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21.  AIR/エア 《ネタバレ》 確かに思い返してみれば、70年代、物心ついた時にはADIDASは既にあったし、少し遅れて仲間内ではPUMAの方が人気が出て、80年代半ばにはCONVERSEのバッシュがやたらと流行り、クラスの半分くらいの人がオールスターをはいていた覚えがある。NIKEはそのころは全く知名度がなく、90年代到来とともに急にNo.1スポーツブランドになったイメージで、ずいぶん唐突だという感じがありましたが、その背景にこういうことがあったのね、と勉強になりました。そういえば、BTTFでもマーティが50年代の不良に「靴にニケって書いてあるぜ」とか、馬鹿にされていたな。(映画だったかノベライズだったかは忘れましたが) 映画自体は、堅実な作りではありましたが、会社がつぶれそうだとか、主人公ソニーにジョーダンに人生を賭けるほどの何か切羽詰まった事情があったようにも見えないこともあり、盛り上がりはそれほどありませんでした。結論は皆が知っている話だしね。 マット・デイモンの役作りはなかなかです。本当にジェイソン・ボーンと同一人物ですか?[映画館(字幕)] 6点(2023-04-19 00:31:07)(良:1票) 《改行有》

22.  スター・ウォーズ/最後のジェダイ 《ネタバレ》 このサイトで、高得点と低得点の両極端に振れる評価をみて、一体どういうことなのかと、とても興味深く鑑賞しました。なるほど、旧作に思い入れのある人ほど、ルークおよびジェダイの扱いに文句を言いたくなるのはわかるけど、そこは冷静に、創造には破壊が伴うもの、ということで特に問題があるとは思いませんでした。問題は、フィンとローズの無駄なエピソードの存在と、盛りあがったところで、ハイ次のシーンへ、という、編集のマズさだったと思います。また、SW史上最大のレジスタンスの危機が、なんと駐車違反で訪れるという、脚本家の知能指数を疑わせるような設定もどうかと思いました。 三部作の2/3を過ぎても、相変わらず魅力的な感情移入のできるキャラクターが不在というのも心配です。誰が、レイ・ポー・ベン・フィン・ローズ達のキャラクターグッズを欲しいと思うのでしょうか?(女の子なら、レイはいけるでしょうけど、男の子向けは皆無ですよね)ディズニーにしては珍しく、その面で失敗してます。さて、この苦境を、最終作で挽回可能なのでしょうか?私の興味は既にそちらに向いています。[映画館(字幕)] 4点(2017-12-27 00:20:12)(良:1票) 《改行有》

23.  アウトレイジ ビヨンド 《ネタバレ》 映画の大半は裏切りだのリンチだの殺しだの、殺伐としたシーンの連続なのだが、ちゃんとエンターティメントになっていて、結構楽しんで最後まで見れてしまった。おそらく、いや多分間違いなく、「仁義なき戦い」を意識していると思うのだが、「仁義なき戦い」では、敵役の山守を筆頭に、登場人物にどこか憎めない部分が有り作品全体がコミカルであったが、本作ではそういう部分は極力排除されている。従ってラストシーンは、愛すべき兄弟分の葬式というシチュエーションまで同じになりながら、「仁義」では主人公が派手に銃をぶっぱなすという、現実にはありえないような手法で観客の溜飲をさげることができるが、本作ではそれはさすがに無理で、なんとなく後味の悪い終わり方しかできない。それが、本作の味でもあるけれど。[映画館(邦画)] 7点(2012-10-29 06:40:41)(良:1票)

24.  ブレードランナー 2049 《ネタバレ》 まあ、前作だって美術とか雰囲気が評価されてカルトムービーにこそなってはいるが、全体的には見せ場の少ないモサッとした作品でした。今作もそのあたりは見事に同じ雰囲気にしてますので、やっぱりモサッとした映画になってます。 レプリカントと人間(当方は、断固としてデッカードは人間であると主張します)の子供が生まれているってのは、設定としてはやりすぎと思いました。ストーリーにも無理があったと思います。デッカードの娘の記憶を移植したレプリカントKが、たまたまそれに関する捜査を担当するってのは不自然だし、レプリカントを繁殖させたいというのが悪役側の行動原理であれば、その具体的方法論は異なるであろうけども、大局的にみればレプリカントレジスタンスの人たちの目的と合致しているとしか思えないし。つまり、娘の存在を隠し通さなければならない理由を持っているのはデッカードだけのはず。当方、何か勘違いしてますか? 原作ファンとしては、デッカードが飼っていた犬は、電気犬であってほしかったし、それを示すようなシーンがほしかった。途中で出てくるのがミツバチでなく、電気ヒキガエルであればなお良かったのですが。 力の入った作品であるのはよーくわかるのですが、これではヒットが難しいのも納得。[映画館(字幕)] 5点(2017-10-28 19:31:41)(良:1票) 《改行有》

25.  ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 《ネタバレ》 東宝東和の配給映画は、始まる前に日本語のタイトル画面が現れる。よって、無粋な「映倫」マークを伴わずに実にあっさりと表示されるThe Postの原題は、危うく見逃すところであった。ん?The Post? 「ペンタゴン・ペーパーズ」しかもご丁寧に「最高機密文書」の副題までいれたタイトルから、勝手にポリティカルサスペンスを想像して観に来た私の認識は早々に改めることを余儀なくされた。 実際、話の中心は、伝統はあるが、経営は時代遅れの同族で、必ずしも順調でないワシントン・ポストを、不本意ながらも背負わざるを得なかった女性社主キャサリンが、さまざまな挫折や妥協を重ねた末に、ようやく経営者としての強い判断を下すにいたるまでの経緯の物語であり、一種の個人の伝記映画の側面の方が強かった気がします。 本当に、トランプ政権に対する批判としてこの映画を製作した意図があったのですかね?それにしては、タイトルの付け方も含め、少し変化球すぎたと感じます。非常にダイアローグの多い映画で、容赦のないその早口の会話から、さらには画面に映る新聞や文書などの文字から読み取るべき情報がきわめて多く、この事件の背景を少しは知っていないと、ストーリーについて行くのは結構大変かも。スピルバーグにしては、このあたりの作りこみが不親切だった気がしました。[映画館(字幕)] 5点(2018-04-10 01:02:44)(良:1票) 《改行有》

26.  スター・トレック/BEYOND 《ネタバレ》 主人公を襲う危機を脱するにはどうすれば良いか?敵の最終兵器が起動したらどうなってしまうのか?それをどうすれば止めることができるのか? 等々、アクションを盛り上げるためのこれらの「約束事」を観客に説明することを放棄してしまったこの作品は、画面のにぎやかさや俳優の熱演の割に、全くハラハラドキドキできない作品になってました。 また、凝りすぎるカメラの動きのために、序盤のエンタープライズ墜落のシーンでは、何がどうなっているのか全く分からず、誰がどこにいて、脱出できたのか出来なかったのか?カークが円盤部にいるのか、自ら犠牲になって本体部に残ったのかも直ぐには判断できないような始末でした。実はウフーラが自分を犠牲にしてカークを助けて本体部に残るんですが。結局両方落ちちゃうし。しかも両方生きてるし。 そもそも、主要クルーはことごとく生き残ってはいたが、最初の危機でカークが艦橋を放棄したのは、クルーの大量戦死(推定数百人)を招いた明らかな判断ミスだと思うし、英語をしゃべる都合のよいお助けキャラの登場もどうかと思うし、いろいろがっかりすることが多かったです。 前作まで同様元気がよいのはマッコイとスコット、スールー、それと俳優さんは死んじゃったけどチェコフで、なぜか肝心のカークとスポックがなんだかしょぼくれていて、おかげで映画全体が少し陰気。チェコフは大部分画面に登場してはいたけど、キャストみんなでアントン・イェルチン(およびレナード・ニモイ)のお通夜でもやっている感じでした。 ということで、Beyondというタイトルの割に、逆に後ろばっかり向いている感じで、このシリーズをこのキャストでやるのも、これで終わりかな?好きなシリーズだったんですけどね。[映画館(字幕)] 5点(2016-10-25 00:47:51)(良:1票) 《改行有》

27.  ワンダーウーマン 1984 《ネタバレ》 例の鬼退治アニメが大ヒットしたから余計なお世話なのかもしれないけど、個人的コロナから映画館を救えキャンペーン第2弾として観てきました。スーパーヒーローものは正直おなか一杯感もあって、前作は見てません。だから、クリス・パインが登場しても、誰じゃこれ?状態での鑑賞。 ストーリーは確かに弱いです。途中でラストの落ちにはたぶん息子が絡むんだろうなあということは読めてしまったし、物語の途中(たぶんカイロの石油王のところが良かったと思うが)で、願いを取り消した際にどうなるかは示しておくべきだろうし、バーバラについてはちゃんと後日談を用意してほしかったし、といろいろ注文はあります。 でも、恋人との別れのシーンは泣かせるものがあったし、ホワイトハウスでぼこぼこにされるコスプレの美人のお姉さんの図は結構グッとくるし(変態?)、なかなかに盛り上がるところもあったと思います。 何より、こんな時期にそこそこ面白い映画を見せていただいたことに感謝して、甘めの点とさせていただきます。 追記:なんで時代設定が1984年なんて中途半端なんだろ?と思いましたが、WWのレトロなコスチュームは、80年代くらいが確かにちょうど合っているかもねえ。Welcome to the pleasure domeは最高![映画館(字幕)] 8点(2020-12-19 17:19:11)(良:1票) 《改行有》

28.  アウトレイジ 最終章 《ネタバレ》 結局、全編通して木村のための復讐劇であり、それにしてはあまり関係のなさそうなエピソードが物語のきっかけであることにバランスの悪さを感じました。これなら、あのラストシーンから直接始まるというストーリーにして、大友が韓国で身を隠しているなんて状況にしなかった方が良かったのでは?時間が経ってしまって、俳優陣がそれぞれかなりお年寄りになってしまい、それもできなかったかもしれませんが。 また、ベタ過ぎかもしれませんが、木村のことを思い出すような回想シーンを入れてもよかったのかもしれません。 新たな登場人物で、魅力のある人がいなかったというところで、点数的にはビヨンドから一つ落ちるかな。 でも、こんなアウトレイジな映画なのにお客さん結構入ってましたよ。みんなこのシリーズが好きなんだなあ・・・ 迷惑もハローワークもあるかい!が一番ツボにはまりました。[映画館(邦画)] 6点(2017-10-09 17:46:36)(良:1票) 《改行有》

29.  ザ・クリエイター/創造者 《ネタバレ》 よくある異文化共感もの(ダンスウィズウルブス・ラストサムライ・アバターetc.)でした。 SFかといわれると、まあハードSFでは全くなく、スターウォーズと同レベルのSF度というところでしょうか。 どうも、A.I.とロボティクスをごっちゃにしている感じで、それこそブレードランナーの問題提起にも及んでいない有様です。 この映画に出てくるA.I.はもはや人間と同化しすぎていて、やることなすこと人間そのまま(なにせA.I.が寝込みを襲われてスイッチ切られちゃうくらいですから)なので、主題がボケボケになってるんですよね。 監督の映画マニアっぷりがさく裂していて過去作のオマージュがてんこ盛りで、あまりにもそれが目立つから、「これは、どの映画のどのシーンからの引用だったかな?」って感じで思い出すことに集中力の半分くらい持っていかれてしまって、せっかく盛り上げようとしているストーリーに没頭できませんでした。 でも、映像にふんだんにお金をかけて、サービス精神満点でエンターテイメントを提供しようという監督の姿勢は十分伝わりましたし、嫌いじゃありません。[映画館(字幕)] 6点(2023-11-02 00:35:57)(良:1票) 《改行有》

30.  ディア・ハンター 戦争映画というより、青春映画として大好きな映画。 前半の結婚式・シカ狩りの長さも、「なんてことない日常」を表現するために必要な長さと思います。くだらないことが楽しかったなあ・・・というやつ。(当方もとっくに青春は過ぎているのでわかる気がする) マイケルが故郷に帰って、家に戻れずモーテルに泊まり、くつろげずにうずくまるシーンが印象的でした。[DVD(字幕)] 10点(2012-04-24 06:36:38)(良:1票) 《改行有》

31.  ザ・フラッシュ 《ネタバレ》 ちょっと前からネット上では史上最高のアメコミ映画、なる宣伝文句が踊っており、つられてだいぶ期待値を上げてしまいました。が、まあ、ステマといっていいですね。結局見どころらしきものは、マイケル・キートンのバットマンを初めに、○○のスーパーマンやら、ラストの××のカメオ出演やら、オールドファンにこびたようなシーンだけの印象でした。フラッシュ自体、ほとんど主役としての活躍の場を与えられませんし・・・ 大体、主人公が過去を改変しようとして大変なことになるっていう基本プロットは、No Way Homeのパクリだし、しかも本作では最終的にそれはなかったことになっちゃうし。 ゾッドを出してしまったところで、マン・オブ・スティールでも課題だった、最強不死身男をどう倒すのか?という命題の解決方法に興味を持っていたのですが、こんな落ちかよ、とガッカリ・・・ CGもやりすぎ。直近のゴジラ映画のところでも書きましたが、もはやこれはアクション映画とは言えず、アニメーションですな。そりゃ、キートンにガチのアクションの撮影なんてもうできないでしょうけど。うーん、インディの最新作も心配になってきた。 ところで、本作でさえ救われなかったブランドン・ラウスと、エリック・ストルツは大いに文句を言っていいと思います。[映画館(字幕)] 5点(2023-06-17 17:37:20)(良:1票) 《改行有》

32.  ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション 《ネタバレ》 正直、予告編を見たときにはいやな予感がしたんです。例の飛行機しがみつきの大スタントを、トム・クルーズの解説付きで全部ご丁寧に見せてしまっていたので。「確かにすごいシーンだけど、こんなの観たら終盤の大事な展開の先が読めてしまうやんか」と。 ところが、このシーンを“レイダース”のそれを思わせるやりかたで、ただのオープニングで贅沢に使用してしまう。この瞬間に早くも心の中で傑作の予感が。 その後も、相次ぐアクションシークエンスに息つく暇もなく、水中スタントのシーンですでに心の採点メーターは10点を振りきれていました。 超絶カースタントから超高速バイクチェイスも素晴らしく、しかもこれがまだ映画中盤でしかない。 一体誰がほんとのことを言っているのかわからない、最後まで観客を騙しつづけるストーリーも見事。 一作毎に前作を越えるクオリティーを提供し続けるこのシリーズに驚愕しつつ、もはや10点以外は考えられない。もっとあげてもよいなあ。[映画館(字幕)] 10点(2015-08-10 21:22:06)(良:1票) 《改行有》

33.  007/ノー・タイム・トゥ・ダイ 《ネタバレ》 コロナによる公開延期が恨めしく、ようやく観ることができるこの日を待ちに待っていました。 そんな能天気な期待を吹き飛ばすような、陰鬱なストーリー展開に、とどめにあのラスト・・・ そもそも序盤に女王陛下の007のインストゥルメンタルが流れた瞬間に嫌な予感が。 さすがに鑑賞途中に気が付きました。 あの多幸感あふれるラストの「スペクター」の続編を作る、というのであるから、こういう話にならざるを得ないなと。 だから、この終わり方以外は逆に考えられないのだ。 この一作だけ見てしまうと、ストーリーやキャラクター設定がそれほど魅力的ではないのだが、ダニエル・ボンドの集大成としてはケチをつけることのできない作品でした。 でも、これは「スペクター」の、アナザーエンディングという扱いでもよさそうです。 ハッピーエンドが好きな人は、この話は無いものとしても良いでしょう。 思い入れの強いおじさんは、We Have all the time in the worldが流れたところで、滂沱の涙でした。[映画館(字幕)] 9点(2021-10-02 17:45:24)(良:1票) 《改行有》

34.  ラストスタンド 《ネタバレ》 いろんなところが大雑把でした。たとえば、途中で死んでしまう副保安官には、生きている間にもう少し感情移入できるシーンが必要です。人質になるFBI捜査官のくだりはストーリー上まったく生きておらず、不要と思います。悪役が車で逃げることの理由づけも不足してます。最後のドンパチが始まるところは、やはり主役が口火を切るべきでしょう・・・等々。でもまあ、シュワルツェネッガー主演のアクション映画としては、そのような細かいところはどうでもよいといえばよいわけで、十分面白い作品でした。あと、人が死ぬシーンの描写がいちいち残酷で、R15になってしまっているのは良くないでしょう。この映画にそれほどリアリティーは必要ないと思うので。目指すべきは、コマンドーとかトゥルーライズのような、お気楽アクション路線だったのでは?[映画館(字幕)] 6点(2013-05-02 11:45:10)(良:1票)

35.  アーロと少年 《ネタバレ》 これはホントにCGアニメーションなのか?まず思ったのはこれ。風にそよぐ草、水中および水面の表情、そしてもちろんCMでも使われるホタルのシーンなど、あらゆる自然の情景を恐ろしいまでの精度で表現しています。もはや、この映画がアニメであることを主張しているのは、極端にデフォルメされたアーロと少年をはじめとした生物だけです。 シリーズ物を除けば、作品中にいつも、何か革命を起こすような仕掛けをするピクサーですから、私は素直に「これは、背景を楽しめって言うことね」と勝手に解釈して、大いに堪能しました。背景は10点、でもストーリーはそれほど・・・だったかな。 「言葉を話す高度な文明をもつ恐竜と、犬のように知能の低い人間の組み合わせ」、というのは、設定としては必然性を感じないし、ちょっとひねりすぎじゃないかい?なーんて思ってみてましたが、映画が終わって、家に帰り、飯を食って風呂に入り、さー寝ようと横になった瞬間に、オープニングのシーン(大隕石が通り過ぎる→数百万年後)の意味がわかって数時間置いての思い出し笑いをしてしまいました。そういうことか!私の脳がそれこそステゴザウルス並みと言われれば反論のしようもないですが、小学生以下でこれを正確に理解できる子ってそうはいないんじゃないかな?[映画館(吹替)] 7点(2016-03-19 01:03:48)(良:1票) 《改行有》

36.  地獄でなぜ悪い 《ネタバレ》 コメディなので、やくざの抗争を映画に撮るという妙なプロットを受け入れることはできますが、その他の設定(たとえばコウジとヒロインの絡み)がさらにややこしく、ちょっと無理矢理感がありました。メインの出入りのシーンは、過度にリアルにするのを避けているのはわかりますが、首や腕がちょん切れるシーンなどで笑えることはできませんでした。画面からは作り手の情熱がつたわってきますし、いくつか笑える場面もちゃんとありましたので、結局この映画が自分に合わなかったということですね。最後に、ヒロインの二階堂ふみは、なかなかに魅力的でしたね。[映画館(邦画)] 4点(2013-10-16 06:21:43)(良:1票)

37.  リメンバー・ミー(2017) 《ネタバレ》 ピクサーからまたもや大傑作の誕生。 このサイトでも人気の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」も、既に古典と言ってよいほどの昔の映画になってしまった2018年、いまを生きる子供たちに新たに送る「フューチャー」ならぬ「バック・トゥ・ザ・現世」の大冒険。クライマックスでの、あの懐かしいギリギリ感とヒヤヒヤ感が見事に再現されてます。 さらには、ディズニー映画らしく、号泣必至のシーンも。というか、こちらの方がむしろ映画の主題ですが。 確かに、子供向けアニメ映画だからこその設定の甘さやご都合主義的展開はあるものの、全く許容範囲。 大活劇+大感動の1粒で2度おいしい、素晴らしい映画でした。 余談:珍しくこの映画は、オリジナルタイトルより邦題の方が良いのではないだろうか?[映画館(吹替)] 9点(2018-03-24 00:53:27)(良:1票) 《改行有》

38.  マッドマックス 怒りのデス・ロード 《ネタバレ》 全く正統的な「Mad Max 2」の続編である。続編というより、セルフリメイクと言ってもよいかも。独特の世界観はエスカレートしていて思わず笑ってしまうほど。ただし、例の世紀末救世主伝説漫画を既に知っている日本人は、他の国の人ほどには衝撃を受けないかもしれない。 個人的には「2」を名作足らしめたのは、カーアクションに巨大なトレーラーを登場させたことと考えているが、本作でも最初から最後まで巨大トレーラーを中心としたアクションで押しまくる。しかし、実はトレーラーを使う場合には、重厚さとの引き換えにスピード感が圧倒的に失われてしまう。今見直すと、「2」では編集が冴えに冴えていて、実際には大して速くない車のスピードを、そうとは全く感じさせない出来に仕上げているのが分かる。残念ながら、今作はトレーラー登場シーンがほぼ全編にわたってしまうため、ちょっと単調になり、どうしてもスピード感不足をカバーしきれていなかった気がする。 マックスから凄腕ドライバーのアイデンティティーが剥ぎ取られてしまったことと、オイシイ役どころをすべてフュリオサとニュークスに持っていかれてしまって、マックスの存在感が小さくなってしまったのは、残念なところです。[映画館(字幕)] 6点(2015-06-25 00:42:59)(良:1票) 《改行有》

39.  マッドマックス:フュリオサ 《ネタバレ》 期待に違わぬ面白さ。 カーアクションは行きつくところまで行きついた感じで、思いつくものなんでも詰め込んでしまえ!のサービス精神さく裂です。 名前は忘れたけど、トレーラー最後尾のハンマーぶん回し秘密兵器の発動シーンでは、あまりのすごさに大笑いしてしまいました。 一方ストーリーはちょっと物足りないかも。 前作で、フュリオサが憎々しげにイモータン・ジョーに引導を渡すシーンを思い出すと、もう少しフュリオサがイモータン・ジョーに復讐の念を抱くようなエピソードがないといけないのではないかと。 今回彼は比較的紳士的でした。 ディメンタスも、フュリオサの怒りを全て受け止める敵役としては、ちょっと小物感がありましたね。 アニャ・テイラー・ジョイは良かったですねえ。子供時代を演じた子役も、雰囲気が彼女にすごく似ていてこれも良かったです。[映画館(字幕)] 7点(2024-06-03 22:08:28)(良:1票) 《改行有》

40.  エクソダス:神と王 《ネタバレ》 特定の民族に肩入れしてむやみに好戦的な神に仕えて、テロ行為に走るモーゼ。このご時世にこの描き方はどうなんだろう?欧米人の根っこにある宗教観って、結局こういう狭量なものなのか?あるいは、この映画はとてつもない風刺映画ってことだろうか? 本作にしろ、ちょっと前のノアにしろ、神話の時代の物語を神と人間が対等に対峙する形式で描くのが現代風であるのでしょうが、どちらもちょっと殺伐としていて、あまり成功しているとは思えないなあ。「ベン・ハー」のように、苦しむ人に黙って水を与えるだけのやさしい神様のほうが、僕は好きですけどね。[映画館(字幕)] 5点(2015-01-31 21:39:25)(良:1票) 《改行有》


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