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評価順1

1.  すばらしき世界 《ネタバレ》 10~20代の時に見たら、多分この映画の本質の半分も理解できなかったかなと思う。いや、30代もあやしい……。 映画館からの帰り道からずっと、あの人の人生を考えずにはいられなかった。 短気であまり頭の良くない、挫折を繰り返す男。でも優しいし一本気で、子供のような男。 あの人はきっと、あのままじゃ長生き出来ない人だったと思う。 あの時。弱いものを嬲っていた男たちを、心の思うがままに暴行して痛めつけていたら、彼の体はストレスをためることなく、いまだ生きていたかもしれない。でも、支援してくれた人々をまた悲しませ、落胆させ、失望させていた。 だから死に物狂いでその衝動に耐えた。結局、彼の体はそれに耐えられなかったけれど。 綺麗できっぷの良いイカす元妻から、娘と一緒に会おう、楽しみ! なんて言われて。 きっと神様は最後に御褒美をくれたんだと思う。 最後に、花の香りを嗅ぎながら、彼は思ったんじゃないかなぁ。 ・優しい坊主、守れなくて悪かった、我慢せずやっちまいたかった ・でも、やっちまってたら、スカっとしたけど、あの人達を失望させた ・だから、これで良かったんだ、これで良かったんだ すばらしき人生って言っていいのだと思う。 運のない人だったけれど、死んでから泣いてくれる人がいるだなんて、うらやましい。 個人的には、六角精児が演じたスーパーの人には一番頭が下がる。あの人は凄い。本当に凄い。 人生は人との繋がり、なんだなぁと、自己を顧みてつくづく反省した。 多分一生頭の片隅にこびりつく映画。[映画館(邦画)] 8点(2021-03-16 01:07:23)(良:3票) 《改行有》

2.  アキラとあきら いやー、物凄く!面白かった。ビックリした。ドキドキして涙してワクワクして感動した。 失敗から這い上がり、更に大きくなって、しかも全然スレずに帰ってくる山崎瑛(竹内涼真)の様子にドキドキした。普通多少はスレて小汚くなるものなのに、信念を抱く男は違った…。 父親の負債の経験で痛い目を見てから、有能だけど汚くてつまらない男になってゆくようなお話は、この世にはごまんとあると思う。ましてや銀行もの。そういうお話を書く方がラクだと思う。 けれどこのお話は、神父様(塚地武雅)や、過去に出会った理想の銀行員(満島真之介)や、「宿命」という言葉が、ドラマを優しいものにして、人間を肉厚にしていた。 誰も死なないのに、悲劇だって無いのに、何回も泣いてしまった。感動した。 10点満点中何点だろう? と考えた時「あれ、減点が無い……」と驚いた。 でも映画館を出る時、後ろにいた3人組女子(推定年齢20歳)が無言で歩いてて、一人の「面白かった?」の問いに二人が「難しかった…」と…。 そっかー…。会社員経験が色々あるほど、人生が長いほど、この話は刺さるのか、と気付いた。 山崎瑛が夜遅くまで仕事に打ち込む姿。顧客のために知恵を絞って考え抜いて提案資料をつくる様。何回も何回もピンチを迎える様。上司が粉飾じみた事をする姿。そして、成功した時・喜んでもらえた時の、胸に湧き上がる喜び、誇り。 どれも自分の会社員経験で経験してきたことに少し似ていて、だからどっぷりとハマったのかなと。 こんなドラマを100%楽しめるのなら、年取る事・会社で揉まれることには意味があったな、とすら思った。 というわけで、会社員生活のそれなりに長い方には、特にオススメです。[映画館(邦画)] 10点(2022-10-11 18:54:27)(良:2票) 《改行有》

3.  すずめの戸締まり 《ネタバレ》 見終わって「大満足!」とはならず、なーんかモヤモヤしてて、これは何だろう?と考えました。 面白かったんですよ。SNSで猫を追うやり方、旅先で会う人々との交流や、旅の途中で災害を閉じてゆく過程。ミミズのスペクタクルな映像。新海監督が少人数でやってた時と違って、音楽も映像も役者も、何もかもがお金がかかってて見事。 でも見終わって 「凄くよくできた映画を見て、大満足!」 とならない。何故だろう? と思って考えて気が付きました。 細かいところがよく分からんのです。いっぱい「?」なのです。広げた風呂敷が、締め閉じられてないんです。 大きな風呂敷はきちんと締められているので、見終わったときはハッピーエンドに素直に「良かった」って思う。 でも、小さな風呂敷は広げっぱなし。いくつもいくつも締め閉じられず広げっぱなしなんですよね。 ・ダイジンの何もかもがわからない。なんであのニックネーム? あいつは何でスズメに執着するの? なんでカレシを呪った? 要石に戻ってやったのはどうして? ・黒いデカい猫(左大臣)は何もかも分からない。ダイジンとの関係も分からない。 ・爺さん、「出来ない・無理」しか言わなかったけど、何のために出てきたの? 過去に猫と何かあったみたいだけど、思わせぶりなだけ。 ・おばさんがヒステリックに本音ぶちまけるシーンは必要? あれちゃんと収拾ついてる? 何故叫ばせた? ・そもそも、すずめは子供の頃何故あっちに行けたの? すずめがミミズを見れたのは何故? ほかにもたくさん。こんだけ風呂敷広げっぱなしで、ラスト「良かった」って観客に思わせるのも大したもんです。 でもね、でも。これじゃ監督に 「よく分からなかったら、小説買って読んでね」 って言われてるみたいでモヤモヤするんです。 「君の名は。」の時は、一応全部風呂敷は締められてました。お父さんのバックボーンなんか「そういう事なんだろうな」と想像出来る最小限の情報は全部映画に出てた。小説は映画の世界を深く味わうために買うものでした。 でもこの作品はそもそも、情報を出していない。映画を見た観客が、更に財布の紐を開かないとワケが分からないのって、あまり好きではありません。 もったいないですねー。ミミズの回を一回減らして、その分を上記の説明に振り当てて欲しかった。[映画館(邦画)] 6点(2022-12-14 20:32:34)(良:2票) 《改行有》

4.  ブレット・トレイン よく出来てる映画だな~と感心してしまった。 「チェーホフの銃」という言葉があって、「ストーリーに持ち込まれたものは、すべて後段の展開の中で使わなければならず、そうならないものはそもそも取り上げてはならない」という。 作中に出てくる小物・ギミック、全てが無駄なく活躍し組み合わさって使われていて、使われまくっていて、もう脱帽。 特にキャラクターは、その過去・能力・性格、全てがよく作り込まれていた。無駄なものが無い。 日本の描写がアレだったけど、気にすることないかもしれませんね。 だって、メキシコNo.1の殺し屋が出てきた時、背景はサボテンの半砂漠で、メキシカンハットやらメキシカン・カウボーイ風のお衣装だらけだったけど、私はそれを見て「メキシコ文化の一つだな」としか考えず、違和感も覚えなかったから。今時メキシコがこんなんだとは思わないというのに。 外国人がこの映画の日本を見る時に感じるのも、同じようなものかもしれませんね。 築地で17人の殺人事件とか、笑ってしまった~。日本人は「これ、ホントにあったら数年間大騒ぎだよね」って分かるけど、ガイジンさんには違和感なんて無いでしょうね。 そんなんが、サラっと、映画の千分の1って要素として出てくる。濃密だー。 もう一回見たくなった。こんなに濃密なんだから、一回じゃもったいない。[映画館(吹替)] 8点(2022-10-11 21:17:36)(良:2票) 《改行有》


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