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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 972
性別 男性
ホームページ http://yuromovie.blog.shinobi.jp
年齢 39歳
自己紹介 名前をdonkeyから「ゆうろう」に改名しました。
好きな監督は北野武、クリント・イーストウッド、宮崎駿、石井聡互、黒澤明など。


よろしくお願いします。

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評価順123456789

61.  キック・アス ジャスティス・フォーエバー 《ネタバレ》 前作は周囲の熱狂に乗れず楽しめなかったクチですが、今回はフツーに楽しめました。不満が無いわけではないです。主人公のナレーションやセリフで好きな所は一杯あるのに、実際の行為としてやってることにズレが感じられて消化不良は感じました。とはいえ、それは前作からも感じていたことだったので、前と比べてことさら詰まらなくなったとは思いません。「まあ、こういうシリーズなんだな」と思うようになりました。ヒットガールは相変わらず良いですね。見た目はフツーの女の子なのに、大人顔負けの言動。しかし今回は、魅力のベクトルが前作と比べて180度方向転換。「”あの”ヒットガールが、日常生活に馴染もうと悪戦苦闘!」うーむ、前作があったからこそとはいえ、前作よりも萌えてしまいました。不覚にも・・・。その上でヒーローの道に舞い戻る瞬間はカタルシスがありました。ヒーローにしても悪人にしても、「どの道を選択するか」ももちろん大事ですが、「選んだ道をどこまで突き進めるか」についても考えさせられる、続編ならではの作品です。[映画館(字幕)] 6点(2014-02-25 09:45:59)(良:1票)

62.  ベスト・キッド(2010) 《ネタバレ》 中国の子供はこんなに凄いのか・・・!? アメリカ人が、日本は今も忍者がいると勘違いしてるような、ああいう偏見も混じってるんだろうか。門を飛び越えてくるとこなんか驚愕してしまった(撮影的にはいくらでも誤魔化せるけど)。ジャッキーのアクションシーンもカッコよかったし、訓練が身になっていると初めて気付く場面も心踊った。ジャッキーと立ち回りした子役たちは、さぞ嬉しかっただろうね。[DVD(字幕)] 6点(2011-07-06 03:21:18)(良:1票)

63.  モスラ対ゴジラ このゴジラが造形的に一番好きかもしれないです。目鼻立ちが一番整っている(笑)。それはともかく、子供向けとはいえ強欲な人間たちの醜い争いを描きつつ、希望のようなものもしっかりメッセージとしてこめられているのが良かったですね。これは良い意味で子供向けです。最近こういう映画無いなあ。確かにツッコミ所は多いですけどね。子供達を助けるために「ワシには責任があるんだ!船を出してくれ~!」と叫ぶオジサンの姿も熱かったです。特撮も良くて、成虫モスラが文字通り虫の息になるシーンは演技賞ものです。卵を守って最期を迎えるモスラ、切ないなあ。幼虫モスラの戦い方も好き。特撮映画って同じようなカットの繰り返しが多いときがあるけど、今回はそれが逆に効果的だったのではないでしょうか。なかなかゴジラを倒せないもどかしさが出てたと思います。[DVD(邦画)] 7点(2013-08-08 02:42:39)(良:1票)

64.  ペントハウス 《ネタバレ》 映画を見ている間、とにかく何も考えずに最後まで楽しめる良作。帰りの電車で、「あれ?でもよくよく考えれば・・・」とツッコミどころはワンサカ出てくるけれど、見てる間は映画の世界に夢中になれます。(エディ・マーフィーのキャラがあまり活かしきれてないような気がするし、エレベーターの屋根の上に大人数+車1代乗っかてても平気で動いてるのはヘンだし。) けれど次から次へと見せ場があって、場面場面でカタルシスもあり気持ちいいです。現代アメリカの問題点的なものもふんだんに盛り込まれてますね。ラスト以後は、主人公が詐欺ジジイの配膳係になってたら面白いなー、なんて妄想しました。詐欺ジジイは、自分の食事に唾が入ってないか心配する獄中生活になるでしょう。[映画館(字幕)] 9点(2012-04-05 18:30:04)(良:1票)

65.  アウトロー(2012) 《ネタバレ》 日本版なら、主役は石原裕次郎かなあ?などと思うくらい、古風なところがあるサスペンスアクション。前半の酒場でのケンカシーンなんて、いつの時代の映画だというような展開。その場の人間たちがカット割りを意識してる感じ(笑)。けどちょっと格闘自体は今風。新旧入り交じったテイストの演出。カーチェイスシーンも70年代風で渋い。なぜジャック・リーチャーが呼ばれたのかという理由や、前半の謎解きはとても良くて好きです。かつて自分を追いつめた側の人間を信用して・・・ってのは燃えるなあ。無意味に谷間を強調する弁護士さんも、「絶世の美女!」ってわけではないけど魅力的でした。 しかし後半はちょっと大味になって残念でした。後半になって突然協力者が現れる展開も、ちょっと安直では(007/スカイフォールもそうだったけど)。ザコキャラ含めた脇役たちはとても魅力的なんですが、肝心の黒幕が、事件の真相含めてビミョーだったのが辛いとこです。7点に近い6点。けどシリーズ化したら観に行きたい![映画館(字幕)] 6点(2013-02-02 13:02:59)(良:1票) 《改行有》

66.  DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る 《ネタバレ》 ラジオが好きで良く聴いてるけど、いろんな局でいろんなパーソナリティーが絶賛してる本作。まったくAKBに興味の無い自分でも、「そんなにスゲェのか!」と半信半疑で見に行きました。うん、スゲエ!面白かったです。悔しいかな、今年映画見た映画の中でもかなり上位に入る作品でした。やはりライブ裏舞台の修羅場が見せ場でしょうか。舞台裏からメンバーが飛び出していく様は、塹壕から飛び出し突撃していく兵士たちのようです。出番が終わり、メンバーが途切れること無く階段をドカドカ下りて戻ってくる場面は、おかしな夢を見てるようでした。高橋みなみに支えられながら、前田敦子が笑顔で踊りだす瞬間は鳥肌もので、「AKBってこんなにカッコイイ人たちなのか~」と思わず感動しました。しかし、感動はしましたが、引いてみて見ると、「こいつらって、結局良くも悪くも『一流を超えた二流』なんじゃないの」と思ってしまう。「凄い素人」って感じ。浅瀬で溺れてジタバタしてるように見えちゃうんですね。落ち着いて普通に立てよと。それじゃつまんないのかな?良くも悪くも、プロの仕事とは思えない舞台裏でした。ちなみに自分はこの映画を見て「華麗なるヒコーキ野郎」という映画を思い出しました。あの映画も、ヒコーキ野郎たちの夢を描きつつ、エンターテイメントの恐ろしさも描いている映画だったと思います。このドキュメンタリーの「オレたちの戦いはこれからだ」的なラスト。華麗なるアイドル野郎(?)たちですねー。[映画館(邦画)] 9点(2012-03-20 16:23:46)(良:1票)

67.  アフターショック 《ネタバレ》 上映回数が限られるなか、なんとか時間を作って鑑賞してきました。ほとんど予備知識もなく(それこそ災害パニックものであることも知らずに)見て、一体何が起こるのか、ハラハラしながらも最後まで楽しめました。前半は「クローバーフィールド」っぽく、日常っぽいゆる~い展開。しかし後半になると、前半のゆるい描写がことごとく違う意味を持って主人公たちに襲いかかります。昼間キャッキャウフフと浮かれながら歩いた道が、夜になると極悪脱獄囚に追いかけ回される地獄の道に変貌。前半があるおかげでエグさ倍増です。そういう点は「クローバー~」に勝ってるかも。結講最後のほうまで地震パニックを追体験させる映画なのかなと思っていました。が、ところどころ挟み込まれる「中絶」の話題が、妙に引っかかります。これを踏まえて見ていると、ラストの脱出ルートがまるで産道のように感じてしまいました。熾烈な生存競争を勝ち抜いても、自分ではどうにもできない運命に流されてしまうような無力感・・・。これはちょっとゲスな見方かもしれませんけど。[映画館(字幕)] 8点(2013-11-16 03:30:19)(良:1票)

68.  ファインディング・ニモ キャラクターがいいですね~~。やけに可愛いニモ。あんまり可愛くない、まさしくオヤジ顔のマーリン。もの忘れのひどいドリー。クールだけどちょっとヌケてるところもあるギル…。ストーリーも、涙は流さないまでもグッとくるものがありました。水の質感が場所によって違うのも芸が細かい。 ラストの親子のやりとりにはジーンとさせられた。字幕では「いってきます、パパ!」「いってらっしゃい」というセリフだったけど、英語のセリフでは「グッバイ、ダディ!」「グッバイ、サン」になっていた。命がけで連れ戻した子供だって、いつかは親のもとから離れていくよ、というメッセージが込められていたのかな。[ビデオ(字幕)] 9点(2003-12-13 16:29:44)(良:1票)

69.  選挙 寄り添うようにして突き放す、独特の視線で捉えた「選挙」ドキュメンタリー。すぐ目の前にあるはずの日常的な風景が、切り取り方を変えるとこうも変貌するのか、と驚き。置きっぱなしの石をひっぺがすように、下からミラクルワールドジャパンが顔を見せます。ハリウッド映画に登場する日本人って嘘臭いと思っていましたが、日本人ってあんなにペコペコお辞儀してるもんなんですね。客観的に見てみると面白い。小学生から「頑張ってくださーい!」なんて言われちゃったりもして、ところどころ笑えるシーンもあります。けど、だんだん暗い気分にも・・・。完全に決められた枠の中で活動するのが当然という世界。なにも疑問に思わずにシステムの中で生きていく怖さ哀しさ辛さ。そして「選挙活動」に限らず、こんな「世界」がそこらじゅうにあるという途方もなさ。その「世界」に守られている一面もあるかもしれないけれど・・・。この監督が「邦画」ってタイトルで映画業界を撮ったら、似たような作品になりそうです。主題歌はエイベックスで。[DVD(邦画)] 9点(2013-12-24 12:51:48)(良:1票)

70.  ハート・ロッカー 《ネタバレ》 主人公が言う「皆、何かを恐れている」という台詞もあるように、僕はこの映画を「疑心暗鬼」の物語だと受け取りました。 爆弾解体モノでは、まず最初にその爆弾の威力を見せつけ、その後の緊張感を持たせるのが定番のパターン。この映画も例外ではなく定番通りの演出をしています。このシーンがあるから、芋づる式に爆弾が目の前に現れるシーンはゾッとするし、防護服を着ていたって安心できないハラハラを味わいます。しかし、冒頭で刷り込まれたのは爆弾への脅威だけではなく、他人に対する「疑心暗鬼」も含まれています。これ以後、米兵たちの人を疑う心がどんどん肥大化していくんですね。 どこからテロリストが仕掛けてくるか分からない。何の罪もない一般市民にでも銃を向けなければならない。味方であってもミスをするかもしれないし、裏切るかもしれない。装備は欠陥があるかもしれない。敵か味方かはもちろん、イラク人たちの顔の見分けも付かず、何を考えてるのかも分からない。 映画中盤では、爆弾の話がどっかにいってしまいますが(笑)、「疑心暗鬼」の物語だと思えば筋はしっかり通っていると思います。 「人を疑う心が、暗闇に鬼を見る」というように、何もない暗闇や、自分が理解できない人間の中に鬼を見いだし始めると、自分自身が鬼と化している。米兵が銃を構える度に、アメリカ自身が鬼と化しているように見えてきて、考えさせられます。 元軍人の方が「不正確」と言ったそうですが、多分リアリティを重視した作品ではなく、もっと観念的な作品なんじゃないかな、と思います。 「怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ。」 これは、この映画を観ている観客にも当てはまるんじゃないでしょうか。この映画の中にいる鬼を見ようとして、自分自身が鬼と化しているんじゃないかと、ちょっとゾっとします。まるで鏡を覗き込むような作品。賛否両論沸き起こるわけですね。 「ハートロッカー」というタイトルや、「戦争は麻薬だ」という序文からすると、この解釈はズレてるところがあるのかもしれませんが・・・。 ラストシーンは、何もない道(爆弾があるんでしょうが、映像では映っていません)を、主人公が黙々と向かっていく、そして「任務終了まで365日」のテロップ。答えも出ずに永遠と続く結末に、めまいがしました。[DVD(字幕)] 8点(2013-01-24 03:57:59)(良:1票) 《改行有》

71.  VERSUS/ヴァーサス ああ、気持ち悪い、カメラワークが。好きな人は好きなんだろうけど自分には合わない映画でした。アクションはまあ、カッコイイんですけど、全編同じ調子なので最後のほうは飽きました。ストーリーも退屈だったし・・・。アクション映画だからこそストーリーは大事にしてほしかったなぁ。3点(2004-10-03 22:57:16)(良:1票)

72.  二十四の瞳(1954) 《ネタバレ》 映画を観る前は、先生と子供達が機関車ごっこをして遊んでいる映像のイメージだけで、「呑気な映画なんだろうな」と思っていた。けれど、実際に観てみて驚き。こんなハードな物語だとは思わなかった。三丁目の夕日などでは絶対描かないようなドラマばかり。最近は「夢を持て」なんて言葉が上滑りしている時代だけど、この映画を観ると、「夢があって、チャンスもあるのなら、迷わず追いかけるべきだ」と素直に思わされる。今のドラマなら、「お母ちゃん、それでもあたし音楽をやりたいの!」「・・・しょうがないね。アタシゃ負けたよ・・・」なんつって、希望と不安を胸に旅立って行く・・・なんて話にもなりそうだけど、そうはならない。結局みんな、あきらめたり割り切ったりして人生を重ねていくことになる。ああ無情。けれど、久しぶりの同窓会で自然と湧き出たその歌声が、どんな音楽学校に通っても出せないような美しい音楽だったのが唯一の救いなのかなあ、と思った。現代でも(現代だからこそ)通じるメッセージを含んだ映画だと思う。[DVD(邦画)] 8点(2006-04-17 14:25:26)(良:1票)

73.  桐島、部活やめるってよ 《ネタバレ》 この映画の登場人物の中では、自分は武文くん(スクリーム3を最後まで観ちゃった人)に一番近いかもしれないw。前田くんのように行動力があるわけでもないし、若干 口だけ番長(しかも映画部という小さなコミュの中だけ)な感じが骨身にしみるw。彼が何か行動する度、話す度に、一挙手一投足に至るまで思わずクスクス笑ってしまうのだけれど、それがだんだん笑えなくなってくる。映画館で起こる笑い声が、スクリーンを跳ね返り自分に向かって突き刺さってくるんですね。結局映画部は「地味で目立たない最下層のやつら」だと観客自身が思っていることを見透かされているような・・・。これは武文くんに限らずこの映画の登場人物すべてに当てはまることだろうと思います(形はそれぞれ違うけれど)。一つ癪なのは、「この映画が好きなんです!」と職場で言おうものなら「あ、映画部の奴らにやっぱ感情移入しちゃうんでショww」てな具合に笑われるのが目にみえるということですかね。こんがらがるくらい入れ子構造な映画に思えてきて混乱してきました。好きなものは素直に好きでいたいなあ。[映画館(邦画)] 10点(2012-11-13 00:50:38)(良:1票)

74.  幸福の黄色いハンカチ 《ネタバレ》 最近、「月が綺麗ですね」といえばI love youという意味になると勘違いしている馬鹿者がいます。なんかパッと見シャレてるし、「直接好きだっていうより気持ちが伝わるよね」と思って、メールとかで気楽にパクっちゃうんでしょうね。けどそれは夏目漱石がその時そう言ったから良いのであって、他の人間が上っ面だけ真似しても、I love youに逆翻訳はできんワケです。この映画は黄色いハンカチによって見事にI love youを翻訳してみせた良い映画だと思います。当人同士にしかわからないメッセージ。「見て見て!私たちこんなに愛し合ってるの!」という肥大化した自意識とは無縁の映画です。人それぞれ自分たちのI love youを見つけないといかんのでせうね。それが簡単に真似できたら誰も苦労しませんが(泣) 最悪の場合、「ええっ!?こんなに沢山子ども出来ちゃったのぉ!?」なんて勘違いしちゃったりしてね。さすがにそれは無いか。最後に、キスし合う若者二人のそばに素っ気ない電柱が1本立っていたのも印象的。まるで「二人の愛はこれからだ」と言っているようにも感じられました。[DVD(邦画)] 8点(2014-03-18 16:06:21)(良:1票)

75.  ビッグ・アイズ 《ネタバレ》 夫のウォルターは、実際に面と向かって付き合ったら嫌なヤローだろうな、とは思うものの、クリストフ・ヴァルツの演技のおかげもあって、映画のキャラとしてはとても魅力的でした。ウォルターの凄いところは、最後まで嘘をつき続けるところ。「嘘でした、スミマセン」と白状したほうが絶対楽なはずなのに、一度ついた嘘は絶対撤回しない。クライマックスまで見てると、逆に関心するくらいです。アーティストというより、エンターテイナーとしての業が感じられました。映画のプロデューサーになっていたら普通に評価されそう。上手に嘘をつけばつくほど評価されるわけだから(笑)。 逆にマーガーレットのほうは、ウォルターの印象が強すぎて割りを食った感じ。映画でも現実でも損してるなあ。ただ、彼女が万博のために書いた絵が酷評されるのは、逆に痛快。ある意味、彼女の心情が絵を通して正しく伝わったわけだから。 ちなみに、マーガーレットが嘘をつき続ける生活から抜け出すキッカケになったのが新興宗教って、笑うとこなんでしょうか。[映画館(字幕)] 7点(2015-01-27 11:58:19)(良:1票) 《改行有》

76.  劇場版 神聖かまってちゃん/ロックンロールは鳴り止まないっ 《ネタバレ》 「神聖かまってちゃん」というバンド(この映画で初めて知った)を台風の目にして、様々なキャラが描かれる群像劇。群像劇でちょくちょくあるのは、あの場面とこの場面は実はつながってて、このキャラとあのキャラは実は知り合いで、あの場面の裏では、実はこんなことが起きてて、最終的に一つの場所にすべてが集約されていって・・・というパターン。けれどこの映画は、そういう技巧をこらした繋がりが「集約」するのではなく、「拡散」していく、というのが面白かったです。タイトルにかまってちゃんと入れておきながら、かまってちゃんがメインの主役じゃないというのも新鮮でした。それでいて奇をてらっているわけじゃないのも好印象です。音楽が人に与えるパワーなるものが描けていたような気がします。音楽そのものが直接問題を解決してくれるわけじゃないけれど、他人から見れば大したことのない、ほんのちょっとした一歩を踏み出す勇気を与えてくれます。最後になるかもしれない舞台で一花咲かす。一人で聞いていた音楽を、友達みんなと共有する。失恋を叫び飛ばして将棋に勝つ!(しかもアマチュア) たとえライブハウスにいなくても、CDを直接聴いているわけじゃなくても、音楽のパワーが伝播していくクライマックスは、映画を見てる自分にまで伝わった気がして震えました。欠点を挙げれば、低予算のせいか映像が安っぽい、役者の演技がプロと素人でちぐはぐ、そのせいで演出意図が全面に出てしまってるシーンが多々あること、などでしょうか。けれど、メジャー映画にはない勢いがあって自分は好きな映画です。 [映画館(邦画)] 9点(2013-10-22 03:40:14)(良:1票) 《改行有》

77.  キングコング2 なんか胡散臭い映画だと思った。4点(2002-06-06 01:50:31)(笑:1票)

78.  はじまりのみち 《ネタバレ》 「木下恵介監督の半生を映画化」と聞いて見に行きましたが、実際の映画はほんの2、3日の間の出来事を描いたもの。良い意味で期待が外れて楽しかったです。しかもごくごくシンプルなストーリー。病気の母をリヤカーに乗せて山越え。見ている途中で、「なんだかイラン映画みたいだなあ」と思いました。運動靴を探しまわる兄弟とか、友達のうちを探す男の子とか、黒板を背負って延々歩く教師とか・・・イラン映画で描かれる主人公たちと重なる部分があったと思います。イランでは国からの規制が激しいため、結果的にそういう内容の映画が多い・・・という点も、当時の木下監督の境遇と重なるのかもしれません。今だったら予算を割いて、戦争シーンをもっと派手にしたり、監督の人生を順を追って追いかけたり、主題歌を人気歌手にしたりも出来たはずだし、そうしなければ映画を作れない環境だと思います。しかし、そういう「ノイズ」を見事にはね除けた作り手は英断したなあ!と感動しました。そして本編の内容が、その後の木下作品と見事に呼応していて、ラストは落涙必至です。(個人的には、作品の引用はあれで良かったと思います。元々作品を見ている人以外の、木下映画を知らない人に向けて「あとでレンタルするんじゃなく、いますぐこの場で体験してくれ!」って姿勢はいいと思いました。) 涙を流してカレーライスを食べる「破れ太鼓」のお父さん、教育方針に納得出来ず、学校を辞めてしまう「二十四の瞳」の先生、親を背負って山を登る「楢山節考」の息子・・・。どんな時代だろうが、規制があろうが、イランのような遠い国だろうが、人間の想像力と創造力だけは奪えないし、自らそれを捨ててはいけない、と思わされました。ああ、映画って本当に素晴らしいなあ![映画館(字幕)] 9点(2013-06-23 21:33:07)(良:1票)

79.  探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点 豪華な「2時間サスペンスドラマ」。けど映画として観ると物足りない。原作は読んだことないけれど、「小説→映画」の変換が巧くいってないんじゃなかろうか。それくらい「映画的な快感」がない。スキージャンプ台に連れて行かれる場面や、おっぱいくらいしか無い。そして物語には影響を全く与えていない。勿体ない映画だなあ。主人公は携帯を持たない男という設定なんだろうけど、それも物語になんの影響も与えていない。あっさり他人に借りて電話しちゃう。その設定無駄!こういうところを何故サスペンスに活かさないのだろう。相棒の存在価値も、都合良く車を持ってきて都合良く携帯を貸してくれて都合良く助けてくれる存在でしかない。ないないづくし、ないづくし~。大泉洋と松田龍平のコンビは嫌いじゃないし、続編も作られるとのこと。面白い「探偵はBARにいる」を観たい。[映画館(字幕)] 5点(2013-06-01 19:44:02)(良:1票)

80.  ジャンヌ・ダルク(1999) 個人的には前半よりも後半のほうが面白かった。ダスティン・ホフマン、いいじゃないですか。けど確かに、「その時歴史は動いた」でやってたヤツのほうが面白かったんですけどね(汗)。あ、シャルル(王)の母親はロボコップに見えました。7点(2004-03-24 00:01:10)(笑:1票)


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