとなるような感覚を久しぶりに味わった。しかし,単にノスタルジーを装っただけの映画なら,こうまで多くの人の共感を得ることはできなかったろう。「今しか出来ないこと」は,それがもはや手に入らなくなって初めてその大切さに気付くといわれるが,であるなら逆に高校を卒業して何年経とうが「今しか出来ないこと」は我々が手を伸ばせば届くところに存在し続けるのだとは言えまいか。高校生の時やはりそうであったように,現在の自分にとっての今日や昨日がいかにつまらなかろうと,明日がいかにどうでもよさげに見えたとしてもだ。この映画には知ってか知らずか観る者にそういう想いを抱かせる力があった。だからこそヒットしたのではないかと私は思う。7点(2004-07-05 15:43:28)(良:2票)

37.  キャリー(1976) 《ネタバレ》 デ・パルマ節全開というか全壊の陰陰滅滅とした映画である。しかし,この映画を観れば誰もがキャリーに共感し,切ない思いを抱くだろう。あの有名な,怒りの炎で級友を焼き尽くす場面は美しくも残酷だが,同時に私の心が切なさでいっぱいになるシーンでもある。母を愛そうとし,人を信じようとしたキャリー。それが所詮は届かぬ夢,錯覚であったことを知ったときの彼女の心中は,あの燃え盛る炎と反対に悲しみの涙で溢れていただろうと思うのだ。この映画の登場人物は誰も幸福でなく,誰も幸せにならない。哀しい話だ。9点(2004-01-25 12:44:26)(良:2票)

38.  スター・ウォーズ ありましたねー「渡辺徹&キョンキョン&松崎しげる」の吹き替え!個人的には,「ブルース・ブラザース」の吹き替えをバブルガム・ブラザースがやったのもヒドイと思ったが。この2つは今にして思えば文化的犯罪だと思う。 10点(2004-01-08 15:23:42)(笑:2票)

39.  オズの魔法使 《ネタバレ》 まるで宝石箱のような色の洪水は色を表現できる喜びに満ち,歌の質の高さは音を表現できる喜びに満ちている。童話「お菓子の家」が現実だったら...と夢想した人は多いだろうが,その夢のような映画。どのシーンも恐ろしいまでのクオリティの高さであるから名シーンをあげればきりがないのだが,強いてあげれば私のお気に入りはドロシーが黄色いレンガの道の突端につま先をおろし,オズへの一歩を踏み出すシーンだ。彼女が画面を旋回しながら歌い踊るとき,未知なる旅への高揚感が私の胸にも沸き起こってくる。あのダイナミックな躍動感と,らせん状に昇っていく高揚感こそが「オズ」の魅力そのものだと思う。ストーリー,キャラクター,歌,踊り,美術....どのシーンも良く考えられていて手抜きが全くない!「空前絶後」とか「前人未踏」という形容は,正にこの映画のためにあるのではあるまいか。「求めるものは既にある」というメッセージも素敵。10点(2004-01-08 15:17:13)(良:2票)

40.  マジェスティック(2001) 《ネタバレ》 オール悪口なので不快だと思う...一言で言えばこの映画は、伝えたいことなんか何も無いんだけど売れそうなんで「感動作」をデッチアゲてみました、という映画の見本ではないか。私の中では「スミス都へ行く」の真逆。フランク・ダラボンは、もうこの手の映画をとるべきではないと思うのだが。何のヒネリもなく記憶喪失などという古いネタを使うことを筆頭に手垢のついた手法・シーンの連発で、ジム・キャリーが可哀相になる。例えば、主題はルークになったことで威厳(マジェスティック)を取り戻す男、というほどのものなんだろうが、だからといって映画館の名が「マジェスティック」というのはあざといを通り越して幼稚ですらあるし、FBIが来る前に父親が死ぬシーンもストーリー上の必然と言うより、父子の別れのシーンを考えるのが大変だから死なせて終わりにしたんだろうか、と余計な詮索までさせるほどの都合の良さである。ラストに至っては、公聴会の追求もウヤムヤ+アメリカ万歳マッカーシズム反対満場一致+「ルーク」が街に戻ってきたよ良かったね、のご都合主義連発で本当に馬鹿馬鹿しくなった。久しぶりに見て損したと思った映画であるが、1点にはしない。私の場合、1点はある意味で評価していることになるから。ジム・キャリーには悪いけど。 2点(2004-01-06 09:42:02)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》


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